「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

夜咄の茶事前日

2015年12月09日 | お茶三昧


「溜精棚」


明日は夜咄の茶事の稽古です。
お懐石担当の方は、今頃せっせと、
料理の仕込みをしているでしょうね。

亭主役の方は、茶事の流れの確認を頑張ると、
今朝はやばやメールがありました。

以前お点前をする方が、
「寝る前にお布団の中で復習をしようと思ったのに、
お茶が点つ前に寝てしまいました。」
と言っていましたっけ。

お茶事の本を枕にきっとすやすやかしら。

ともあれ客も亭主も、予習怠りなく明日に備えると、
意気込みは素晴らしかったので、期待しています。

お仕事をなさっている方も多いので、
前日から準備ということも難しいですから、
私はベランダの掃除や、
炉の灰や炭の用意などをして差し上げておきます。
明日は早々と集合してみなさんで準備です。

お棚は「溜精棚」を使います。
このお棚の名は、裏千家の六畳の茶室「溜精軒」に由来します。
この「溜精軒」は玄々斎の好みで、逆勝手出炉となっており、
除夜釜だけに使用されているそうです。
風炉先の下地窓が使いふるしの柄杓の柄でつくられていて、
その意匠を取り入れたのが「溜精棚」です。
暮れの夜咄で使うというのも、そんな話題につながって、
きっと楽しいでしょうね。

ご亭主役の方は、今年お孫さんがお生まれです。
お使いになるお茶碗は「いとおしきもの」という銘です。
一年の締めくくりとして楽しかった出来事などを振り返りながら、
無事を祝う会になりそうです。

私は朝から待合となる私の個室を、
余計なものを納戸に片付けて、掃除しなくてはなりません。
暮れの大掃除にもなるから、いいかなあ。




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