クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

06-03 No.23-2

2006年03月31日 19時32分12秒 | Weblog
<SUPRAPHON>
SU 3869 2枚組 \2700
ヤナーチェク:「イェヌーファ」
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(S イェヌーファ),
ナジェジダ・クニプロヴァー(Ms コステルニチカ),
ヴィレーム・プジビル(T ラツァ),
ヴラディミール・クレイチーク(T シュテヴァ),ほか
フランティシェク・イーレク(指)
ブルノ・ヤナーチェク歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1979年
旧10 2751がミッドプライスになっての再発売。ヤナーチェクのオペラの代
表作といえばなんといっても「イェヌーファ」。日本も含め、世界中で上
演されているとはいえ、やはり本場の面々の上演は格別です。そして20世
紀後半のイェヌーファ歌いといえばこの人、チェコの誇る名ソプラノ、カ
ブリエラ・ベニャチコヴァー。彼女はイェヌーファ役を1000回以上も歌っ
ているという、まさにスペシャリスト。1998年にはプラハ国民劇場の来日
公演で歌っていて、大絶賛された記憶もまだ新しいところでしょう。その
ベニャチコヴァーがタイトルロールの「イェヌーファ」がこれ。他のキャ
ストも、クニプロヴァーなど充実。そして何より本場ブルノのオーケスト
ラに合唱!ここには、プラハですら出せない、真のヤナーチェクの味があ
ります。

SU 3864 4枚組 \4050
スーク:
アスラエル交響曲 ハ短調 Op.27 
交響詩「夏の物語」Op.29 
交響詩「プラハ」 Op.26
交響詩「人生の実り」 Op.34 
組曲「お伽話」 Op.16 
交響的作品「エローグ」 Op.37
ヴァーツラフ・ノイマン(指),リボル・ペシェク(指)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団,チェコ・フィルハーモニー合唱団
ペトル・シュクヴォル(Vn)
ゾラ・イェフリチコヴァー(S),イヴァン・クスニエル(Br),
ヤーン・ガッラ(Bs)
チェコの偉大な作曲家、ヨセフ・スーク(1874- 1935)の管弦楽主要作品を
CD4枚にまとめたセット。しかもヴァーツラフ・ノイマンとリボル・ペシェ
クという、両巨匠の指揮でチェコ・フィルという、これ以上望みようのな
い立派さ。しかもお値段お得!!スークをしっかり聞いたろう!という人
にはまさに打ってつけのセットです。

SU 3842 \1650
スメタナ:
夢-6つの性格的小品、アルバムの綴り、アンダンテ 変ホ長調、
ポルカ ホ長調、ト短調、イ長調、ヘ短調、婚礼の情景
イトカ・チェホヴァー(Pf)
スメタナはショパン弾きのピアニストとして知られていただけあって魅力
的なピアノ曲を沢山作曲しています。SU 3841「ボヘミアの思い出」でも名
演奏を聴かせてくれたチェホヴァーは、ここでもボヘミアの香りたっぷり
です。




<TAHRA>
TAH 587 3枚組 \5940
“パリのブルーノ・ワルター”
1955年5月5日の演奏会
モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調 K.504「プラハ」
ワーグナー:ジークフリート牧歌
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
1955年5月12日の演奏会
ハイドン:交響曲第96番 ニ長調 「奇跡」 Hob.I-96
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 Op.20
マーラー:交響曲第4番 ト長調
インタビュー(フランス語)
ブルーノ・ワルター(指)フランス国立管弦楽団
マリア・シュターダー(S)
TAHRAがまたやってくれました!大指揮者ブルーノ・ワルター全盛期のパリ
・ライヴ!ワルターは1955年と1956年にパリを訪れ、フランス国立管弦楽
団を指揮しています。このCDには、1955年の2回の演奏会を完全収録。ワル
ターの生涯でもピークと言われる時期のライヴだけに、晩年の録音用の演
奏とはまるで違った燃えに燃えるワルターの姿は最高!大のワルター・マ
ニアとして知られる宇野功芳氏も大絶賛!とくに「プラハ」について、
第1楽章「早いテンポによる生命力は、徹底的に歌い抜かれる旋律美によっ
てさらに輝きを増し」、第2楽章「音楽に身を任し、ただただ陶酔するのみ
である」、第3楽章「実にスリル満点、誰しも興奮を禁じえないであろう」
と、最大級の賛辞!また「ジークフリート牧歌」については「ワルターの
数多い『ジークフリート牧歌』の中で最も魅力のあるものの一つ」、ブラ
ームスの終楽章は、「コーダはいよいよ燃え立って実演ならではの灼熱を
見せるのである」などなど、氏の興奮振りまで伝わって来ます。録音もこ
の年代にしては良好で、ワルターの真の興奮を存分に味わえます。さらに
ワルターがフランス語で話すインタビューもあり。ヒストリカル・マニア
なら逃すなかれ!





<HUNGAROTON>
HCD 32390 \1980
アムトマン:フルート作品集
ノルマ幻想曲、羊飼いの横笛、マルタ幻想曲、ラコツキー、幻想曲、
エール・ヴァリエ
ゾルタン・ジェンジェッシー(Fl)
アンドラーシュ・ケメネス(P)
プロスペル・アムトマンは1809年、南ハンガリーのクロアチア国境まで間
近のセリエという町に生まれたフルート奏者、作曲家。1829年から1835年
までウィーンの宮廷歌劇場の第1フルーティストを務め、フランスを始め
とする各地でソリストとして活躍。1840年にハンガリーに帰国し、祖国や
オーストリアで暮らし、1854年に亡くなっています。典型的な19世紀前半
のヴィルトゥオーゾ系ソリストで、華やかな音楽が楽しめます。ゾルタン
・ジェンジェッシーは、ヨーロッパ室内管弦楽団やブダペスト祝祭管弦楽
団にも在籍したハンガリーの名手。アンドラーシュ・ケメネスとのコンビ
で、既にモーツァルトのソナタ集(HCD 31731)で名技を披露しています。

HCD 32411 \1980
グノー:「ファウスト」ハイライト(ハンガリー語)
シルヴィア・シャシュ(S マルゲリート),
ジェルジ・コロンディ(T ファウスト),
コロシュ・コヴァーチ(Bs メフィスト),ほか
エルヴィン・ルカーシュ(指),ヤーノシュ・シャーンドル(指)
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団
録音:1973,78年
ハンガリーの名ソプラノ、シルヴィア・シャシュがグノーの「ファウスト」
を録音していました!1973年ということは、彼女がチャイコフスキー国際
コンクールの声楽部門で1位なしの第2位になって注目を集めた直後。シャ
シュはまだ21か22歳!普通なら音大生の年齢ですが、「宝石の歌」など驚
異的な完成度の歌唱!1976年に西側に登場してたちまち大センセーション
を巻き起こしたのも当然というものです。ファウストを歌うジェルジ・コ
ロンディは1936年生まれ、ティート・スキーパにも学んだレッジェーロな
テノール。コロシュ・コヴァーチは1940年生まれのハンガリーを代表する
バス・バリトン。この3月に日本フィルの「青ひげ公の城」に出演し絶賛さ
れたばかり。ハンガリー語の歌唱。オリジナルの抜粋に、1978年録音のヤ
ーノシュ・シャーンドル指揮によるバレエ音楽が加えられています。

HCD 32419 2枚組 \3960
ファルカシュ:「魔法の箪笥」+歌曲集
マレーシアの白日夢、3つの歌、ユージェーヌ・ギルヴィックの詩による歌
曲集、アルプバッハ讃、忘れられた調べ、トランシルヴァニアの詩人の詩
による5つの歌曲、カレンダー
マルギット・ラーズロー(S スレイカ),
アルフォンツ・バルタ(T ハッサン),ヨーゼフ・デン(Br カーディ),
ジェルジ・ラドナイ(Br ヴィツィエル),
ヨーゼフ・グレゴール(Bs ムフティ),ほか
ヴィクトル・ヴァシ(指)ハンガリー放送管弦楽団,合唱団
録音:1955-83年
20世紀ハンガリーを代表する作曲家の一人、フェレンツ・ファルカシュ
(1905-2000)の出世作となったのが、このオペラ「魔法の箪笥」。千一夜物
語を元にした愉快な物語で、1942年にハンガリー国立歌劇場で初演されま
した。夫が不当に逮捕されて嘆いている、若く美しいスライカに、カーディ、
ムフティ、ヴィツィエルといった男たちが、助けの手を差し伸べる代わり
に彼女の愛を見返りに求めます。そこで彼女は、夜になって一人一人男た
ちを彼女の家に呼んで、一人ずつ箪笥の中に閉じ込め、赦免の書類を持っ
て彼女は夫を救う、というお話。ハンガリーではかなり人気のあるオペラ
です。その他ファルカーシュの歌曲を収録。「忘れられた調べ」と「トラ
ンシルヴァニアの詩人の詩による5つの歌曲」だけステレオ、他はモノラル。

HCD 32378 \1980
ヴェルディ:ソプラノ・アリア集
「ナブッコ」,「ロンバルディ」,「エルナーニ」,「マクベス」,「リ
ゴレット」,「トロヴァトーレ」,「トラヴィアータ」,「シチリアの晩
鐘」,「シモン・ボッカネグラ」,「仮面舞踏会」,「運命の力」,「ド
ン・カルロ」,「アイーダ」からのアリア
ゲオルギーナ・ルカーチ(S) シルヴィア・シャシュ(S)
カロラ・アーガイ(S)
ステファーニア・モルドヴァーン(S) ガブリエッラ・デーリ(S)
ヴェロニカ・キンチェシュ(S) イロナ・トコロディ(S)
エヴァ・マルトン(S)
ヤーノシュ・コヴァーチ(指),ランベルト・ガルデッリ(指),
ヴィルモス・コモル(指),ゲーザ・オベルフランク(指),
リッコ・サッカーニ(指),ジュゼッペ・パタネ(指),
アンドラーシュ・ミハーリ(指),アンドラーシュ・コーロディ(指)
ハンガリー国立歌劇場管弦楽団,ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団,
ブダペスト交響楽団
録音:1962-2002年
HUNGAROTON音源の様々なヴェルディのソプラノのアリアを集めています。
歌手王国ハンガリーは多数の名ソプラノを輩出しており、ここでもシャシュ、
トコディ、キンチェシュ、マルトン、ルカーチあたりは日本でもおなじみ
の人たち。いずれもイタリア語の歌唱。

HCD 32360 \1980
シゲティ:フルート室内楽作品集
リトルネッロ、なぜだめ?、三重奏曲、あなたのため、三重協奏曲、
無呼吸、他
イシュトヴァーン・マトゥツ(Fl),ゾルターン・ジェンジェッシー(Fl),
ヤーノシュ・バーリント(Fl)
マルカート・アンサンブル
ラーズロ・ティハニ(指)エルケル室内管弦楽団、他
録音:2005年9月
現代ハンガリーの作曲家、イシュトヴァーン・シゲティ(1952-)のフルート
室内楽作品集。叙情性に飛んだ作風で、ことに2つのツィンバロンを伴奏に
用いた「三重奏曲」がユニーク。

HCD 32349 \1980
マダラース:音楽物語集
ギュディ・シャーンドル(指)セゲド交響楽団
ユーリア・ヴァイダ(S),ボルディサール・ケンチュ(T),
ジョルジ・ボルダーシュ(Br),タマーシュ・アルトリャイ(Bs),
イシュトヴァーン・アンドレイチク(Br),他
イヴァーン・マダラースは1949年生まれの作曲家。「音楽物語集」は、「マ
ティアス王と靴職人」、「音にまつわる物語」、「パーツマーン騎士」の
3作からなる、ラジオドラマ風ともミュジーカル風とも思える作品。

HCD 32357 \1980
ラング:
不安な、バッハなしなんてあり得るのか?、常に緊張して、交響曲第7番
イシュトヴァーン・マトゥツ(尺八)
アニコ・ホルヴァート(Cemb)
ゾルターン・ジェンジェッシー(Fl)  ペーテル・ソモジ(Vn)  
バラーシュ・トート(Va)
ラーズロ・ティハニ(指)ハンガリー放送交響楽団
「不安な」は尺八と電子楽器のための作品。「バッハなしなんてあり得る
のか?」はチェンバロのための幻想曲。「常に緊張して」は、フルート、
ヴァイオリン、ヴィオラの三重奏曲。交響曲第7番は、13楽章からなり、ソ
プラノ、アルトの歌を伴うもの。




<hanssler>
93 136 \2080
ブラームス:
交響曲第3番ヘ長調Op.90
交響曲第4番ホ短調Op.98
ミヒャエル・ギーレン(指)南西ドイツ放送交響楽団
録音:1993年5月3&4日、1989年4月28日?5月3日
バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
大評判!ギーレン&手兵南西ドイツ放送響によるブラームス・シリーズが
ついに完結!第2番(2005年収録)は音楽評論家許光俊氏をして、これまで
の先鋭的なギーレンのイメージを一新する「ロマンティックなブラームス」
と大絶賛の内容でした。
初出の第3番。録音時期こそ遡るものの、第2番にみられた濃厚で振幅の大
きな表現へと傾斜を深めつつあることを感じさせる充実の出来栄え。オケ
は例によってヴァイオリン両翼型の配置となっており、各声部が明瞭に聴
こえてくる明快な音作りにギーレンの持ち味が活きています。また、イン
ターコード盤と同一音源の第4番も、新たに施されたリマスタリングにより
いっそう感銘の深いものとなりました。いまブラームスを聴くならこれで
しょう。




<ORFEO>
ORFEO 675062 2枚組 \3380
モーツァルト:
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調K.216 
ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調「トルコ風」K.219 
協奏交響曲 変ホ長調K.364
2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調
ライナー・ホーネク(Vn)、ミラン・シェテーナ(Vn )、
トビアス・レア(Va)
マルティン・ケルシュバウム(指)ウィーン・クラシカル・プレイヤーズ
録音:2004年3月、6月
「○○風モーツァルト」ではなく、モーツァルトの魅力そのものを届けて
くれるアルバムです。ウィーン・フィルのコンマスとウィーン響のメンバ
ーが紡ぐ調べに奇をてらったところはかけらもありませんが、こうした中
庸の美の背景にはウィーンという街に積み上げられた伝統なしには成立し
なかったでしょう。モーツァルトを聴く喜びに直ちに誘う出色の名演です。

ORFEO 063063 3枚組 \4750
モーツァルト:ハルモニー・ムジーケン(管楽によるオペラ名曲集)
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」(ヴェント編) 
歌劇「後宮からの誘拐」(ヴェント編)
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」(トリーベンゼー編) 
歌劇「フィガロの結婚」(ヴェント編)
歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」(トリーベンゼー/シェレンベルガー編)
歌劇「魔笛」(ハイデンライヒ編)
ベルリン・フィルハーモニー管楽アンサンブル、
ミュンヘン吹奏アカデミー
4011790 063324
18世紀末から19世紀初め頃まで盛んに流行した管楽アンサンブルによるオ
ペラ名曲集です。ウィーンの王立吹奏楽団で活躍したヨハン・ネポームク
・ヴェント(1745?1801)やヨーゼフ・トリベンゼー(1772?1846)、ヨ
ーゼフ・ハイデンライヒ(1753?1821)の手になるモーツァルトの主要オ
ペラ6作品の編曲を、カール・ライスター(Cl)など腕利きぞろいのベルリ
ン・フィルのメンバーのアンサンブル他による、まるで木管がおしゃべり
を始めたような素晴らしい演奏が3CDのボリュームでたっぷり味わえます。

ORFEO 664061 \2080
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
弦楽四重奏版(ヴェント編)アルティス弦楽四重奏団
録音:2002年4月東京
このCD、黙って聴けばおしゃれ空間を演出する最良のBGMとして楽しむこと
がきるのですが、大編成の曲をスリムにしたことで思わぬ発見が…。もと
もとはモーツァルトと同時代人のヨハン・ネポームク・ヴェント
(1745-1801)という当時の王立吹奏楽団のメンバーがフルートとヴァイオ
リン、ヴィオラ、チェロという編成向けに編曲した作品を、19世紀初め頃
「名無しさん」がさらに弦楽四重奏に編曲したものです。序曲からフィナ
ーレまで15曲が収録されていますが、独唱パートや合唱パートも巧みに書
き直されていて、ついつい引き込まれてしまいます。

ORFEO 644061 \2080
モーツァルト:
クラリネット五重奏曲 ハ短調-K.388/406(ヴァンサン・ガムバーロ編曲)
アダージョ-K.580a(フランツ・バイヤー編曲) 
アダージョ-K.Anh3.30(イルジ・クラトチヴィル編曲) 
クラリネット五重奏曲 ロ長調-
弦楽四重奏曲K.575(フランツ・ヨーゼフ・ロジニャク編曲)
ディーター・クレッカー(Cl)
マンハイム弦楽四重奏団
録音:2003年9月
4モーツァルトのもっとも魅力的な室内楽といえば多くの人が「クラリネッ
ト五重奏曲イ長調!」と答えるでしょう。また木管の協奏曲といえばやは
りクラリネット協奏曲!モーツァルトにとってクラリネットという楽器は
確かに一種特別な楽器だったに違いありません。ここで聴ける曲はなんと
「クラリネット五重奏曲ハ短調」!。
1782年作曲の管楽セレナーデ ハ短調K.388をモーツァルトは1788年に弦楽
五重奏に編曲しましたが(K.406)このハ短調のクラリネット五重奏曲は
ヴァンサン・ガムバーロ(1746-1810)なる人物が編曲したもの。モーツァ
ルトのクラリネット五重奏曲の新発見といえるかもしれません。他もモー
ツァルト以外の人による興味深い編曲です。





<CASCAVELLE>
VEL 3096 \2080
ステレオ
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「グレート」
R.シュトラウス:歌劇「カプリッチョ」から弦楽六重奏曲(序奏)
フィリップ・アントルモン(指)ミュンヘンSO.
録音:2005年10月ライヴ
リズムが弾む、迫力の「グレート」。これまでにもウィーン室内管などと
の指揮活動が知られるアントルモン。新たに主席指揮者に就任したミュン
ヘン交響楽団とのアメリカ・ツアーでのライヴは、同オケの創立60周年記
念アルバム。改めて指揮者としての実力の高さを裏付ける内容となってい
ます。
“すぐれたピアニスト、必ずしも偉大な指揮者ならず”などとも言われま
すが、アントルモンは数少ない例外。こちらをお聴きになれば個性の輝き
はすぐにお分かり頂けるはず。しかもオーマンディに指揮を師事した彼は
高名なオペラ指揮者を父に持ち、そもそも血筋も折り紙つき。指揮者とし
てもなんとも楽しみな存在です。今後も続いてライヴ・シリーズのリリー
スが予定されています。

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