GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

週末は遠野のセリ

2009年10月29日 | 遠野の馬
今週末、例年より2週間遅い遠野の乗用馬市場が開催されます。
悲しいこと、嬉しいこと、いろいろあった遠野のこの一年でした。
今年もまたセリの日を迎えられたことが、何よりです。

というわけで、私も遠野へ行って参ります。

重なった秋の天皇賞。
その日の条件戦には、とても会いたかった馬も出走します。
岩手から応援します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛機入院

2009年10月25日 | 競馬場
馬事公苑で開催された内国産乗用馬の競技会を撮影しているとき、デジカメの露出が調子悪くなり、撮影に支障が出た。
どうにかその場をしのぎ、翌日早速ニコンサービスにもっていったら、ボディのマウント部分が消耗して露出の伝達ができなくなっているとの診断。愛機は1週間の入院を余儀なくされた。

その週の競馬撮影は諦めかと思ったら、どうしても撮影したい馬が出走する・・・。
妹に頼み込んで、カメラを借りて、撮影にのぞんだ。

出走馬にシンボリクリスエスの子供たちがいると、必ずカメラを向ける。彼の息子、娘たちは、父親譲りの漆黒の毛色が多い。
その日、私が撮影したかったクリスエスの2頭の子供たちは、それぞれのレースで見事優勝した。

写真は、娘のラドラーダ(牝3)
父・シンボリクリスエス
母・レディブロンド
藤沢和雄厩舎

さて翌週、私の愛機は無事退院した。
それにしても、使い始めてまだ3年、そんなに酷使してたかなあ。
思えば最近は、毎週の競馬場だけでなく、なにかといえばデジカメ出動だった。
フィルムカメラに固執する一方で、こんなにもデジカメに頼っていたことを痛感。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モンゴルへ(8)~馬頭琴ラベルのモンゴル・ウオッカ~

2009年10月23日 | 海外の馬
ホスタイ国立公園に宿泊した日は、私の誕生日でした。
偶然、私達ツアーのバスの運転手さんも同じ誕生日とわかり、盛り上がりました。
こんなに賑やかな誕生日を迎えたのは、小学生の時以来かも。
そしてツアーの方々からプレゼントしていただいたのは、モンゴル・ウオッカです。

モンゴル料理は羊肉がメイン。その油を分解するために、モンゴル・ウオッカが効果的なのだそうです。
各地、いろいろなウオッカがありますが、味が濃くて、少し甘味があり、美味しいです。
私が頂いたのは、「馬頭琴」ラベルのウオッカ。日本にも何種類かのモンゴル・ウオッカがあるようですが、このウオッカを見つけることができません。

「馬キチ」の私にとって忘れられない誕生日となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日光東照宮の馬車

2009年10月22日 | 馬徒然
紅葉真っ盛りの日光を訪れました。

東照宮周辺の参道では、観光客向けに馬車運行中。
仕事をしている馬は、ゴライアス。右前足をあげる仕草が得意ですが、おやつのニンジンを要求しているのだそうです。

日常生活では、スーパーでニンジン3本198円を「安くない!」と思ってしまうのに、馬のおやつになるニンジンを1/4本200円でも躊躇なく財布のヒモをゆるめてしまいます・・・。

世界遺産のこの地では、流鏑馬や御神馬など、馬が活躍しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モンゴルへ(7)~モンゴルの馬たち~

2009年10月20日 | 海外の馬
間があきましたが、モンゴルの話題をもう少し。

ホスタイのツーリストキャンプは、世界中から旅行者だけでなく、様々な研究者が訪れる場所。宿泊した日も、ホスタイに棲息する野鳥の学会が行なわれていて、欧米やアジア各国からの専門家が集っていました。

ホスタイ国立公園からウランバートルに戻り、今度はモンゴルきってのリゾート地であるテレルジ国立公園へ向かいました。
写真は、テレルジ最大のリゾートホテル近くの馬と飼い主さん。彼らは観光客相手の乗馬を仕事にしています。馬の名前は「ホンゴル」といいます。
ほんの少しだけ、乗せてもらいました。

モンゴルの馬は、日本でいえば、ドサンコか木曽馬くらいの大きさ。容姿はいろいろで、このホンゴルのような馬もいれば、野生馬タヒに近い馬もいる。日本の在来馬であるドサンコや木曽馬とよく似ている馬、ドイツで見たデュルメン種に近い馬も見かけました。そしてピントやアパルーサといった毛色の馬も。

モンゴルは、あらゆる馬種のるつぼかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「蹄」NO.228

2009年10月18日 | 馬徒然
社団法人日本装蹄師会が発行する会報誌「蹄(ひづめ)」で、『遠野馬物語』の書評を掲載していただきました。
とても暖かな、そしていろいろな話題をおりまぜたすばらしい書評で、本当に有難く思います。

書評を書いてくださった装蹄師会のA先生とは、まさしく遠野のご縁から。
改めて、馬がもたらしてくれるご縁に、感謝、感謝です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モンゴルへ(6)~タヒとオオカミ~

2009年10月14日 | 海外の馬
大地の色に溶け込んだタヒの群れ。
彼らの鼻先の白さが、とてもとても印象的でした。

めったに見ることはできないそうですが、このホスタイ国立公園にはオオカミも暮らしていて、タヒの子馬が犠牲になることが多いそうです。

柳田国男の『遠野物語』によれば、その昔、遠野でもオオカミによる馬の被害が相継いだということですが、ある秋の日、おびただしい数のオオカミが北に走り去ってからは、遠野でオオカミの姿を見ることは少なくなったと綴られています(第41話)。
北へ向かったオオカミは、どこへたどり着いたのでしょうか・・。
タヒとオオカミの話を聞いて、なんとなく遠野のことを思い出しました。

それにしても、オオカミという天敵がいても数を増やしているというタヒ。保護を受けていることもあると思いますが、彼らの生命力の強さが、再野生化の成功につながったのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モンゴルへ(5)~野生馬タヒ~

2009年10月13日 | 海外の馬
ホスタイ国立公園には、一度は絶滅に追い込まれた野生馬モウコノウマが暮しています。モンゴルでは「タヒ」と呼ばれる馬たちです。

1992年頃よりタヒの再野生化プロジェクトが進み、オランダの動物園で飼育されていたタヒがホスタイ国立公園に戻されました。現在はいくつかのハーレムを形成し、300頭近くまで数を増やしているとのことです。

ホスタイ・ツーリストキャンプから車で走ること20分ほど、ひとつのハーレムが山の中腹で草を食んでいました。12頭ほどの群れです。
日本では多摩動物園で、ドイツではベルリンの動物園でタヒを見たことがありますが、群になったタヒの美しさは格別です。
想像していたよりも、ずっとずっと綺麗で愛らしい馬たちでした。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JRAジャパンブリーディングホースショー

2009年10月12日 | 遠野の馬
10月10日、11日の2日間、世田谷のJRA馬事公苑で「ジャパンブリーディングホースショー」が開催されました。

内国産の馬たちによる馬術大会で、遠野、釧路で生産された乗用馬、そして元競走馬のサラブレッドが多数参加しました。

優勝したのは、佐倉ライディングクラブの福嶋さんと、遠野生れのオンブレサーティーン。
写真は、表彰式。大会の後援者である遠野の乗用馬生産組合の面々とオンブレに騎乗した福嶋さんです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モンゴルへ(4)~車窓から~

2009年10月09日 | 海外の馬
ハラホリンから野生馬タヒ(モウコノウマ)が生息するホスタイ国立公園までの移動は、その半分近くが草原や砂漠の中。道なき道を行くバスの運転手さんに脱帽です。

昼食をとったフグヌハン山のツーリストキャンプ近くには、13世紀ごろの寺院遺跡が残ります。奇岩が連なる砂漠のような場所に、昔の僧侶たちはどのようにしてたどり着いたのか、不思議です。
そして、ここにも家畜の群れがいます。広大な大地を自由に移動して暮す遊牧民とは、なんと逞しい!
移動の途中にも、馬や家畜の群れ、そして群れを追う馬上の人を何度も見かけ、シャッターをきっていました。
写真は、その中の一枚です。揺れるバスの中から撮ったにしては、なかなかの出来。

ホスタイ国立公園のツーリストキャンプに着いたのは、すっかり暗くなった夜7時半過ぎ。ほとんどバスの中で過ごした1日でした。
タヒに会えるのも、もうすぐです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする