GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

津村騎手、おめでとう!

2008年11月29日 | 馬徒然
初めて重賞勝をプレゼントしてくれたタマモサポートとのコンビで、本日のメインレース・キャピタルSを勝った津村騎手。大勢のファンからサインを求められていた。おめでとう!!
タマモサポートは、タマモクロスの子。大好きだったタマモクロスの産駒が健在なことも嬉しい。
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いってらっしゃい、ハリーベイ!

2008年11月29日 | 馬徒然
馬事公苑でも一、二を争う大型の遠野馬バリーベイ(幼名ヴィクトワール)。
福嶋大輔さんとともに、12月になったらベルギーへ旅立つ。

とにかく大きい。遠野の当歳馬越冬放牧の第一期生だが、仲間といっしょに遊んでいても「なんで1歳馬が混ざっているの」と思うほどデカかった。馬事公苑の馬房が小さく見える。もちろんデカいだけでなく、そのジャンプ力はケタはずれで、調教を見ている関係者がため息をもらすほどの器。こんなにあどけない顔をしているのに、すごい才能を秘めているのだ。
予定はとりあえず1年。ハリーベイが馬としてどのように成長するのか、ワクワクする。

いってらっしゃい、ハリーベイ!!

ハリーベイ(セン6歳 セル・フランセ)
父 フロドラ・ジェルベーズ(セル・フランセ)
母 ダム・デ・ゾネ(セル。フランセ)
幼名 ヴィクトワールⅣ
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調教審査

2008年11月28日 | 馬徒然
雨の中、馬事公苑へ。
午前中に「調教審査」という月1回の恒例行事があるのだという。デビュー前の馬たちの調教がどの程度、どのように進められているのか審査を行なっているそうだ。
今日は20頭ほどの馬たちが対象。遠野の馬はパトリオートとハッピーⅢが参加していた。
競走馬と違い、馬術の馬たちはデビューが遅い。ゆっくりじっくり馬が成長するのを個々に見極めながら調教が進められる。
馬事公苑に入厩した頃に比べて、格段に逞しくなっていく馬たちの成長がよくわかる。みんな「金の卵」なんだね。

いつも思うのだけれど、馬事公苑の皆様、本当にご苦労様です。
写真は調教審査に参加しているハッピーⅢ。

ハッピーⅢ(セン5歳・芦毛)
父 フロドラ・ジェルベーズ(セル・フランセ)
母 タクマクイン(アングロ・アラブ)

パトリオート(セン4歳・鹿毛)
父 フリーデンスラート(ウェストファーレン)
母 パスキナード(セル・フランセ)

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馬が走るカード

2008年11月26日 | 馬徒然
同じマンションに住む人が下さったカードに馬が。
「Open Me-I Move!」と書いてある。カードを開いてみると、カードの真中にいる馬が走る!!競走馬さながらに走る!レースゴール前の判定写真のように細かい縦線があり、その中で馬がギャロップする!
とてもシンプルな仕掛けなのだけれど、カードを開くたびに動く馬があまりにリアルなので、すっかり楽しんでしまった。
カードに記載された下記HPからどうぞ。

Smart Move(animated greeting cards)
www.eyethinkinc.com

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スズカフェニックスの引退

2008年11月25日 | 競馬場
先日のマイルチャンピオンシップを最後に、スズカフェニックスが現役を引退し、北海道静内のアロースタッドで種牡馬になるという。

先週20日の調教後、フェニックスの馬体重は今まで一番重い480Kだった。それを見たとき、フェニックスはもう走りたくないと思っているのでは、感じた。優秀な競走馬はレースに向けて自分で体を作っていくと聞いたことがある。だから体重増加はちょっと気になった。本番では472Kに戻していたが、結果は8着。でも決して力尽きたようなレースではなかった。前が壁にならなければ、行き脚を失わなければ、末脚をもっと活かすことができただろうに、と思った。

スズカフェニックスは、遠野の縁で応援するようになった。それまで岩手競馬所属馬の育成調教をしていた「馬の里」に、3年前JRAの馬を預かる育成厩舎「MS遠野」が仲間入り。フェニックスはそこで休養後、2007年1月の東京新聞杯で重賞初制覇を果し、その年の3月に高松宮記念を勝ってGI馬となった。
フェニックスは競走馬として超エリート。そんな名馬に、休養で遠野に戻っているときは毎日会うことができた。「遠野仲間」のように思えた。

本当にお疲れ様でした。
力強い、ひたむきな走りを決して忘れない。

写真は、初めて競馬場で会った日、東京新聞杯を勝利したときのスズカフェニックス。

スズカフェニックス
2002年3月29日生まれ
父 サンデーサイレンス
母 ローズオブスズカ(父 Fairy King)
橋田満厩舎
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合掌、ヒシアケボノ

2008年11月21日 | 馬徒然
東大付属牧場で余生を送っていたヒシアケボノが亡くなった。
名スプリンターだった。
12月の中山でスプリンターズSが行なわれていた頃、枯れたターフで角田騎手を背にトップゴールを果した。パドックを彩る葉牡丹の紫と白のイメージが、ウィナーズと重なる。
現役のときも、引退してからも、思い出のある馬だった。合掌。

写真は、今年の1月に東大牧場を訪れたときのヒシアケボノ。

ヒシアケボノ 米国生まれ
父 Woodman
母 Mysteries




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トオヌップ

2008年11月18日 | 遠野の馬
「遠野」はかつてはアイヌの人々が住んでいたという。
その地名も、アイヌ語の「トオヌップ(湖のある丘原)」が語源なのだそうだ。
山、川、石・・・遠野は自然界のすべてに民話や伝説がある。それはアイヌに伝わる神謡や文化にも通じるように思う。

最近、アイヌ文化や人々をとりあげた報道が目に付く。NHKでは「アイヌ神謡集」を残した知里幸恵に焦点をあてた番組が放映された。朝日新聞でも今「ニッポン人・脈・記」というシリーズでアイヌの人々が紹介されている。
差別の歴史があったことは、日高にサラブレッドの撮影に通っていたときに知った。でも今まで知ることができなかった文化にふれることで、新しい価値観も生まれる。

トオヌップ・・・遠野には自然と共存するアイヌのスピリットが今も宿っているのかもしれない。



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無事是名馬 ヒカルサザンクロス

2008年11月17日 | 競馬場
11月16日、高知競馬のダイナブロス(牡12歳)が最多出走記録を樹立したというニュースが報道された。それは同じ高知競馬で走っていたヒカルサザンクロスの記録を更新した、と記されていた。
ヒカルサザンクロス・・・、その名を思い出した。

彼を撮影したのは、1995年12月17日、中山競馬場だ。その日は3歳特別戦(現・2歳)ひいらぎ賞、そしてGIスプリンターズSの日だった。ヒカルサザンクロスが出走したのは未勝利戦。そのレースの成績はふるわなかったが、パドックで見た彼はとても綺麗で何度もレンズを向けた(写真)。未熟ながらも、この1枚は私にとって記憶に残る1カットとなった。
ヒカルサザンクロスは1995年10月中央競馬デビュー、障害戦で1勝をあげたものの中央の登録抹消。その後、地方競馬の上山、金沢、高崎と転々とし、高知で2007年12月24日まで現役競走馬として走った。今年2008年3月に引退、現在は兵庫の乗馬クラブで余生を送っていると報道されている。彼は11年10ヶ月、15歳まで現役だったのである。
決して華やかな競走生活とはいえない。でも15歳まで現役でいられる競走馬はめったにいない。あのときレンズを向けたヒカルサザンクロスが、記録に残る活躍をしていたことが、何より嬉しい。
幸せな余生でありますように!!

ヒカルサザンクロス
父 ミルフォード
母 ヨネマンナ(父ミスターシービー)
1993年3月27日 北海道新冠生まれ
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愛しき虫たち

2008年11月16日 | 馬徒然
「馬ブログ」、のはずが、この数日は「虫ブログ」。

ベランダで3日前出くわしたカマキリが、今もいる。住み着いたのかな。
カマキリもけっこう愛嬌がある。カメラを近づけてのぞきこむと、カマキリもちゃーんとこちらを見ている。その顔が妙に可愛い。何を考えているのだろう。
まあ、カマキリも同じ事を思っているに違いない。

昆虫を表情豊かに撮影する写真家の作品を、見る機会が多くなった。
虫にも感情があり、知恵をもって立派に生きているのだという作者たちの視線は共通である。馬みたいにどこからでもわかるような大型動物ではなく、小さな生き物たち。その世界はとてもユニークだ。

女性で虫をテーマのひとつにして撮影されている林幸恵さんという写真家がいる。男性が描く虫の世界とはまったく違う映像は、ため息がでるほど綺麗。
写真集「夢色の世界」(株式会社風景写真出版)も発売されている。

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今朝の客

2008年11月14日 | 馬徒然
大学時代の友人たちとの交友がずっと続いている。

皆が独身OLだった頃は、月に一度の食事会が定例だったので「グルメの会」と称していた。食事だけではなく、海へ行ったり美術館へ行ったり、それに旅行もした。
それぞれ家庭を持つようになって子育てに忙しくなり中断した時期もあったが、私の個展にはすべて皆で来てくれたし、連絡が途絶えることはなかった。そして最近は一年に一度の「お楽しみ」として、また集るようになった。
一昨年は表参道ヒルズ、去年は六本木ミッドタウン、そして今年は、浜松に移り住んで刺繍教室を開く仲間の作品展を見るために、皆で浜松行きを決行した。かしましい「おばさん」になったけど、気持ちは20代のまま。それぞれ生活に追われていて、都合をあわせるのも難しい中、皆がそろうのが何より嬉しい。
大切にしたいと思う。

浜松に出かける前、ベランダの戸をしめようとしたら、ボトっと何かがおちた。カマキリだった。いったいどこで休んでいたのだろう。戸にあたって痛かったのか、あおむけになってバタバタとしていたけど、なんとか身をおこすとこちらを睨んで(?)いた。いるのを知らなかったんだから、恨まないでよね。
一方で、今朝はハチが姿を消していた。
我が家のベランダは、猫やら虫やら、千客、いや珍客万来である。


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