クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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09-04 No.30-2

2009年04月24日 14時16分54秒 | Weblog
8.572169
ディキンスン:オルガン作品全集
1.ケンブリッジ・ポストリュード/ 2.前奏曲/3.「神の御子は今宵しも」によ
るポストリュード/ 4.オルランド・ギボンズの賛美歌46番による前奏曲/ 5.
オルランド・ギボンズの賛美歌20番による前奏曲/ 6.オルランド・ギボンズの
賛美歌34番による前奏曲/7.トッカータ/8.「大聖堂の殺人」の瞑想曲/9.ピア
ニッシモの練習曲/10.哀歌/11-13.3つの言明/ 14.鐘/15-24.パラフレーズ 1
/25-31.青いバラの変奏曲(J.ベイトに捧ぐ)/32.ミレニアム・ファンファーレ
1-6,10-14,32…世界初録音
演奏:ジェニファー・ベイト(オルガン)
1934年生まれのイギリスの作曲家ディキンスン(1934-)。同姓同名のミステリー
作家とは別人ですが、この人も多くの著作があり、またピアニストとしても活躍
しています。彼の父親フランクはコンタクトレンズの専門家で、アメリカ及び南
アフリカでのコンタクトレンズの普及と研究に生涯を捧げた人です。と、同時に
才能あるオルガニストであったため、息子ピーターも自然に音楽に親しみ、素晴
らしい作品を作り上げたのでしょう。彼の50年近くの歩みがこの1枚に凝縮され
ています。

8.572196
アルベニス:ピアノ作品集第3集
1-6.6つのスペイン風ダンス Op.37(第1番ニ長調 /第2番変ロ長調 /第3番変ホ長
調 /第4番ト長調 /第5番変イ長調 /第6番ニ長調)/7-12.6つの小さなワルツ
Op.25(第1番アレグレット /第2番メランコリック /第3番アレグロ・ベン・リト
マート/第4番アレグレット /第5番コン・ブリオ・エ・リトモ /第6番アレグロ・
モルト )/13-18.6つのサロン風マズルカ Op.66(第1番イザベル /第2番アレグロ
/第3番オーロラ /第4番ソフィア /第5番クリスタ /第6番マリア )
演奏:ギレルモ・ゴンザレス(ピアノ)
アルベニス(1860-1909)のピアノ作品集第3集は、舞踏のための組曲を集めました。
スペイン風、ワルツ、ポーランド風のマズルカと曲想は様々ですが、全ての曲に
は、生きる喜びが散りばめられ、肉感的でちょっと妖艶な香りが漂っています。
20歳の頃に書かれた「ワルツ集」での初々しさもすてきですし、アルベニスら
しさがよく出ている「スペイン風ダンス」の情熱的な感触もたまりません。1885
年頃書かれた「サロン風マズルカ」はショパンの影響が感じられる作品で、タイ
トルには各々の曲を献呈された「お金持ちの娘さん」の名前が付けられていま
す。演奏はおなじみゴンザレス。文句なしに楽しめます。

8.572073
ガルシア・アブリル:アストゥーリアスの母-アストゥーリアス語歌曲コレクショ
ン 1.ヴァケイラス/2.私の戸口の前で立ち止まらないで/3.昨日、泉の前であ
なたを見た/ 4.私は港に上陸する/5.私は水兵ではない/6.彼女は私に向かっ
て叫んだ/7.ナランホ・デ・ブルネス山/8.叫ぶな、娘よ、叫んではいけない
/9.失われた星/10.坊や、眠りなさい/11.雷鳥の歌/12.オレンジの蕾が花開
く/13.水の精よ、さようなら/14.アストゥーリアスの母
演奏:ホアキン・ピクサーン(テノール)/ローサ・トレス=パルド(ピアノ)
1933年、生ハム「ハモンセラーノ」で知られるスペインの小都市テルエルで生ま
れたガルシア・アブリルはマドリッドで学び、協奏曲、管弦楽曲など多くの作品
を作曲、現代スペインを代表する大作曲家となっています。この歌曲集では同じ
くスペインの一都市アストゥーリアスの民族音楽を元に、その特徴的な地形(複
雑な海岸線、聳え立つ険しい山地)を音楽によって描くことに成功しています。
しかしながらアストゥーリアス語と訊くと、何だか難しそうなイメージを抱いて
しまうかもしれませんが、ここで聴ける歌はどれも人懐こくて親しみ易いもの
ばかり。聴いたら誰もが好きになってしまうに違いありません。

8.572036
シューベルト:ドイツ語歌曲集第31集疾風怒濤期の詩人たち
1.古いスコットランドのバラード「エドワード」D.923(第2版)/2.真夜中に
D.464/3.義務と愛 D.465/4.クローエに寄す D.462/5.婚礼の歌 D.463/6.万
霊節の日のための連祷 D.343/7.真珠 D.466/8.ツムシュテーク(1760-1802):ハ
ガールの嘆き/9.オルフェウスの歌 D.474/10.ハガールの嘆き D.5/11.私のク
ラヴィアに寄せて D.342/12.ある兵士に寄せる挽歌 D.454/13.朝焼けに寄せる
リラ D.273/14.ロルマ(第1作)D.327/15.歌「そんなにも快く」 D.284/16.死
に寄せて D.518/ 17.ます D.550(第4版)
演奏:カロリーネ・メルツァー(ソプラノ)/コンスタンティン・ヴォルフ(バス=
バリトン)/ウルリヒ・アイゼンロール(ピアノ)
1767年からおよそ 20年続いた「疾風怒濤」の時代は文学史上重要な時期とされ、
理性に対する感情の優越を主張し、それまでの古典的な形式からロマン派へと続
く、強い感情を持ち合わせた作品が多く生まれたことでも知られています。文学
ではシラーやゲーテ、音楽では中期のハイドンがこの時期に活躍、それぞれ個性
的な作品を書いています。ここに収められたのは、その時期に書かれた詩にシュ
ーベルト(1797-1828)が作曲した歌曲です。中でも興味深いのはバラード「エド
ワード(エドヴァルト)」。第3稿の決定稿と違い、第2稿では最後まで母と息子が
一緒に歌うことはありません。母を歌うメルツァーの恨み節も聴きもの。心が芯
まで冷える思いを味わうことができるでしょう。

8.570719
マクミラン:十字架上の最後の七つの言葉
1-7.十字架上の最後の七つの言葉/8.キリストは勝利し給う/9.誰もあなたを罰
した人はいなかった/10.ここに身を隠し(合唱版) 9.10…世界初録音
演奏:ドミトリー・アンサンブル/グレアム・ロス(指揮)
2009年に50歳の誕生日を迎えるイギリスの作曲家、マクミランの1993年から
2005年までの合唱作品を集めた記念すべき1枚です。アルバムの中核を成すのが、
名作「十字架上の七つの言葉」です。BBCテレビの依嘱によって書かれたこの作
品は4つの福音書の言葉からインスピレーションを受け、以降、様々な形として
彼の他の作品にも影響を及ぼしています。美しく穏やかで抑制された合唱の響き
を断ち切る荒々しい管弦楽、印象的なヴァイオリン・ソロなど、聴き手は一瞬足
りとも緊張の糸を切るわけにはいきません。「私の音楽を、若き優れたドミトリ
ー・アンサンブルの演奏で聴くのはとてもぞくぞくします。とりわけ指揮者グレ
アム・ロスは刺激的です。」と作曲家に言わしめた名演でどうぞ。

8.572031
ペンデレツキ:ウトレーニャ
ウトレーニャ(朝課)(第1部キリストの埋葬/第2部 キリストの復活)
演奏:イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)/アグニエツカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
/ピョートル・クシェヴィチ(テノール)/ピョートル・ノヴァツキ(バス)/ゲン
ナジー・ベズベンコフ(バス)/ワルシャワ少年合唱団/ワルシャワ・フィルハー
モニー管弦楽団&合唱団/アントニ・ヴィト(指揮)
1962年に発表された「スターバト・マーテル」、そして 1963年の「ルカ受難曲」
に連なるペンデレツキ(1933-)の宗教的合唱作品である「ウトレーニャ」の登場
です。始めてこの曲を聴いた人は、地の底から響くような合唱に身震いすること
でしょう。しかし用いられた詩は、ロシア正教の早朝礼拝の典礼文だというから
驚きです。(この曲を朝から聴くのは少々勇気がいることでしょう)第1部(名指揮
者オーマンディに捧げられた)でキリストの埋葬を描き、第2部ではその復活を描
いています。衝撃的な大音量に圧倒される部分も多いのですが根底を貫いている
のは静かな神への祈り。聴き終わった時の脱力感がたまりません。


●ナクソス・ヒストリカル(日本語帯付き )
8.111004
グレート・コンダクター・シリーズ/フルトヴェングラー 初期録音集第3集
1-2.ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」より(第1幕序曲 /第3幕間奏曲 )/3.ウェー
バー(ベルリオーズ編):舞踏への招待/4.メンデルスゾーン:真夏の夜の夢序曲
Op.21/5.メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟序曲 Op.26/6.ベルリオーズ:
ファウストの劫罰 Op.24よりラコッツィ行進曲/ 7-9.メンデルスゾーン:劇音楽
「真夏の夜の夢」 Op.61より(スケルツォ /夜想曲/結婚行進曲)
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/ヴィルヘルム・フルトヴェングラ
ー(指揮)…1-6/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/エーリッヒ・クライバ
ー(指揮)…7-9
フルトヴェングラーの初期録音集第3集は、ベートーヴェン、ブラームスからブ
ルックナー、ワーグナーへの橋渡しと言える、初期ロマン派の作品集です。ウェ
ーバーの「魔弾の射手」序曲と間奏曲での渦巻く興奮、「舞踏への招待」での華
麗で重厚なワルツの部分、そしてベルリオーズでは「ラコッツィ行進曲」での快
活でぞくぞくするような躍動感など、フルトヴェングラーでないと造り出せない
瞬間に満ちています。

8.111352
グレート・ピアニスト・シリーズ/リヒテル 初期録音集第1集(1948-1956)
シューベルト(1797-1828):1.楽興の時第1番ハ長調 Op.94 D.780/2.即興曲第2番
変ホ長調 Op.90 D.899/3.即興曲第2番 Op.142 D.935/4.ショパン(1810-1849):
練習曲ホ短調 Op.25-5/5-8.シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op.12(抜粋)/
10-16.フモレスケ変ロ長調 Op.20
録音:スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
20世紀の最も偉大なるピアニストの一人、スヴャトスラフ・リヒテルの偉業は今
更ここで語る必要もないでしょう。彼の驚くほどの演奏技術、そしてバッハから
ショスタコーヴィチまでの堅固な解釈、そしてカリスマ性。これらを持って全て
の聴衆を魅了した彼の最も初期の演奏がここに収録されています。中でも1948
年に録音された幻想小曲集の抜粋は、オリジナルの78回転盤のリリース以来、
初の復刻となります。

8.120879
グリーグ:ノルウェーの歌(オリジナル・キャストによる録音 )(1944-1945)
1971年にアンドリュー・ストーンによって映画化された「ソング・オブ・ノル
ウェイ」のオリジナル・キャストによるヴァージョンです。ジョージ・フォレス
トとロバート・ライトがグリーグの半生をミュージカル化、あの有名なピアノ
協奏曲で幕が開き、次から次へと場面が転換していきます。1944年ニューヨーク
で860公演、ロンドンで526公演を行ったというほど人気演目でした。契約の関係
で、キャストの幾人かに変更がありましたが、ここで聴けるのはオリジナル・
キャストです。



<MARCO POLO>
8.225346-48 3枚組 \5340
S.ワーグナー:マリーエンブルクの鍛冶屋
演奏:ミヒャエル…ティル・シュルツ(バリトン)/アルフレード…アントン・ラ
イス=フーバー(テノール)/フリーデリンデ…レベッカ・ブロベルク(ソプラノ)
/ヘルヴィッヒ…クリストフ・フォン・ヴァイツェル(バリトン)/ムトハルト…
カール・シュナイダー(テノール)/マダルドゥルト…アンネ・ヴィーデン(アル
ト)/ヴァーヒルト…マーヒャ・ドイブナー(ソプラノ)他/
ダンスク・バルティック・フィルハーモニー管弦楽団/ PPPミュージック・シア
ター・アンサンブル・ミュンヘン/フランク・シュトローベル(指揮)
物語は中世、西プロイセン、マリーエンベルク。 1410年に実際に起こったタン
ネンベルクの戦いに着想を得たこのオペラは仮面舞踏会のために美しく飾られた
薄暗い酒蔵で始まります。愛しい恋人アルフレードに会いにきたフリーデリン
デ。しかしアルフレードは彼女の継父の投げた石で顔にケガをしてしまいます。
騎士である名誉を汚さないためにアルフレードはケガの原因を「馬から落ちた」
ことにするのですが・・・。

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