「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

今年も茶碗、茶碗かな

2014年01月13日 | お茶三昧
稽古がお休みの一日、なるべく膝を伸ばして、
正座の疲れを取ろうと思うのですが、
椅子に座るという姿勢は足がだるくなるもので、
気が付くと正座をしている悲しさ。
「体重が増えたら、しびれるようになりました」
と言う言葉を耳にして、
私ももう少しやせれば、膝の負担も軽かろうと思ったり。


一月は、長次郎の楽茶碗が話題に上ります。
楽家代々の名前を一月から順にというのは、
稽古場では勉強のためによくあることですが。

新年の抱負で、
「今年は焼物を勉強したいです」
という言葉を何人かから聞きました。
お点前が進んで、そんな風に興味が広がっていくのは、
お茶の楽しみを倍増させますね。

長次郎のお茶碗というと、
「利休七種」(長次郎七種)といわれるものがあります。


         
これは現代の作家さんの写しで、新しくてきれいすぎて、
見てもあまり意味はないとおもいますが、
どんなお茶碗かということだけはわかりますので載せてみました。

このうち現存するのは、

「大黒」「東陽坊」「早船」の三碗だそうです。

 黒楽茶碗「大黒」(おおぐろ)・・・・個人蔵
 黒楽茶碗「東陽坊」(とうようぼう)・個人蔵
 黒楽茶碗「鉢開」(はちひらき)
 赤楽茶碗「木守」(きまもり)
 赤楽茶碗「早船」(はやふね)・・・畠山記念館蔵
 赤楽茶碗「臨済」(りんざい)
 赤楽茶碗「検校」(けんぎょう)

となっています。
このほから長次郎の茶碗としては、

 赤楽茶碗「無一物」・・・頴川美術館蔵、重要文化財
 黒楽茶碗「面影」・・・・楽美術館蔵、
 赤楽茶碗「一文字」・・・旧益田孝蔵、現在個人蔵
 黒楽茶碗「俊寛」・・・・三井文庫蔵、重要文化財

などがありますね。

今までに目にすることのできたお茶碗もありますが、
一生見られないお茶碗もあります。
「無一物」は若いころに新幹線の日帰りで、
わざわざ名古屋まで見に行ったこともありますよ。
名古屋見物も兼ねてですが。

楽茶碗に限らず、今年も美術館情報をチェックしては、
恋しいお茶碗に会いに行くのでしょうね。




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