GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

豪雨

2006年07月19日 | 馬徒然
明日から予定していた木曽開田村の取材が、豪雨のため延期せざるを得なくなった。
取材先に確認の電話を入れたら、「来れますか?」と逆に聞かれた。あちらは土砂で所々道路が寸断され、アレンジをお願いしている担当の人も、復旧にかりだされているという。今日は中央線が不通。豪雨の影響は想像以上のようだ。
3年前、記録的豪雨に見舞われた日高を訪れたときのことを思い出した。日高線の鉄橋の崩壊、流木で埋まった放牧地、つぶれた厩舎、そして、犠牲になった馬たち・・・。豪雨がどれほど凶器となるか実感したものだ。90歳のお年寄りですら、経験がないほどの豪雨だったと聞いた。
今回の長野県の豪雨も、観測史上最大と報じられているが、毎年毎年異常気象のニュースばかりで、本当に地球はどうなっているのー???
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シューベルトの即興曲

2006年07月18日 | 馬徒然
昨日から雨。猛暑から解放されて、涼しく快適。出かける気にならないから、馬雑誌の原稿は締め切り前に入稿できたし、ピアノに向かう時間もできた。
今日の気分は、シューベルトの即興曲。作品94と作品142に4つずつ曲がおさめられている。前者は1827年の夏から秋にかけて、後者は同年12月に作曲された。シューベルトのロマン派ピアノ音楽の代表作といわれている曲集。ピアノを勉強する人たちが「ソナタアルバム」を一通り済ませ、次の段階へ進むときに最初にてがけるのが、作品90の2番、4番ではないだろうか。少し長い曲だけれど、旋律が抒情的で綺麗なので、無意識のうちに練習量が増えて、いつのまにか弾ける曲だ。
作品94の1番を除いて、一気に7曲を弾いた。骨折の後遺症で握力が落ちているし、手も以前のように開かないし、おまけに練習不足だから、出来うんぬんは別。でも、本当にこの曲集、ロマンチック、ドラマチック。
撮影に雨天は向かないが、ピアノを弾くには、妙にいい感じである。
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写真と文

2006年07月17日 | 馬徒然
数年前から、いろいろな馬雑誌に写真と文を掲載しているが、後者はまったくの素人である。旅先で撮影した馬の写真と一緒に、歴史や風土、人に聞いた話などを、メモ代わりに写真の脇に書き留めてきたことが、今につながっているのだ。だから、雑誌の趣旨や字数などを念頭におかなくてはならない場合は、本当に頭を抱えてしまう。
先日、某馬雑誌に初稿を入校したところ、女性編集長から、アドバイスや要望点を受け取った。彼女との仕事は、今回で3回目になるが、いつも的を得た的確な指示をもらうので、素人ライターの私は、非常に感謝している。
編集者は、写真も上手な人が多いが、彼女いわく、ライターや文章を仕事とする人たちは「書きたいものがあるから、文章に必要な写真を撮る」のだという。私はその逆で、撮影の時は、被写体のことしか考えられないし、ましてや撮れた写真を見てからでないと、文のイメージが浮かばない。
やっぱり私は「写真家」のはしくれなのかなあと思いつつ、原稿の手直しで、朝からずっとパソコンに向かっている。
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競馬中継のない日曜日

2006年07月16日 | 馬徒然
我が家はグリーンチャンネルがないので(信じがたい事実!)、中央競馬中継はもっぱら神奈川TV、埼玉TVのワイド中継、テレビ東京、そしてフジのスーパー競馬に頼っている。でも、年に一度だけ、どこも競馬中継をしていない日曜日がある。今日がその日。
甲子園地区大会予選で、神奈川TV、埼玉TVは野球。フジTVは夏恒例26時間テレビで、スーパー競馬はなし。かろうじて新潟の重賞アイビスサマーダッシュのレース中継が3分ほど放映された。
それらのことを、どうこう言うつもりはまったくなく、競馬が見たかったら、電車賃払って開催地へ行けばいいのだ。競馬を見なかったので、来週末に取材予定の木曽馬の手持ちの資料を、全部読むことができた。満足している。
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砂漠の国の馬術大会

2006年07月15日 | 馬徒然
5月中に日本航空を利用された方はご存知だと思うが、JALの機内誌「SKYWARD」5月号に、オマーンで5年に一度開催されるという馬術大会の特集記事が掲載されている。「ロイヤル・エクエストリアン・アンド・キャメル・フェスティバル」と命名されたこの祭典に、サーカスやロデオ、馬連隊、さらに日本の武田流流鏑馬までもが、次々と披露されたらしい。輝くように真っ白なアラブ馬が演技する様に、「日本純血アラブ馬協会会員」である筆者、八幡谷真弓氏はとても感動したそうだ。隣国ドバイでは、世界最高賞金額の競馬の祭典「ドバイワールドカップ」が毎年開催され、日本馬も参戦している。そしてオマーンでは、馬術の祭典。
そういえば、サウジアラビア航空のカレンダーは、馬だった。
写真集「THE ARABIAN HORSE~History、Mystery、and Magic~」(THAMES AND HUDSONN社)は、アラブ馬の魅力を余すところなく表現した一冊。お薦めです。
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木曽馬と南部馬

2006年07月15日 | 馬徒然
取材の下調べで、木曽馬のことを調べていたら、その歴史の中のある時期、奥州の南部馬の繁殖牝馬が木曽に導入されたことがわかった。遠野馬には南部馬の面影を強く残す馬がいる。でも、あまり木曽馬と似ていないような気もする。
どうやら、南部馬の肌馬導入は数百年前のことで、種馬は木曽馬たちだったというから、その血はすっかり消えてしまったのかもしれない。
それにしても、遠野の馬と木曽馬がどこかでつながっているなんて、ちょっと嬉しい話である。
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6億円の牝馬

2006年07月13日 | 馬徒然
朝日新聞にまで取り上げられた、北海道のセレクトセール最高値の牝馬。父は新種牡馬のキングカメハメハ、母はトゥザヴィクトリー。すごい名前の両親である。もちろん、名前だけでなく、両馬とも歴史に名を残す名馬だから、生まれながらにして、皇居、いやいや、今の世の中でいえば「六本木ヒルズ」の最上階にいるような境遇かもしれない。
でも、馬のセリがすべてこんなに高額取引されているなんてことは、まったくないのだ。セレクトセールで「主取り」になった馬だってたくさんいるし、セレクトセール以外のセリでは、300万という取引も普通に在り得る。サラブレッド以外の馬たちのセリにいたっては、たとえば乗用馬のセリでは、20万円なんて値もつくし、まして農用馬のセリなどは、牛より安価なのだ。
もっとも、6億の値で落札された馬が、安価に引き取られた馬より幸せになるかどうかは、別問題だと思う。馬次第、出会う人次第・・・。いづれにしても、ずっと大切にされますように。
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フィルムの値上がり

2006年07月12日 | 馬徒然
久々にラボにフィルムを買いに行ったら、ものすごく値上がりしていた。ISO100/36枚撮りが、1本200円近くも高くなったのだ。現像代も含めると、20本のフィルムは30000円近くにもなる。
先日、デジカメのセミナーを受けたばかり。フィルム、現像が必要ないデジカメの長所は、確かに有難い。それにしても、フィルム会社自身が、「皆さん、フィルムはもう効率が悪いですよ、デジカメに変えましょう」と言っているようである。
おりしも、ウィンドウズ98のサポート打ち切りのニュース。
メーカーさん、勝手すぎませんか。
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ph値

2006年07月11日 | 馬徒然
ベランダ猫のチビは、10日ほど前、膀胱炎を発症した。
20余年生きたピッチのただ一つの泣き所も腎臓で、2度ほど膀胱炎になった。ピッチは、飼い猫だったから、獣医さんに診察してもらい、薬をもらって事なきを得た。あわせて腎臓病用の固形食を食べさせるようにしたら、それきり膀胱炎を発症することはなかった。
半ノラ猫のチビは診察してもらうことは難しい。そこで獣医さんでアルカリ性になった尿を酸性にするための固形食を買ってきたら、よく食べる。どうやら膀胱炎も治まったようである。
獣医さんの話では、オスは結石ができても解けにくいそうだが、メスの場合は、ph値を下げる食べ物などを与えれば、大事ないという。口元の病気だけでなく、腎臓まで患ったチビだが、食欲もあり、我が家のベランダでつつがなく暮している。
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文字が語る

2006年07月10日 | 馬徒然
今日あたり東京は熱帯夜になりそうである。暑い暑い、と次第に寝不足になるこのごろ、遠野から早々と暑中見舞いの葉書を頂いた。差出人は、写真展でも紹介させてもらった84歳の現役装蹄師の熊谷五吉さんだ。
それはそれは力強い文字。84歳の人が描いた文字とは思えない。重種馬の装蹄師として、絶大な信頼を寄せられる熊谷さん。この文字を書いた手が、あの大きな馬たちに蹄鉄を打ちつけていくのである。文字が、熊谷さんが今も現役である所以を物語っている。
敬服!
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