GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

津波!!

2010年02月28日 | 馬徒然
チリの大地震の影響で、日本の太平洋沿岸に大津波がくると予想されている。

馬のことを思う。
下北半島尻屋崎、寒立馬がいるアタカ越冬放牧地は、まさしく海のすぐ近く。
与那国島の北牧場も然り、宮崎の都井岬は高台だが、ときどき沿岸で草を食べている馬もいた。
出産シーズンでもある。

周年放牧で野生状態にある馬たちのことが気がかりである。



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虫にあげたい金メダル

2010年02月27日 | 馬徒然
去年11月、ベランダのスミレの葉っぱに1ミリほどの幼虫がたくさんいるのを発見。
夏から秋にかけて巣立ったツマグロヒョウモンの幼虫が、また我が家に住み着いた。
無事に越冬できるのだろうか。
暮れに花屋さんに出回ったビオラやパンジーをたくさん買って、彼らの食料だけは確保。

幼虫の成長は、暖かな時期に比べて格段に遅かった。
その中で、3匹ほどがグングン成長し、1月中ごろに蛹になる準備を始めた。ところがその後、例年より寒い日が続いたためか、蛹になる前に前蛹(お尻からぶらさがった状態)のまま死んでしまったり、ほかの2匹は蛹になったものの地面に落ちてしまったり、と試練続き。1匹は蛹の状態でかろうじて生きているようだが、おそらく五体満足な成虫になることはできないだろう。

この数日の暖かさで、じっくり大きくなってきた次のグループが次々と蛹になった。
今度はちゃんと木にぶらさがっている。
今朝、蛹になったばかりの1匹は、普通はすぽっと落ちるはずの抜け殻がくっついたままぶらさがっていた(写真)。
それでも、正常な形で蛹になれば、きっと無事に生きられる。

虫たちの闘いは、命がけ。
蝶になることができたら、みんな金メダルだ。
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3月の景色

2010年02月25日 | 遠野の馬
雪解けしたばかりの風景、
まだ、あたりは全てが茶色で、
3月の遠野は、色がないと思った。

でも、
地面を見ると、土の上に小さな新芽の葺くような緑。
そして生まれる、新しい命。

見た目の色でなく、
五感のすべてで感じる色が、あるように思う。
きっと今年も。
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一筋の光のように

2010年02月23日 | 馬徒然
鳥取県在住の友人は、これまでに数冊の詩集を出版している。
凝縮された短い一文に込められた思いに、共感し、納得し、
そして、どきっとすることも。
私は彼女に、言葉のもつ魅力を教えてもらったように思う。

そんな彼女が、詩で綴ったブログを始めました。

「今、ここで」by 中村真生子(なかむら まおこ)
http://maoko.blog.ocn.jp/blog/








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競馬場、嵐のごとく

2010年02月21日 | 競馬場
こんな日もあるのだ。
良いことも悪いことも、一度にやってくる競馬デーが。

まずは5Rでの落馬事故。
瀧澤陽子さんの「マリリン」シリーズのご縁でずっと応援している津村騎手騎乗のコスモグレイスがトップで走っていたときに突然転倒。津村騎手は転げ落ちた。芝生の上にうずくまったまま動かず、救急車で運ばれた。
頚椎骨折だったにもかかわらず、3ヶ月ほどで完治し、後遺症も残らないとのこと。馬も無事だった。不幸中の幸い、とにかくよかった。

そのレースで優勝したのは、これまた「マリリン」シリーズで取材を続けていたコスモバルクの妹、ブーケドロゼブルーだった。惜しいレースが続いていたが、ミルコ・デムーロのムチに応えて初勝利!
兄に似た美人である。

ほかにも、縁の馬たちが何頭も出走して、朝から最終レースまで、気分的にも本当に忙しい一日だった。

写真は、ブーケドロゼブルー(牝3)
父 ロージズインメイ
母 イセノトウショウ
畠山吉宏厩舎
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モンゴルの雪

2010年02月17日 | 海外の馬
今年の冬は、本当に寒い。冷たいといったほうがいいかもしれない。
東京は、雪はちらつくものの積もりはしない。
でも、さすような乾いた風にたたかれているような感覚になる。

少し前、モンゴルに行ったときにガイドをしてくれたマイさんという女性から「真っ白なウランバートルで仕事をしています」とメールがあった。彼女は日本語の会話はもちろん、読み書きも達者である。
モンゴルは稚内と同じ緯度にあるという。9月末でも朝晩の冷え込みは激しく、私はダウンを手放せなかった。

モンゴルの土産物を売る店に必ず置いているのが、遊牧民と馬を描いた水彩画。
シンプルで安価なので、旅行中に何枚か購入した。
写真は、その中の1枚。雪の絵は珍しくて、これだけだった。

9月にあれだけ寒かった草原は、今、どんな状況なのだろう。
「寒い」という表現はあてはまらないのだろう、きっと。
それでも、人と馬は生活している。
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競馬場の雪

2010年02月15日 | 競馬場
土曜日の東京競馬場は、雨が時々雪に変る寒い一日だった。

粉雪が舞った7R。
優勝したのは、ペルーサという栗毛の牡馬。
母馬は、アルゼンチンスターという、名のとおりアルゼンチン生れのサラブレッドである。
デビュー戦で、珍しい血統だなあと気になって撮影していたら、見事優勝。その後すぐに繁殖にあがったと記憶している。

アルゼンチンもサラブレッド生産が盛んだと聞いている。
在来馬クリオージョ(クリオーロ)も、魅力的な馬。
アルゼンチン、今は夏の真っ盛りだろうか。

ペルーサ(牡3)
父 ゼンノロブロイ
母 アルゼンチンスター(父 キャンディストライプス)
美浦 藤沢和雄厩舎


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おこもり仕様

2010年02月13日 | 馬徒然
鬼首馬の原稿や写真展に関するあれやこれやが忙しく、数日間家にこもった。
東京は冷蔵庫に入っているみたいな寒さが続き、思い切り着込んでパソコンに向かった。
一度家にこもると、逆に寒さがこたえる。

今日は、みぞれまじりの天気の中、競馬場で一日撮影。
不思議なことに、家にこもっているより寒さを感じない。雪国仕様の身支度だったから当然といえば当然かな。
家にいるほうが寒さを感じるなんて、ヘンな気分。

写真展の案内葉書ができてきた。
これからはいろいろな作業も増えるので、ますます「おこもり仕様」になりそうです。
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東京競馬場から

2010年02月08日 | 競馬場
風が強く寒い週末だった。
東京競馬場の富士ビュースタンドからは、一日中富士山が見えていた。

共同通信杯の出走を待つ間、富士山の手前に連なる山は丹沢ですかねー、などと隣りのカメラマン氏と話をしていたら、その人は学生時代、厚木に住んでいたのだという。
それで話が丹沢山系にある飯山温泉のことになった。
毎年7月に津久井馬術競技場で行なわれる神奈川ホースショーでは、はるばる生産馬の応援にやってくる遠野の人たちと一緒に飯山温泉に1泊する。
梅雨明け近い7月中旬とあって、湿度が高く、とにかく暑い。
「いやあ、そうなんですよ、でも冬はものすごく寒いんです」とカメラマン氏も懐かしそう。
東京競馬場で飯山温泉の話になるとは思わなかった。

そうこうしているうちに、レースが始まり、ハンソデバンドという馬が先頭でゴールをかけぬけた。
私が応援していたダントツ一番人気のシンボリクリスエス産駒は3着、となりのカメラマン氏が応援していた馬は4着で入線した。

今年もクラシックレースに向けて、競馬カレンダーが動き出した。
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お馬の親子

2010年02月06日 | 馬徒然
朝日新聞土曜日版に、童謡「オウマノオヤコ」の話題。

作詞は童謡詩人の林劉波。「オウマノオヤコハ ナカヨシコヨシ」は誰もが知っているフレーズだが、作詞された当時は「馬」といえば「軍馬」だった時代。
戦争協力の歌詞と解釈する説もあるらしい。

先ごろ取材に行った鳴子温泉、かつての玉造郡は、長年の馬産の伝統をすべて軍馬生産に注ぎ込んだ。
たぶん、日本全国がそうだったのだと思う。
今、「馬」といえば「競走馬」である。
それはそれで、平和なのかもしれない。

人の利益や思惑で行なわれる馬産。
でも、お馬の親子は、その先にどんな未来があろうとも、
「イツデモイッショニ ポックリポックリアルク」。

写真は、遠野で撮影した農用馬の親子。
この上なく優しい馬たちに、明るい未来が来ますように・・・。
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