GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

ゴールデン街での映画ロケ

2008年04月29日 | 馬徒然
新宿ゴールデン街は、写真やら落語やら、その筋の専門家や業界の人が集る小さな店がひしめきあっている。歌舞伎町という住所から誤解を受けやすいが、風俗店はなく、純粋に飲み屋やバーが並ぶ不思議な空間。
友人のそのまた友人が、ゴールデン街で写真ギャラリーを併設した店をやっているので友人と一緒に時々足を運ぶ。4月はマスター自身の写真展「桜子」開催中。

夜7時半、ゴールデン街の入口付近にたくさんの人だかり。休みの前だから混んでいるのかと思ったが・・・。友人が「あ、椎名桔平だ!」と声を上げた。実はファンの私も思わず戻って「椎名桔平」を確認。テレビで見るよりカッコイーじゃん。と立ち止まっていたら、「立ち止まらないでください」と若い男性。ふとみれば、カメラやカチンコがおいてある。まさしく本番真っ最中だった。

飲み屋からスーツ姿のおっちゃんが顔を出し、「日米合作映画の撮影さ」と教えてくれた。そして「共演女優はハセキョー(長谷川京子)だってよ」と。
アメリカからも何とかという有名な俳優がロケのために来日しているらしい。
ハセキョーも米国俳優もその場にはいないようだったが、友人と私は椎名桔平を見てすっかり満足し、店へと向かった。

本格的な酒を飲ませてくれる店「アガジベベー」。写真展を拝見した後、美味しく珍しいカクテルを楽しみ、いい気分で時計を見たら真夜中12時だった。

アガジベベー
新宿区歌舞伎町1-1-6 ゴールデン街
TEL 03-3205-8239





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馬の展示

2008年04月28日 | 馬徒然
新しくなった東京競馬場は、正門を入ると左手に小さなパドックと厩舎がある。
毎週、違う馬たちが「展示」されてお客さんの人気を集めている。JRA所属のアラブ馬やルシターノ、ポニー、日本在来馬・木曽馬ときもあった。

春の東京開催第一週目は、元競走馬のユキノサンロイヤルとビッグプラネット。
どちらも活躍した馬たちなので、パドックのまわりはたくさんのお客さんで賑わっていた。何度も会う機会がある馬ならば、余計に想いは募る。

最近競馬場にくるお客さんは、馬券やギャンブルを超えた思いを抱いているような気がする。
馬を身近に感じることができる場所。確かに基本は「馬券」なのだが、競馬場はそういう馬に親しむ「レジャー施設」としての使命も、担っていかねばならないのだろう。
メディアのはしくれである私としては、「馬券」を離れた部分での競馬報道が、もっと増えればいいのにと、思っている。

写真は、ユキノサンロイヤル(牡10歳・青鹿毛)
父 サンデーサイレンス
母 マイアミガルチ
1997年北海道新冠生れ
2005年日経賞(GⅡ)を含めて7勝。

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ユキチャン人気

2008年04月27日 | 馬徒然
オークストライアルのパドック、GIレースさながらにカメラマンが集ってきた。お目当てはもちろん白馬ユキチャンである。
相変わらず真っ白なユキチャンがパドックに姿を現すと、観客席がどよめいた。天気がよくて初夏の陽射しが眩しい中、ユキチャンはひときわ白い。応援幕も多数あって、大変な人気。
残念ながらレースは7着。オークス出走は難しくなったけれど、これからもユキチャンが出走するレースはお客さんを集めることになりそうである。

けれど馬の人気は「旬」。
「ハルウララがすでに肉になった」という雑誌の見出しを見たと、数人から聞いた。事実は定かではないが、繁殖馬になることも叶わなかったハルウララの悲しい現実・・・。あれだけ国民的なアイドルになろうとも、競走馬は勝たなければ生きられない。

ユキチャンの人気は「白毛」というだけでなく、「デビューから4戦2勝」という成績の裏づけがあってこそ。
たった一回のトップゴールでも、競走馬にとっては命の一勝なのである。
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海馬

2008年04月26日 | 馬徒然
鹿児島の取材では、同行してくれた妹がダイビングをやっていることもあって港近くの水族館にも足を運んだ。

そこで私が「お!」と思うものは、やっぱり「horse」と名のつくもの。つまり「SEA HORSE」である。日本では「タツノオトシゴ」というから、欧米と日本ではこの不思議な生き物に対する見方が違うのだなあと、改めて思った。
アジアでは「竜」は古来からの伝説、美術品などで馴染みがあるが、欧米にはほとんど存在しないのか・・・?

日本人の私には「小さな竜」にしか見えないのだが、これを「SEA HORSE」と名づけた欧米の人たちは、よほど馬との近しい関係があったのやもしれぬ。

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恩返しをする競走馬

2008年04月25日 | 馬徒然
戦線復帰してからというもの、2着、2着、1着と連隊率100%のトゥインクルバードが、自己条件の特別レースに出走した。
前回、大荒れの天気。名付け親のTさんも、ライターのYさんも大井競馬場に行くこと叶わず、知人の通夜へ行く前にかろうじて駆けつけた私も、バードのゴールする瞬間に間に合わなかった(おバカ・・・)。で、今回こそはと、3人がん首そろえてかけつける。

特別レースとあって、南関東以外からも馬たちが参戦。なかなか強そうな相手がそろい、バードはどうだろう、と見守る中、やってきました!我らがバード、最後はちょっとかわされて、3着で入線した。
優勝こそ逃したものの、毎回馬券で恩返しをするバードはたいしたものである。

名付け親のTさんによれば、トゥインクルバードの名前はBIRD(鳥)ではなく、
大井のトゥインクルレースの「トゥインクル」と、父馬のマリエンバードの「バード」なのだそうである。
でも、ゴール前の彼の姿は、まさに飛ぶ鳥のごとし、なのであった。
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白馬の群れ

2008年04月24日 | 海外の馬
黒馬トカラ馬の群れは本当に綺麗だった。

南フランスのカマルグの白馬を思い出した。それは世界的に有名な湿地に放牧される半野生の白い馬たち。
2004年6月、この土地を訪れた。フラミンゴともどもカマルグの自然を象徴する存在として、多くの観光客を集めている。もちろん乗馬施設も完備。
カマルグを案内してくれたタクシーの運転手さんが連れて行ってくれたのは、「カマルグ馬」の繁殖牧場だった。
仔馬が数頭生まれていた。どの子も「赤粕毛」といおうか、グレーに赤鹿毛の産毛。
南仏の太陽が眩しかった。






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鹿児島の旅(7)~トカラ馬の仔馬~

2008年04月23日 | 日本の馬
鹿児島では薩摩料理も薩摩ラーメンも食べたし、砂むし温泉も経験した。けれど馬の名前がつく焼酎にめぐり合えなかったのが心残り。トカラ馬に関するグッズも皆無だった。
ただ、鹿児島市内を走る市電の駅名(地名)が、馬にまつわるものが多かったのが印象的。

旅の最後は、いつも馬にまつわる地酒で終るが、それが叶わないので、開聞山麓自然公園で撮影したトカラ馬の仔馬の写真をアップ。生まれてそんなに日にちが経っていないようである。たてがみがフワフワ・・・。
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野間馬エリカ

2008年04月22日 | 日本の馬
先ごろのニュースでも報じられたが、野間馬が上野動物園で一般公開された。
トカラ馬(琥太郎)、木曽馬(幸泉)に続いて、3頭目の在来馬は野間馬のエリカ。愛媛県今治市の野間馬ハイランドからやってきた芦毛の牝馬。

エリカが地元を旅立つ時はお別れ会が催され、動物園のお披露目の式典にも今治からも多くの人が訪れたそうだ。さらに今治特産のタオルグッズも配布されたとか。地元をあげての熱烈な壮行会だったようである。

エリカは木曽馬の牝馬・幸泉と仲良しになり、最初に動物園にやってきた1歳のトカラウマの牡馬・琥太郎は、女同士の会話についていけず、今はちょっと孤独なのだとか。姉さんたちは一筋縄ではいかない??

3頭ともたくさんのお客さんに囲まれて、人気を集めている。
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鹿児島の旅(6)~鹿児島馬~

2008年04月21日 | 日本の馬
10年以上前、JRA馬事公苑ホースショーで「鈴かけ馬」という郷土芸能を見たことがある。たくさんの飾りをつけた馬が、三味線や笛に合わせて踊るのである。
それを代々伝えているのが鹿児島県隼人町(現在は霧島市隼人町)。地図で見たら空港から鹿児島市に向かう途中にある。これも何かのご縁、隼人町で鈴かけ馬を飼育、調教しているという栗山さんを訪ねた。

自宅から車で3分ほどのところに、栗山さんの厩舎がある。7頭の馬たちがいた。鈴かけ馬は、幾分年がいった大人しい馬でないと勤まらないそうだ。小型のポニーから大型の馬に混ざって、元気のいい赤粕毛の牡馬がいた。名を三郎という。
栗山さんいわく、三郎は「鹿児島馬の血を引く、気丈な馬」なのだそうだ。
鹿児島といえばトカラ馬と思っていたが、トカラ馬とは別に鹿児島在来の馬がいたのかもしれない。三郎はトカラ馬とは明らかに異なり、どちらかといえば木曽馬やドサンコに近い体型だった。

鈴かけ馬は、毎年1月に隼人町の鹿児島神宮に奉納される芸能で、鹿児島県民にとっては馴染みのある馬祭り。JRA馬事公苑のイベントのほかに、毎年5月に東京明治神宮で開催される「おはら祭り」で「鈴かけ馬」は披露されているという。
今年は5月17日土曜日。栗山さんと三郎が、はるばる鹿児島からやってくる。






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芦毛の皐月賞馬

2008年04月20日 | 競馬場
7番人気のキャプテントゥーレが逃げ切り勝ち。
母馬にそっくりな、なんとも可愛い顔をした牡馬。今日は体重マイナス18Kgで、体重の増減が全馬の中で一番大きかった。先週の桜花賞に続いて、波瀾の皐月賞。

キャプテントゥーレ
父 アグネスタキオン
母 エアトゥーレ(父トニービン)
千歳生まれ

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