「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

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「千家十職の軌跡展」観賞会へ

2016年09月08日 | 日記

           

日本橋三越で今開催中の「千家十職の軌跡展」へ。
既にいかれた方たちから、色々と感想を伺っていたので、
何とか時間を取って足を運ぼうと思っていたところへ、
事前レクチャー付の観賞会のお誘いがありました。
レクチャーを聞いて、展覧会を見て、なんとそのあとに、
「美術談議ワイン会」というオプション付きです。

耳と、目と、お腹まで満たしてくれる会とあっては、
断る理由はありませんね。

展覧会は、一番の入り口に展示されていた、
三千家がそれぞれ所持する、長次郎の黒楽茶碗に始まりました。
所狭しと並べられた茶道具に、お茶をする者にはを見張るものばかり。
でもきっとお茶とはあまり縁のない方には、
これ何に使うのというものもありますよね。
炭斗を見て、「水を入れるいれもの? 」などという
近くで聞こえてくる参観者の声に、
思わず突っ込みを入れたくなったりしながら、
デパートという美術館にはないくだけた会場の雰囲気に、
かなりリラックスをして観賞してきました。

感想としては、もちろん道具は素晴らしいものがたくさんで、
見ごたえがある展覧会でしたが、
作品を減らして、もう少しゆったりと展示してあったらと。
良いものをじっくりと観賞して心に残したいと思いました。
三千家が張り切っての展示ですもの仕方がないですね。

三千家のそろったこのような展示は、
そう何度も期待できないと思いますから、
まだの方は会期終了が迫っていますがぜひ。

その後のワイン会ですが、コレド室町のレストランで。
美術談議という名目は果たせたかどうかは別にして、
新しい出会いもあり、楽しい時間でした。
会終了後、その新しい出会いの方たちも交えて、二次会とやらに誘われて。
"二次会!!"なんと久しく味わっていない言葉でしょうか。
今日中に帰れるということを条件に、
立ち飲みの居酒屋へ。
実はこういうお店は初めてでした。
ほろ酔い気分で記念写真まで。

                

 

             

日本橋の夜は更けて。
思いがけない貴重な初体験でした。

目を見張るような茶道具も、
レストランでのワインも
一皿300円のおつまみも、
みんな味わえる人世の楽しさかな。

 

さて明けての今日は午前中から稽古。
目覚めたときは、前日の宴の余韻か体に少し…
でもちゃんと復活して、お稽古しましたよ。

 


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