床の「セキショウ」
夜咄の花これが決まりなので、いろいろ考えなくてすみます。
お茶事中は暗くてほとんど見えなかったので、
明るくなってからカメラに納めました。
根っこのついたまま入れてありますので、
終わってすぐ鉢に戻しました。
庭に植えて増やしてくださるそうですので、
これからはセキショウ探しはしなくて済むむと期待しています。。
まだ明るさの少し残る4時半の席入りでした。
手燭という炎の出ている物を持つのですから、
露地を歩くときも皆さん慎重に慎重に。
たった一~二メートルのベランダ茶庭の露地なのに。
膳燭の明かりで髪の毛を焦がさないように、お懐石を頂き、
暗い中でのお点前も、いやがうえにも集中力が増しますね。
今回は皆さんのご希望で、
私は三客になって席中でオブザーバーに。
水屋はベテラン組ですから、心配はありませんでしたので。
お料理担当の方が、
「すみません、一つ一つが大きすぎましたね。」と。
確かにそうでしたが、皆さんご飯を控えめにして完食しましたよ。
一か月前から何度も試作なさったとか。
努力の成果あり。とてもおいしかったです。
後から出てくる失敗談には笑いこけましたが。
笑って済ませられることばかりでしたので、
次に生かしてくだされは問題なしです。
夜咄の茶事も、回を重ねるごとに、
道具も少しずつ増やして差し上げることができました。
特殊なお茶時はその時だけ使うお道具があるので、
全て一度にそろえるのは大変なのですが、
だんだんそれらしくなってきたかしらとほっとしています。
あの道具がないからとか、
これを使うのが決まりなどと言っていると、
いつまでたっても経験できません。
それらしく工夫をして楽しむことの方が、
出来ないとあきらめるよりずっと良いですものね。
お客様は皆さん主婦の方で、
遅い時間なので、すぐにお帰りでしたので、
記念撮影をしそこないました。
ご亭主組の、片づけも終わった後の晴れやかな笑顔です。
「先生も入ってください」といわれましたが、
写真はご辞退しましたよ。
だって皆さんお若いんですもの。
皆さんの結論!!
「夜咄の茶事の時は化粧はいらない」でした。
来年は他の方からも、「やりたいです」
と声が上がるのを期待しています。
ところで終わってのその夜、
私は左腕の痛みで目が覚め、しばらく眠れませんでした。
痛み止めを飲んで、やっと朝方すこし寝ることができました。
張り切って掃除や準備を一気にしたので、
腕を使いすぎて疲れてしまったのでしようか。
確かに重いものをだいぶ動かしました。
こんなことは初めての経験です。
もう無理はできないとつくづく思いました。
でも今日は元気におお稽古しましたから、大丈夫ですよ。
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