クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-01 No.3-1

2010年01月06日 19時02分12秒 | Weblog
<TESTAMENT>
UK版
SBT 1434 \1850
フレンチ・ミュージック・ライヴ1978
ラヴェル:バレエ《マ・メール・ロワ》組曲
ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
ドビュッシー:交響詩《海》
世界初発売
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
ミシェル・ブロック(ピアノ)
録音:1978年1月10日 ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
イタリアの大指揮者、カルロ・マリア・ジュリーニが没して4年、彼がベルリン
・フィルと残した録音が3作11月新譜で発売され大きな反響を呼んでいますが、
さらに世界初発売となる3タイトルが追加でリリースされることになりました。
今回はUK版での発売となります。このフランス音楽を集めたコンサートでは、
音楽の本質にのみ真摯に仕える孤高の巨匠のタクトの元、磨き上げられたクリ
スタルが光を得て眩い虹彩を放つがごとく、作品細部の美しさが浮かび上がり
ます。ジュリーニは大げさな身振りを一切排し、作品の中に秘められた美こそ
を描き出そうとしたのです。

SBT2 1435 2枚組(1枚価格) \1850
イタリアン・ミュージック・ライヴ1978
ジョヴァンニ・ガブリエーリ:
サクラ・シンフォニア第1巻より8声の弱と強のソナタ
フランチェスコ・ジェミニアーニ:合奏協奏曲 ト短調 Op.3-2
ロッシーニ:スターバト・マーテル
世界初発売
"ナディア・ステファン=サヴォヴァ(S)/ユリア・ハマリ(Ms)
ヴァリアーノ・ルケッティ(T)/ルッジェーロ・ライモンディ(B)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1978年9月13日 ベルリン フィルハーモニー・ホール(ライヴ)
ステレオ録音
ジュリーニ指揮するベルリン・フィルとの1978年ライヴ第2弾は、母国イタリア
の作品を集めたコンサート・ライヴ。37歳で《ウィリアム・テル》を発表して
以降オペラの作曲から身を引いて隠遁生活に入り宗教音楽や小品のみを残したロ
ッシーニ40代の作、スターバト・マーテルをメインに据え、作品の魅力を最大限
に伝えるコンサートです。

SBT 1438 \1850
印象派音楽の一夜1969
ロシーニ:歌劇《セミラーミデ》序曲
シューベルト:交響曲第4番 D.417 《悲劇的》
フランク:交響詩《プシュケ》-プシュケとエロス
ドビュッシー:交響詩《海》
世界初発売
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 
指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ
録音:1969年2月13日 
ベルリン、フィルハーモニー・ホール (ライヴ)
ステレオ録音
ジュリーニ&ベルリン・フィル・ライヴ第3弾は、印象派音楽の変遷を俯瞰する
コンサート。印象派の作品に対峙したジュリーニの音楽は、常に控えめでありな
がら卓越した精緻さと緊張感で聴く人を圧倒しました。この夜に選ばれた曲はロ
ッシーニに始まり、ドビュッシーの《海》でクライマックスに至るプログラム
で、それぞれの作品が次の作品へ影響を与えていったとされる印象派音楽の発展
ぶりが手に取るように聞き分けられる非常に考え抜かれた選曲でした。





<Glossa>
GCD 920608 \2300
J・C・バッハ:6つのシンフォニア(1782)――
シンフォニア第3番変ホ長調/シンフォニア第4番変ロ長調/シンフォニア第5番
変ホ長調/シンフォニア第6番変ロ長調/シンフォニア第1番変ホ長調/シン
フォニア第2番変ロ長調
エリック・ホープリッチ(クラリネット&ディレクター)、ナハトムジーク
18世紀オーケストラの木管セクションのスターであり首席クラリネット奏者エ
リック・ホープリッチ。
このバセット・クラリネットの世界的名手が主宰するピリオド楽器による管楽
アンサンブル「ナハトムジーク」の新録音は、"イギリスのバッハ"、"ロンドン
のバッハ"とも呼ばれたヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782)の「6つの
シンフォニア」。
1762年に渡ったロンドンでの大成功によって、ヘンデルの後継者とも呼ばれ、
モーツァルトに大きな影響を与えた大バッハの末子J・C・バッハ。
2本のクラリネットと2本のバスーン、2本のホルンという編成のために作曲され
死後出版された「6つのシンフォニア」は、偉大なる父親の"対位法"に頼らずオ
ペラで名声を確立させたバッハ一族の異端児による管楽アンサンブルのための
傑作である。
またナハトムジークの大きな魅力でもある綿密な時代考証に基づく当時の楽器、
サウンドの再現も楽しみなところ。
2009年1月、メノナイト教会(ハーレム/オランダ)での録音。




<BMS>(BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
英国音楽協会の自主レーベル"BMS"の取り扱いを開始します
現在ジョン・マッケイブが会長を務める"英国音楽協会(The British Music
Society)"は、過去150年間のイギリス音楽を全世界へと普及させることを目指
すイギリスの音楽団体。
"BMS"レーベルからは2000年代に収録された新録音から歴史的音源まで、近代
イギリス音楽の様々な演奏がリリースされます。
※BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。またCD-R盤、通常プレ
ス盤が混在する可能性がございます。予めご了承下さい。

BMS103CDH \2180
イングリッシュ・リサイタル ――
ヴォーン=ウィリアムズ:
山の中の湖、ギボンズの歌曲第13番による讃美歌前奏曲、6つの小品
ホルスト:ピアノのための2つの小品、2つのノーサンブリア民謡
アイアランド:ピアノ・ソナタ
バックス:アレグレット・クァジ・アンダンテ
ワーロック:5つの民謡前奏曲
モーラン:バンク・ホリデイ
ブリテン:夜想曲
ジュベール:舞踏組曲
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
An English Recital/McCabe(p)
現代イギリス音楽界の大御所的存在にして、英国音楽協会(BMS)の会長、ジョン
・マッケイブ自らが出陣!
ヴォーン=ウィリアムズ、ホルスト、アイアランド、バックス、モーラン・・
・。近代のイギリス音楽を知り尽くしたマッケイブのピアノによる"イングリッ
シュ・リサイタル"は絶品の一言に尽きる。
1968年5月20日-22日&1972年5月20日の録音。全曲初CD化。

BMS427-429CD 3枚組 \4360
ソラブジ:ピアノ作品集 ――
2つの小品/スペイン幻想曲/ワルツ・ファンタジー-ヨハン・シュトラウスへ
のオマージュ/ショパン、ビゼーとリムスキー=コルサコフによる3つのパス
ティーシュ/匂える園/夜想曲/グリスタン(薔薇の園)/《オプス・クラヴィ
シンフォニクム》より 入祭唱とコラール前奏曲/ハロルド・ラトランドのた
めの断片/ファンタジエッティーナ/Quaere reliqua hujus materiei inter
secretiora/サン・ベルトラン・ド・コマンジュ/ハーバーマン:ソラブジ風
に《月の光》
マイケル・ハーバーマン(ピアノ)
インド・パールシー教徒の父とスペイン系シチリア人の母を持つ20世紀イギリ
スの奇才ソラブジのピアノ作品集。
マイケル・ハーバーマンは、他のピアニストによる自身の作品を演奏を禁じて
いたソラブジが晩年になって演奏を許可した僅かなピアニストの1人。難曲とし
て知られるソラブジのピアノ作品に、作曲者お墨付きのピアニストが挑んだ価
値ある演奏です。1979年-1995年の録音。

BMS434-435CD 2枚組 \4360
イギリスのピアノ・ソナタ集 ――
バックス:ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調、ピアノ・ソナタ第2番ト長調
アイアランド:ピアノ・ソナタ
ブリッジ:ピアノ・ソナタ
バックス:ピアノ・ソナタ第3番ト短調、ピアノ・ソナタ第4番ト長調
マルコム・ビンズ(ピアノ)
フォルテピアノによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ集などの演奏が世界的
に高く評価され、ボールトやブーレーズ、コリン・デイヴィス、ドラティ、ハ
イティンク、ラトルといった名指揮者たちと共演を重ねてきた英国の大ピアニ
スト、マルコム・ビンズ。
定評あるメジャー・レパートリーだけでなく、母国イギリスの近代音楽への造
詣の深さもビンズの魅力。ウィグモア・ホールでのデビュー・リサイタルから
50周年を記念して製作されたこの「ピアノ・ソナタ集」こそがその証しである。
2007年6月&7月の録音。

BMS101CDH \2180
20世紀のピアノ協奏曲集 ――
ブリス:ピアノ協奏曲
ストラヴィンスキー:ピアノと管楽器のための協奏曲*
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲Op.35**
ノエル・ミュートン=ウッド(ピアノ)、
ヴァルター・ゲール(指揮)、
ユトレヒト交響楽団、ハーグ・レジデンティ管弦楽団*、
コンサート・ホール交響楽団**
1953年12月5日、31歳という若さでこの世を去った知られざる夭折の天才ピアニ
スト、ノエル・ミュートン=ウッド(1922-1953)。
これは20世紀当時の新しい作品に理解を示したピアニストであり、ブリスやブ
リテンなど当時の作曲家たちから信頼を集めたミュートン=ウッド晩年の遺産
が陽の目を見る。1952年-1953年の録音。

BMS426CD \2180
ボーウェン:
弦楽四重奏曲第2番ニ短調Op.41/弦楽四重奏曲第3番ト長調/バス・クラリネッ
トと弦楽四重奏のための《幻想五重奏曲》Op.9*
アルケウス弦楽四重奏団、ティモシー・ラインズ(バス・クラリネット)*
シャンドスやハイペリオンからのリリースによって注目度が高まっている"イギ
リスのラフマニノフ"ヨーク・ボーウェン(1884-1961)の紹介に逸早く取り組ん
だ"BMS"。
ピアノ作品に接する機会は増えてきたものの、室内楽作品の発掘はまだまだこ
れからなだけに「弦楽四重奏曲集」の登場はボーウェンの再評価に一役買うこ
とになるだろう。バス・クラリネットが主役の「幻想五重奏曲」も面白い。全
曲世界初録音。2001年12月の録音。

BMS432CD \2180
クック:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番/ヴィオラとピアノのためのソナタ
/チェロとピアノのためのソナタ第2番
スーザン・スタンツェライト(ヴァイオリン)、モーガン・ゴフ(ヴィオラ)、
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、ラファエル・テローニ(ピアノ)
アーノルド・クック(1906-2005)は、ベルリンでヒンデミットに作曲を師事した
20世紀イギリスの作曲家。
イギリスの伝承音楽を題材とした作風とは別の路線を歩んだクックの室内楽作
品集には、チェロのラファエル・ウォルフィッシュなど英国の名手たちがズラ
リと並ぶ。全曲世界初録音。2005年10月の録音。

BMS102CDH \2180
ジュベア:合唱作品集 ――
おお、神を称えよOp.52/プロ・パーチェ・モテット/ハウ・アー・マイ・フォ
ース・インクリースド、ロード!Op.61/スリープ・カンティクルOp.81/聖オ
ズワルドへの3つの讃歌Op.74/まきびと羊をOp.58
ルイス・ハルシー(指揮)、ルイス・ハルシー・シンガーズ、
マーティン・ニアリー(オルガン)
J南アフリカのケープタウンでフランス人の父とオランダ人の母の間に生まれた
イギリスの作曲家ジョン・ジュベア(1927-)。
1946年にロンドンへ渡るまで南アフリカで研鑽を積むなど、生まれ故郷の南ア
フリカと、もう1つの故郷イギリスの音楽を吸収したジュベアの作品は、オペラ
や声楽作品が代表作として知られている。1975年2月の録音。全曲初CD化。

BMS419CD \2180
ジュベア:
弦楽オーケストラのための変奏曲《タン・ペルデュ》Op.99/シンフォニエッタ
Op.38/バリトンと弦楽オーケストラのための歌曲集《インスタント・モーメ
ント》
ヘンリー・ハーフォード(バリトン)、
ウィリアム・ボートン(指揮)、イギリス弦楽オーケストラ
こちらは南アフリカ生まれのイギリス人作曲家ジョン・ジュベアの管弦楽作品
集。2本のオーボエ、2本のファゴット、2本のホルンと弦楽のための「シンフォ
ニエッタ」など、若かりし頃にブリテンとウォルトンから受けた影響を歳月を
かけて発展させたジュベアの才能あふれる音楽を聴ける。

BMS431CD \2180
ボートン:歌曲集 ――
4つの歌Op.24/5つのケルトの愛の歌/女性の歌Op.33/3つの歌Op.39/シンボ
ル・ソングス/スウィート・アス
ルイーズ・モット(メゾ・ソプラノ)、アレグザンダー・テイラー(ピアノ)
100曲を超える声楽曲を手がけ、オペラでも成功を収めたスタンフォードの門弟
ラトランド・ボートン(1878-1960)の歌曲集。
20世紀初期のイギリスで活躍したボートンは、得意としていたオペラや歌曲だ
けでなく、ヘリオスからリリースされている「交響曲第3番」(CDH 55019)に代
表されるように管弦楽法にも長けた隠れた名匠である。全曲世界初録音。
2005年4月&5月の録音。

BMS433CD \2180
ダウブニー:歌曲集 ――
遅いユリ/マーチ/リディツェのためのバラ/シー・ハス・アン・アート/オ
ータム・ザ・フール/エコーとナルキッソス/霜/スパルタのヘレン/ゴブリ
ンの歌/母の赤い帽子/病院の葡萄/若い友人/歌手/留守/ジョン・アンダ
ーソン、私はジョー/ウォンテージの鐘/涙を流さないで/ナチュラ・ナチュ
ランス/嵐/イニスフリーの湖島/10月のバラ/他
アンナ・デニス(ソプラノ)、ウィリアム・ベルガー(バリトン)、
ジョン・タルボット(ピアノ)
イギリス、バドニー出身のブライアン・ブライス・ダウブニー(1929-)は、イギ
リスのレスター・カレッジの音楽学部長、レスター・オペラのプロデューサー
などを務めたベテラン作曲家。
200曲以上の独唱曲の中からトーマス・キャンピオンからテオドラ・ゴス、そし
て16世紀から現代の詩人たちの"詩"を題材としたバリトンとソプラノのための
30曲の優美なイギリス歌曲を収録。2006年5月&6月の録音。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 10-01 No.3-2 | トップ | 10-01 No.4-2 »

Weblog」カテゴリの最新記事