GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

粟島へ(2)

2011年10月27日 | 馬徒然
昨日に続き、粟島の話題。

昭和7年に最後の馬が亡くなり、粟島には馬がいなくなった。
けれども今、馬を主体にしたプロジェクトが、行政とNPO法人によってスタートしている。

写真は、北海道からやってきたドサンコの親子。
母馬は子を宿して、今年5月、粟島で出産した。
子馬の名は、粟島で生まれたので「アワ」、男の子である。
親子のほかにもお父さん馬と若い牝馬が同じ放牧地にいる。

馬の運動や飼いつけはプロジェクトのスタッフがしているが、島の奥さんたちが、畑でつくるニンジンやダイコンの葉を、毎日馬たちにもってきてくれるそうだ。

島には、かつて馬が駆け回っていた牧が残る。
80年の時を経て、漁業と畑の島に再び馬の姿が見られるようになった。

週末は遠野馬のセリ。
いざ、晩秋の遠野へ。
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粟島へ

2011年10月27日 | 馬徒然
絶滅した馬の調査で、新潟県の粟島を訪れた。
岩船港からフェリーで1時間半、周囲23kmほどの小さなこの島に
かつて野放しにされていた馬がいたそうである。

漁と畑と民宿、米以外は自給自足の豊かな島だ。
けれど海が荒れれば、船は欠航する。
宿の窓から荒れる日本海を眺めた。
いつまでも見ていたくなるような、きれいな光景だった。

馬を含めた粟島の調査は、作家の森まゆみさんを中心に来年三月まで続けられる。






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3冠馬誕生

2011年10月24日 | 競馬場
菊花賞で、史上7頭めの3冠馬が誕生した。
パドックでは、466kgの体重にもかかわらず大きく見せ、
返し馬では、ひときわ美しい走りをしていたオルフェーヴル。

父ステイゴールドは、人気、実力ともにありながら、ほかのサンデーサイレンスの産駒に比べて幾分地味な存在だった。けれど種牡馬として大成功をおさめた。

おりしも今年は、往年の3冠馬シンボリルドルフが逝った年、そしてオルフェーヴルの母父メジロマックイーンの生まれ故郷であるメジロ牧場が閉鎖した年だ。
馬の活躍には、どこか人知の計り知れない運命が動いているように思う。

久々に感動的なレースを見せてもらった。

菊花賞に行くことはできなかったので、ダービーを制したおりのオルフェーヴルの写真をアップ。

オルフェーヴル(牡3)
父 ステイゴールド
母 オリエンタルアート(父メジロマックイーン)
栗東 池江秦寿厩舎
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川合玉堂が描いた馬

2011年10月23日 | 馬徒然
神奈川県立近代美術館葉山で、日本画家川合玉堂の展覧会「描かれた日本の原風景」が開催されています。

愛知県に生まれ、岐阜で育った川合玉堂(1873~1957)は、自らが目にした田畑や山、街道の風景を四季折々に描きました。
その絵の中に、幾度となく描かれているのが「馬」です。

玉堂が描いた馬は、荷を背負い、色づく峠や夕暮れの川辺、雪の街道を人にひかれて歩いています。
宿場町で水をもらい、手入れされている姿や、乗合馬車を引く姿もありました。
畑や田を耕す農耕馬の姿はなく、ほとんどが駄載馬であることは興味深いところです。

日本の風景のどこかに、必ずといっていいほど馬がいたことを思い、しばし、玉堂の美の世界にひたりました。

「川合玉堂展―描かれた日本の原風景―」
神奈川県立近代美術館 葉山
前期:2011年10月22日(土)~11月6日(日)
後期:11月8日(火)~11月23日(水・祝)
AM09:30~PM05:00(入館はPM4:30まで)
月曜休館
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騎馬像

2011年10月20日 | 日本の馬
皇居外苑にある楠木正成の騎馬像。
住友の別子銅山200年祭を記念して、明治33年(1900年)に建立された。
楠木正成は高村光雲、馬は後藤貞行の作。

改めて見ると、すごい迫力である。
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海の流鏑馬(3)

2011年10月18日 | 馬徒然
浜辺の流鏑馬は、とても壮大だった。
白波がたつ海には、サーファーが大勢いたが、
流鏑馬が始まると、海からあがって観覧する人も少なくなかった。
迫力満点だった。

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海の流鏑馬(2)

2011年10月17日 | 遠野の馬
由比ガ浜の流鏑馬には4頭の馬が出場していました。

うち2頭は、日本古式弓馬術協会・武田流鎌倉派の方々が所有している馬。
あとの2頭は、大井松田乗馬クラブさんからの助っ人です。
馬事公苑の「愛馬の日」に続き、遠野馬のエクセラレディー(エクサラレディー)が射手の方のリクエストに応えて出張、がんばりました。
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海の流鏑馬

2011年10月16日 | 馬徒然
神奈川獣医師会の企画で開催された「動物フェスティバル」の一環で、
鎌倉由比ガ浜で武田流の流鏑馬が披露された。

朝方の雨はやみ、晴れ上がった由比ガ浜。
海辺で粛々と流鏑馬の儀式が執り行なわれる様子は、まるで、絵巻を見ているよう・・・。
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マリーゴールド

2011年10月15日 | 日々折々
所用があって代官山へ行った折、時間調整のために立ち寄った公園。

丘を利用した公園のうっそうとした林の中に畑がいくつもあり、たくさんの野菜が栽培されていた。近所の小学校の生徒たちが管理する畑のようである。
木が生い茂り、背丈までありそうな雑草が思い思いの花を咲かせる。
一方で、マリーゴールドの花畑には、たくさんのツマグロヒョウモンやハチがとびかっていた。

代官山近辺に、畑があり、林があり、花畑のある公園があるなんて知らなかった。

我が家のツマグロヒョウモンたち、4回目の羽化の時期を迎えている。
旅立った蝶は、どこまで飛んでいくのだろう。

マリーゴールドの花畑にいたヒョウモンチョウを眺めながら、
あっというまに約束の時間がきた。
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ジャスミン

2011年10月14日 | 遠野の馬
根岸のポニーセンターにいる遠野馬のジャスミン。
大きな鹿毛の牝馬で、お尻に黒の烙印「と」印。
旧名は「サクラヒメ」という。

彼女が故郷に戻ってお母さんになることはないのだろうか。
週末は、子供たちへの馬事普及に活躍している。

ジャスミン(サクラヒメ)
父 パスカルⅡ
母 松姫
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