「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

「茶の美学」谷川徹三

2016年09月11日 | お茶三昧

             

哲学的で難しい本ですが。
私の点前における聖書です。

お茶を志したなら、一度は読みたい本と、
人に勧める本です。
「わかってもわからなくても。」と付け加えて。
私の出会いがそうでしたから。

先日ある場所でこの本と再会。
家の本棚に収まっていたのをまた持ち出してきました。

一緒にいた方が、この本の「字組の素晴らしさ」に
とても感動していらっしゃいました。
それはその方の職業がなせる業なのですが、
内容のすばらしさは、その字組にふさわしい、
いやそれ以上です。

若い時に読んで、点前に関しては、観念として理解したものを
どのように体現していくかが夢だったのですが。
今は、歳とともに「枯れた舞」を余儀なくされています。

今久しぶりにその文章を目にして、
もう一度読み返すべきと思いました。
あの時気が付かなかったことが、こんなにもまだ詰まっているということに、
新たに驚いているからです。

目先のことに追われている毎日です。
再びお茶に係わるすべてのことを、
「美」という観点から、新鮮な気持ちで見直すことができそうです。

 

 

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