GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

春浅き頃

2011年09月30日 | 馬徒然
『乗馬への道』という本の取材で、障害競技の内国産馬として活躍中のエイプリルを訪ねたことがあります。

4月半ば、桜花賞の翌日でしたが、奈良の山間にあるクレイン・オリンピックパークの桜はまだ固いつぼみでした。
スタッフの方々のご協力をいただき、
トレーニング風景やその後のケア、馬房の様子などを取材することができました。
もう10年も前のことです。

外国産馬や元競走馬のサラブレッドが競技会で多数を占める中、
北海道生れの白馬エイプリルの存在は、とても輝かしく見えました。
私にとっては、忘れられない競技馬です。

写真は、中野善弘さん騎乗のエイプリル。
2003年、春浅い奈良で撮影。

エイプリルの写真と記事は、『乗馬への道』Vol.18(文園社)に掲載されています。

エイプリル
父 パンサー(ウェストファーレン)
母 マパイ(中間種)
1991年 北海道釧路生まれ
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成長途上

2011年09月29日 | 遠野の馬
昨日に続き、佐倉ライディングクラブで。

毎日パドックに放牧されている若駒が、ひとたび運動を始めた時に表情が豹変した。
幼い顔はどこへやら。

とはいっても、まだまだ成長途上。
本格的なトレーニングはまだまだ先のことだそうである。

馬は、こうやって育てられていくのだと、レンズを向けながら思う。



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秋の休日

2011年09月28日 | 遠野の馬
先日訪れた佐倉ライディングクラブには、遠野の馬が2頭いる。

昨年のセリでここにやってきたのは、キキ・アンドレ、まだ2歳である。
鞍つけもせず、人が乗ることもなく、一日のんびりと放牧されてすごしていた。

2歳でターフデビューするサラブレッドとは違い、
乗用馬はゆっくり、じっくり。

「フリージャンプは、とてもいい動きですよ」と、福島大輔さん(写真)。

久々によく晴れ、のんびりとした秋の一日となった。

キキ・アンドレⅠ
父 フリーデンスラート(ウェス)
母 フロドラ・キキ(セ・フ)
平成21年 遠野小友町生まれ
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琥珀色の瞳

2011年09月26日 | 馬徒然
障害馬術大会で数々の賞をさらった馬、イルミネーション。
千葉の佐倉ライディングクラブで余生を過ごしている。
クラブハウスには、福島大輔さんを背に障害を飛ぶ現役時代の写真や賞状が飾られている。

「もともとはオーストラリアの野生馬だったので年齢不詳」と話すオーナーの福島勇氏。

年を重ねていても、鋭い目をしているのは、そのためか。
琥珀色の瞳が太陽に透けて、とてもきれいだった。
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2011年遠野乗用馬市場

2011年09月25日 | 遠野の馬
東日本大震災の影響が少なくなかった遠野ですが、
今年も乗用馬市場が開催されます。

第38回遠野市乗用馬市場
平成23年10月30日(日)
購買受付、供覧 : 午前9時~
市場      : 午後1時~
遠野馬の里覆馬場にて

10月29日(土)午後1時15分から1歳馬の共励会開催、夕方には2歳馬の試乗ができます。

「遠野馬の里」ホームページ http://www.umanosato.com
にて、上場予定馬を御覧になれます。

問合せ先 
遠野市乗用馬生産組合事務局
〒028-0555 岩手県遠野市土淵町土淵22-28-14
TEL 0198-60-1510
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思わぬ出会い

2011年09月24日 | 遠野の馬
「愛馬の日」恒例の古式流鏑馬、ご縁があって今年も撮影していたら、
遠野から来ていた馬生産者のマリコさんが
「4番目に走行した栗毛の馬は、エクサラ・レディーと紹介されていた」と教えてくれた。
エクサラ・レディーは、2003年に2歳で遠野から旅立っていった牝馬。
マリコさんは、お尻に「と」の烙印を確認したそうである。

まさか、馬事公苑の「愛馬の日」の流鏑馬に出場しているとは思いもよらず、
撮影に夢中で、まったく気がつかなかった。
射手の方は、見事に的を命中されていた。
彼女が元気だったこと、流鏑馬の馬としてお勤めをしていることが嬉しくて。

エクサラ・レディー
父 パスカルⅡ(セル・フランセ)
母 エクサラ・ドゥ・ソセー(セル・フランセ)
2001年 遠野小友町生まれ



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ボーイ登場

2011年09月23日 | 遠野の馬
毎年恒例、馬事公苑の「愛馬の日」。
新しい技を披露した遠野馬のホワイトワンボーイです。
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知恵

2011年09月22日 | 日々折々
ひどい台風だった。

庭で暮す親子猫が気がかりだったが、
今朝、3匹の子猫たちが元気に遊んでいたのを見て、安心した。

あの暴風雨の中、猫たちはどこでどうしていたのか、
暑いとき、寒いとき、どうやって凌いでいるのか、
いつも不思議である。

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根岸の競馬場

2011年09月20日 | 競馬場
横浜根岸の森林公園に残る競馬場のスタンド。
今は、外観を残すのみで、中に入ることはできないが、
かつてここには、伊藤博文などの政治家たちが集い、外国の要人たちと外交を繰り広げたという。

この歴史的な建物が、新たな形で復活しないものかと、
訪れるたびに思う。

隣接する「馬の博物館」では、
神田日勝の絵画展「北の大地から、馬と歩んだ画業」(10月17日まで)を開催中。
また、ポニーセンターの馬たちに会いに行かなくては・・・。
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甦る思い

2011年09月19日 | 競馬場
秋競馬最初の撮影は、菊花賞トライアルのセントライト記念。

なんと、出走馬17頭のうち、11頭もが同じグループの牧場で生産された馬。
そして、大種牡馬サンデーサイレンスの血を引く馬ばかりである。
最近の競馬は、このパターンがすっかり定着している。

どちらにもあてはまらないヒットザターゲットの母は、タマモクロスの娘ラティール。
重賞には手が届かなかったが、とても綺麗な芦毛の馬で、現役時代はずいぶん写真を撮らせてもらった。

昔のアルバムをめくると、レンズを向けたときの瞬間の気持ちが甦ってくる。
血統も生まれも育ちも違う馬たちが、そこにいた。
印象に残る馬は、強いだけではないことを、改めて思う。
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