2L 45SACD(SACD-Hybrid) \2280
グリーグ:合唱のための作品集
男声合唱のためのアルバム 作品30、子供の歌 作品61〔子供の歌、家畜を呼
ぶ声、ハリング、働きものの馬のためのおやすみの歌、クヴォーリングのハ
リング、海、クリスマスツリーに寄せる歌、この世で一番愚かなこと、 スプ
リングダンス「夜になって出かけると」、若者オーレ、漁師の歌、もっとも
美しい女、大きな白い群、ならず者、ロットナムのクヌート、ノルウェーの山、
寝過ごしてしまった、祖国を讃える歌、小さなトーラ〕、春 作品33-2(トマス
・ベック 編曲)、聖霊降臨祭の賛美歌 作品23-25、アヴェ・マリス・ステッ
ラ EG150、4つの詩篇 作品74〔美しきかな神の子よ、神の子は安らぎを与え
給えり、イエス・キリストはよみがえり給えり、天つみ国に〕
グレクス・ヴォーカリス
カール・ホグセット(指)
マグヌス・スターヴェラン(T)
録音:2007年2月、5月 リス教会(ノルウェー)
ライプツィヒ学生時代の「ドナ・ノビス・パーチェム」(1862)と 白鳥の歌「4
つの詩篇」。グリーグの合唱作品には最初と最後の曲で44年の開きがあります。
その間にグリーグの音楽はどう展開し、どのように発展していったか。土の香
りのする音楽からノルウェーの宗教家を新しい音楽に再生した芸術作品まで。
グリーグの合唱曲には、ピアノのための作品や歌曲と同じように、彼の作曲家
人-生がそのまま反映しています。「大いなる神秘」でノルウェーと世界の人々
の心をとらえたグレクス・ヴォーカリスとカール・ホグセットのグリーグ・ア
ルバム。19の歌が組み替えられ、人生の歓びと悲しみの表情がくっきりと浮か
び上がってくる2つの歌集「男声合唱のためのアルバム」と「子供の歌」(グリ
ーグによる女声合唱のための編曲)。「春」と「アヴェ・マリス・ステッラ」
はエバーグリーン。「ペール・ギュント」のフィナーレ近くで歌われる賛美歌。
ノルウェー民俗音楽の隠れたハーモニーに気づかせる「4つの詩篇」。熟考さ
れたアルバム構成により、グリーグという作曲家のダイナミックな姿が見えて
きます。リス教会で行われた録音には、アナログ・クオリティをもたらすとさ
れるDXD(Digital eXtreme Definition)フォーマットが使われました。
11.2896Mbit/s はDSD録音の4倍のデータ量。DSDに量子化する前段階で余裕を
もって編集することも可能になりました。教会に響いた音楽が臨場感と空気感
をもって伝わってくる素晴らしい録音です。
2L 44SACD(SACD-Hybrid) \2280
モッテン・ゴートハウグ(1955-):室内楽作品集
弦楽四重奏曲第2番 イ長調 作品31(1986)、
イェンス・ビョルネボーの詩による6つの歌 作品56(2002)*
【見知らぬ男の顔/ばら/永遠の戦場/油、パンとワイン/ブレンダン・ビーアン
の担架の側で/わが心】
ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 作品59(2005)**
アンサンブル・ビョルヴィーカ
シェル・トムテル(Vn) ドミニク・グリフィス(Vn)
ヴィトルド・セラフィン(Va) ヤン・クープ(Vc)
ペール・アンドレアス・トンデル(B)* エレン・ウゲルヴィーク(P)*
トゥーレ・ディングスタード(P)**
録音:2007年4月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
「ゴートハウグの音楽を聴くと、人生のもつ数知れない表情を想い描いてしま
う」(ヴォルフガング・プラッゲ)。モッテン・ゴートハウグはノルウェーの作
曲家。鳥の歌に美を感じ、自然へ深い関心を寄せる。プロコフィエフをはじめ
とするネオクラシカルの作曲家に共感しています。表現の手段よりも内容を大
切に考えるタイプの作曲家。モダニストの音楽から距離を置き、伝統的な音楽
語法で聴き手とコミュニケートする姿勢を貫いています。さまざまなジャンル
の音楽を手がけ、とりわけ室内楽曲と歌曲に興味を持っています。新古典的、
イ長調という調性をもつ弦楽四重奏曲第2番。有機的なつながりのある4つの楽
章から構成された作品です。嬰ヘ短調のピアノ五重奏曲ではスケルツォのトリ
オに、リンデマンの収集した『古いまた新しいノルウェーの山のメロディ』の
旋律が素材として使われています。6つの歌曲のテクストとなる詩を書いたイェ
ンス・ビョルネボーは画家、教師としても活動したノルウェーの作家。ノル
ウェー社会や西洋文明に対する強い社会批評的内容の小説や戯曲や詩やエッセ
イを残しました。6つの歌曲のためにはビョルネボーの作品のうちでも抒情的
性格の強い詩が選ばれています。
<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9954 \1980
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):
弦楽四重奏曲全集第5集
弦楽四重奏曲第12番ト長調Op.77
弦楽四重奏曲第13番イ短調Op.86
タネーエフ四重奏団
録音:1981-82年
今回が完結編となるミャスコフスキー弦楽四重奏曲の第5集。この全集は以前
RUSSIAN DISCから発売されていた名盤です。2曲ともミャスコフスキー晩年の
作品で、この頃に作曲された他の作品同様、比較的分かりやすいのが特徴です。
特に第13番第4楽章はエネルギッシュでリズム、テンポのバランスが良く演奏
されております。
NF/PMA9957 \1980
ボリス・チャイコフスキー(1925-96)歴史的録音集
(1)ロシア民謡の主題による幻想曲
(2)弦楽オーケストラの為のシンフォニエッタ
(3)イギリスの主題による奇想曲
(4)スラヴ狂詩曲
(1)-(3)アレクサンドル・ガウク指揮
モスクワ放送交響楽団
(4)サムイル・サモスード指揮
モスクワ・フィルハーモニー管
録音:(1)1952年、(2)1955年、(3)1954年、(4)1957年
最近さかんに録音が行われるようになったボリス・チャイコフスキーをロシア
の大物ガウクの演奏で聴ける歴史的録音です。
ボリス・チャイコフスキーはショスタコーヴィチに師事していたこともあり、
その影響が随所に見受けられます。現代音楽とは全く無縁とも言える作風です。
NF/PMA9955 \1980
ガヴリーリン(1939-1999):歌曲集
(ロシアのノート/オフィーリアの2つの歌/都市の眠り/許して/四季)
ミラ・シュキルティル(MS)
ユーリ・セロフ(P)
録音:2007年7月28-29日、
ヴァレリー・アレクサンドロヴィチ・ガヴリーリンは1999年の60才で亡くなっ
た作曲家。ガヴリーリンの歌曲はトラック1では古風な作風と思いきや、トラッ
ク2では驚かされ、従来の歌曲とは違います。部分部分で、歌というより声を発
しています。
NF/PMA9956 \1980
「ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン -19世紀の超絶技巧作品集」
ヴィエニャフスキ:演奏会ポロネーズ/伝説曲/創作主題による変奏曲
エルンスト:ロッシーニの「オテロ」のアリアによる幻想曲
パガニーニ:変奏曲「魔女たちの踊り」/カンタービレ/ラ・カンパネラ
サラサーテ:バスク奇想曲
リディア・コヴァレンコ(Vn)
イゴール・ウリアシュ(P)
録音:2007年9月1-4日、
有名なものからそうでない曲まで、いずれも難易度が高い作品ばかり収録され
たアルバム。ヴァイオリンを余すことなく弾ける人のための曲であり演奏者を
選ぶ曲とも言えるでしょう。コヴァレンコはこれらの超絶技巧作品を難なく弾
きこなしています。
<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99028 \3000
伊福部 昭:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ・リダクション)
(1) ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲
(ヴァイオリン協奏曲第1番)(1948/1971)
(2) ヴァイオリン協奏曲第2番(1978)
佐藤久成(ヴァイオリン)、岡田 将(ピアノ)
録音:2006年6月5日、秩父ミューズパーク音楽堂
この録音は伊福部昭が2006年2月に亡くなり、その直後の6月に録音されたもの
です。このピアノ伴奏版は伊福部が自らアレンジしたもので、出版もされてお
り(全音楽譜出版社)この版では初録音となります。聴きなれたこの作品がフレ
ッシュに蘇りました。
腕のたつ若い演奏家、佐藤久成と岡田将による演奏についてミッテンヴァルト
の稲原氏は「二人は荒削りな部分がありながらも、最後まで緊張感を失わず、
ひたすら伊福部音楽に向き合った。その演奏は私の想像をはるかに超え、まさ
に私の心を揺さぶる音楽となった。」とライナー・ノートで述べています。
<SION RECORDSレーベル(日本)>
SCD-016 \3150
『三絃 野澤徹也 4 パッセージ』
水野修孝:ソロ三味線のための「パッセージ3章」
松岡政長:「冬の夢」-三味線・箏・17絃箏の三重奏
新実徳英:「をとこ・をんな」-三絃とボーカリーズによる音楽
木山光:「D・T・TRAIN」-for Shamisen & Shakuhachi
杵屋正邦:「風」-三絃独奏曲
三木稔:「月の兎」-わらべ語り風 歌楽
野澤徹也 (三絃)
今回集められた作品は、作曲家が自己の原点と未来をしっかりと見つめるとこ
ろから生まれているように思う。阿部定事件を題材に邦楽発声を駆使し、恐ろ
しいほどの迫真力で聴く者を虜にする新実徳英の「をとこ・をんな」。無駄な
く考え抜かれた楽器法と歌の自在さで色彩豊かに構成する三木稔の「月の兎」。
この2作品は日本語の発声と物語への取り組みを。水野修孝はジャズと日本音楽
の親和性を「ソロ三味線のためのパッセージ3章」に。木山光は原始的なまでの
エネルギーをロックやノイズ音楽の語法を用いて「D・T・TRAIN」を。松岡政長
は一つ一つの音を大切に美しいメロディーを愛しむように「冬の夢」を儚げに
描く。この3作品は音楽の多様な同時代性を、それぞれ聴かせる。そして音楽の
目まぐるしい変遷を邦楽と洋楽の狭間で体験し作曲を行った杵屋正邦作品「風」。
どれも三味線が持っている独自の響きや民族、文化、時代が育ててきた特性を
自分なりに音楽へ響かせて新しい作品に仕上げている。(音楽評論 西耕一)
野澤徹也(三味線)
三絃を西潟明子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。花園大学文学部史学科
卒業。’99年、’00年の全国邦楽コンクールにて二年連続優秀賞受賞。’00年、
ビクター伝統文化振興財団邦楽技能者育英賞受賞。’05年東京邦楽コンクール
第1位受賞。同世代の作曲家への委嘱活動も活発に行い、現代三味線音楽の普
及発展に力を注ぐ。NHK教育TV全国放送「日本音楽の祭典」、NHKFM「邦楽百番」、
「邦楽のひととき」、TOKYO FM「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイ
ズ」等、テレビ、ラジオへの出演多数。洗足学園音楽大学・現代邦楽コース非
常勤講師。
<ANDROMEDA>
ANDRCD5115 3枚組 \2150
バーンスタイン指揮 1953年アメリカDECCA録音集
Disc.1
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 op.55
(2)シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61 第1,2楽章
Disc.2
(2)シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61 第3,4楽章
(3)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
(4)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95 第1楽章
Disc.3
(4)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95 第2,3,4楽章
(5)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ロ短調 op.74
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・スタジアム交響楽団
1953年6,7月 録音
ANDRCD5126 2枚組 \1750
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」 1937年
エツォ・ピンツァ(ドン・ジョヴァンニ)、
エリーザベト・レートベルク(ドンナ・アンナ)
ディーノ・ボルジョーリ(ドン・オッターヴィオ)、
マルギット・ボコール(ツェルリーナ)
ヴェルジリオ・ラッザーリ(レポレロ)、
ルイゼ・ヘレツグルーバー(ドンナ・エルヴィーラ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィル
ブルーノ・ワルター指揮
1937年8月2日 ザルツブルグ ライヴ録音
MELODRAMレーベルから発売あり。
音質は古めかしく、一般的ではありません。
若き日のワルターを知る上で貴重なアルバムです。
ANDRCD9035 2枚組 \1750
マルケヴィチ指揮 名演奏集
Disc.1
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
RIAS交響楽団 1952年9月18日 ※URANIAレーベルから発売あり。
(2)モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 KV.338
ベルリン・フィル 1954年2月 ※DGレーベルから発売あり。
Disc.2
(3)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ベルリン・フィル 1953年1月31日 ※TAHRAレーベルから発売あり。
(4)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」 ニ長調 KV.504
ベルリン・フィル 1954年2月 ※DGレーベルから発売あり。
指揮は全て イゴール・マルケヴィッチ
良い音質です。
<WALHALL>
初出!ワーグナー:楽劇「ニューベルングの指輪」全曲
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年9、10月
※所々でマスターに起因する、雑音(シャリシャリした音)、音の揺れ、
傷が聴かれますが、演奏そのものの音は良く聴ける状態です。
WLCD0227 2枚組 \1750
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」(ニューベルングの指輪) 1957年
ハンス・ホッター(ヴォータン)、ロバート・オールマン(ドンナー)
エドガー・エヴァンス(フロー)、エーリッヒ・ヴィッテ(ローゲ)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィッチ(フリッカ)、
クルト・ベーメ(ファジルト)
オタカール・クラウス(アルベリヒ)、ペーター・クライン(ミーメ)
エリーザベト・リンダーマイアー(フレイア)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年9月25日
WLCD0228 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(ニューベルングの指輪) 1957年
ラモン・ヴィナイ(ジークムント)、
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィッチ(フリッカ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、ハンス・ホッター(ヴォータン)
シルヴィア・フィッシャー(ジークリンデ)、
フリードリヒ・ダルベルク(フンディング)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年9月27日
WLCD0229 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」(ニューベルングの指輪) 1957年
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)、
ペーター・クライン(ミーメ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、
オタカール・クラウス(アルベリヒ)
フリードリヒ・ダルベルク(ファフナー)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年10月1日
WLCD0230 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」(ニューベルングの指輪) 1957年
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、クルト・ベーメ(ハーゲン)
エリーザベト・リンダーマイアー(グートルーネ)、
ヘルマン・ウーデ(グンター)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年10月4日
<MYTO>
MDCD0007 2枚組 \3050
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」
ジャンフランコ・チェッケーレ(ポリオーネ)、
イヴォ・ヴィンコ(オロヴェーゾ)
エレーナ・スリオティス(ノルマ)、
フィオレンツァ・コッソット(アダルジーザ)
アンナ・ディ・スタジオ(クロティルデ)、
フランコ・カステッラーナ(フラーヴィオ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
オリヴィエーロ・デ・ファブリティース指揮 1971年8月30日 東京
良い音質です。
MDCD0008 2枚組 \3050
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
ジョルジョ・メリーギ(リッカルド)、ピエロ・カプッチッリ(レナート)
レイラ・ジンチェル(アメーリア)、アドリアーナ・ラッツァリーニ(ウルリカ)
ジョヴァンナ・サンテッリ(オスカル)、カルロ・メリチアーニ(シルヴァーノ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
ニーノ・ヴェルキ指揮 1973年4月8日
良い音質です。
<TACET>
TACET 163 \2380
ヴィヴァルディ:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 op.8-1~4 「四季」
(2)6つのヴァイオリン協奏曲 op.12から第1番 ト短調 RV.317
(3)ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV.257
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ポーランド室内フィル
ヴォイチェフ・ライスキ指揮 2007年6月録音
真空管使用の機器のみで録音されたTACETレーベルが得意とする高音質盤です。
グリーグ:合唱のための作品集
男声合唱のためのアルバム 作品30、子供の歌 作品61〔子供の歌、家畜を呼
ぶ声、ハリング、働きものの馬のためのおやすみの歌、クヴォーリングのハ
リング、海、クリスマスツリーに寄せる歌、この世で一番愚かなこと、 スプ
リングダンス「夜になって出かけると」、若者オーレ、漁師の歌、もっとも
美しい女、大きな白い群、ならず者、ロットナムのクヌート、ノルウェーの山、
寝過ごしてしまった、祖国を讃える歌、小さなトーラ〕、春 作品33-2(トマス
・ベック 編曲)、聖霊降臨祭の賛美歌 作品23-25、アヴェ・マリス・ステッ
ラ EG150、4つの詩篇 作品74〔美しきかな神の子よ、神の子は安らぎを与え
給えり、イエス・キリストはよみがえり給えり、天つみ国に〕
グレクス・ヴォーカリス
カール・ホグセット(指)
マグヌス・スターヴェラン(T)
録音:2007年2月、5月 リス教会(ノルウェー)
ライプツィヒ学生時代の「ドナ・ノビス・パーチェム」(1862)と 白鳥の歌「4
つの詩篇」。グリーグの合唱作品には最初と最後の曲で44年の開きがあります。
その間にグリーグの音楽はどう展開し、どのように発展していったか。土の香
りのする音楽からノルウェーの宗教家を新しい音楽に再生した芸術作品まで。
グリーグの合唱曲には、ピアノのための作品や歌曲と同じように、彼の作曲家
人-生がそのまま反映しています。「大いなる神秘」でノルウェーと世界の人々
の心をとらえたグレクス・ヴォーカリスとカール・ホグセットのグリーグ・ア
ルバム。19の歌が組み替えられ、人生の歓びと悲しみの表情がくっきりと浮か
び上がってくる2つの歌集「男声合唱のためのアルバム」と「子供の歌」(グリ
ーグによる女声合唱のための編曲)。「春」と「アヴェ・マリス・ステッラ」
はエバーグリーン。「ペール・ギュント」のフィナーレ近くで歌われる賛美歌。
ノルウェー民俗音楽の隠れたハーモニーに気づかせる「4つの詩篇」。熟考さ
れたアルバム構成により、グリーグという作曲家のダイナミックな姿が見えて
きます。リス教会で行われた録音には、アナログ・クオリティをもたらすとさ
れるDXD(Digital eXtreme Definition)フォーマットが使われました。
11.2896Mbit/s はDSD録音の4倍のデータ量。DSDに量子化する前段階で余裕を
もって編集することも可能になりました。教会に響いた音楽が臨場感と空気感
をもって伝わってくる素晴らしい録音です。
2L 44SACD(SACD-Hybrid) \2280
モッテン・ゴートハウグ(1955-):室内楽作品集
弦楽四重奏曲第2番 イ長調 作品31(1986)、
イェンス・ビョルネボーの詩による6つの歌 作品56(2002)*
【見知らぬ男の顔/ばら/永遠の戦場/油、パンとワイン/ブレンダン・ビーアン
の担架の側で/わが心】
ピアノ五重奏曲 嬰ヘ短調 作品59(2005)**
アンサンブル・ビョルヴィーカ
シェル・トムテル(Vn) ドミニク・グリフィス(Vn)
ヴィトルド・セラフィン(Va) ヤン・クープ(Vc)
ペール・アンドレアス・トンデル(B)* エレン・ウゲルヴィーク(P)*
トゥーレ・ディングスタード(P)**
録音:2007年4月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)
「ゴートハウグの音楽を聴くと、人生のもつ数知れない表情を想い描いてしま
う」(ヴォルフガング・プラッゲ)。モッテン・ゴートハウグはノルウェーの作
曲家。鳥の歌に美を感じ、自然へ深い関心を寄せる。プロコフィエフをはじめ
とするネオクラシカルの作曲家に共感しています。表現の手段よりも内容を大
切に考えるタイプの作曲家。モダニストの音楽から距離を置き、伝統的な音楽
語法で聴き手とコミュニケートする姿勢を貫いています。さまざまなジャンル
の音楽を手がけ、とりわけ室内楽曲と歌曲に興味を持っています。新古典的、
イ長調という調性をもつ弦楽四重奏曲第2番。有機的なつながりのある4つの楽
章から構成された作品です。嬰ヘ短調のピアノ五重奏曲ではスケルツォのトリ
オに、リンデマンの収集した『古いまた新しいノルウェーの山のメロディ』の
旋律が素材として使われています。6つの歌曲のテクストとなる詩を書いたイェ
ンス・ビョルネボーは画家、教師としても活動したノルウェーの作家。ノル
ウェー社会や西洋文明に対する強い社会批評的内容の小説や戯曲や詩やエッセ
イを残しました。6つの歌曲のためにはビョルネボーの作品のうちでも抒情的
性格の強い詩が選ばれています。
<NORTHERN FLOWERS>
NF/PMA9954 \1980
ニコライ・ミャスコフスキー(1881-1950):
弦楽四重奏曲全集第5集
弦楽四重奏曲第12番ト長調Op.77
弦楽四重奏曲第13番イ短調Op.86
タネーエフ四重奏団
録音:1981-82年
今回が完結編となるミャスコフスキー弦楽四重奏曲の第5集。この全集は以前
RUSSIAN DISCから発売されていた名盤です。2曲ともミャスコフスキー晩年の
作品で、この頃に作曲された他の作品同様、比較的分かりやすいのが特徴です。
特に第13番第4楽章はエネルギッシュでリズム、テンポのバランスが良く演奏
されております。
NF/PMA9957 \1980
ボリス・チャイコフスキー(1925-96)歴史的録音集
(1)ロシア民謡の主題による幻想曲
(2)弦楽オーケストラの為のシンフォニエッタ
(3)イギリスの主題による奇想曲
(4)スラヴ狂詩曲
(1)-(3)アレクサンドル・ガウク指揮
モスクワ放送交響楽団
(4)サムイル・サモスード指揮
モスクワ・フィルハーモニー管
録音:(1)1952年、(2)1955年、(3)1954年、(4)1957年
最近さかんに録音が行われるようになったボリス・チャイコフスキーをロシア
の大物ガウクの演奏で聴ける歴史的録音です。
ボリス・チャイコフスキーはショスタコーヴィチに師事していたこともあり、
その影響が随所に見受けられます。現代音楽とは全く無縁とも言える作風です。
NF/PMA9955 \1980
ガヴリーリン(1939-1999):歌曲集
(ロシアのノート/オフィーリアの2つの歌/都市の眠り/許して/四季)
ミラ・シュキルティル(MS)
ユーリ・セロフ(P)
録音:2007年7月28-29日、
ヴァレリー・アレクサンドロヴィチ・ガヴリーリンは1999年の60才で亡くなっ
た作曲家。ガヴリーリンの歌曲はトラック1では古風な作風と思いきや、トラッ
ク2では驚かされ、従来の歌曲とは違います。部分部分で、歌というより声を発
しています。
NF/PMA9956 \1980
「ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン -19世紀の超絶技巧作品集」
ヴィエニャフスキ:演奏会ポロネーズ/伝説曲/創作主題による変奏曲
エルンスト:ロッシーニの「オテロ」のアリアによる幻想曲
パガニーニ:変奏曲「魔女たちの踊り」/カンタービレ/ラ・カンパネラ
サラサーテ:バスク奇想曲
リディア・コヴァレンコ(Vn)
イゴール・ウリアシュ(P)
録音:2007年9月1-4日、
有名なものからそうでない曲まで、いずれも難易度が高い作品ばかり収録され
たアルバム。ヴァイオリンを余すことなく弾ける人のための曲であり演奏者を
選ぶ曲とも言えるでしょう。コヴァレンコはこれらの超絶技巧作品を難なく弾
きこなしています。
<ミッテンヴァルト・レーベル>
MTWD99028 \3000
伊福部 昭:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ・リダクション)
(1) ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲
(ヴァイオリン協奏曲第1番)(1948/1971)
(2) ヴァイオリン協奏曲第2番(1978)
佐藤久成(ヴァイオリン)、岡田 将(ピアノ)
録音:2006年6月5日、秩父ミューズパーク音楽堂
この録音は伊福部昭が2006年2月に亡くなり、その直後の6月に録音されたもの
です。このピアノ伴奏版は伊福部が自らアレンジしたもので、出版もされてお
り(全音楽譜出版社)この版では初録音となります。聴きなれたこの作品がフレ
ッシュに蘇りました。
腕のたつ若い演奏家、佐藤久成と岡田将による演奏についてミッテンヴァルト
の稲原氏は「二人は荒削りな部分がありながらも、最後まで緊張感を失わず、
ひたすら伊福部音楽に向き合った。その演奏は私の想像をはるかに超え、まさ
に私の心を揺さぶる音楽となった。」とライナー・ノートで述べています。
<SION RECORDSレーベル(日本)>
SCD-016 \3150
『三絃 野澤徹也 4 パッセージ』
水野修孝:ソロ三味線のための「パッセージ3章」
松岡政長:「冬の夢」-三味線・箏・17絃箏の三重奏
新実徳英:「をとこ・をんな」-三絃とボーカリーズによる音楽
木山光:「D・T・TRAIN」-for Shamisen & Shakuhachi
杵屋正邦:「風」-三絃独奏曲
三木稔:「月の兎」-わらべ語り風 歌楽
野澤徹也 (三絃)
今回集められた作品は、作曲家が自己の原点と未来をしっかりと見つめるとこ
ろから生まれているように思う。阿部定事件を題材に邦楽発声を駆使し、恐ろ
しいほどの迫真力で聴く者を虜にする新実徳英の「をとこ・をんな」。無駄な
く考え抜かれた楽器法と歌の自在さで色彩豊かに構成する三木稔の「月の兎」。
この2作品は日本語の発声と物語への取り組みを。水野修孝はジャズと日本音楽
の親和性を「ソロ三味線のためのパッセージ3章」に。木山光は原始的なまでの
エネルギーをロックやノイズ音楽の語法を用いて「D・T・TRAIN」を。松岡政長
は一つ一つの音を大切に美しいメロディーを愛しむように「冬の夢」を儚げに
描く。この3作品は音楽の多様な同時代性を、それぞれ聴かせる。そして音楽の
目まぐるしい変遷を邦楽と洋楽の狭間で体験し作曲を行った杵屋正邦作品「風」。
どれも三味線が持っている独自の響きや民族、文化、時代が育ててきた特性を
自分なりに音楽へ響かせて新しい作品に仕上げている。(音楽評論 西耕一)
野澤徹也(三味線)
三絃を西潟明子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。花園大学文学部史学科
卒業。’99年、’00年の全国邦楽コンクールにて二年連続優秀賞受賞。’00年、
ビクター伝統文化振興財団邦楽技能者育英賞受賞。’05年東京邦楽コンクール
第1位受賞。同世代の作曲家への委嘱活動も活発に行い、現代三味線音楽の普
及発展に力を注ぐ。NHK教育TV全国放送「日本音楽の祭典」、NHKFM「邦楽百番」、
「邦楽のひととき」、TOKYO FM「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイ
ズ」等、テレビ、ラジオへの出演多数。洗足学園音楽大学・現代邦楽コース非
常勤講師。
<ANDROMEDA>
ANDRCD5115 3枚組 \2150
バーンスタイン指揮 1953年アメリカDECCA録音集
Disc.1
(1)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」 変ホ長調 op.55
(2)シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61 第1,2楽章
Disc.2
(2)シューマン:交響曲第2番 ハ長調 op.61 第3,4楽章
(3)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op.98
(4)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95 第1楽章
Disc.3
(4)ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」 ホ短調 op.95 第2,3,4楽章
(5)チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 ロ短調 op.74
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・スタジアム交響楽団
1953年6,7月 録音
ANDRCD5126 2枚組 \1750
モーツァルト:歌劇「ドン・ジョバンニ」 1937年
エツォ・ピンツァ(ドン・ジョヴァンニ)、
エリーザベト・レートベルク(ドンナ・アンナ)
ディーノ・ボルジョーリ(ドン・オッターヴィオ)、
マルギット・ボコール(ツェルリーナ)
ヴェルジリオ・ラッザーリ(レポレロ)、
ルイゼ・ヘレツグルーバー(ドンナ・エルヴィーラ)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィル
ブルーノ・ワルター指揮
1937年8月2日 ザルツブルグ ライヴ録音
MELODRAMレーベルから発売あり。
音質は古めかしく、一般的ではありません。
若き日のワルターを知る上で貴重なアルバムです。
ANDRCD9035 2枚組 \1750
マルケヴィチ指揮 名演奏集
Disc.1
(1)ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
RIAS交響楽団 1952年9月18日 ※URANIAレーベルから発売あり。
(2)モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 KV.338
ベルリン・フィル 1954年2月 ※DGレーベルから発売あり。
Disc.2
(3)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
ベルリン・フィル 1953年1月31日 ※TAHRAレーベルから発売あり。
(4)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」 ニ長調 KV.504
ベルリン・フィル 1954年2月 ※DGレーベルから発売あり。
指揮は全て イゴール・マルケヴィッチ
良い音質です。
<WALHALL>
初出!ワーグナー:楽劇「ニューベルングの指輪」全曲
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年9、10月
※所々でマスターに起因する、雑音(シャリシャリした音)、音の揺れ、
傷が聴かれますが、演奏そのものの音は良く聴ける状態です。
WLCD0227 2枚組 \1750
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」(ニューベルングの指輪) 1957年
ハンス・ホッター(ヴォータン)、ロバート・オールマン(ドンナー)
エドガー・エヴァンス(フロー)、エーリッヒ・ヴィッテ(ローゲ)
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィッチ(フリッカ)、
クルト・ベーメ(ファジルト)
オタカール・クラウス(アルベリヒ)、ペーター・クライン(ミーメ)
エリーザベト・リンダーマイアー(フレイア)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年9月25日
WLCD0228 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」(ニューベルングの指輪) 1957年
ラモン・ヴィナイ(ジークムント)、
ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィッチ(フリッカ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、ハンス・ホッター(ヴォータン)
シルヴィア・フィッシャー(ジークリンデ)、
フリードリヒ・ダルベルク(フンディング)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年9月27日
WLCD0229 3枚組 \2780
ワーグナー:楽劇「ジークフリート」(ニューベルングの指輪) 1957年
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)、
ペーター・クライン(ミーメ)
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、
オタカール・クラウス(アルベリヒ)
フリードリヒ・ダルベルク(ファフナー)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年10月1日
WLCD0230 4枚組 \3380
ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」(ニューベルングの指輪) 1957年
ビルギット・ニルソン(ブリュンヒルデ)、クルト・ベーメ(ハーゲン)
エリーザベト・リンダーマイアー(グートルーネ)、
ヘルマン・ウーデ(グンター)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(ジークフリート)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、合唱団
ルドルフ・ケンペ指揮 1957年10月4日
<MYTO>
MDCD0007 2枚組 \3050
ベッリーニ:歌劇「ノルマ」
ジャンフランコ・チェッケーレ(ポリオーネ)、
イヴォ・ヴィンコ(オロヴェーゾ)
エレーナ・スリオティス(ノルマ)、
フィオレンツァ・コッソット(アダルジーザ)
アンナ・ディ・スタジオ(クロティルデ)、
フランコ・カステッラーナ(フラーヴィオ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
オリヴィエーロ・デ・ファブリティース指揮 1971年8月30日 東京
良い音質です。
MDCD0008 2枚組 \3050
ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」
ジョルジョ・メリーギ(リッカルド)、ピエロ・カプッチッリ(レナート)
レイラ・ジンチェル(アメーリア)、アドリアーナ・ラッツァリーニ(ウルリカ)
ジョヴァンナ・サンテッリ(オスカル)、カルロ・メリチアーニ(シルヴァーノ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団、合唱団
ニーノ・ヴェルキ指揮 1973年4月8日
良い音質です。
<TACET>
TACET 163 \2380
ヴィヴァルディ:
(1)ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 op.8-1~4 「四季」
(2)6つのヴァイオリン協奏曲 op.12から第1番 ト短調 RV.317
(3)ヴァイオリン協奏曲 変ホ長調 RV.257
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)
ポーランド室内フィル
ヴォイチェフ・ライスキ指揮 2007年6月録音
真空管使用の機器のみで録音されたTACETレーベルが得意とする高音質盤です。