クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-10 No.1-1

2008年10月03日 14時18分28秒 | Weblog
<NAXOS> 各1枚 \1000
8.555314-16 3枚組
モンテヴェルディ:マドリガル集 第7巻「コンチェルト」
CD1
1.チェトラの調べに合わせて/2.やさしい心と恋の炎を燃やさぬ人は/3.この
楡の木、この木陰に/4.おお、あなたは何とやさしいことか/5.私はすてきな
羊飼いの娘/6.おお燃えさかる炎/7.口づけしたいよ、おお娘さん/8.私の
もっとも美しいリコーリは言う/9.ああ、もし信頼を破ることに同意しなけれ
ば/10.星はもう見えない/11.近寄って、おお美しい虎のような女よ
CD2
1.柳の間にどうして逃げるの/2.戻っておいで、おおかわいい口づけ/3.心地
よい解放/4.もしあなたの心が、恋人よ/5.断ち切られた望み/6.小鳥よ、歌
声は空に響き/7.とげを隠した美しさ/8.さあ私は口づけを待つばかり/9.打
ち明けようか、あわれな男、それとも黙っていようか/10.眠っているの、ああ
むごき心/11.星の光に/12.唇よ、何とかぐわしく匂うことか/13-16.ロマネ
スカ/CD3.1-5.恋文-もしも私の憂い瞳が/6-10.愛の別れ-もし天の定めと望
みであるならば/11.金色の髪、美しい宝/12.愛の神よ、私のなすべきことは
/13.ティルシとクローリ
演奏:デリティエ・ムジケ/マルコ・ロンギーニ
「コンチェルト」と題されたモンテヴェルディ(1567-1643)のマドリガル集第7
集は第6集から5年後に発表されたもので、作風の明確な変化が見て取れる興味
深い作品集です。それまでは合唱のために書かれていたものが重唱やソロのた
めに、またヴァイオリンを加えてみたり、と実験的な要素も感じられます。こ
の録音のために、マルコ・ロンギーニの新しい校訂版が用いられています。

8.557400
P.M.ディヴィス(1934-):ナクソス四重奏曲 第9番&第10番
1-6.ナクソス四重奏曲 第9番(アレグロ/ラルゴ・フレッシビレ/プレスト/レン
ト/行進曲風に/アレグロ)
7-11.ナクソス四重奏曲 第10番(こわれたリール/ゆっくりと飛行、そしてわめ
く/パッサメッツォの告別/悪魔の杖と大臣/未完成のホーンパイプ)
演奏:マッジーニ弦楽四重奏団
ナクソス・レーベルのために書かれた「ナクソス四重奏曲」もいよいよこれで
完結です。彼の音楽のイディオムはニューヨークタイムズ紙によると「コンビ
ネーション」と位置づけられているようです。確かに中世の神秘主義、厳格な
現代主義、そして便利なアクセシビリティ、などさまざまな要素をはらんでい
ます。9番、10番ともに作曲家自身が楽しんで書いている様子が想像できる生
き生きとした作品です。

8.557567
シューベルト・ドイツ語歌曲全集 第28集
シューベルト:シューベルトと友人たち 第3集
1.漁夫の歌 D.881/2.歌手の持ち物 D.832/3.墓堀人の歌 D.869/4.秘めごと
D.491/5.孤独 D.620/6.雷雨ののちに D.561 /7.別れ D.475/8.怒れるディ
アナに D.707/9.夜の曲 D.672/10.リンツの判事補ヨーゼフ・シュパウン殿に
D.749/11.丘へ登る若者 D.702/12.小人 D.771/13.別れ D.578/14.至福の
世界 D.743/15.白鳥の歌 D.744
演奏:ライナー・トロスト(テノール)/ウルリッヒ・アイゼンロール(ピアノ)
大好評!シューベルト(1797-1828)の歌曲集。今作はマイアホーファーを始め
とするシューベルトの友人たちの歌詞につけた作品群です。肩の力の抜けた愛
すべき作品たちの中にもきらりと光る名作があちらこちらに見受けられるのは
さすがです。最後に置かれたもう一つの「白鳥の歌」の美しさにもしみじみ感
服です。ライナー・トロストの張りのある美声でどうぞ。

8.559272
アイヴズ:歌曲集 第4集
1.マジョリティ/2.メープルリーフ/3.マリー I/4.マリー 「私は庭ではっ
きりと見た」/5.記憶:とても楽しい/6.記憶:ちょっと悲しい/7.愛の歌/
8.ミラージュ/9.霧/10.私の親愛なる老いた母へ/11.私のルー・ジェニー
/12.私の故郷 I第1稿/13.私の故郷 I第 2稿/14.私の故郷 II/15.自然の
方法/16.あの国には必要ない/17.新しい川/18.5 月の霜の夜/19.夜の歌
/20.夜に思うこと/21.これ以上/22.1920 年 11 月2日「選挙の日」/
23.昔の恋人/24.古き家の日/25.年老いた母/26.予兆と神託/27.裁判官の
歩行/28.対蹠地点上で/29.カウンターの上で/30.一つの方法/31.1人だけ
の息子/32.全ての梢の上で「イルメナウ」
演奏:リール・バーマン(ソプラノ)/ロバート・ガードナー(バリトン)/
ケネス・ターヴァー(テノール)/ダグラス・ディクソン(ピアノ)他
今回の歌曲集もヴァラエティに富んだアイヴズ(1874-1954)の世界を体験させ
てくれます。冒頭の曲だけ聴くと、「これはちょっと難しいかも・・・」と
思ってしまう人も多いかもしれませんが、実はここでも結構ユーモラスな部分
があって、聞き込めば耳に自然となじんでくるでしょう。オススメはフルート
のソロを伴ったトラック24。耳懐かしい旋律がこれでもかとばかりに出てきま
す。これは面白いです。

8.559330
マッケイ:エポック
エポック-アメリカン・ダンス・シンフォニー(1.象徴の肖像/2.田園曲/3.西方
へ!/4.機械世代のブルース)世界初録音
演奏:ケンタッキー大学女声合唱団・・・2/ケンタッキー大学交響楽団/
ジョン・ノラドリリョ(指揮)
クリスティアン・シンディングとセリム・パルムグレンに師事したアメリカの
作曲マッケイ(1899-1970)は、ジャズやラグタイムを採り入れた歌曲などで知
られています。この作品は1935年に作曲されましたが、70年以上も忘れ去ら
れていました。しかし、社会的混乱、世界恐慌、機械文明などさまざまな問題
を孕んだ社会を、当時の最新の音楽技法を用いて描いた4つの場 面からなる大
作は、現代に生きる我々にも深い考察を促すことでしょう。

8.559331
コリリアーノ:Mr.タンブリンマン
1-8.ボブ・ディランの7つの詩による「Mr.タンブリンマン」(前奏曲「Mr.タン
ブリンマン」/物乾し綱/風が吹く/戦争のマスターズ/ずっと時計台/自由の鐘
/後奏曲「永遠の若者」)/8-10.3つの幻覚(犠牲/賛歌/儀式)
演奏:ヒラ・プリトマン(ソプラノ)・・・1-7/バッファロー・フィルハーモ
ニー管弦楽団/ジョアン・ファレッタ(指揮)
ボブ・ディランの名作「タンブリン・マン」の詩を知ったコリリアーノ(1938-)
は、その響きの美しさと内容の深さに感激し、彼はそれらを自らの音楽語法で
再構築することを試みました。ロックやポップスとは全くアプローチが違う
「反対方向でのクロスオーヴァー」。もちろんディランも賛同し、この作品が
完成したのです。21世紀の新しい歌曲をお楽しみください。

8.559381
L・アンダーソン:管弦楽作品集 第4集
1-6.アイルランド組曲/7.マクダウェル:荒れ野のバラ(アンダーソン編)/8.
夏の空/9-12.スコットランド組曲/13.ブルー・タンゴ/14.忘れられた夢(ロ
バート・ウェンデル編)/15.舞踏会の美女/16-19.わが母校/20.クリスマス
・フェスティヴァル
7・・・世界初録音/9-12・・・組曲として世界初録音/13-15・・・歌付き
ヴァージョン世界初録音
演奏:キム・クリスウェル(ソプラノ)・・・13-15/ウィリアム・ダズリー(バ
リトン)・・・15/BBC コンサート・オーケストラ/
レナード・スラットキン(指揮)
新作が出るたびに話題沸騰!アンダーソン(1908-1975)の作品集第4集も興味深
い曲が並んでいます。ヴァイオリンの音色が切ない「荒れ野のバラ」。どこか
で聴いたことのあるメロディが目白押し、アイルランド組曲。おなじみ「ブル
ー・タンゴ」の歌入りもぞくぞくするほどの艶かしさです。そして注目のクリ
スマス・フェスティヴァル。早くこのアルバムを家に連れて帰って、すぐに聴
いてあげてください!

8.559383
ウィンクラー:ピアノ協奏曲 他
1-3.ピアノ協奏曲(2006)/4-7.エレメンツ・コンチェルティ(2005)
演奏:アレクサンダー・パニッツァ(ピアノ)/オルケストラ・シンフォニカ・
デ・ラ・ユニヴァーシダッド・デ・クージョ/
デヴィッド・ヘンデル(指揮)…1-3/アンナ・ラヴィドワ(ヴァイオリン)/
オルケストレ・デ・シャンブレ・フランセ/
イヴァン・メイルマンス(指揮)…4-7
コロンビア大学で学んだウィンクラー(1948-)は、ヨーロッパ、南アメリカ、
およびアジアでさまざまな音楽を研究し、新しい音を追求しています。世界中
の音楽シーンへの貢献度も高く、彼の書く作品は常に注目の的となっています。
この協奏曲集はNAXOS レーベルへの初の作品集で、神秘的な音色に満ちた素晴
らしい音楽です。現代の“四大元素”とも言える「エレメンツ・ コンチェル
ティ」を聴けば彼の美質がよくわかります。

8.559393
モラヴェク:室内交響曲 他
1-4.室内交響曲/5.秋の歌/6-8.冷えた炎
演奏:スティーブン・ウィリアムソン(クラリネット)・・・1-4/エリック・ラ
ルスケ(ホルン)・・・1-4/片岡綾乃(マリンバ)・・・1-4
/二宮綾野(ヴァイオリン)・・・1-4,6-8
ジェシカ・リー(ヴァイオリン)・・・6-8
シンシア・フェルプス(ヴィオラ)・・・6-8
エドゥ アルド・アーロン(チェロ)・・・1-4,6-8
マルヤ・マーティン(フルート)/ジウォン・パーク(ピアノ)
NAXOS ではおなじみの作曲家モラヴェック(1957-)。すでに2点のリリースがあ
り(8.559323 と 8.559267)どちらもその斬新さで高い評価を受けています。今
回の室内楽作品集においても、もちろん彼の才能を目の当たりにすることがで
きます。柔和な「秋の歌」、ハイテンションの「室内交響曲」など、どれもそ
の絶妙な音の扱いが耳を興奮させてくれます。2人の「AYANO」の素晴らしい妙
技にも感動するほかありません。

8.570321
ブラームス&シューマン:ヴァイオリン協奏曲集
1-3.ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
4-6.シューマン(1810-1856):ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
演奏:イリヤ・カーラー(ヴァイオリン)/ボーンマス交響楽団/
ピエタリ・インキネン(指揮)
この2曲の協奏曲、曲も演奏も派手さは全くありません。とにかく滋養に満ち
た味わい豊かな音楽が詰まっています。心に直接語りかけてくるようなカーラ
ーのヴァイオリンの音色をしっかりと暖かく受け止めるインキネンの指揮。と
りわけシューマ ンでの渋い美しさは絶品です。もちろんブラームスも初めて
聴くかの如く新鮮な印象です。

8.570445
ヴィヴァルディ:宗教音楽全集 第3集
1-10.マニフィカト RV 610/611/11-14.サルヴェ・レジナ RV 617/15.協奏曲
ニ短調「マドリガル風」 RV 129/16-24.ニシ・ドミヌス RV 608/25-27.キリ
エ RV 587/28-31.モテト「正しい怒りの激しさに」 RV 626
演奏:カルラ・フータネン(ソプラノ)・・・11-14,25-31
リン・マクマートリー(メゾ・ソプラノ)・・・1-10,16-27
イヴ・レイチェル・マクロード(ソプラノ)・・・・25-27
ジェニファー・エンス・モドロ(メゾ・ソプラノ)・・・25-27
アラディア・アンサンブル
ケヴィン・マロン(指揮)
ヴィヴァルディ(1678-1741)の宗教音楽全集第3集は、マニフィカトを中心にし
た選曲です。まるでオペラのアリアを聴くかのような刺激的で力強いソロが散
りばめられた表情豊かな作品は、聴き手を圧倒的感動へと導いてくれます。メ
ゾ・ソプラノのマクマートリーの芯の太い美声にも惚れ惚れとしてしまいます。
マロン率いるアラディア・アンサンブルの溌剌とした演奏にも感涙に耐えませ
ん。

8.570461
アイアランド:ピアノ作品集 第3集
1-3.ピアノ・ソナタ/4.独白/5.前奏曲 第1番「低い音」/6.前奏曲 第2番
「妄想」/7.前奏曲 第3番「聖なる少年」/8. 前奏曲 第4番「春の炎」/
9.アーモンドの木/10.誕生日の朝に/11-13.緑の道(桜の木/いとひば/5月の
椰子)/14.記憶のために/15.アンバレーの荒ぶる小川/16.昼と夜が同じ長さ
の日/17.春が待てない/18.ロンドン・ナイトのバラード
演奏:ジョン・レネハン(ピアノ)
20世紀のイギリス・ピアノ作品の中でも、とりわけ愛好家が多いのがこのアイ
アランド(1879-1962)の音楽です。文学への傾倒、異なる宗教への憧憬(中でも
ケルト神秘主義への関心の高さは目をひきます)。そして愛の道行きへの甘く
苦しい思い。これらが入り混じった不思議な感情をオブラートで包んだ品の良
い音楽です。ナイジェル・ケネディとの共演やジャズ演奏でも評価されるレネ
ハンの説得力ある演奏で。

8.570464
アルウィン:ピアノ作品集 第2集
1-12.12 の前奏曲/13-15.狩人の月/16-17.2 つのアイルランド風の小品/
18-24.コンテス・バルバレス(ポール・ゴーギャンへのオマージュ)/25.シン
デレラ/26.睡蓮/27.夜の考え/28-30.動き
演奏:アシュリー・ウェイス(ピアノ)
ピアノ曲に対するアルウィン(1905-1985)のアプローチは基本的にロマン派の
それ。ドビュッシー、ラヴェルにおける印象主義と、リストやラフマニノフに
おけるピアノ音楽の伝統を受けつつ、その上に彼らしい新たな表現を盛り込ん
だものです。若きピアニストの不慮の死を悼んで書かれた曲(トラック5)はま
るでブラームスのように静謐な美しさを湛え、「狩人の月」はあのグレイン
ジャーのように親しみ易さたっぷり。他にも彩り豊かな作品が並びます。

8.570542
リンドベルイ:ピアノ作品全集
1.2 台のピアノのための音楽(1976)/2.ピアノのための小品(1977)/3-5.ピア
ノのための3つの小品(1978)/6-8.Play I(1979)
9.ひも(1988)/10-15.ジュビリー(2000)/16.エチュード No.1(2001)/
17.エチュード No.2(2002)
演奏:マールテン・ファン・フェーン(第2ピアノ)・・・1,6-8
ラルフ・ファン・ラート(ピアノ)
フィンランドの現代作曲家の1 人、リンドベルイ(1958-)のピアノ作品集です。
1970年代、および80年代の初めに書かれた曲と、21世紀になってから書かれた
作品を収録。とりわけ1988 年の「ひも」と2000 年の「ジュビリー」の間に横
たわる 12年の年月は、彼の作曲語法が熟成するための充分な時間だったといえ
るでしょう。美しく妖しく煌く音色は、まるでメシアンの作品のような肌触り
を感じさせます。

8.570581
ブクステフーデ:ハープシコード作品集 第3集
1-4.組曲 イ長調 BuxWV243/5.カンツォネッタ ニ短調 BuxWV168/6-9.組曲
ヘ長調 BuxWV238/10.前奏曲 ト長調 BuxWV162/11-42.アリア「カプリッチョ
ーサ」による 32 の変奏曲 ト長調 BuxWV250
DACAPO 8.224118 より移行盤
演奏:ラルス・ウルリク・モーテンセン(ハープシコード)
この第3集、一番の聴きどころは何と言っても「カプリッチョーサ」の変奏曲
です。これぞまさにブクステフーデ(1637-1707)の「ゴルトベルク変奏曲」と
申しても過言ではありません。鍵盤楽器におけるありとあらゆる技巧を駆使し
た30分近くにもなる華麗なる音絵巻。もし、あのピアニストが演奏していたな
らば、もっと有名になったと思われるスゴイ曲です。

8.570716
ムソルグスキー:展覧会の絵(スラットキン他、多数の編曲者による版)他
1-3.リスト(1811-1886):ピアノ協奏曲 第1番
4-19.ムソルグスキー(1839-1881):展覧会の絵
プロムナード(D.W.オコーア編)/小人(S.ゴルチャコフ編)/プロムナード(W.ゲ
ール編)/古城(E.ナウモフ編)/プロムナード(G.V.コイレン編)/テュイリー
(G.V.コイレン編)/ブイドロ(V.アシュケナージ編)/プロムナード(C.シンプソ
ン編)/卵の殻をつけた雛のバレエ(L.カイリエ編)/2 人のユダヤ人(H.ウッド編)
/プロムナード(L.レオナルド編)/リモージュの市場(L.フランク編)/カタコン
ブ(J.ボイド編)/死者とともに死者の言葉で(M.ラヴェル編)/ババヤガ(L.スト
コフスキー編)/キエフの大門(D.ガンリー編)20.星条旗(アメリカ国家)
(R.マテス編)
演奏:ペン・ペン(ピアノ)…1-3/ナッシュビル交響楽団&合唱団/レナード
・スラットキン(指揮)
展覧会の絵の管弦楽版というと、どうしてもラヴェルのものが頭に浮かびます。
確かに、ストコフスキーを始めとした大勢のチャレンジャーが編曲を試みては
いるものの、なかなかラヴェルを超えるものは出てこないのが実情。ならばこ
れはどうでしょう?「豪華特上幕の内弁当」のような特選素材の盛り合わせは、
全ての人を満足させるに違いありません。そうそう、リストでソリストを務め
るペンペンはこの当時14歳の逸材です。

8.570724
シマノフスキ:スターバト・マーテル 他
1-6.スターバト・マーテル Op.53/7.来たれ、創造主よ Op.57/8-9.処女マリ
アへの連祷 Op.59/10.喜び Op.37b/11.ペンテジレーア Op.18
演奏:イヴォナ・ホッサ(ソプラノ)・・・1-9,11
エヴァ・マルツィニエツィ(メゾ・ソプラノ)・・・1-6,10
ヤロスワヴ・ブレンク(バリトン)・・・1-6
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
アントニ・ヴィト(指揮)
数多ひしめくスターバト・マーテル(悲しみの聖母)の中でも、とりわけ人気が
あるシマノフスキ(1882-1937)の作品。神秘的な瞑想の中に一瞬漲る狂気の気
配は、この時代ならではの爛れた美しさです。NAXOSレーベルには、すでにこ
の曲の録音(8.553687)がありますが、ここでヴィトの演奏を投入するというこ
とは、この録音がいかに自信に満ちたものかがご理解いただけることでしょう。

8.570761
ハイドン:交響曲集 第33集
1-3.交響曲 第25番 ハ長調/4-7.交響曲 第42番 ニ長調/8-11.交響曲 第65番
イ長調
演奏:シンフォニア・フィンランディア /パトリック・ガロワ(指揮)
着々と進行するNAXOS のハイドン(1732-1809)交響曲全集第33集です。今回は
3曲を収録。あまり知られていない第25番は緩徐楽章を持たない3楽章形式の曲。
第42番は劇的で鋭い感覚に支配された中期の傑作。そして機知と独創性に富ん
だ第65番は渋い輝きを放つ作品です。今回も最近活躍著しいガロワの指揮によ
る、的確かつ爽やかな演奏でお届けいたします。

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