A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

Brotz Fest 09@六本木 Super Deluxe 2009.12.9 (wed)

2009年12月11日 01時25分32秒 | 素晴らしき変態音楽
今年69歳になるドイツのフリー・ジャズ・サックス奏者ペーター・ブロッツマンが様々なセッションを繰り広げる「ブロッツ・フェス」が今年も開催された。

ファースト・セッションは本田珠也 (drums)、トッド・ニコルソン (contrabass)、荒巻茂生 (contrabass)、田中徳崇 (drums)から成るダブル・トリオによる演奏。大海の唸りを思わせるリズム隊の中をブロッツマンが縦横無尽に吹きまくる。テナー中心のブロッツマンだが、珍しくアルトも聴かせた。

セカンド・セッションは一転して八木美知依 (20絃箏, 17絃箏)とのデュオ。箏を弓で弾いたりドラム・スティックで叩いたりする八木嬢のプレイは独特なもの。ブロッツマンは時に優しく、時に激しく吹き上げる。ブロッツマンのプレイを楽しみたい人にはこのセッションが最高だっただろう。

最後のセッションはマリーノ・プリアカス (electric bass)、ミヒャエル・ヴェルトミューラー (drums)によるレギュラー・トリオFull Blastに、坂田明 (alto sax, clarinet)、ジム・オルーク (electric guitar)が加わり、凄まじいパワーの演奏を繰り広げる。坂田さんの顔を立てて、ブロッツマンはちょっとバックに引っ込んだ感じだが、ダブル・ホーン+ギターの凶暴なインプロは空間を切り裂いた。

この”鉄人”のブローは永遠に鳴り止むことはないのではないだろうか。

ブロッツマン
鋼鉄の肺を
持つ男

年末まで日本に滞在し様々なセッションを各地で行うようだ。

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ヘアスタ、相対性理論、Buffalo Daughter他@渋谷AX 09.12.8(tue)

2009年12月10日 01時36分44秒 | 素晴らしき変態音楽
「Dum-Dum Party '09~ニイタカヤマノボレ 一二〇八」というイベント。出演はOGRE YOU ASSHOLE(オープニング・アクト)、Hair Stylistics a.k.a.中原昌也、group_inou、相対性理論、Buffalo Daughterという個性的な面子。

ヘアスタが出るのでチケットを買おうかと迷っていたところ、ラッキーなことにエンタメいちばんの招待が当たったのだ。
面子は豪華なのだが統一感がないせいか、客の入りは8割程でゆったりとしている。過激なバンドもなく前のほうでも落ち着いて観られた。

オウガ・ユー・アスホールは注目のインディーズ・バンドとのことで期待していたが、中途半端なオルタナで肩透かし。

二番手が目当てのヘアスタだった。こんな広い会場で観るのは初めて。なんとマーシャルのアンプ二台重ねを六発、計12台のアンプを並べ、裸のラリーズか灰野敬二のような風情。大音量で鳴り響く電子音が心地好い。今回初めてフォークギターにエフェクターを沢山張り付けた楽器を使用。ビジュアル面でも気合が入った素晴らしい演奏だった。中原氏曰く「退屈な演奏」をおとなしく聴いている観客が印象的だった。

group_inouはDJ+MCの二人組ラップ・ユニット。このジャンルは苦手なのでコメントは差し控えさせていただく。どれを聴いても同じに聴こえるんだもん。

相対性理論については否定的な印象があったのだが、独特の歌詞の世界、やくしまるえつこ嬢のかつてのPhewを思わせるクールネス、端正な演奏が聴くたびに中毒的に心に染み込んできた。この日のステージもMCも含め、えつこ嬢の不思議ちゃんぶりが発揮されていた。

トリのバッファロードーターは活動暦が長い割には聴いたことがなかったバンド。アヴァンギャルドでダンサブルなサウンドは予想外に良く気に入った。フロントの女性二人がカッコよくて惚れてしまった。また機会があれば観てみたい。

参加バンドが多かった割にはステージ転換も早く、退屈しないイベントだった。

観てきたよ
ニイタカヤマの
バンド達

”奥様はマジョリティ”---やくしまるえつこのMC

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開戦とジョン・レノン

2009年12月09日 00時49分42秒 | Weblog
12月8日は太平洋戦争勃発の日であり、ジョン・レノンがファンにより射殺された日である。

FMラジオでは1日中ジョン・レノンの曲が特集されている。稀代の平和主義者ジョン・レノンが日米開戦記念日に殺されたというのに何か符合めいたものを感じずにはいられない。

戦争と
平和主義者の
暗殺と

Give Peace A Chance!

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CDの山

2009年12月08日 00時33分12秒 | Weblog
もうお金の問題ではなくなっている。収納場所の問題だ。
増え続ける一方のCDの山が突然崩れた。探していたCDが見つかったのは良いのだが、この山を何とかしなけりゃならない。
今年になって今日まで買ったCDは何と187枚。二日に一枚以上のペースだ。その中には50枚組だの30枚組だのヴォリュームの大きな作品も含まれる。
来年こそはこのCDの収納場所をまじめに考えないといけない。頭が痛い。

増え続け
崩壊寸前
コレクション

アナログも何とかしないとなぁ。。。
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フリクション@渋谷クラブ・クアトロ 2009.12.6(sun)

2009年12月07日 00時41分04秒 | ロッケンロール万歳!
Reckと中村達也のふたりフリクション今年最後の東京ワンマン公演。

開演前のBGMが後期ドアーズだったのはReckの趣味か。会場は8割位の入り。観客は7:3で男性が多い。

長年活動を休止してきたフリクションだが、この二人で活動するようになってからは非常に精力的にライヴを行なっている。Reckにとって理想のパートナーを見つけたということだろう。

骨太のベースに個性的なヴォーカル、それをサポートする中村氏の超パワフルなドラム。日本のロック・シーンでもサバを抜いて硬派のR&Rバンドだが、どのステージを観ても同じテンション、同じ展開なのが気になる。個人的には少々飽きてきたのだ。時には肩の力を抜いて脱力したライヴをやってみたらどうだろうか。今のテンションは観ていて疲れてしまう。カッコいいけど。
Reckさん、ちょっと考えて下さいよ。

そういえば今回のライヴでは「軋轢」からは一曲もやらなかった。

フリクション
テンション高くて
疲れちゃう

それがフリクションだと言われればその通りなのだが。

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蓄積された残響~Government Alpha「記憶の解像度」

2009年12月06日 01時30分09秒 | 素晴らしき変態音楽
インキャパシタンツの10枚組CD Box「箱愚か」をリリースしたノルウェーのPica Diskからさらに日本のノイズの深遠部に迫るCD Boxがリリースされた。90年代半ばからジャパノイズ・シーンで活動する1969年名古屋生まれの吉田恭淑氏によるソロ・ユニット、Government Alphaが1992年から1999年に録音した未発表曲、カセットや限定レコード、CD-Rの音源を収録した4枚組である。

Pica Diskはノルウェー・ノイズ界の第一人者JazkamerのメンバーであるLasse Marhaugによる自主レーベルで、彼は何度も来日しているのでジャパノイズ界との付き合いは深い。そこでこのような無謀な企画も実現してしまうのだろう。Government Alphaは今まで7回海外ツアーをした経験があり、日本よりも海外での認知度が高いのは確かだ。

基本的にアナログ機材を用いたノイズが中心なのだが、このBoxには初期のミュージック・コンクレート的な作品やアンビエントな作品もフィーチャーされており、吉田氏の変遷を辿る上で興味深い。しかし彼の本領はドスの利いた暴力的ハーシュ・ノイズで発揮される。
1曲1曲が短めなので、「長大なノイズは苦手」という人も楽しめると思う。

サイケデリック・ジャンクなコラージュも手掛ける吉田氏のアートワークを多数収めた24ページのカラー・ブックレット付。ボックスは写真でご覧の通り豪華である。
Pika Disk HP

Pika Disk
愛情込めた
4枚組

国内にはまだ輸入されていないようだから円高の今がメールオーダーのチャンス。3000円代半ばで買える。

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冬の白くまアイス

2009年12月05日 02時31分57秒 | ドリンク/フード
夏にさんざん食べた九州名産の「白くまアイス」がコンビニで売っていたので喜び勇んで風呂上がりに食した。

小豆やみかん、パイナップルがのっているところは「白くま」だが、本体はアイスクリームだった。練乳がけのかき氷であるから好きなのであって、アイスクリームでは「白くま」とはいえない。がっかりした。やはり「白くま」は夏の食べ物なのだろう。

白くまに
幻想抱く
アイス好き

夜のアイスが中性脂肪の大きな要因だと分かっているのだが止められない。
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雑音の恍惚~マゾンナ「Super Compact Disc」

2009年12月04日 00時45分06秒 | 素晴らしき変態音楽
大阪出身のマゾンナ=山崎マゾ氏のライヴは4,5回観たことがある。どれも「ワーッ」と叫んで「ギュイーン」とノイズが響き、全身黒尽くめに長髪のマゾ氏がステージを駆け抜けてジャンプして3分くらいで終わってしまう。その潔さは爽快な程である。

灰野さんとの共演も二度観たことがあるが、灰野さんに比べて引き出しが少ないところを様々なエレクトロニクスを駆使して補っていた。

彼はアナログ・シンセサイザーやエフェクターのコレクターでもある。マゾンナの他に、スペース・マシーンというシンセを主体としたスペーシーなエレクトロ・ユニットと、Christine 23 Onnaという、元エンジェリン・ヘヴィ・シロップのメンバー(女性)と組んだサイケ・デュオもやっていた。Christine~は今はAcid Eaterという5人組のガレージ・サイケ・バンドに発展している。

マゾ氏のどのユニットも恍惚の光を見るようなサイケデリック感が特徴である。

1995年のこの5thアルバムは30数分に亘ってノイズと絶叫が鳴り響く感動作である。彼の絶叫は他のノイズ・ユニットと一線を画すユニークなものだ。

マゾンナの
アルバム全部
集めよう

密かに心に抱いている野心である。

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中性脂肪

2009年12月03日 00時18分06秒 | 健康について
先日の人間ドックの結果が送られてきた。

殆ど正常だが、中性脂肪とコレステロール値が異常に高い。中性脂肪など、正常値は45~149のところ521もある。俗に中性脂肪、コレステロールの値が高いのは肉中心の食生活と運動不足だといわれる。しかし私は普段から野菜中心の食生活を送っているし、出勤時も片道40分は歩いている。アルコールも殆ど飲まない。
以前治療を受けた時は遺伝によるものでしょうと言われた。
これはまた薬で減らすしかないだろう。この薬代が馬鹿にならないのだ。
中性脂肪 HP

高いのよ
中性脂肪
コレステロール

憂鬱である。
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抗癌剤

2009年12月02日 00時45分58秒 | 健康について
癌の手術をして入院していた父がやっと退院した。
これで終わりと思ったら抗癌剤を投与のために2週間後にまた入院しなければならないとのこと。抗癌剤の投与は3週間の入院を最低4回繰り返さねばならないらしい。やはり癌というのは大病に違いない。

こんな時に母が糖尿病で倒れた。どうなってしまうのか我が実家。

両親が
病に冒され
どうしよう

我々子供たちが面倒を見るしか無い。
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