ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

へらへら通信

2007年02月14日 | ガリバー旅行記
 年が新しくなって、節分、立春も過ぎで、世は地球温暖化の影響もあってか、早や春の暖かさが感じられる気候が続いて、そこら中で「おかしな天気ですね」「やっぱり地球は今世紀末まで持たないでしょう」とか、日常的会話として地球温暖化への危惧が語られ出している。

 確かに日中の気温が、まだ2月の半ばだというのに16度とかで、どう考えても春の気候であり、全国各地から桜が咲いたとか、何とも「ひまわり」が咲いたとか、とんでもない話題が伝わってくるくらいの天候異変は地球温暖化が原因だろう。

 そんな中、年賀状の整理もとっくに終わって、春の心の準備が始まっている今日この頃なのだが、タイトルにある「へらへら通信」なるものが、姫路のイラストレーターのおじさん、岩田健三郎氏から届いた。

 この岩田さんは、ほのぼのとした絵を描かれる画家であり、私は今から20年以上も前に、当時子どもの遊び場活動に関わっていて、「遊び場情報誌」の取材で、兵庫県姫路市に彼を訪ねたことから知人となった方である。

 その当時から独特の風貌と共に、現代社会の経済優先の、しかもバブル経済まっただ中での出会いではあったが、何とも微笑ましいと感じるような、のんきで楽しい生き方をされている方だとの印象を強く感じた人であった。

 それ以来、年賀状だけの行き来の関係なのだが、私にはほんとに心温まる便りを下さるアーチストのひとりとして、とっても親しみを感じつつ、楽しみながら彼の生き方、そして大切な価値観に学ぶところが多いのである。

 今回の便りにも、その日その日のなんやかんや「へらへら通信」と書かれていて、へらへらと縦書きすると、今、今通信とも読めるという、へらへらの意を改めて知らされたのである。

 封筒の裏に、自筆で「賀状いただいていて、わたしはいまごろに。こよみがほんとうに はるになって 今年もお元気で 岩田健三郎」とやわらかく温かいペン文字で書かれている、「心にコトンと届く」文面が添えてあった。

 年が明けて、ようやくに いまごろに わたしの今年。早々に賀状をいただき ありがとうございます。わたしは年末・年始、年ごとに かたずけものが増え、かたずかず ジタバタ。で、賀状がつくれませんでした。そのかわりに、このつうしんを。どうにかこうにか、元気にやっているという報告に。

 2007年 新しい年が明けた。ことさらに何をということもないのやが わたし、今年六十歳で。まだピンと来てへん。けれど「老い」への始まり。はて、どうなるのやら・・・が新しい。老いていく自分が新しい。

 と、掲載した写真の如き、最初のページに添え書きとして書いておられる。とってもゆったり、スローライフの典型の様な生き方を地でいく、岩田健三郎さんとの出会いに感謝である。
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