「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

ご馳走

2018年10月05日 | お茶三昧

柿と柘榴と栗の葉と。
玄関に秋を置いてみました。

そして花より団子で、頂いた栗で今日は栗ご飯を作りました。
糖質制限をしようかしらと、ご飯の量を減らしているのに、
今日ばかりは、ちょっとオーバーを許してしまいました。

さて11月の口切の茶事をなさる方のおしりに火が付きました。
名残などと言っていられるのも今日までのようで、
五行棚での中置のお点前を済ませると
亭主と水屋の方との最終打ち合わせをしました。
懐石担当の方は、もう献立もほぼ決まったようで、
後は当日その食材が手に入るかどうかで、微調整とか。

手作りの主菓子や、お干菓子の試作も進んでいるようです。

一番気のもめるのがお花ですね。
近くならないと、決めることも手に入れることもできませんので。
床に飾りたいと思った花に狙いをつけて探し回る日々となります。
この花の苦労を知ってこそ、お茶事を体験した甲斐があるというもの。

おもてなしとは、そのためにどれだけ時間をかけたかということ。
お金をかけてそろえるのは簡単ですものね。
時には、頑張ってお金をかけることもご馳走になりますが。
お菓子でも、お料理でも、そしてお花も、
手間暇かけて、自分で走り回って用意するのがご馳走と。
本当にこのご馳走の文字が物語っていますね。

皆さんに頑張れるだけ頑張っていただいて、
その隙間を埋めて差し上げるのが私の役目です。
まだ少し隙間のほうが多いですが、
やり遂げようという気持ちが伝わってきていますので、
とても楽しみにしています。