「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

名月は見られましたか

2016年09月15日 | お茶三昧

            

15日の十五夜。
これはとても珍しいのですね。
十五夜は旧暦の8月15日ですから、
新暦に直すと毎年十五夜の日が違いますね。
このように新旧の15日が重なった十五夜は、
1970年以来、46年ぶりということです。

栗の枝を頂きました。
まだ青いイガが付いています。
早速十五夜のお供えにしました。
中秋の名月を「芋名月」といい、
後の月の九月十三日の十三夜の月を「栗名月」といいますが、
立派な栗を早くもお供えしました。

そんな十五夜の日は、朝から月見団子を作って、お稽古のお菓子に。

        

お団子の脇には、ゴルビーという大きな葡萄と、
ゆでた落花生を添えてみました。
忘れずに朝一番にお仏壇にもお供えをして。

        

お干菓子は薄氷の「風の盆」バージョン。
過ぎゆく夏の名残です。
お盆の兎がチラリと見えます。

稽古が終わると、
「月見団子まだ間に合いますね。私も今晩のために作ります。」
といって帰られた方もいらして、
今頃はお団子を食べているかしらね。
あいにく我が家の月は薄い雲に少しぼやけていましたが。
それでも今も居場所だけはおしえてくれています。

いつだったか、十五夜の夜とお稽古が重なり、
煌々と照る月をベランダ越の空に眺めながら、
風流にお茶を点てて楽しんだことがありました。
名月の夜の幸せな思い出の一つです。

今日は一人月見酒・・なんてしていませんよ。



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