「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

一夜明けて

2014年01月27日 | お茶三昧

祝い善をいただきながら歓談


一夜明けて、ちょっと偏頭痛に襲われています。
これは私の、緊張の解けた後のお決まりのコース。
さすがに動き回る気はしませんね。
それでもこれだけはと、布巾類の洗濯と道具の陰干しをして、
欠席者が出たために一つ残っていた花びら餅を、
今日はコーヒーでいただいて、一息入れています。

少し前に外国から二軒のメールがありました。

一軒はハワイにいらした方から。
ハワイ大学の茶道部の学生さんと、初釜を楽しんだそうです。
花びら餅を手づくりしていただいたそうな。
その時いつも疑問に思っていた、
なぜ、「和菓子とゴボウがペアになっているのか。」
を調べて、解決させたそうです。
~平安時代の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したもので・・・~
今はネットですぐ調べられますものね。
(ただ内容によっては、諸説あることもありますから、
それだけと思い込むことは禁物ですが。
時には間違っていることもありますから、出典に注意ですよ。)

もう一軒は、アメリカにいらした方から。
気温は-6度ですという報告にまず驚きましたが、
元気にやっている様子が伝わり安心しました。

「先日、いろいろとお道具が揃い、
日本人のお友達がやってみたいということで、お家でお茶を点ててみました。
かわいいお茶碗にお棗があると雰囲気も良くなりますね!
私もそうでしたが、茶道は敷居が高いと思って始められないと言っているお友達も多く、
こうやって現地にあるものでできるっていうことに驚いていました。
知識不足なので、調べたり知っている範囲でしかお話しできませんが、
喜んでいただけて私も嬉しくなりました。」

という報告がまた嬉しいですね。
こうやって遠く日本を離れたときに、
楽しみの一つとしてお茶があることは何よりだと思いました。

お茶は外から見ているほど敷居は高くないですよ。
でも出口は簡単には見つからないです。
だから少し経つと悩むのですよね。
ちょっとやってみようと入ったつもりが、
深すぎて出口が、終わりが、ないと。

人生にはいろいろな時期がありますね。
お茶を楽しめる時期もあれば
仕事に忙しい時はきっとお茶を楽しむ余裕がないときも。

「無理」と「頑張る」は違いますからね。
頑張っている人は応援できるけれど、
無理をしている姿を見るのはつらいです。

色々な時期を通り越して、またお茶にたどり着いたら、
その時が本当に楽しめるときだと思います。
私がそうだったように。


頭痛薬、ちょっと効いてきたかな。
PCに向かっていると気分が紛れて、不思議と忘れていられますよ。




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