今年69歳になるドイツのフリー・ジャズ・サックス奏者ペーター・ブロッツマンが様々なセッションを繰り広げる「ブロッツ・フェス」が今年も開催された。
ファースト・セッションは本田珠也 (drums)、トッド・ニコルソン (contrabass)、荒巻茂生 (contrabass)、田中徳崇 (drums)から成るダブル・トリオによる演奏。大海の唸りを思わせるリズム隊の中をブロッツマンが縦横無尽に吹きまくる。テナー中心のブロッツマンだが、珍しくアルトも聴かせた。
セカンド・セッションは一転して八木美知依 (20絃箏, 17絃箏)とのデュオ。箏を弓で弾いたりドラム・スティックで叩いたりする八木嬢のプレイは独特なもの。ブロッツマンは時に優しく、時に激しく吹き上げる。ブロッツマンのプレイを楽しみたい人にはこのセッションが最高だっただろう。
最後のセッションはマリーノ・プリアカス (electric bass)、ミヒャエル・ヴェルトミューラー (drums)によるレギュラー・トリオFull Blastに、坂田明 (alto sax, clarinet)、ジム・オルーク (electric guitar)が加わり、凄まじいパワーの演奏を繰り広げる。坂田さんの顔を立てて、ブロッツマンはちょっとバックに引っ込んだ感じだが、ダブル・ホーン+ギターの凶暴なインプロは空間を切り裂いた。
この”鉄人”のブローは永遠に鳴り止むことはないのではないだろうか。
ブロッツマン
鋼鉄の肺を
持つ男
年末まで日本に滞在し様々なセッションを各地で行うようだ。
ファースト・セッションは本田珠也 (drums)、トッド・ニコルソン (contrabass)、荒巻茂生 (contrabass)、田中徳崇 (drums)から成るダブル・トリオによる演奏。大海の唸りを思わせるリズム隊の中をブロッツマンが縦横無尽に吹きまくる。テナー中心のブロッツマンだが、珍しくアルトも聴かせた。
セカンド・セッションは一転して八木美知依 (20絃箏, 17絃箏)とのデュオ。箏を弓で弾いたりドラム・スティックで叩いたりする八木嬢のプレイは独特なもの。ブロッツマンは時に優しく、時に激しく吹き上げる。ブロッツマンのプレイを楽しみたい人にはこのセッションが最高だっただろう。
最後のセッションはマリーノ・プリアカス (electric bass)、ミヒャエル・ヴェルトミューラー (drums)によるレギュラー・トリオFull Blastに、坂田明 (alto sax, clarinet)、ジム・オルーク (electric guitar)が加わり、凄まじいパワーの演奏を繰り広げる。坂田さんの顔を立てて、ブロッツマンはちょっとバックに引っ込んだ感じだが、ダブル・ホーン+ギターの凶暴なインプロは空間を切り裂いた。
この”鉄人”のブローは永遠に鳴り止むことはないのではないだろうか。
ブロッツマン
鋼鉄の肺を
持つ男
年末まで日本に滞在し様々なセッションを各地で行うようだ。