GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

蒼井優ちゃんと遠野馬

2008年07月29日 | 遠野の馬
JRAのコマーシャルでもすっかり御馴染み、蒼井優ちゃんの写真集兼インタビュー本「蒼井優 今日、このごろ。」(宝島社)が発売中です。

その中で、蒼井優ちゃんがやってみたいこと「乗馬」で、一緒に写っている白い馬は、遠野生れのジャスミンです。
平成10年4月29日生まれの牝馬。父・イズミボールド(サラ)、母・ジュンハナミ(半血)。

先日は、津久井馬術競技場の「神奈川ホースショー」で、遠野馬たちが多数出場、大活躍しましたが、蒼井優ちゃんと一緒に本になったジャスミンも、こんな形で活躍しています。
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岩手の地震

2008年07月24日 | 馬徒然
1ヶ月前の地震に続いて、再び東北地方で大きな地震が・・・。
今回の震源地は遠野に近くて、とても心配したが、どうやら大きな被害はないようで安心した。
地元の人に言わせると、「人口密度が低い」こと、「財産がない」ことが被害のない要因だそうだが、あの風景こそが貴重な「財産」なのだと思う。
自然災害にも動じない、そんな遠野はたくましいなあと感心する。

こんなに大きな地震が人口密度150パーセント(?)東京でおこったら・・・?
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アイスランドホース

2008年07月21日 | 海外の馬
ファームステイをした折、ハノーヴァーやホルシュタインなどの競技用の馬たちに混ざって、数頭のアイスランドホースがいた。
乗馬用なので大人も乗るが、小さい子供の乗馬にはまさにうってつけ。本当に子供って、どうしてこんなに乗馬が上手なのでしょ。

その名前のとおりアイスランド原産の馬。
NHKの番組で「ゴングルの旅」というドキュメンタリーを見たことがある。アイスランドでは、夏になると各家で飼育している馬たちをいっせいに荒野へ放牧に出す。10月、人々は野生化した馬たちを集めるために数日間の旅に出かけるのだが、これを「ゴングル」という。車でいけるような場所ではなく、人も馬に乗って川や氷河、湿原を越えての馬探し。荒野で気ままに過ごしていた馬を見つけ、彼らを追いながら一つの集団にまとめて、里に戻す。そして冬の間に彼らを調教して、国外へ売るのだという。

アイスランドホースの品種基準となるのは、5種類の歩き方ができるかどうかであり、また毛色についても厳格な基準が設けられているそうだ。
体高130cmほどで決して大きくないが、「ポニー」とよばれることはない。

ドイツでも人気があり、愛好者が多いそうである。

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タルパン

2008年07月20日 | 海外の馬
シュトローヘンのアラブ馬生産牧場に併設された動物園で、「タルパン種」と表示のある馬たちが飼育されていた。

タルパンは、東ヨーロッパを中心に棲息していた最も古い品種の野生馬。モウコノウマと並んで現在の軽種馬の祖先となった。
19世紀後半に絶滅してしまったが、その後ポーランドやドイツで戻し交配が進められ、全世界で100頭ほどが飼育されている。

タルパンの末裔とされるのはイベリア半島にいる「ソライアポニー」だというが、
翌日に訪れたデュルメンの野生馬たちも、タルパンにそっくりだった。
デュルメン馬の写真を見た人が「やけに不細工な馬」と感想を言っていたが、サラブレッドが馬のすべてだと思っている日本人には、在来馬は「馬」ではないのかも?

在来馬たちも十分に美しいと思いませんか。
コメント (4)
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神奈川ホースショー

2008年07月18日 | 遠野の馬
来る7月26日、27日、神奈川県相模原市の津久井馬術競技場で「第16回神奈川ホースショー」が開催されます。(主催・神奈川地区乗馬倶楽部振興会)

この大会では、昨年に続き遠野産馬による「ジャンピングカップ」と「ドレッサージュカップ」が行なわれます。遠野からも応援団が来場。皆で遠野から旅立っていった馬たちの活躍を見守ります。

詳細は、下記のとおりです。
会場:津久井馬術競技場(相模原市津久井町)
日時:平成20年7月26日(土)障害飛越競技 AM8:00 第5競技「遠野産馬ジャンピングカップ」
   平成20年7月27日(日)馬場馬術競技 AM8:00 第10競技「遠野産馬ドレサージュカップ」
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ドイツの野生馬

2008年07月16日 | 海外の馬
ドイツに野生馬がいると知ったのは、ずいぶん前のことだった。
なにかの雑誌で、ある貴族の領地に暮す馬たちの神秘的な写真を見たのだった。その馬のことを知りたくてドイツ政府観光局を訪ねたけれど、資料もなければ馬のことを知っている局員は誰もいなかった。

それから数年、政府観光局のホームページにほんの数行ながら「野生馬」のことが紹介されていた。
ミュンスター近郊デュルメン近くのメアフェルト湿原に暮す野生馬・・・。
まさか本当にこの野生馬たちに会える日が来るとは思わなかった。

有料の公園として整備された湿原に仔馬も含めて400頭もの馬たちが暮す。おそらく、タルパンやソライアポニーの血を引いていると思われるが、薄墨色に統一された毛色が美しく、圧倒される。一時は絶滅しかけたそうだが、現在はデュルメン種として大切に保護されているそうだ。

毎年5月最後の日曜日は、前年に生まれた牡馬を振り分ける作業がおこなわれ、一大観光イベントとなっている。
この模様は、「メアフェルトの風」(農林放送事業団制作)というビデオで、日本でも閲覧可能です。



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馬車を引くフィヨルドホース

2008年07月15日 | 海外の馬
ベルリンのブランデンブルグ門から東は、「Unter den Linden(ウンター・デン・リンデン」という、戦前のベルリンのメインストリートが続く。「菩提樹の木の下」という意味。
東西統一以前は、東ドイツの政治の中心地だったそうだが、現在は劇場や美術館、大学、カフェやショップが連なるオシャレな通りである。

そのウンター・デン・リンデンに観光馬車が通る。ドイツで初めて見た馬が、この馬車馬だった。色はパロミノ系だが、見たことのない馬で、なんの種類かと思っていたら、数日後西ドイツを旅したときに同じ馬がいた。
「フィヨルドホース」というノルウェー原産の馬だとわかった。

モウコノウマによく似ているが、東ヨーロッパ最古の品種とされるタルパンの影響も受けているという。タテガミの真中に黒い毛が直立にはえているのが特徴。毛色はほとんど河原毛。
ドイツやデンマークで人気が高く、ノルウェーからの輸出が盛んに行なわれているそうだ。

旅の途中、本当にたくさんの品種の馬に会った。
どの馬も雑種としてではなく、土地を代表する品種として確立していることに感動した。


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純血アラブ馬

2008年07月14日 | 海外の馬
ドイツ最大のアラブ馬生産牧場は、シュトローヘン(旧西ドイツ)にある。
驚いたことに、動物公園の一部になっている。
繁殖牝馬の放牧地もゾウの放牧地のすぐ隣り。
アラブ馬の仔馬がたくさん生まれていたが、望遠レンズを使っても、ちょっと遠い。残念。
ただし、種馬の厩舎は見学自由だった。10頭ほどの美しいアラブ馬たちである。

厩舎の前の放牧地に、ひたすらパドックを走り回る1頭のアラブ馬がいた(写真)。右の首筋のところに白い文字が焼き付けられている。それは、純然たるアラブ生まれの標なのだという。

公園内では、ホースショーや馬術大会の開催もある。
すべて個人資産で運営される動物園とのことである。



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ホッペガルテン競馬場

2008年07月09日 | 海外の馬
東ベルリン郊外にあるホッペガルテン競馬場では、6月15日、「家族のための競馬」というテーマで競馬が開催された。

13日に日本を発ったのも、この開催に合わせてのこと。
日本の競馬場と違って、欧州の競馬場は毎週末に開催されるわけではなく、半年間に数回。
このホッペガルテンも、次の開催は8月16日、2ヶ月も先である。

かなり古いレンガ造りのスタンドは、いかにも東欧の建物という風情。地震の国日本だったら、とっくに使用禁止だろうに。横浜根岸にある、あの競馬場のスタンドが今もそのまま使われている、という感じなのである。
けれど一歩中に入ると、驚くほど綺麗にセッティングされたカフェやバーがあり、大勢の人で賑わっていた。

パドックもコースも、こんもりした森の中。
子供連れのファミリーはもちろん、犬を連れた人たちも少なくなく、のどかな競馬場である。
全部で8レース、もちろん全て芝。
同行してくれた通訳の友人は、初競馬場、初馬券で見事にゲットし、きんきんに冷えた白ワインをご馳走してくれた。
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2拍子で走る馬

2008年07月07日 | 海外の馬
ベルリンにはトロッター(繋駕レース)の競馬場が2箇所ある。
開催はしていなかったが、東ベルリン側のKarlshorst競馬場を訪ねてみた。

駅から歩いて2分ほど。出入りは自由である。
こんもり茂った小道を行くと、目の前に広いダートコースが広がる。一番奥がスタンド。2週間後に開催を控えて、数人の人たちが掃除やら会場造りをしていた。

空は南の島のように青く、広い。
砂の向うから黒い馬が走ってくるのが見えた。ラッキー!!調教を見ることができるのである。

トロッターが走る姿を初めて見た。
前足を90度近く上げて規則正しく走る。
馬のギャロップは変則の3拍子だという。
でも、トロッターの走りは、実に見事な2拍子。3周ほど走った後、足の回転が上って、ぐんと速度が早くなった。その動きのなんと軽快なこと!正確なこと!

音楽の練習をするとき、正確なテンポを勉強するためにメトーロノームを使う。
トロッターの馬の走りは、まるで2拍子に設定したメトーロノームのようだった。
それも、「アレグロ」どころか、「プレスト」よりもっと速い。

写真では見たことがあるトロッター。でも、実際に見るその姿は写真よりもずっと綺麗で、みとれた。

実際のレースでは、あの2拍子がどのように聞こえるのだろうか。
是非、トロットレースを見てみたいと思った。


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