風炉の灰形を作るときに便利なものに回転台があります。
この上に風炉を乗せて、回転させながら、
やりやすい角度から灰を作ることができます。
私はこの回転台を持っていませんので、
いつも角度を変えて見てみたい時は、自分が風炉の周りをまわるのです。
傍目にはさぞ滑稽な景色かと。
そのうちにとは思いますが、絶対なくてはならないものでもないような。
私の欠け風炉は小型であることもあって、とても灰が作りにくく、
(と風炉の所為にしていますが)
これはやはり回転台が必要かなと思っていたところ、
はたと思いつきました。
"そうだ陶芸用のロクロがあるではないか!!"と。
ちょっと不安定ですが、小型の風炉が幸いして何とかなりました。
力を入れなくともすっと風炉が回ってくれるので、想像以上の快適さです。
よく回りすぎるくらいです。
ひとまずこれで、そろそろ本腰を入れて、
欠け風炉用の「二文字掻上げ灰」を完成させなくては。
先日少し筋を入れるコツを伝授していただきました。
言葉としては「そうかなるほど」と思いましたが、
やってみるとそれでも手ごわいです。
解決策は一度でも多く作ることのようですよ。
今日は茶事の前日にお菓子を一緒に作る、お菓子担当の方から、
「こんなお菓子にしてみたいのですが」
とイメージ写真が送られてきました。
お菓子の銘も考えているようなので、
あとは亭主役の方との打ち合わせですね。
亭主の方にはご招待状のお返事も届き始めたと思います。
懐石係りの方も、献立に悩みつつ試作を重ねていることでしょう。
皆さんの力の結集で、楽しいお茶事になりますように。