GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

『遠野馬物語』が岩手のメディアに

2009年01月31日 | 馬徒然
里文出版から『遠野馬物語』がラジオ・エフエム岩手で紹介してもらえることになったと連絡をもらった。
「いわての本棚」という岩手にゆかりの作者・作品を取り上げる番組だそうである。
放送日時は、平成21年2月11日または、18日(いずれも水曜日)10:55~11:00の5分間。

また、岩手日報2月8日発行分で、書評が出るそうです。

地元のパワーってすごいですね!!





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幸せ顔

2009年01月30日 | 馬徒然
先日訪れた中島トニアシュタールで会ったフリーデンナナは、生まれて間もない頃に写真を撮らせてもらった。家の庭先で母馬や同僚の馬たちと一緒に、ぴょんぴょんはねまわる元気な子馬だった。
2006年コニカミノルタプラザの写真展「遠野馬物語」に出展したときの題名は「大はしゃぎ」。もちろん今回出版した本にも登場してもらった。

先日会ったナナは、とても美しく可愛く、撮影者の立場からいうと非常に「フォトジェニック」だった。
馬の顔の表情は、たとえば競走馬がパドックで目に輝きがあるときは成績がいいように、精神状態や体調がよく表れるように思う。

ナナはやさしいオーナーさんに大事にされて、今とても幸せそうである。
遠野を旅立った馬たちが、皆そのようであってほしいと願っている。

フリーデンナナ(牝・5歳 ウェストファーレン)
父 フリーデンスラート(ウェス)
母 ヴィヴィッドキーン(サラ)
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二つの写真展に馬が!

2009年01月29日 | 馬徒然
神田のオリンパスギャラリーで開催中の野嵜正興氏の「ルーマニアの農民達」。
ルーマニアのマラムレ地方で暮らす人々を撮影したもの。暮らしの中で、今も馬が馬車を引き、農作業を手伝って働いている。素朴な暮らし、映画を見ているような映像の数々。
2月4日まで。

新宿コニカミノルタプラザでは、長倉洋海氏の「人間交路ーシルクロード」開催中。
シルクロードは遊牧民の生きる場所。馬がいて当然なのだけれど、汗血馬の故郷フェルガナ地方で撮影された写真は草原を走る馬の群れ。それはモンゴルで見る逞しい馬とは違い、しなやかな馬たち。汗血馬の子孫といわれるアハルテケだろうか。
2月2日まで。

どちらも馬が主役ではない。
でも、暮らしの中に馬が確かに存在することを教えてくれる。

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たった一つの部品

2009年01月28日 | 馬徒然
馬と関係ない話ですが。

我が家のガス湯沸かし器は、もう20年も使っている。けれどいたって調子よく、火もきれい。1年ほど前に東京ガスから検査に来た人が太鼓判をおしてくれたほど。

ところが先日、ガス栓を開けるレバーの動きが悪いことに気がついた。
正常に湯が沸かせるのでしばらく様子を見ていたが、気になるのでサービスセンターにお願いした。
見てもらったところ、レバーの付け根部分が破損しているという。ところが!!レバーを含めた箇所の部品が、もう古くてないのだという。
その日から湯沸かし器は使えなくなった。復旧の方法は、なんと湯沸かし器の取替え。それは大工事で、工期も費用もとんでもない負担である。
たった一つの小さな部品がないばかりに、とんでもないことになった。

使い捨ての時代。
でもある日突然、ガス栓を開くレバーの不具合だけでライフラインであるガスが使えなくなる。その復旧にとてつもない費用と時間がかかるなんて、こんな不条理なことがあろうか。しかも、湯沸かし器そのものは正常なのである。
絶対納得できない!

新しいものばかりを求めて、修理技術が衰退していませんか。
「リセット」があまりに安易に、日常的に行なわれすぎていませんか。









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遠野の三人娘

2009年01月27日 | 馬徒然
友人が、『遠野馬物語』を本屋さんで見つけて購入したとメールをくれた。
その本屋さんでは、「民俗学」のコーナーに、それも柳田國雄の『遠野物語』のとなりに並べられていたのだという。

こんなに嬉しい報告はない。
わざわざ買ってくれた友人と、「民俗学」のコーナーに置いてくれた書店さん、本当にありがとう!!

今日の写真は、先日遠野から来た生産者のマリコさんと一緒に訪ねた茨城県の乗馬クラブ・中島トニアシュタールで。
マリコさんの生産馬カスタニー(牝・黒鹿毛)と、同じく遠野出身のフリーデンナナ(牝・鹿毛)。一緒に写っていないけれど、やはり遠野から旅立った芦毛のモミジ(牝・旧名ハレコ)も一緒。
広々とした放牧地で草を食べたり水浴びしたり、幸せそうな遠野の三人娘だった。



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不思議な馬

2009年01月24日 | 馬徒然
準オープンクラスのアレキサンドライトSに出走したカジノドライヴ。
関東馬ながら、京都で鮮烈なデビュー、その後のアメリカでのレース成績は見事なものだった。アメリカではワシントンポストに瀧澤陽子氏のコメントによって紹介されている。

そのカジノドライヴが、中山で走った。
パドックから不思議な雰囲気を漂わせる。大型馬ということもあるのだろうが、とにかく目立つ。
その成績からいっても準オープン出走がまちがいでは・・・と関係者の誰もが言っていた。

しなやかに力強く先頭でゴール板をかけぬける。
大勢のカメラマンがレンズをむける。私も撮影しながら、なんともいえないものを感じた。
すぐとなりに、今井寿恵先生がいらっしゃった。カジノドライヴがアメリカで走った4戦、すべて渡米して撮影されたそうだ。あの今井先生をここまで駆り立てる馬・カイノドライヴ。

今後、どのような競走馬になっていくのだろう。
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発売開始

2009年01月24日 | 馬徒然
『遠野馬物語』が初めて書店に並んだ。

店によって置かれる場所は違うと思うけれど、
新宿紀伊国屋書店では「ギャンブルコーナー」に置かれていた。「馬」だから・・・と。
担当者の人に、この本はギャンブルとは無縁だと説明すると、今後の陳列場所を考慮する事を約束してくれた。
書店は本のジャンルの仕分けに苦慮することも多々あるのだという。

それにしても、馬=競馬=ギャンブルの図式が定着していることが、悲しい。
「日本の馬文化」は競馬だけではないのに。

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『JBBA NEWS』掲載

2009年01月22日 | 馬徒然
遅ればせながら・・・、

日本軽種馬協会が発行する雑誌『JBBA NEWS』1月号に、昨年6月ドイツ・ベルリンのホッペガルテン競馬場を取材した記事が掲載されました。

ホッペガルテンは旧東ドイツに属し、統一と分断を繰り返したベルリンとともに波乱万丈の道を歩んだ競馬場です。ガイドをしてくれたのは、東ドイツ出身の友人。彼女の体験を聞き、ホッペガルテンやベルリンの歴史に思いをはせながら、記事をまとめました。

2月号、3月号は、瀧澤陽子さんのエッセイ、イギリスとイタリアの競馬場訪問記が掲載されます。

『JBBA NEWS』(社団法人日本軽種馬協会)
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船橋競馬場イベント

2009年01月21日 | 馬徒然
本日1月21日より、船橋競馬場で「ジョッキーを夢見る子供たち」パネル展が開催されます。

映画「ジョッキーを夢見る子供たち」は、フランス競馬と騎手を目指す子供たちのストーリー。凱旋門賞に出走したディープインパクトと武豊騎手も出演しています。
船橋競馬場では、この映画の公開を記念して、競馬場内特別観覧席にてパネル展を開催。地元船橋でこよなく競馬を愛する瀧澤陽子氏の映画評も、あわせて御覧いただけます。

下記HPからどうぞ。

http://www.jockey-movie.jp/index01.html
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「洛陽の紙価を高める」

2009年01月18日 | 馬徒然
初めて出版するフォトエッセイ『遠野馬物語』がついに完成。手元に届いた。
実感がまだわかず、机の上において遠くから眺める。

本が届いたその日、中山競馬場でライターの瀧澤陽子ちゃんに会ったので、本が完成した旨を話した。すでに本を数冊出版している陽子ちゃんが、
「らくようのしかをたかめる儀式やった?」
と言う。
「え、なにそれ?」と私。
「本が出来上がった日に出版社の担当と執筆者が本に杯をあげることよ。『洛陽の紙価を高める』は中国の諺で、出版した本の評判がよくて売れ行きがよいことのたとえ。それを祈願する儀式をね、一人でもいいから、本を上座にたてて、杯を捧げて飲み交わす。やらなくちゃ。」
なるほど、さすが先輩である。

で、昨晩早速、「洛陽の紙価を高める」という儀式をとりおこなった。
緊張がゆるんだのか、日本酒が美味しく、調子にのって飲みすぎてしまった。

なにはともあれ、本が完成。
出版社の話では、1月27、28日ごろに全国の書店で発売になるとのこと・・・。うーん、まだ実感がわかない。

本の購入については、里文出版HPを御覧下さい。

http://www.ribun.co.jp



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