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GRASSの日々折々
馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。
宝塚記念(2)
2009年06月30日
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競馬場
日なたにいると自然発火しそうなほど暑かった阪神競馬場。
今年のグランプリレースの覇者ドリームジャーニーが、優勝馬にだけ許される馬着をまとってファンにお披露目する。
夏雲と晴れ上がった空がまぶしかった。
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宝塚記念
2009年06月29日
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競馬場
宝塚記念でコスモバルクに津村騎手が騎乗する。
ライターのヨーコちゃんからそういう連絡が入ったのは10日ほど前だった。
この数年、ヨーコちゃんが取材を続けているコスモバルクと津村明秀騎手。けれど両者の競演は初めてである。それもGIグランプリ宝塚記念だ。
もちろん私も仁川へ。
雨の予報が大ハズレ、真夏のような天気となった阪神競馬場。
バルクと津村騎手のレース、結果はともあれ、ヨーコちゃんと私はおおいに満足していた。レース後の厩舎取材で田部先生や厩務員の方にご挨拶、そしてバルクにお疲れ様を言って仁川を後にし、帰りの新幹線の中、ビールで乾杯した。
無事がなにより。
「本当にバルクはエライ馬なんだよ」と繰り返しおっしゃる田部先生の言葉が胸にひびく。
写真は、レース1周目、トップに躍り出てゴール板を駆け抜けるバルクと津村騎手。
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デルフト焼きの馬
2009年06月26日
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馬グッズ
オランダの伝統工芸、デルフト焼き。
デルフトブルーと呼ばれる独特の藍色で絵付けされた陶器です。
両親がオランダ土産に、馬キチの私に買ってきてくれました。
誇らしげな、品のある表情です。
デルフトは、オランダの画家フェルメールが生まれた町だそうです。
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体験乗馬で活躍する馬
2009年06月24日
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遠野の馬
写真は、宇都宮JRA競走馬総合研究所で開催された「馬に親しむ日」で、体験乗馬で活躍している遠野馬、ハロウィンⅡ。
16歳、半血のセン馬。お尻にはくっきりと「と」の烙印。
馬術界で活躍するハリーベイのような馬もいれば、たくさんのお客さんを安全に乗せる仕事に従事するハロウィンのような馬もいる。
目立たない仕事かもしれないけれど、背にまたがる子供の顔の嬉しいそうなこと。
あ、私ももう一頭の遠野馬に乗せてもらったけれど、やけに楽しそうだねえ、と皆に言われた。
馬は、人のためにいろいろな仕事をしている。
本当にご苦労様です。
ハロウィンⅡ
父 ビュルボダルトアール(セ・フ)
母 千早(半血)
コメント
愛機
2009年06月22日
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馬徒然
長年愛用しているフィルムカメラ、NIKONのF90X。
共に馬を追いかけて、雨に濡れたこともあれば、転んで岩にぶつけてしまったこともある。まるで戦場で撮影してきたかのような風貌になったのに、未だきちんと働いてくれる。
すでにF90Xは製造中止。ボディカバー交換できる期間が迫っている。ニコンサービスで点検してもらったら、内部品の消耗も激しく、オーバーホールが必要だと言われた。大出費である。
デジカメとの交換販売が可能のとこと、いよいよ全面的にデジタルに移行するチャンスかと思ったが、長年働いてくれたF90Xをボロボロのまま手放すのは忍びなく、迷った末オーバーホールに出した。
デジカメを持つようになって3年、いろいろな意味で便利である。特に海外に出る時は、デジカメの有難さを感じる。
でもフィルムカメラ、たとえ使わなくなっても、「使い捨て」にはできなかった。
きれいになって戻ってきたF90Xを手にして、安堵している。
ともに馬旅をしてきた長年の相棒だからね。
コメント (4)
パロミノの名馬、イルミネーション
2009年06月20日
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馬徒然
佐倉ライディングクラブで余生を過ごしているイルミネーションを撮影させてもらった。
クラブのオーナーである福嶋勇さん、そして息子の大輔さんを背に、障害馬術で数々の成績を残したオーストラリア生れのパロミノである。現在25歳。
福嶋さんに、イルミネーションの話を伺う。
オーストラリア時代の名前は「ウォットル」。オーストラリアの国花Golden Wattleにちなんだ名前だったという。知人に良い馬がいると勧められ購入。日本に来た当初は、荒々しく、人に従わず、野生のような雰囲気をもった馬だったそうだ。
普通乗用馬は、遠野生まれだったら「と」、北海道釧路生まれだったら「V」という文字がお尻につけられる。
ところがイルミネーションには、産地を示す印がない。
本当の野生馬だったのかもしれないな、と福嶋さんはおっしゃる。
そういうオーラをもった馬なのだそうだ。
クラブハウスには、イルミネーションの数々の競技写真や、昨年5月、JRA馬事公苑で行なわれた引退式の写真が飾られていた。
競技は引退したものの、イルミネーションは25歳とは思えないほど若い馬体をしている。
絶頂期の彼が宙を飛ぶ姿は、さぞかし美しかったことだろう。
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得意技
2009年06月18日
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遠野の馬
佐倉ライディングファームにいる遠野馬ジャリスコ・フジ(8歳)。
すごい特技があるというので見せてもらったら・・・。
目の前に台を置くと、自分から足を乗せてスタッフの方と握手。
拍手!拍手!
演技馬としての才能があるのかもー??
コメント (2)
東京競馬場の紫陽花
2009年06月17日
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競馬場
春から初夏にかけてGIレースが続く東京競馬場は、バラの名所。
安田記念が終り東京競馬開催が最終日を迎えた日、今度は紫陽花が艶やかに咲き誇っていた。
東京はこのところ毎晩雷雨、豪雨。
しなやかな雨が似合う紫陽花も、近年の集中豪雨には面食らっているかも。
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三里塚と遠野
2009年06月16日
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馬徒然
佐倉ライディングファームを取材した日の午後、成田市三里塚を案内してもらった。
ここは、昭和44年まで下総御料牧場だった場所。新東京国際空港(成田空港)設置計画に伴って、御料牧場は栃木県高根沢町へと移転したが、かつての事務所や貴賓館は三里塚御料牧場記念館として一般公開されている。
10年ほど前にも訪れたことがあるが、今回改めて館内の展示物や資料を見て、空港ができる以前の三里塚がどれほど美しく牧歌的な風景だったのかを実感した。
ふと「遠野」という文字が目に入る。
え?と思ってよく見れば、「遠野へ」という一冊の本がおいてある。なんで三里塚で「遠野」という地名が????
説明によれば、著者である水野葉舟(1883年~1947年)は、詩人、歌人、小説家だったという。東京下谷生まれ。早稲田大学在学中に若手作家と知りあい、彼の出身地に伝わる数々の伝説に興味を持ったらしい。なんとその若手作家こそ、柳田國雄に民話の数々を伝えた遠野の佐々木喜善だったそうだ。
「遠野へ」という本は、著者が友人である佐々木喜善(文中では「S君」と記載されている)を訪ねて馬車で花巻から遠野へ向かう道中のエピソードや心情を綴ったエッセイのような内容だった。
乗合馬車の状況がリアルに描かれている。
3月初旬、凍てつく北国の道を、「痩せて助骨が出た小さな馬」が馬車を引く。時に泥に足をとられて倒れ、起き上がれずに苦しむ馬の姿・・・。
どの馬車も宮守で馬を交換し、再び遠野へと走ったという。
ああ、釜石線が開通してくれて、よかった!!(だから馬の数が激減したのだけれど)
あとがきで、佐々木喜善が語った遠野の話を、著者は「一郷の住民の生存の姿と魂の呼吸とをはっきりした実感として感じさせてくれた。同時にそれがその一郷の生活、信仰の『事実』ばかりではなく、私達全体の祖先の姿、心がその中に血脈を残しているのを感じさせてくれた」と書いている。
それを柳田國雄が忠実に聞き取り「遠野物語」として出版したこと、後に拾遺を加えて再販されたことについて、感謝の意を表していた。
水野葉舟は晩年、印旛郡駒井野(現在の成田市)で半農生活を送り、下総の自然、民俗などの研究に捧げたそうである。
葉舟の作品は、遠野市率博物館でも展示されているとのことです。
それにしても、三里塚と遠野にこんなご縁があったとは!?
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ハリーベイの快挙!
2009年06月14日
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遠野の馬
宇都宮のJRA競走馬総合研究所「馬に親しむ日」イベントから始まったこの一週間、馬三昧の日々でブログに書ききれないほど。
そして週末はいつものように競馬カメラマン。その帰り道、大変な吉報が入った。
「ベルギーに留学中の福嶋大輔選手と遠野産馬ハリーベイが、現地のインターナショナルの競技会で優勝し、表彰式で『君が代』が流れた」と。
前日、福嶋大輔さんの御父君である勇さんを訪ねて、佐倉ライディングファームにお邪魔した。そしてドイツやオランダでハリーベイと大輔さんが出場した数々の競技会のビデオを見せてもらった。
一流の馬たちが集る競技会にあって、ハリーベイは馬としてまったくひけをとらないと、ベルギーから戻ったばかりの勇さんは言っておられた。
その翌日に、こんなビッグニュースがまいこむなんて!
日本馬術連盟のHPにも速報がのっています。
写真は、ベルギーへ出発する直前のハリーベイ。
11月28日、JRA馬事公苑にて。
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