GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

蜂の行方

2006年10月31日 | 馬徒然
しばらくぶりに、暇になった。
ベランダの蜂の数が減っていたことは知っていたけれど、今日見たら、一匹もいなかった。11月には蜂は自然にいなくなると聞いていたけれど、本当にいなくなるんだねえ・・・。巣の穴がふさがれたままの部屋がある。住人がいなくなった空き家は、いくら暖かくても秋が深まっていくことを感じさせる。この巣、どうしようかと思案中だ。来年また同じ家族が戻ってきて、この巣をもっと大きくするのだろうか。それも困るが、一度も悪さをしなかった蜂の家族に、また会うことも楽しみである。
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レンズの向こうの馬たち

2006年10月30日 | 馬徒然
私はパドックで撮影するのが、好きである。
一頭一頭の馬の顔がよくわかるし、馬の性格もなんとなく見えてくるし、馬をとりまく人間関係の雰囲気も伝わる。
私にとって競馬場は撮影現場なので、なかなか馬券を買う暇も、いやいや、お金の余裕もない。でも、もし馬券を買うなら、パドックで最初に目についた馬を選ぶだろうと思う。馬がその時に放つオーラは、血統や調教の状態、それまでの成績とはどこか違う次元のものだ。データより直感。これはけっこう的を得ている。
レンズの向こうで馬たちが語りかけてくるもの、レンズを通すと見えてくる馬たちの雰囲気。私にとっては、これぞ競馬場写真の醍醐味といったところだ。
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バルクに拍手!

2006年10月29日 | 馬徒然
ひんやりした雨という天気予報が大幅にはずれて、晴天の暑い日となった。
抜けた存在がいない天皇賞、どの馬にもチャンスがありそうな天皇賞は、皐月賞馬ダイワメジャーが優勝。我が応援馬、コスモバルクは4着だった。
デビュー当時から波乱万丈だったコスモバルクは、淡々と競争生活を続けている。勝っても負けても、メジャーな一般新聞に取材されようが、ディープインパクトの登場ですっかりメディアに忘れられようが、彼は競走馬としての道を地道に歩んでいる。競走馬となった以上、少しでも長く現役でいられることは、幸せなことだと思う今日このごろ。バルクのレース運びは、当初と随分変り、競走馬とはこうやって成長していくものなんだと、毎回レースを見ながら、そんなことを感じている。そういうチャンスを、自分でつかんだバルクには、本当に頭がさがる。
バルクを見習わなくちゃ。
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YC&AC

2006年10月28日 | 馬徒然
友人のお誘いを受け、横浜山手にある外国人のクラブYC&ACを訪れた。
YOKOHAMA COUNTRY & ATHLETIC CLUB。横浜近辺に居住したイギリス人が中心になって発足した100年以上の歴史あるスポーツクラブだという。芝のグラウンドやテニスコート、小さなボーリング場、プール、それにテラスカフェがあるが、決して贅沢なものではない。テニスが日本で最初に行なわれたのは、このYC&ACだそうだ。メンバー制だが、とてもカジュアルで、オープン。
今日は、芝でYC&ACチームとVISAITORの草サッカー試合。ハロウィンの衣装を身にまとった子供たちも大勢いた。
開港地、横浜の、今も息づく歴史を感じた一日で、とても有意義、楽しかった。
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ほっと一息・・・

2006年10月27日 | 馬徒然
遠野の写真展に来場していただいた方への礼状を投函し、やっと一息ついた。春の新宿での開催後に、準備や打ち合わせのため何度も遠野へ赴いたし、開催中はセリや共進会、懇親会と重なっていたので、けっこうめまぐるしかった。もちろん、楽しかったけれど、東京での生活は、競馬場での撮影も、ピアノも仕事も、通常通りだったので、ちょっと忙しかったのかなと思う。
ぼーっとしていたいけれど、明後日は天皇賞。コスモバルクが出走する。
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絵馬

2006年10月26日 | 馬徒然
「スローライフ」月間の遠野では、馬関係の行事が多かった。町の商店のウィンドウに、馬をあしらった反物や、玩具、いろいろな年代物の馬グッズが目に付いた。蔵の道ギャラリー前の広場で催された「にぎわい市」に並べられた品物の中にも、現代版郷土玩具の馬や、土瓶、藁馬、そして絵馬が並ぶ。
以外なことに、遠野では馬グッズが少ないが、絵馬は多い。土産物店はもちろん、町の雑貨店やスーパーマーケットの手作りコーナーにも絵馬があるし、ギャラリーのショップにも、河童に混ざって絵馬が飾られている。絵馬といっても、全国的に見れば、本当に馬が描かれているものばかりではないけれど、遠野の絵馬は、正真正銘の馬の絵。
今回は、盛岡在住の絵馬師、鐙庵つとむ氏が描いた絵馬を買ってきた。白馬、栗毛馬、赤馬の3頭が、戯れている。今は亡き南部馬だという。
遠野の絵馬の馬たちは、裸馬が多い。高原に遊ぶ馬たちを描いたのかもしれない。
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東京のスローライフ

2006年10月25日 | 馬徒然
恵比寿の写真美術館の図書閲覧室には、絶版されてしまった写真集なども含めて、あらゆる写真集が収められていて、閲覧することができる。
写真展には、足しげく通うことができるが、写真集をゆっくり見る機会は少ない。最近撮影する機会に恵まれた幼稚園の園児たち、参考にできないかといろいろな写真集を物色してページをめくるうちに、すっかり時間を忘れて、いろいろな写真を楽しんだ。個性豊かな写真家たちのメッセージが、ページをめくりながら伝わってくる。改めて、写真と、そして自分に向き合う時間を持つことができたような気がする。
めまぐるしい東京でも、私なりの「スローライフ」発見。
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椎茸

2006年10月24日 | 馬徒然
遠野から椎茸が届いた。この時期のお楽しみ、感謝!!!
東京も大荒れの天気で、ぐっと寒くなった。ベランダ猫のチビは、ベランダではなく、部屋に入ってきて電気じゅうたんの上でずっと寝ている。このまま家猫になるのだろうか・・・。明日の天気予報は晴れ。
写真展の芳名帳を見ながら、遠野を訪れる旅行者が多いことを改めて実感する。東北だけでなく、関西、遠くは九州佐賀の方も記帳してくださっている。常駐していればお目にかかれただろうに、申し訳なかったと今更思う。
椎茸と同時に、写真展の展示作品の大荷物が届き、木曽馬の特集が掲載された『乗馬ライフ』12月号も手元に。
いくつかのことが終わり、1日ぼーっと過ごし、また次に向かう。11月は在来馬・道産子の取材で、北海道だ。

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終了

2006年10月23日 | 馬徒然
写真展「遠野馬物語」にお越しいただき、ありがとうございました。
セリやホースサミット、スポーツ流鏑馬全国大会など、馬関係の行事が多数行なわれたため、地元の方々だけでなく、遠方からのお客様にも多数、ご来場いただきました。秋田、新潟、宮城から足を運んでくださった知人もいて、感激しています。また、セリを前にしてお忙しい中、見に来てくださった生産者の方々にも、いろいろお心遣いをいただきました。
期間中、ギャラリーに常駐できなかったこと、お詫び申し上げます。

遠野で行なわれた馬行事については、とても書ききれないので、そのうちに。
それにしても、東京は暖かです。窓を開けて半袖で過ごすことができます。遠野の朝晩は、2℃近くまで冷え込みました。セリも終わり、馬たちはじきに里に戻り、遠野は一足先に冬を迎えます・・・・。
あ、その前に、町中は市議会選挙で、熱い戦いが繰り広げられるようです。これも遠野の素顔です。
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ディープのニュース

2006年10月20日 | 馬徒然
馬にとっても関係者にとっても、大変な重圧のもとに臨んだ凱旋門賞だっただろうに、「失格」はあまりに酷な結果。
勝利を夢見て3着、直後の引退発表、そして今度は失格。この数日の間に、天国と地獄がめまぐるしく入れ替わっているみたいで、マスコミの矢面にたつ池江調教師や武豊騎手には、ひたすら同情してしまう。偏見や一方的な見方だけが報じられがちなマスコミの恐ろしさ。ディープが背負った大きな十字架を、競馬を知らない一般の人たちは理解しないだろう。
関係者の人たちの心労を思うと胸が痛む。今はただ、ディープの残された舞台を、敬意を持って静かに見守りたいと思う。
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