GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

写真展進行中

2010年03月31日 | 日本の馬
おかげさまで、多方面のお客さまにご来場頂いています。

「日本にこんなにたくさんの可愛い馬がいたなんて!」とおっしゃる方が多く、
日本の馬たちに暖かい眼差しを向けてくださいます。

会場に置いてある著書『遠野馬物語』に興味を持ってくださる方も少なくありません。
遠野の馬生産に関する質問も多いです。

写真展は4月2日(金)までです。(最終日午後3時まで)
皆様のご来場をお待ちしています。
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写真展

2010年03月23日 | 馬徒然
明日から写真展が始まります。
各方面の方から、「行きますよー!」というご連絡をいただきました。
本当に有難く思います。
何よりの励ましです。
皆様、お待ちしております。

『にっぽん、馬紀行』
3月24日(水)~4月2日(金)
コニカミノルタプラザ ギャラリーC
10:30~19:00(最終日15:00)
TEL 03-3225-5001
新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F(フルーツの新宿高野4F)
JR新宿駅東口
地下鉄丸の内線新宿駅A7出口から徒歩1分
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春の嵐のあとに

2010年03月22日 | 馬徒然
日曜日明け方、すべてが吹き飛んでしまうのではないかというほどの暴風。
ベランダで育っているツマグロヒョウモンの幼虫や蛹になりかけた子たちは大丈夫だろうか、と気になって仕方なかった。

翌朝のぞいてみると、蛹になりかけていた一匹は、あの嵐の中、立派な蛹に変身していた。
すでに蛹になっている6匹は、しっかり固定されたまま。彼らはこういう状況も想定した上で場所を選び、蛹になるのである。
蛹になっていない幼虫3匹も、すでに日向ぼっこ。
ああ、なんて賢い!

花盛りのシクラメンや君子欄、植木鉢に自生するスミレ、幼虫たちが暮すビオラ、あれだけの風のあとなのに、平然と咲き誇っていた。
町中で満開になったこぶしの花、ふくらんだ桜のつぼみ・・・
まるで嵐などなかったかのよう。

人間世界では、競馬開催は遅れるし、首都圏の電車は運休やダイヤの乱れが夕方まで続き、ニュースを聞けば、欠航になる航空便も相継いでいた。

人は、万物の霊長、などと言っているが、
虫や植物の自然への対応力、五感は、人よりはるかにすぐれているのではないだろうか。

遠野の山では、放牧されている馬の知恵が一番正しい。
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クラシック候補

2010年03月21日 | 競馬場
今年の3歳クラシックレースに向けて、牡馬、牝馬ともにトライアルレースが続いている。
本日のスプリングSで優勝したのは、シンボリクリスエス産駒のアリゼオ(写真)。
2年連続年度代表馬になった父も、クラシックレースのタイトルはなかった。

写真展の準備はほぼ整ったものの、やり残したことがまだあるようで、心がざわざわしている。
それでも馬にカメラを向けずにいられない。
これって、中毒・・?

アリゼオ(牡3)
父 シンボリクリスエス
母 スクウェアアウェイ(父 フジキセキ)
美浦 堀宣行厩舎
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モンゴル将棋の駒

2010年03月19日 | 馬徒然
両国の江戸東京博物館で開催中の「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」へ。
「モンゴル」といっても、中国の内モンゴル自治区にある博物館所蔵の文物展である。

私が昨年9月に訪れた「モンゴル」は外モンゴルで、30年前にはロシアの支配下にあった国。今はウランバートルを首都とした「モンゴル国」である。
中国に属するモンゴル自治区も、独立した国家モンゴルも、同じモンゴル族であり、チンギス・ハーンを祖とあおいでいる。
遊牧騎馬民族の歴史は、複雑で難しい。

さて今回の文物展には、騎馬民族らしく馬が多い。
中でも清朝時代の将棋に興味をもった。
駒は、王と将軍が1つずつ、ラクダ、馬、馬車が2つずつ、そして兵士が8つである。兵士の駒は、ヤクが羊か・・・遊牧民の家畜だろうか。
「馬」はなんと「親子馬」、それも野生馬タヒのような毛色で、背中にくっきり鰻線が描かれている。

突厥、鮮卑、契丹などモンゴルが統一される以前の遊牧民族の馬のフィギュアもそれぞれ特徴がある。思わず、これは何の種類の馬か、西洋種が混ざった馬だ、とか詮索する始末。
いづれにしても馬好きには興味津々の展覧会である。

4月11日まで。
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お疲れ様、コスモバルク

2010年03月18日 | 競馬場
アイルランドへ移籍して現役を続行する予定だったコスモバルクが急遽引退することになった。茨城で調整中にケガをしたことが原因だった。
今後はビッグレッドファームに戻って功労馬として余生を過ごす予定だという。

なんだかほっとした。
バルクは日本で走っていたとき、常に一線級のレースを走りながら「無事これ名馬」の代名詞のようだった。
そのバルクがケガをするなんて、物言えぬバルクが自己主張をしているように思える。

バルクが日本で無事に競走生活を送ることができたのは、
厩舎の先生やスタッフの細やかなケアがあったからだと、私は思っている。
毎回、競馬場の待機厩舎で、田部先生自らがバルクの体を洗っていらした。バルクのまわりはいつも穏やかなムードに包まれていた。
このチームだからこそ、バルクは他の馬より厳しい条件のもとでも走り続けていられたのだと思う。

結局、道営田部厩舎所属のまま引退することになった。
そのことが、なんだかとても嬉しい。

写真は、2009年の宝塚記念レース終了後の厩舎。
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競馬場のマスコットホース

2010年03月17日 | 競馬場
中山競馬12Rのパドックが終ってレースの撮影に向かったら、
正門前で帰宅するお客さんを見送っていたアブウとペールに会った。

いつも大勢の人に囲まれて人気者。
この日もしっかり仕事をしていたけど、ちょっと眠そう。

数枚シャッターを切るうちに、また大勢の親子連れに囲まれて
彼らの姿が見えなくなった。
大切なお役目、本当にご苦労様です。
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パドックとレース

2010年03月16日 | 競馬場
パドックで馬を見ているのが好きである。
表情とか歩き方、厩務員さんとのやりとりなど、いつもシャンターチャンスを探している。

あるとき、一目見るなり「かっこいい!」と思ってカメラを向けた馬がいた。けれど馬体はぴかぴかなのに、目に精気がない。
そういう馬は、撮影するのも難しいし、
「まさかレース中にケガしないだろうなあ」という心配までしてしまった。
今まで、何度かそういうことがあった。
結局、パドックではその馬を撮影することができなかった。

気になって、レースを見守っていたら、
後方を追走していたその馬は、最後の直線で、あれよあれよというまに他馬をごぼう抜き。見事トップでゴールを駆け抜けた。
「うっそー!全然やる気なかったのにー!」と思いながら
ウィナーズサークルに臨むその馬にレンズを向けたら・・・・。
「バカにするなよな」と言っているかのように、
冷ややかな(私にはそう思えた)視線がかえってきた。
「うそつき!」とつぶやく一方で「すみません」と頭を下げる。

後で調べたらそのレース、彼にとっては久々の勝利だった。
やっぱり彼はその日、輝いていたのだった。
今度は、パドックでもいい顔を見せてねー!









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祝!スズカジェット

2010年03月15日 | 競馬場
日曜日の中京競馬9R、ずっと応援していたスズカジェットが先頭ゴールを切った。
JRAでは初めての勝利!

スズカジェットは、GI馬スズカフェニックスの弟である。
2008年1月、真冬の遠野を訪れた折、「遠野馬の里」にあるMS遠野の厩舎窓から一頭だけ顔を出していた馬がいた。
綺麗な馬だなーと思って撮影していたら、フェニックスの弟スズカジェットだということがわかった。
栗毛のお兄ちゃんとは全然似ていないけど、澄み切った瞳は同じ。

デビュー2戦して遠野へ休養に来ていたが、その後公営名古屋へ転厩して2勝し、再びJRAへ戻ってきた。
地道に走り続け、そして昨日、貴重な1勝をあげた。
祝!祝!祝!

写真は2008年1月 MS遠野で。

スズカジェット(牡6)
父 アドマイヤベガ
母 ローズオブスズカ
橋田満厩舎(栗東)
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中山競馬場のホワイトワンボーイ

2010年03月14日 | 遠野の馬
春競馬突入の中山競馬場で、ホワイトワンボーイがショーを披露。
お得意のジャンプで観客を沸かせていました。
天気が良い日は、遠野生まれの印「と」の字がくっきり。

ボーイは、いろいろな馬世界をつなげてくれる存在です。
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