クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-06 No.11-1

2009年06月09日 18時46分02秒 | Weblog
<col legno>
WWE 20802 \2250
アリ・N・アスキン:グリム童話による「アイゼンハンス!」
アイゼン・ハンス:ヴィルフリート・ツェリンカ、
王子:マルティン・マイリンガー
王女、森の声1:テレサ・ドローイ、
料理女、乳母、森の声2:ウッラ・ピルツ
狩人、侍従長、王、森の声3:アンドレア・ヤンコヴィッチ、
語り:ブランコ・サマロウスキ
ディアナ・キーンドル(Vn,メロディカ,Perc) 
シュテファニー・ハッカー(Pf,Perc)
マルギット・ショーバーライトナー(Perc) 
パウル・クライバー(Kb)
子供でも聞きやすい歌と物語。ただし当然、すべてドイツ語です。ミヒャエル
・クンツェ&ジルヴェスター・リーヴァイのミュージカルの1場面に聞こえるシ
ーンもあります。

WWE 30004 \2250
フランツ・コーグルマン:ロ・リー・タ-ナボコフについての音楽
ロリータ-愛のテーマ、来世#1、モントルー・パレス、来世#2、一日の仕事、
来世#3、アーダとヴァン、ヴァディム・ヴァヂモヴィッチ・N、来世#4、
ローラ、来世#5、ほんの少し、マーサ・ドライヤー
モノブルー・カルテット(トニー・コウ(Cl,At-sax) 
フランツ・コーグルマン(Tr,flugel-Hrn)
エド・レンショー(Gt) ペーター・ヘルベルト(Kb) ヴ
ォルフガング・ミッテラー(Pf,electronics)

WWE 20901 \2250
ヴォルフガング・ミッテラー:Sopop
run, inmyeyes, relax, watch, dance04, snow, dance, now, remember,
herethere, forever, kiss, dance07, fast, catch, apes, close
ヴォルフガング・ミッテラー、ビルギット・ミニックマイアー
ルチアーノ・ベリオ ヴィーン・モデルン#2
エレクトロニック系作曲家としてもオルガニストとしても活躍しているミッテ
ラーはずっとPopsにずっと関心を持ち続けてきた。彼の今のPopsに対する結論
がこれ。

WWE 20281 \2250
ベリオ:
(1)ハープとオーケストラのためのシュマン第1(セクエンツァ第2による)(1965)
(2)オーケストラのためのシュマン第2b(1970)
(3)2台ピアノとオーケストラのための協奏曲(1972/73)
(4)オーケストラのためのフォルマツィオーニ(1986)
(1)(2)マルティン・ブラッビンス、(3)ベルトラン・ド・ビリー
(4)シュテファン・アスブリ(指)ウィーン放響
(1)アンナ・ヴェルコランツェヴァ(Hp)
(3)グラウ・シューマッヒャー・デュオ
(アンドレアス・グラウ、ゲッツ・シューマッヒャーPf)
「ハープとオーケストラのためのシュマン第1」は独奏ハープのためのセクエン
ツァ第2をオーケストラに組み込んだもので、この創作時ベリオは「作られたも
のが完成されたものというわけではない。「完了」した作品は儀式であり、そ
れに先立つ他の作品、それに続く他の作品は註釈である。疑問は応答を導かず、
むしろ註釈と新たな疑問を導くものである」と述べた。



<BIS>
BIS SA 1468(SACD-Hybrid) \2500
チャイコフスキー:
(1)交響曲第3番ニ長調「ポーランド」Op.29
(2)歌劇「地方長官」より間奏曲/侍女の踊り
(3)付随音楽「偽ドミートリーとワシリー・シュイスキー」より序奏
/マズルカ
(4)ニコライ・ルビンシテインの命名日のためのセレナード
(5)歌劇「エフゲニー・オネーギン」より序奏/ワルツ/ポロネーズ
ネーメ・ヤルヴィ(指)エーテボリ響
ヤルヴィによるチャイコフスキー交響曲シリーズの完結篇。彼の交響曲中もっ
ともバレエ音楽的で華やかな第3番をメインに、やはりゴージャスな「オネーギ
ン」のワルツとポロネーズも収められているのが魅力。さらにヤルヴィならで
はなのが滅多に聴く機会のない作品を採り上げているところ。ボリス・ゴドゥ
ノフの一場面である付随音楽「偽ドミートリーとワシリー・シュイスキー」、
破棄された初期のオペラ「地方長官」など、聴けばいずれも明瞭なチャイコフ
スキー節に、ファン狂喜の一枚です。

BIS SA 1546(SACD-Hybrid) \2500
(1)ヴィヴァルディ:ソナタ変ホ長調「聖墳墓」RV130
(2)同:スターバト・マーテル RV621
(3)ペルゴレージ:サルヴェ・レジーナ
(4)J.S.バッハ:
いと高きにある者よ、わが罪を贖いたまえ(ペルゴレージのスターバト・マー
テルの編曲)
ダニエル・テイラー(C-T)、エマ・カークビー(Sop)(4)、
シアター・オブ・アーリー・ミュージック
ペルゴレージの心に染み入るような美しい「スターバト・マーテル」を大バッ
ハがドイツ語版にして手を加えた版を、女王カークビーが歌唱する超豪華盤。
また人気カウンター・テノールのダニエル・テイラーによるヴィヴァルディの
「スターバト・マーテル」が聴けるのも嬉しい限り。カナダの古楽器団体シア
ター・オブ・アーリー・ミュージックもピュアな響きを聴かせてくれます。

BIS SA 1776(SACD-Hybrid) \2500
スーク:交響曲第2番ハ短調「アスラエル」Op.27
クラウス・ペーター・フロール(指)
マレーシア・フィル
チェコの作曲家ヨゼフ・スーク(1874-1935)はドヴォルザークの娘婿で、同名の
ヴァイオリニストの祖父。アスラエルは死の天使で、1904年、師にして義父の
ドヴォルザーク追悼のために作曲を開始したものの、愛妻までも急逝してしま
い、絶望のなか完成させたといわれます。演奏時間1時間に及ぶ大曲で、R.シュ
トラウスばりの華麗な管弦楽法により、悲痛かつ美しい音楽が繰り広げられま
す。マレーシア・フィルのボルテージの高さに注目です。

BIS 1727 \2380
シュニトケ:
(1)コンチェルト・グロッソ第1番(Fl、Ob、Cem、Pr-Pf、弦楽版1988)
(2)交響曲第9番(ラスカトフ補筆完成版)
シャロン・ベザリー(Fl)、クリストファー・コーウィー(Ob)、
グラント・ブラスラー(Cem)
アルバート・コンブリンク(プリペアードPf)、
オーワイン・アーウェル・ヒューズ(指)
ケープ・フィル
シュニトケの交響曲第9番は、最晩年にスケッチがなされましたが、度重なる卒
中の発作で半身不随となり、不自由な左手で書かれたため、判読不可能とされ
ていました。それを未亡人から依頼されたアレクサンドル・ラスカトフが解読
し、再構築しました。デイヴィスのユニバーサル盤もありますが、ヒューズも
説得力満点。シュニトケの代表作のひとつ「コンチェルト・グロッソ第1番」に
フルートとオーボエのパートが加わった興味深い版の世界初録音。シャロン・
ベザリーが演じているのも話題です。

BIS 1830/2 7枚組 \7140
ヴィラ=ロボス:ショーロス&ブラジル風バッハ全集
(1)ブラジル風バッハ
(第1-9番、9は弦楽オーケストラ版、無伴奏合唱版の2種収録)
(2)ショーロス(第1-第12番、ショーロス序章、2つのショーロス)
(3)ショーロス形式による木管五重奏曲
(4)ギター独奏曲全集(5つの前奏曲、ブラジル民謡組曲、12の練習曲)
ロベルト・ミンチュク(1)、ジョン・ネシリング(2)(指)サンパウロ響、
同Cho、ファビオ・ザノン(guit)、
クリスティナ・オルティズ(Pf)、ジャン=ルイ・ストイアーマン(Pf)、
ドンナ・ブラウン(Sop)、
ベルリン・フィル木管五重奏団(3)、アンデシュ・ミオリン(guit)(4)
意外にファンが多いことを驚かされたサンパウロ響のヴィラ=ロボス・シリー
ズが超お買い得価格BOXで登場。「ブラジル風バッハ」は全曲に加え、第9番は
弦楽オーケストラ版と無伴奏合唱版の2種、「ショーロス」も全曲に加え、ギタ
ーと管弦楽のための序章とヴァイオリンとチェロのための「2つのショーロス」
まで収録。さらに「ショーロス形式による木管五重奏曲」は名人集団ベルリン
・フィル木管五重奏団の演奏という豪華盤。ヴィラ=ロボスを語るうえで必携
のBOXと申せましょう。




<supraphon>
SU 3995 \1480
EU加盟国国歌集(全27カ国)
EU賛歌(ベートーヴェン/カラヤン編曲)/オーストリア/ベルギー/ブルガリア
/キプロス/チェコ/デンマーク/エストニア(パーシウス)/フィンランド
(パーシウス/カヤヌス編)/フランス/ドイツ(ハイドン/ヴァルデンマイア編)
/ギリシャ/ハンガリー(エルケル)/アイルランド/イタリア/ラトヴィア/
リトアニア/ルクセンブルク/マルタ/オランダ/ポーランド/ポルトガル/
ルーマニア/スロヴァキア/スロヴェニア/スペイン/スウェーデン/
イギリス
ヤン・クチェラ(指)プラハ放送響
録音:2009年2月10日、2008年11月28日 
プラハ、チェコ・ナショナル・シンフォニー・オーケストラ・スタジオ
国歌のCDは意外な需要があり驚かされますが、フル・オケによる最新録音盤が
登場します。収録されているのはEU加盟の27カ国とEU賛歌(カラヤン編曲による
ベートーヴェンの「喜びの歌」)の28曲。もともと国歌は有名な作曲家の手によ
るものも多く、また後世の作曲家が素材として用いたりとクラシック音楽に密
接な関係があります。EU加盟国ということでアメリカ、ロシア、日本の国歌が
入っていないのが残念ですが、バルト三国やスロヴェニアなど馴染みの薄いも
のも収録されているのが嬉しさ倍増。全体に重厚かつ色彩的なオーケストレー
ションで、音楽作品として存分に楽しめます。録音もクリア。




<TAHRA>
FURT 2007 \2300
モーツァルト:交響曲第40番 ト短調KV550
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調Op.98
フルトヴェングラー(指)
ベルリンフィル(1949年6月10日 ヴィースバーデン)
以前FURT 1021/22(廃盤)という番号で、プフィッツナーの「パレストリーナ」
から3つの前奏曲とカップリングされていたメイン・プログラムがリマスタリン
グされ、お求めやすい1枚で新装発売されることを共に喜び合いたいものです。
1949年の6月1日から14日までフルトヴェングラーはベルリンフィルと12のドイ
ツの都市へツアーを行いました。その時のプログラムは前述のプフィッツナー、
このCDの2曲、「ティル」「運命」「田園」というもの。
モーツァルトもブラームスもフルトヴェングラーならではの演奏で音質も非常
に聴きやすく仕上げられています。




<FM東京>
TFMC 0021/22 2枚組 \4095
HQCD
ステレオ =日本語解説付き=
CD-1
(1)シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化
(2)ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
CD-2 
(1)ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
(2)ラヴェル:夜のガスパール
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)
録音:1973 年10 月29 日東京文化会館(ライヴ)
長らく製造中止となっていた名盤が素晴らしい新ジャケとHQCD化で蘇りました。
より一層透明度が増し素晴らしい音質となりました。
巨匠ミケランジェリといえば大変なキャンセル魔ですが、この録音も当初予定
していたリサイタルをキャンセルされ、かろうじて録音が許されたのがこの日
のリサイタル。しかし録音してみるとFM東京の録音陣を気に入った様子で当時
のプロデューサー東条碩夫氏の談話によると、かなり協力的で大変満足なもの
であったようです。現状日本における唯一のオリジナルテープが現存するリサ
イタル録音がこれと申せましょう。その貴重な音源を復刻するにあたってはア
ナログからデジタルへの変換に通常以上に時間をかけキングスタジオに残るこ
れも日本で唯一の現役稼動しているテレフンケンのオープンリール再生機で丁
寧にオリジナルのアナログテープをトランスファーいたしました。アルトゥス
・ミュージック斉藤啓介氏の神技的マスタリングも大成功しております。

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