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「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

老松棗と更好棚

2015年03月08日 | お茶三昧


「花むらし」( 源吉兆庵製)


昨日はこんな春爛漫のお菓子に。
遅めに出したお雛様は、名残惜しいので、
まだ飾ってありましたが、今日あたり片付けましょう。



お茶で使う道具の「棚」は数限りなくあります。
その中でよく使うお棚の一つが「更好棚」ですね。
名前の由来は、
元々「利休居士」が好まれた桑の三重棚を、
それは高すぎると言うので、一段取って、
玄々斎が好みに替えられました。
更に好んだということで、「更好棚」と言う名称になりました。
シンプルで、どんなお道具を飾っても似合いますね。

そこに久しぶりに「老松棗」を合わせて使ってみました。



このお棗の名前の由来は、
利休の茶室「待庵」がある京都山崎の妙喜庵の松です。
その庭に会った松が枯れたときに、その松で茶器をつくったので、
老いた松ということで「老松棗」と名付けられたそうな。
表千家でよく使われるようですが、
裏千家では八代又玄斎の好みになります。

割蓋の、大ぶりな棗で、扱いは平棗と同じで、
蓋は「り」の字に拭きます。
蓋を開けるときの所作がちょっと気を使いますが。

使いなれた道具も、時々珍しいものを添えると、
お点前が新鮮で楽しくなりますね。


今日は、今月唯一の何もない日曜日。
少し寝坊を楽しみました。



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