「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

お茶席向きのお菓子

2017年07月06日 | お茶三昧

           

涼しそうなお菓子。
「凉観水」( 源吉兆庵製)

暑くなると、今見た目にも涼しそうなお菓子に手が出てしまいます。
とても美味しいお菓子でしたが、皆さんの頂く様子を見ていますと、
懐紙にとっていただくにはちょっと難しいお菓子の様でした。
お試しに一箱だけもとめましたから、本日のお稽古限定ですが。

初めてのお菓子は皆さんの評判を聞いて、リピーターになるか決めますが、
茶席では美味しいだけではだめで、食べやすさも要求されます。
そして食べにくそうなお菓子を、亭主はどのようにしてお出しするか、
客はどのように上手にいただくか、
それぞれの工夫と技術も求められるのです。

せっかくお出ししたお菓子を悪戦苦闘していただいている様子に、
申し訳ない気持ちになる事も時々ありますから。

お茶を長くなさっている方は皆さん、
瞬時にこのお菓子はどのようにしていただけばよいかを判断して、
とても上手にいただきますね。
とにかく手早く潔くいただくのが一番のようです。

茶道具にも見た目の風情に反して、使い勝手は今一つという物があります。
お菓子も同じようですね。

お茶席に限っていえば、
お菓子選びの大事な要素の一つは、食べやすさのようです。

でもこのお菓子、お味と風情では、この時期にぴったりなのですが・・・
と、未練がましく。

 

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