<SUPRAPHON>
SU 3962 \1780
R.シュトラウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.8
録音:2008年6月24日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
録音:2008年10月8-9日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)
パヴェル・シュポルツル(Vn)
イルジー・コウト(指)プラハ交響楽団
トレードマークの特注の「ブルー・ヴァイオリン」を駆り、いま、もっとも旬な
ヴァイオリニストとして注目と期待を集めるパヴェル・シュポルツィル。ことし
のラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2009への出演でも旋風を巻き起こし
たシュポルツィルの最新録音は、コルンゴルトの協奏曲。この上なく甘美な旋律
の宝庫ともいえる20世紀の傑作を、ふんわりとやさしく、そしてトロトロに奏で
てゆきます。カップリングには、やはり美しいカンティレーナの魅力にあふれる
シュトラウスの初期作品が選ばれています。
なお、ここでシュポルツルをサポートするコウトは、ワーグナーやシュトラウス
のオペラで鳴らした名匠。2006/07年のシーズンより首席指揮者を務める手兵プ
ラハ響を率いる彼にとって、こうした官能世界を描くのは御手の物といえるで
しょう。
SU 3998 \1780
「セレナード-マルチヌー、ニールセン、ケクランの室内楽」
マルチヌー:セレナード第1番イ短調H 217(1932)
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
ダリボル・カルヴァイ、ヴラディミール・クラーンスキー、
アイダ・シャブノヴァー(Vn)
イルジー・ジグムント(Va)
ニールセン:軽快なセレナード(1914)
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
パヴェル・ネイテク(Cb)
オンドジェイ・ロスコヴェツ(Fg)
ケクラン:あるクラリネット吹きの告白Op.141(1934)
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
イルジー・ジグムント(Va)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
ヤン・ヴォボジル、ヤン・ムシル、ルカーシュ・コレツ(Hrn)
ニールセン:厳粛な歌(1913)-フレンチ・ホルン、ヴァイオリン、2つのヴィオラ、
チェロとコントラバスのための[ミロシュ・ボクによる編曲版]
ラデク・バボラーク(Hrn)
イルジー・ジグムント、ヤン・シモン(Va)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
パヴェル・ネイテク(Cb)
マルチヌー:クラリネット、フレンチ・ホルン、
チェロとスネア・ドラムのためのクァルテット ハ長調H 139(1924)
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
[アンコール]
ベリオ:ムジカ・レッジェーラ(1974)-クラリネット、フレンチ・ホルン、
チェロとタンブリンのための編曲版
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
ラファエル・ヘーガー(Perc.)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
録音:2008年11月9-12日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
ベルリン・フィルの首席で、当代最高のホルン奏者バボラークが、息の合った
仲間と結成したバボラーク・アンサンブルを率いてSUPRAPHONより凱旋リリース。
メインのバボラーク以下、同じくベルリン・フィルのクラリネット首席のフッ
クス、パーカッション奏者のへーガー、さらにはチェコ・フィルのネイテクほ
か、とにかくメンバーの顔ぶれをご覧になればその凄さはお分かりいただける
はず。お国もののマルチヌー、抒情的なムードに心がほぐれるニールセン、そ
して18曲からなりホルンとクラリネットのやりとりと驚異的なバボラークのソ
ロとが印象的なケクランらの作品を収録したアルバムは、すぐれた演奏の力で
作品の魅力を何倍にも引き出して楽しく聴かせます。
SU 4000 \1080
「ロマンス / ヨゼフ・スーク」
ドヴォルザーク:ロマンス ヘ短調Op.11, B.90
ヨゼフ・スーク(Vn)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年1月27日プラハ、ルドルフィヌム
ベートーヴェン:ロマンス第1番 ト長調Op.40
ヨゼフ・スーク(Vn)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハ交響楽団
録音:1970年1月5日プラハ、チェコ放送スタジオ
スヴェンセン:ロマンス ト長調Op.26
フィビヒ:ロマンス 変ロ長調Op.10
チャイコフスキー:ロマンス ゆううつなセレナード 変ロ短調Op.26
ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調Op.50
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22よりロマンス
ベルリオーズ:夢とカプリッチョOp.8
ヨゼフ・スーク(Vn)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハ交響楽団
録音:1977年11月3日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール
*使用楽器:ストラディヴァリ1687年製作
1929年生まれで現役の名ヴァイオリニスト、スーク生誕80歳を記念したアルバ
ムは、ベートーヴェンからスヴェンセンまで「ロマンス」と題されたナンバー
を集めたもの。「練り絹のような音色」と譬えられ、絶賛されてきたスークの
魅力を実感させてくれる内容です。
<harmonia mundi>
HMD 9909026(DVD-Video) \2580
字幕;英・仏・独
ジャン=フェリ・ルベル(Jean-Fery Rebel, 1666-1747):
バレエ音楽「四大元素」
ヴィヴァルディ(1678-1741):
四季(RV.269「春」、RV.315「夏」、RV.293「秋」、RV.297「冬」)
ベルリン古楽アカデミー
ミドリ・ザイラー(ソロ・ヴァイオリン)
ダンス:ホアン・クルス・ディアス・デ・ガライオ・エスナオラ
収録:2008年11月17、18日(ベルリン/ラディアルシステムV)-LIVE-
2007年の初演以来、ヨーロッパで大旋風を巻き起こした、ベルリン古楽アカデ
ミーとダンサーとのコラボレーションによるヴィヴァルディ「四季」と、ルベ
ル「四大元素」の映像。最高峰の古楽アンサンブル、ベルリン古楽アカデミー
による「四季」が、美しい映像で登場です。
暗闇の中でリュート奏者が横倒れになっている一人のダンサーに腰掛けて演奏
する場面から映像は始まります。「四大元素」はショッキングな不協和音から
始まり、世の混沌を表します。ダンサーは始め石を口の中いっぱいにくわえな
がら這うような動きを繰り返します。ダンサーは、その後「四大元素」の音楽
に則して、「土」「火」「水」「空気」などを、実際に土や炎や水などを用い
ながら象徴的に表現していきます。時折、ダンサーは音楽を演奏している奏者
と目線を交わします。
続く「四季」では、奏者たちとダンサーとのコラボレーション具合は更に高ま
ります。まず、注目すべきは楽団の配置。通奏低音のチェンバロを含む小編成
アンサンブルグループが二つ、舞台の下手・上手に配され、中央に開かれたス
ペースに、ソロ奏者たちがダンサーとともに自在に動くという手法をとってい
ます。
ダンサーは、90年代に話題になったDV8フィジカル・シアターでロイド・ニュー
トンらと活躍したホアン・クルス・ディアス・デ・ガライオ・エスナオラ。も
ともとはカウンターテナーの歌手だったという一風変わった経歴の持ち主。演
奏者のこともダンスのことも知り尽くした彼ならではの斬新な身のこなしに注
目です。
ヨーロッパ中でsold outを連発、単なるダンスと音楽のコラボレーションを越
え、世に美しき衝撃を与え続けた伝説のステージが見事なカメラワークで収め
られています。音も鮮烈で見事。
HMU 807447(SACD-Hybrid) 2枚組 \4450
ヘンデル:オルガン協奏曲集op.7
[CD1]
オルガン協奏曲(1)変ロ長調 op.7-1(2)イ長調op.7-2(3)変ロ長調op.7-3
(4)ニ短調op.7-4
[CD2]
(1)オルガン協奏曲ト短調op.7-5 (2)オルガン協奏曲変ロ長調op.7-6
(3)シャコンヌ ヘ長調HWV 485*
(4)フーガ ト短調HWV 264* (5)シャコンヌ ト長調HWV 442*
(6)協奏曲ヘ長調「カッコウとナイチンゲール」HWV295
リチャード・エガー(オルガン、チェンバロ*、指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
録音:2006年11月、2007年2,3月
【使用オルガン】Goetze&Gwynn(1998)-ヘンデル・ハウス・ミュージアムの特別
許可により使用
HWV 295のみ/Robin Jennings-4ストップの室内オルガン(2005年)
【使用チェンバロ】HWV485, 264/マルコルム・グリーンハルフ(2005年)
HWV 442/ジョエル・カッツマン(1991年/1638年リュッカースモデル)
1761年、ヘンデルの没後、遺作として出版された器楽協奏曲集の登場です。エ
ガーの霊感に満ちた即興満載のオルガン、楽器はヘンデル・ハウスが所有して
いるヘンデル生前のオルガンのコピーを使用。ファゴット2本を含むリッチな通
奏低音パートが、オルガンの豊かな音色を支えます。チェンバロ・ソロ作品で
は、フーガ(HWV 264)が傑出しています。高い緊張、美しいメロディー、分厚い
和声、エガーの腕が冴えています。「カッコウとナイチンゲール」は、まるで
コンサートのアンコールをライブで聴いているかのような盛り上がり。ヘンデ
ルの充実の作風をたっぷりと味わうことができます。
<Ondine>
ODE 1156 4枚組 \4400
ラウタヴァーラ(1928-):12の協奏曲集
CD1:
ヴァイオリン協奏曲(1977)
エルマー・オリヴェイラ(Vn)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
チェロ協奏曲(1968)
ルコ・ユロネン(Vc)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 マックス・ポンマー(指)
ダブルベースと管弦楽のための協奏曲「黄昏の天使(1980)」
エスコ・ライネ(Cb)
タピオラ・シンフォニエッタ ジャン=ジャック・カントロフ(指)【BIS音源】
CD2:
ハープと弦楽のためのバラード(1973 rev.1981)
レイヤ・ビステル(Hrp)
オストロボスニア室内管弦楽団 ユハ・カンガス(指)
ハープ協奏曲(1999-2000)
マリエル・ノールマン(Hrp)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
鳥と管弦楽のための協奏曲「カントゥス・アルクティクス(極北の歌)」
作品61(1972)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
CD3:
フルート協奏曲「風とともに踊る」作品63(1975)
パトリック・ガロワ(Fl)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
クラリネット協奏曲(2001)
リチャード・ストルツマン(Cl)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
オルガン、金管五重奏とシンフォニック・ウィンドオーケストラのための協奏曲
(1976-77)「お告げ」
カリ・ユッシラ(Org)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
CD4:
ピアノ協奏曲第1番(1969)
ラルフ・ゴトーニ(P)
ライプツィヒ放送交響楽団 マックス・ポンマー(指)
ピアノ協奏曲第2番(1988-89)
ラルフ・ゴトーニ(P)
バイエルン放送交響楽団 ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ピアノ協奏曲第3番(1998)「夢の贈り物」
ヴラディーミル・アシュケナージ(P、指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
「8つの交響曲」(ODE1145)の国際的な成功を受け、ラウタヴァーラの協奏曲を
集めたアルバムがリリースされます。ラウタヴァーラ作品のうちもっとも人気
があり、もっとも演奏されることの多い、鳥と管弦楽のための協奏曲「カントゥ
ス・アルクティクス」や1998年カンヌ・クラシカル・アウォードを受賞したヴァ
イオリン協奏曲など、1968年から2001年の間に作曲されたソロ楽器と管弦楽(ま
たは弦楽、またはウィンドオーケストラ)のための作品が、作曲者自身の撤回し
た曲をのぞいて、すべて収められました。オルガ・クーセヴィツキ追悼のため
フィンランド放送が委嘱したダブルベース協奏曲「黄昏の天使」は、ベルリン
・フィルハーモニックのダブルベース奏者、エスコ・ライネとタピオラ・シン
フォニエッタによる BIS 録音をライセンス取得して収録。そのほかは、すでに
リリースされた Ondine 録音が使われています。
ODE 1148 \1850
ヒンデミット:歌曲集「マリアの生涯」作品27(1948年改訂版)
ソイレ・イソコスキ(S) マリタ・ヴィータサロ(P)
録音:2009年2月9日-13日 セッロホール(エスポー、フィンランド)
制作:セッポ・シーララ 録音:エンノ・マエメツ
天使の告げる聖母マリアの誕生から、マリアが天使に連れられて天国に行く最
終章まで。リルケの Rainer Maria Rilke の連作詩をテクストに28歳のヒンデ
ミットが作曲した歌曲集。ヒンデミットがナチスから逃れてアメリカに移住し
た後、1948年に改訂稿が完成し、出版されました。現代を代表するリリックソ
プラノのひとり、フィンランドのイソコスキ(1957-)が "神の母" マリアに共感
を寄せ、歌います。1987年からイソコスキのデュオパートナーを務めるヴィー
タサロ(1948-)の共演です。フランクフルト・アム・マインのヒンデミット研究
所のディレクター、ギーゼラー・シューベルトによるプログラムノーツ(ドイツ
語・英語訳・フィンランド語訳)とドイツ語歌詞が英語対訳とともにブックレッ
トに収録されています。
<Simax>
PSC 1273 \2280
グスタフ・メルケル(1827-1885):オルガン作品集 第1集
5声の幻想曲とフーガ ハ長調 作品5、
2つの選ばれたコラールとフーガ 作品12より「汝の怒りにてわれを罰するなか
れ」、4手と二重ペダルのためのソナタ ニ短調 作品30*、
3つの大コラール前奏曲 作品32「今ぞその日は終わりぬ」(第2曲)、高き天より、
われは来たり(第3曲)、
BACH によるフーガ 変ロ長調 作品40、ソナタ第2番 ト短調 作品42、
ソナタ第3番 ハ短調 作品80
ハルゲイル・シアーゲル(Org) ビョルン・ボイセン(2nd Org)*
録音:2005年6月22日-26日 エルスターベルク、6月27日 ドレスデン(ドイツ)
使用オルガン:ドレスデン大聖堂の Gottfried Silbermann/Zacharias
Hidebrandt/Johann Daniel Silbermann オルガン(1755年)、
エルスターベルク聖ラウレンティウス町立教会の Carl Gottlieb Jehmlich
オルガン(1846年)
PSC 1274 \2280
グスタフ・メルケル(1827-1885):オルガン作品集 第2集
序奏と二重フーガ イ長調 作品34、3つのフーガ 作品3より「二重フーガ」
ニ短調(第2曲)、
ベートーヴェンの主題による変奏曲 作品45、9つのオルガン小曲集 作品15より
「フゲッタ」 ニ長調(第2曲)、
7つのオルガン小曲集 作品100より「コン・モート」(第1曲)、「穏やかなテン
ポで」(第2曲)、
「目覚めよと呼ぶ声あり」(第4曲)、12のオルガン小曲集 作品102より「ラル
ゲット」(第3曲)、「モデラート」(第4曲)、
パストラーレ作品103、幻想曲とフーガ イ短調 作品104、自由な様式の幻想曲
ホ短調 作品133、
幻想曲とフーガ ハ短調 作品109
ハルゲイル・シアーゲル(Org)
使用オルガン:カレンベルク聖カタリーネン教会の Urban Kreutzbach オルガン
(1858年)
録音:2005年10月3日-5日 カレンベルク(ドイツ)
グスタフ・メルケル(1827-1885)はアドルフ・ヘッセ、クリスチャン・ハインリ
ヒ・リンク、アウグスト・ゴットフリート・リッター、ヨハン・ゴットリープ
・シュナイダーらならび19世紀中部ドイツを代表するオルガニストのひとりで
す。ザクセンの村 に生まれ、バウツェンの師範学校で学んだのち、ドレスデ
ンとライプツィヒを中心に活躍しました。作曲家としては主にピアノ曲とオル
ガン曲を書き、作品番号のつけられた作品は183を数えます。作品のスタイルは、
ウィーン古典主義をモデルとし、バッハとメンデルスゾーンの影響も指摘され
ています。
メルケルのオルガン曲を4枚のディスクで紹介するシリーズは、メルケルのオル
ガン作品の解釈に関する博士論文を完成させたシアーゲル(1955-)がその研究成
果を音にするとともに、20世紀以後ほとんど忘れられてしまっていた作品を新
しい聴き手に伝えるという役割をもっています。録音には、作曲者のイメージ
した響きを求め、メルケルがオルガニストを務めたドレスデン大聖堂のオルガ
ン、エルスターベルク聖ラウレンティウス教会のC・G・イェームリヒ・オルガ
ンなど、メルケルと同時代の歴史的な楽器が選ばれました。ブックレットには
それぞれのオルガンのパイプ構成とストップの組み合わせ(レジストレーショ
ン)が詳細に記載されています。第2集のカレンベルク聖カタリーネン教会のウ
ルバン・クロイツバッハ・オルガンは響きの透明度が高く、優しい印象を残し
ます。第3集と第4集も順次リリースされる予定。
<medici arts>~Idealeaudience
30 73314(Blu-ray) \4250
字幕:英・仏・独・西・伊・日本語
ブックレット:英・仏
106mm
ドキュメンタリー
【グレン・グールド(1932-1982)-ヒアアフター(時の向こう側へ)】
監督:ブリューノ・モンサンジョン
【収録曲目】
プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22-1、
ブラームス:間奏曲Op.117-2、
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲?アリア、変奏15、パルティータBWV829、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1&4番、
メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーゾ、
ショパン:練習曲Op.10-2、
ヒンデミット:ソナタ第3番、
D.スカルラッティ:ソナタ変ロ短調 L475、
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲、ソナタ第30番 他
(注:部分演奏の曲目もございます。)
グレン・グールド(P)
ポール・シャーマン(指) CBC交響楽団 ラッセル・オバーリン(C-T)
サー・アーネスト・マクミラン(指)
トロント交響楽団,ブリューノ・モンサンジョン ジル・アパップ(Vn)
ジャン=マルク・アパップ(Vn)
マルク・コッペイ(Vn) ユーディ・メニューイン(Vn)
SU 3962 \1780
R.シュトラウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.8
録音:2008年6月24日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)
コルンゴルト:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
録音:2008年10月8-9日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ)
パヴェル・シュポルツル(Vn)
イルジー・コウト(指)プラハ交響楽団
トレードマークの特注の「ブルー・ヴァイオリン」を駆り、いま、もっとも旬な
ヴァイオリニストとして注目と期待を集めるパヴェル・シュポルツィル。ことし
のラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2009への出演でも旋風を巻き起こし
たシュポルツィルの最新録音は、コルンゴルトの協奏曲。この上なく甘美な旋律
の宝庫ともいえる20世紀の傑作を、ふんわりとやさしく、そしてトロトロに奏で
てゆきます。カップリングには、やはり美しいカンティレーナの魅力にあふれる
シュトラウスの初期作品が選ばれています。
なお、ここでシュポルツルをサポートするコウトは、ワーグナーやシュトラウス
のオペラで鳴らした名匠。2006/07年のシーズンより首席指揮者を務める手兵プ
ラハ響を率いる彼にとって、こうした官能世界を描くのは御手の物といえるで
しょう。
SU 3998 \1780
「セレナード-マルチヌー、ニールセン、ケクランの室内楽」
マルチヌー:セレナード第1番イ短調H 217(1932)
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
ダリボル・カルヴァイ、ヴラディミール・クラーンスキー、
アイダ・シャブノヴァー(Vn)
イルジー・ジグムント(Va)
ニールセン:軽快なセレナード(1914)
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
パヴェル・ネイテク(Cb)
オンドジェイ・ロスコヴェツ(Fg)
ケクラン:あるクラリネット吹きの告白Op.141(1934)
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
イルジー・ジグムント(Va)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
ヤン・ヴォボジル、ヤン・ムシル、ルカーシュ・コレツ(Hrn)
ニールセン:厳粛な歌(1913)-フレンチ・ホルン、ヴァイオリン、2つのヴィオラ、
チェロとコントラバスのための[ミロシュ・ボクによる編曲版]
ラデク・バボラーク(Hrn)
イルジー・ジグムント、ヤン・シモン(Va)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
パヴェル・ネイテク(Cb)
マルチヌー:クラリネット、フレンチ・ホルン、
チェロとスネア・ドラムのためのクァルテット ハ長調H 139(1924)
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
[アンコール]
ベリオ:ムジカ・レッジェーラ(1974)-クラリネット、フレンチ・ホルン、
チェロとタンブリンのための編曲版
ラデク・バボラーク(Hrn)
ヴェンツェル・フックス(Cl)
ラファエル・ヘーガー(Perc.)
ハナ・バボラーコヴァー=シャブノヴァー(Vc)
録音:2008年11月9-12日プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
ベルリン・フィルの首席で、当代最高のホルン奏者バボラークが、息の合った
仲間と結成したバボラーク・アンサンブルを率いてSUPRAPHONより凱旋リリース。
メインのバボラーク以下、同じくベルリン・フィルのクラリネット首席のフッ
クス、パーカッション奏者のへーガー、さらにはチェコ・フィルのネイテクほ
か、とにかくメンバーの顔ぶれをご覧になればその凄さはお分かりいただける
はず。お国もののマルチヌー、抒情的なムードに心がほぐれるニールセン、そ
して18曲からなりホルンとクラリネットのやりとりと驚異的なバボラークのソ
ロとが印象的なケクランらの作品を収録したアルバムは、すぐれた演奏の力で
作品の魅力を何倍にも引き出して楽しく聴かせます。
SU 4000 \1080
「ロマンス / ヨゼフ・スーク」
ドヴォルザーク:ロマンス ヘ短調Op.11, B.90
ヨゼフ・スーク(Vn)
ヴァーツラフ・ノイマン(指)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1978年1月27日プラハ、ルドルフィヌム
ベートーヴェン:ロマンス第1番 ト長調Op.40
ヨゼフ・スーク(Vn)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハ交響楽団
録音:1970年1月5日プラハ、チェコ放送スタジオ
スヴェンセン:ロマンス ト長調Op.26
フィビヒ:ロマンス 変ロ長調Op.10
チャイコフスキー:ロマンス ゆううつなセレナード 変ロ短調Op.26
ベートーヴェン:ロマンス 第2番 ヘ長調Op.50
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調Op.22よりロマンス
ベルリオーズ:夢とカプリッチョOp.8
ヨゼフ・スーク(Vn)
ヴァーツラフ・スメターチェク(指)プラハ交響楽団
録音:1977年11月3日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール
*使用楽器:ストラディヴァリ1687年製作
1929年生まれで現役の名ヴァイオリニスト、スーク生誕80歳を記念したアルバ
ムは、ベートーヴェンからスヴェンセンまで「ロマンス」と題されたナンバー
を集めたもの。「練り絹のような音色」と譬えられ、絶賛されてきたスークの
魅力を実感させてくれる内容です。
<harmonia mundi>
HMD 9909026(DVD-Video) \2580
字幕;英・仏・独
ジャン=フェリ・ルベル(Jean-Fery Rebel, 1666-1747):
バレエ音楽「四大元素」
ヴィヴァルディ(1678-1741):
四季(RV.269「春」、RV.315「夏」、RV.293「秋」、RV.297「冬」)
ベルリン古楽アカデミー
ミドリ・ザイラー(ソロ・ヴァイオリン)
ダンス:ホアン・クルス・ディアス・デ・ガライオ・エスナオラ
収録:2008年11月17、18日(ベルリン/ラディアルシステムV)-LIVE-
2007年の初演以来、ヨーロッパで大旋風を巻き起こした、ベルリン古楽アカデ
ミーとダンサーとのコラボレーションによるヴィヴァルディ「四季」と、ルベ
ル「四大元素」の映像。最高峰の古楽アンサンブル、ベルリン古楽アカデミー
による「四季」が、美しい映像で登場です。
暗闇の中でリュート奏者が横倒れになっている一人のダンサーに腰掛けて演奏
する場面から映像は始まります。「四大元素」はショッキングな不協和音から
始まり、世の混沌を表します。ダンサーは始め石を口の中いっぱいにくわえな
がら這うような動きを繰り返します。ダンサーは、その後「四大元素」の音楽
に則して、「土」「火」「水」「空気」などを、実際に土や炎や水などを用い
ながら象徴的に表現していきます。時折、ダンサーは音楽を演奏している奏者
と目線を交わします。
続く「四季」では、奏者たちとダンサーとのコラボレーション具合は更に高ま
ります。まず、注目すべきは楽団の配置。通奏低音のチェンバロを含む小編成
アンサンブルグループが二つ、舞台の下手・上手に配され、中央に開かれたス
ペースに、ソロ奏者たちがダンサーとともに自在に動くという手法をとってい
ます。
ダンサーは、90年代に話題になったDV8フィジカル・シアターでロイド・ニュー
トンらと活躍したホアン・クルス・ディアス・デ・ガライオ・エスナオラ。も
ともとはカウンターテナーの歌手だったという一風変わった経歴の持ち主。演
奏者のこともダンスのことも知り尽くした彼ならではの斬新な身のこなしに注
目です。
ヨーロッパ中でsold outを連発、単なるダンスと音楽のコラボレーションを越
え、世に美しき衝撃を与え続けた伝説のステージが見事なカメラワークで収め
られています。音も鮮烈で見事。
HMU 807447(SACD-Hybrid) 2枚組 \4450
ヘンデル:オルガン協奏曲集op.7
[CD1]
オルガン協奏曲(1)変ロ長調 op.7-1(2)イ長調op.7-2(3)変ロ長調op.7-3
(4)ニ短調op.7-4
[CD2]
(1)オルガン協奏曲ト短調op.7-5 (2)オルガン協奏曲変ロ長調op.7-6
(3)シャコンヌ ヘ長調HWV 485*
(4)フーガ ト短調HWV 264* (5)シャコンヌ ト長調HWV 442*
(6)協奏曲ヘ長調「カッコウとナイチンゲール」HWV295
リチャード・エガー(オルガン、チェンバロ*、指揮)
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
録音:2006年11月、2007年2,3月
【使用オルガン】Goetze&Gwynn(1998)-ヘンデル・ハウス・ミュージアムの特別
許可により使用
HWV 295のみ/Robin Jennings-4ストップの室内オルガン(2005年)
【使用チェンバロ】HWV485, 264/マルコルム・グリーンハルフ(2005年)
HWV 442/ジョエル・カッツマン(1991年/1638年リュッカースモデル)
1761年、ヘンデルの没後、遺作として出版された器楽協奏曲集の登場です。エ
ガーの霊感に満ちた即興満載のオルガン、楽器はヘンデル・ハウスが所有して
いるヘンデル生前のオルガンのコピーを使用。ファゴット2本を含むリッチな通
奏低音パートが、オルガンの豊かな音色を支えます。チェンバロ・ソロ作品で
は、フーガ(HWV 264)が傑出しています。高い緊張、美しいメロディー、分厚い
和声、エガーの腕が冴えています。「カッコウとナイチンゲール」は、まるで
コンサートのアンコールをライブで聴いているかのような盛り上がり。ヘンデ
ルの充実の作風をたっぷりと味わうことができます。
<Ondine>
ODE 1156 4枚組 \4400
ラウタヴァーラ(1928-):12の協奏曲集
CD1:
ヴァイオリン協奏曲(1977)
エルマー・オリヴェイラ(Vn)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
チェロ協奏曲(1968)
ルコ・ユロネン(Vc)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 マックス・ポンマー(指)
ダブルベースと管弦楽のための協奏曲「黄昏の天使(1980)」
エスコ・ライネ(Cb)
タピオラ・シンフォニエッタ ジャン=ジャック・カントロフ(指)【BIS音源】
CD2:
ハープと弦楽のためのバラード(1973 rev.1981)
レイヤ・ビステル(Hrp)
オストロボスニア室内管弦楽団 ユハ・カンガス(指)
ハープ協奏曲(1999-2000)
マリエル・ノールマン(Hrp)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
鳥と管弦楽のための協奏曲「カントゥス・アルクティクス(極北の歌)」
作品61(1972)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
CD3:
フルート協奏曲「風とともに踊る」作品63(1975)
パトリック・ガロワ(Fl)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
クラリネット協奏曲(2001)
リチャード・ストルツマン(Cl)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
オルガン、金管五重奏とシンフォニック・ウィンドオーケストラのための協奏曲
(1976-77)「お告げ」
カリ・ユッシラ(Org)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団 レイフ・セーゲルスタム(指)
CD4:
ピアノ協奏曲第1番(1969)
ラルフ・ゴトーニ(P)
ライプツィヒ放送交響楽団 マックス・ポンマー(指)
ピアノ協奏曲第2番(1988-89)
ラルフ・ゴトーニ(P)
バイエルン放送交響楽団 ユッカ=ペッカ・サラステ(指)
ピアノ協奏曲第3番(1998)「夢の贈り物」
ヴラディーミル・アシュケナージ(P、指)
ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
「8つの交響曲」(ODE1145)の国際的な成功を受け、ラウタヴァーラの協奏曲を
集めたアルバムがリリースされます。ラウタヴァーラ作品のうちもっとも人気
があり、もっとも演奏されることの多い、鳥と管弦楽のための協奏曲「カントゥ
ス・アルクティクス」や1998年カンヌ・クラシカル・アウォードを受賞したヴァ
イオリン協奏曲など、1968年から2001年の間に作曲されたソロ楽器と管弦楽(ま
たは弦楽、またはウィンドオーケストラ)のための作品が、作曲者自身の撤回し
た曲をのぞいて、すべて収められました。オルガ・クーセヴィツキ追悼のため
フィンランド放送が委嘱したダブルベース協奏曲「黄昏の天使」は、ベルリン
・フィルハーモニックのダブルベース奏者、エスコ・ライネとタピオラ・シン
フォニエッタによる BIS 録音をライセンス取得して収録。そのほかは、すでに
リリースされた Ondine 録音が使われています。
ODE 1148 \1850
ヒンデミット:歌曲集「マリアの生涯」作品27(1948年改訂版)
ソイレ・イソコスキ(S) マリタ・ヴィータサロ(P)
録音:2009年2月9日-13日 セッロホール(エスポー、フィンランド)
制作:セッポ・シーララ 録音:エンノ・マエメツ
天使の告げる聖母マリアの誕生から、マリアが天使に連れられて天国に行く最
終章まで。リルケの Rainer Maria Rilke の連作詩をテクストに28歳のヒンデ
ミットが作曲した歌曲集。ヒンデミットがナチスから逃れてアメリカに移住し
た後、1948年に改訂稿が完成し、出版されました。現代を代表するリリックソ
プラノのひとり、フィンランドのイソコスキ(1957-)が "神の母" マリアに共感
を寄せ、歌います。1987年からイソコスキのデュオパートナーを務めるヴィー
タサロ(1948-)の共演です。フランクフルト・アム・マインのヒンデミット研究
所のディレクター、ギーゼラー・シューベルトによるプログラムノーツ(ドイツ
語・英語訳・フィンランド語訳)とドイツ語歌詞が英語対訳とともにブックレッ
トに収録されています。
<Simax>
PSC 1273 \2280
グスタフ・メルケル(1827-1885):オルガン作品集 第1集
5声の幻想曲とフーガ ハ長調 作品5、
2つの選ばれたコラールとフーガ 作品12より「汝の怒りにてわれを罰するなか
れ」、4手と二重ペダルのためのソナタ ニ短調 作品30*、
3つの大コラール前奏曲 作品32「今ぞその日は終わりぬ」(第2曲)、高き天より、
われは来たり(第3曲)、
BACH によるフーガ 変ロ長調 作品40、ソナタ第2番 ト短調 作品42、
ソナタ第3番 ハ短調 作品80
ハルゲイル・シアーゲル(Org) ビョルン・ボイセン(2nd Org)*
録音:2005年6月22日-26日 エルスターベルク、6月27日 ドレスデン(ドイツ)
使用オルガン:ドレスデン大聖堂の Gottfried Silbermann/Zacharias
Hidebrandt/Johann Daniel Silbermann オルガン(1755年)、
エルスターベルク聖ラウレンティウス町立教会の Carl Gottlieb Jehmlich
オルガン(1846年)
PSC 1274 \2280
グスタフ・メルケル(1827-1885):オルガン作品集 第2集
序奏と二重フーガ イ長調 作品34、3つのフーガ 作品3より「二重フーガ」
ニ短調(第2曲)、
ベートーヴェンの主題による変奏曲 作品45、9つのオルガン小曲集 作品15より
「フゲッタ」 ニ長調(第2曲)、
7つのオルガン小曲集 作品100より「コン・モート」(第1曲)、「穏やかなテン
ポで」(第2曲)、
「目覚めよと呼ぶ声あり」(第4曲)、12のオルガン小曲集 作品102より「ラル
ゲット」(第3曲)、「モデラート」(第4曲)、
パストラーレ作品103、幻想曲とフーガ イ短調 作品104、自由な様式の幻想曲
ホ短調 作品133、
幻想曲とフーガ ハ短調 作品109
ハルゲイル・シアーゲル(Org)
使用オルガン:カレンベルク聖カタリーネン教会の Urban Kreutzbach オルガン
(1858年)
録音:2005年10月3日-5日 カレンベルク(ドイツ)
グスタフ・メルケル(1827-1885)はアドルフ・ヘッセ、クリスチャン・ハインリ
ヒ・リンク、アウグスト・ゴットフリート・リッター、ヨハン・ゴットリープ
・シュナイダーらならび19世紀中部ドイツを代表するオルガニストのひとりで
す。ザクセンの村 に生まれ、バウツェンの師範学校で学んだのち、ドレスデ
ンとライプツィヒを中心に活躍しました。作曲家としては主にピアノ曲とオル
ガン曲を書き、作品番号のつけられた作品は183を数えます。作品のスタイルは、
ウィーン古典主義をモデルとし、バッハとメンデルスゾーンの影響も指摘され
ています。
メルケルのオルガン曲を4枚のディスクで紹介するシリーズは、メルケルのオル
ガン作品の解釈に関する博士論文を完成させたシアーゲル(1955-)がその研究成
果を音にするとともに、20世紀以後ほとんど忘れられてしまっていた作品を新
しい聴き手に伝えるという役割をもっています。録音には、作曲者のイメージ
した響きを求め、メルケルがオルガニストを務めたドレスデン大聖堂のオルガ
ン、エルスターベルク聖ラウレンティウス教会のC・G・イェームリヒ・オルガ
ンなど、メルケルと同時代の歴史的な楽器が選ばれました。ブックレットには
それぞれのオルガンのパイプ構成とストップの組み合わせ(レジストレーショ
ン)が詳細に記載されています。第2集のカレンベルク聖カタリーネン教会のウ
ルバン・クロイツバッハ・オルガンは響きの透明度が高く、優しい印象を残し
ます。第3集と第4集も順次リリースされる予定。
<medici arts>~Idealeaudience
30 73314(Blu-ray) \4250
字幕:英・仏・独・西・伊・日本語
ブックレット:英・仏
106mm
ドキュメンタリー
【グレン・グールド(1932-1982)-ヒアアフター(時の向こう側へ)】
監督:ブリューノ・モンサンジョン
【収録曲目】
プロコフィエフ:束の間の幻影Op.22-1、
ブラームス:間奏曲Op.117-2、
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲?アリア、変奏15、パルティータBWV829、
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1&4番、
メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーゾ、
ショパン:練習曲Op.10-2、
ヒンデミット:ソナタ第3番、
D.スカルラッティ:ソナタ変ロ短調 L475、
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲、ソナタ第30番 他
(注:部分演奏の曲目もございます。)
グレン・グールド(P)
ポール・シャーマン(指) CBC交響楽団 ラッセル・オバーリン(C-T)
サー・アーネスト・マクミラン(指)
トロント交響楽団,ブリューノ・モンサンジョン ジル・アパップ(Vn)
ジャン=マルク・アパップ(Vn)
マルク・コッペイ(Vn) ユーディ・メニューイン(Vn)