GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

麻布のトウモロコシ

2007年08月31日 | 馬徒然
母が、麻布十番までキムチを買いに行くというので、おつきあい。

大江戸線の麻布十番駅から歩いて10分ほど、仙台坂にある韓国大使館の前の小さな店構えのキムチ専門店でキムチや冷麺を購入。そのあと、有栖川公園の脇をぬけ、ドイツ大使館を通り過ぎ、外国の食料品が並ぶスーパーマーケット「NATIONAL」に立ち寄る。
トウモロコシ2本パック、580円。そうです、これが麻布値段のトウモロコシです。いつも送ってもらう遠野のトウモロコシのほうが、ずっと美味しい高級品だと思うけど・・・。
お買い得は、フランスのチーズ。現地値段の倍だと言いながらも、母はいそいそ買っていた。

キムチやらなにやら荷物が増えて、結局撮影したのは高額なトウモロコシだけだった。
でも麻布は歩くと楽しい街。次回はトウモロコシ以外のものも撮影しましょ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

与那国の本

2007年08月29日 | 馬徒然
某雑誌に、4月に訪れた与那国島の馬紀行を寄稿することになっている。

時間が経っている上に、どの土地でもたんまり購入してくる本や資料は、与那国ではほとんど得ることができなかった。島に本屋さんがない、いや、書面で書きしるしたものがほとんどない、というのが実情。唯一の島史が書かれた本は、空港の売店におかれていたが、到着したときも、出発するときも閉店していて、購入できず。店主さんが旅行中だったらしい。

そんな事情を知って、別の雑誌の編集部長が、ご自分で持っている本、資料を貸してくださった。購入できなかった唯一の島史の本、あとは、司馬遼太郎、有吉佐和子など有名な作家諸氏が書かれた紀行文(というのかどうかわからない)である。
作家が表現する与那国、さすが・・・というほかない。おもしろいんです。つい引き込まれ、自分が見てきた与那国の風景が甦る。

ただ、馬のことは風景の一部として描かれていただけなので、自分の乏しいボキャブラリーをひねり出して、書くしかなさそうです。

「沖縄・先島への道」(「街道をゆく」シリーズ6)司馬遼太郎著 朝日文庫
「新南島風土記」新川明著 朝日文庫
「日本の島々、昔と今。」有吉佐和子著 集英社文庫
「日本列島を往くI(国境の島々)」鎌田慧著 岩波現代文庫




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

万事休す

2007年08月28日 | 馬徒然
馬インフルエンザについて、人からよく聞かれる。
「感染した馬は、どうなるの?処分されちゃうの?」

とんでもありません!!治る病気なんです。人間のインフルエンザと同じで、時間がたてば完治するんです。
「鳥インフルエンザ」は、鳥にはなんの罪も無いのに、感染している、疑いがあるというだけで、たくさんの鳥たちが処分された。
人がインフルエンザにかかったら「処分」しますか?同じ生き物なのにね。
とにかく、「馬インフルエンザ」が蔓延したからといって、馬が処分されるなんてこと、ありません。

それでも、遠野「馬の里」は、この影響で開店休業状態だという。
遠野の育成厩舎にいるJRA所属の馬はもちろん移動できず、遠野生れの夏山からおりてくる馬すらも受け入れられない。一般のお客さん向けの引き馬や乗馬教室も休業、乗馬の会員さんすら立ち入り禁止だそうです。
もっとも、遠野の獣医さんによれば、馬たちにインフルエンザ感染の様子はないとのこと。

一刻も早く、この異常事態が解決しますように。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストレス解消は・・・

2007年08月27日 | 馬徒然
苦手で嫌いだったはずの料理が、効果的。

料理の本とにらめっこするときもあるが、人様の家でご馳走になったものを思い出して作ってみる。
野菜をきざんだり、味付けを適当に考えたり、あれやこれや混ぜてみたり、やっているうちに、すべて忘れて没頭。
出来上がりは・・・、とてもおもてなし料理にはなりません。ひたすら自分でたいらげるのみ。だから太る。

運良く美味しい酒の肴ができたときは、それだけでストレス解消!!
つまり飲兵衛ということです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群の意味

2007年08月26日 | 馬徒然
馬たちにとって、群にいられることがどれほど大切か、遠野の山で初めて知った。

特に梅雨明けからお盆までのひと月は、容赦ない虻の攻撃をかわすために、群の一員であることが必須。
群に入れない馬は、いろいろな意味で山での生活を乗り切ることは難しい。
馬は自分がどんな種類なのか意識していないというけれど、やはり軽種馬は軽種馬同士、重種馬は重種馬同士、ポニーはポニー同士、一緒にいるようである。

8月初旬、遠野の重種馬の放牧地に、なぜかたった1頭だけサラブレッドが放牧されていた。重種馬の放牧地は軽種馬の放牧地から離れている上に、気温が高めで虻の数も半端ではない。飼い主さんの意向だというが、なぜ重種馬の放牧地に入れたのかは、わかりません。
そのサラブレッドは重種馬の群には入ることはもちろん、近づくことも許してもらえず、1頭で虻の攻撃に苦しんでいたので、ずっと気がかりだった。人につかませない馬なので、移動させるのが困難とのことだった。

おととい、ようやくその馬を軽種馬(乗用馬)の放牧地に無事移動させることができたと、友人から連絡をもらった。そして今日、別の友人が「痩せてはいたが、群のそばにいた」と報告をくれた。(ありがとうございます!)
ああ、よくぞ一番辛い時期を乗り越えてくれた。人の心配より、馬の生きる知恵の方が優っているのかもしれない。
よかった。

馬にとって、群の一員でいることは、命にかかわるくらい大切だと、遠野の馬たちが教えてくれる。
写真は、2002年7月撮影。母馬の尻尾も、虻から子馬を守っている。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海馬

2007年08月25日 | 馬徒然
先日訪れた七里ガ浜のレストランから眺めた海。
遠くに見えるのが江ノ島です。

20年ほど前、毎週海に通っていた時期がある。逗子海岸でディンギー(エンジンを搭載しない小型のヨット)を楽しんでいた。
もちろん自分の船なんかじゃなくて、持主の人が仲間を募って乗せてくれていたのだ。Y15、シーラーク、そして時々、年代物のシーホースという船にも乗ることができた。シーホースは海馬・・・、つまりタツノオトシゴで、帆にそのロゴマークが入っている。デッキが深くて、ちょっと重たくて、それでも仲間たちの憧れの船だった。
あの乗り心地は・・・大きなペルシュロンの背に乗っているような感じかな。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱帯夜

2007年08月23日 | 馬徒然
涼しくなった朝は(といっても、25度を下回った、というだけです)、目覚ましをガンガンにかけないと起きられない。
35度以上になる昼間の暑さだけでなく、気温が下がらない30度近い夜は、夜中に何度も目が覚めるので寝不足。たぶんそれは誰でも同じで、朝の通勤電車で見かける会社員たちの顔は、もう疲れ切っている感じ。

数年前は、33度、34度になるだけでも「猛暑」だったのに、最近は35度から37度の日が当たり前になってしまった。
5年後は、40度になる日が増えていたりするのかな。
オソロシイ・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏休み

2007年08月22日 | 馬徒然
女友達と一緒に鎌倉でランチをして、大谷記念美術館で開催中のデュフィ展を見た。競馬作品は4点ほどの展示だったが、どれも個性的でおもしろかった。やっぱり本物の絵を見ることは大切。「線そのものが色彩になる」というデュフィ自身のコメントが添えられたレースの絵、それは画家ならではの視点だなと思えて、写真とはまったく違う競馬の表現が、とても新鮮だった。

その後、葉祥明美術館へと足を運ぶ。その作風が好きだった。一頭の馬がポツンと描かれた絵を見て、当時はこんな写真が撮りたいなあと思ったものだった。最近の作品は、少し作風が変わったみたい。

鶴岡八幡宮まで歩く。本堂に躍動的な馬の絵馬がたくさん奉納されていたので私も・・・と思ったら、なんと品切れ中だって。そんなことって、あるんでしょうか。残念!
小町通りを散策していたら、馬のブローチを見つけて購入。ああ、金欠だというのに。
他の店では、とても魅力的な陶器の馬を見つけた。欲しいー!と思ったが、ちょっと高価で諦めた。

海が見たくて、江ノ電に乗って七里ガ浜で途中下車。高台にそびえるイタリアンの店で、ビールとピザをつまみに潮騒を楽しむ。トンビが波間に飛ぶ姿が優雅で、見とれた。

あー、暑かった。でも、楽しかった。
これって、「夏休み」だなあ。一日ぽっきりの。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「風のダドゥ」 IN 遠野

2007年08月21日 | 馬徒然
8月初旬に訪れた遠野は、夏山の馬だけでなく、新しい発見がたくさんあったので、今日もその話題。

映画「風のダドゥ」が、遠野市民センターで上映されました。撮影地、熊本で上映されたものの、東京などでの一般公開はなく、是非見たいと思っていた映画。なんと遠野訪問中の8月5日に、遠野市民センターで上映されました。
主演女優さん、監督さんも訪れ、遠野市長さんを交えてのトークショー、交歓会もありました。会場には、馬関係者の顔ぶれも。
撮影そっちのけで、私も映画鑑賞。涙でぐしょぐしょになりました。
犬や猫、ハムスター、小鳥、みんな同居すれば家族同然、この上ない友人になる。なのになぜ馬なんだろう。私自身も、なぜ馬に惹かれるのだろう・・・。
そんな思いが、この映画には込められているように思いました。

「馬の活用」は、馬が生きる道を模索する上で必須の課題。でも、「馬がそこにいる」だけじゃ、だめなんでしょうか。
うん、だめなんだと思う。現実的に考えれば。
でも、私は「馬がそこにいる」雰囲気が、この上もなく好き。走る姿、躍動的な姿は、確かにすばらしいけど、私は、馬の存在そのものに魅かれる。
競馬場とか乗馬クラブではなく、東京の街中に馬がいたら、「あ!!!」て思いませんか。それはとても珍しい光景。
でも、遠野にはそんな馬の存在理由が、まだたくさん残されている。日常的とはいえませんが、風景の中に馬が溶け込んでいるのです。

「風のダドゥ」が、遠野で上映されたのも、なにか通ずるものがあるからでしょうか。
馬の存在そのものが、馬の活用になればいいなあと思います。
私も、そんな馬たちの写真を撮りたいと、願っているのです。

写真は、「風のダドゥ」上映にあたって、お客さんのお出迎えのため「遠野馬の里」から出張したドサンコのムック。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リピッツァナー IN 遠野

2007年08月20日 | 馬徒然
雨も降らず、夜も30度近い気温のまま、東京は猛暑ではなく、酷暑です。
とはいっても、東京都心は皇居、明治神宮、新宿御苑、代々木公園、そして神宮外苑など、森が多い。その恩恵に預かる我が家も、冷房ではなく、扇風機の風で涼をとることができる毎日です。

写真は、2002年9月に撮影した荒川高原の白馬2頭。いつも一緒にいる白馬の姿は、本当に忘れがたい幻想的な風景だった。この馬たち、実はオーストリアで生産されている美しい白馬、リピッツァナーだったことがわかった。

先日、遠野の元乗用馬生産者組合長のS氏を訪ねたとき、2頭の白馬が寄り添う写真がたくさん飾られていた。それは、S氏が当時所有していたリピッツァナーの姉妹だという。
ああ、それがまさしくあの馬たちだった。
このリピッツアナーの姉妹をどうしてS氏が手がけることになったのか、どうしてまた手放したのか、彼女たちはどこへ行ったのか、詳しいことは聞けなかった。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする