15日の十五夜。
これはとても珍しいのですね。
十五夜は旧暦の8月15日ですから、
新暦に直すと毎年十五夜の日が違いますね。
このように新旧の15日が重なった十五夜は、
1970年以来、46年ぶりということです。
栗の枝を頂きました。
まだ青いイガが付いています。
早速十五夜のお供えにしました。
中秋の名月を「芋名月」といい、
後の月の九月十三日の十三夜の月を「栗名月」といいますが、
立派な栗を早くもお供えしました。
そんな十五夜の日は、朝から月見団子を作って、お稽古のお菓子に。
お団子の脇には、ゴルビーという大きな葡萄と、
ゆでた落花生を添えてみました。
忘れずに朝一番にお仏壇にもお供えをして。
お干菓子は薄氷の「風の盆」バージョン。
過ぎゆく夏の名残です。
お盆の兎がチラリと見えます。
稽古が終わると、
「月見団子まだ間に合いますね。私も今晩のために作ります。」
といって帰られた方もいらして、
今頃はお団子を食べているかしらね。
あいにく我が家の月は薄い雲に少しぼやけていましたが。
それでも今も居場所だけはおしえてくれています。
いつだったか、十五夜の夜とお稽古が重なり、
煌々と照る月をベランダ越の空に眺めながら、
風流にお茶を点てて楽しんだことがありました。
名月の夜の幸せな思い出の一つです。
今日は一人月見酒・・なんてしていませんよ。