クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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12-02 No.26-2

2012年02月24日 14時41分43秒 | Weblog
TROY1308/09 2枚組 ¥3960
ラリー・ベル:
(1)「四季」-エリザベス・カーシュナーに詩によるカンタータOp.101
(2)通奏低音付きチェロ組曲Op.110
(3)パルティータ第1番Op.97
(4)カプリース第3番Op.54
(5)パルティータ第2番Op.102
(6)セレナード第2番Op.98
(1)「秋」:トーマス・グレッグ(T)、E.ローレンス(Hrp)
「冬」:B.A.コンドン(MS)、ラリー・ベル(Pf)、
「春」:フィリップ・リマ(Br)、P.シエンニワ(Cemb)
「夏」:E.ホームズ(S)、J.ムラトレ(G)
「フィナーレ」:ラリー・ベル(指揮)、上記歌手・奏者達、他
(2)(6)サム・ウ(Vc)、(2)(3)(5)(6)ポール・シエンニワ(Cemb)
(4)アルド・アブロー(リコーダー)
録音:2010-2011年
ラリー・ベルはニュー・イングランド音楽院、バークレー音楽大学で教鞭を執
る他、ピアニストとしても活動し、NAXOSよりパーシケッティのピアノ作品集を
リリースしている。作曲家としては穏健な新ロマン主義的な作風を持つ。カン
タータ「四季」は80分の大曲ですが、カンタータと言いながら「秋」-「夏」は
独唱の歌曲、フィナーレでようやく全員が揃います。全編、調性のある美しい
旋律が優れたヴォーリストたちによって歌われる。グランマ・モーゼスの絵画
を見るような穏やかな作品。

TROY1310 ¥1980
「パーシケッティと彼の弟子たちのピアノ音楽」
ヴィンセント・パーシケッティ:ピアノ・ソナタ第9番,冬至*
マーガ・リヒター:ピアノ・ソナタ,記憶*,8つの小品*
ジェイコブ・ドラックマン:7つの大罪*
リチャード・ズィムダーズ(Pf)
録音:2010-2011年
(*印:世界初録音)
パーシケッティ(1915-1978)はイタリア系アメリカ人でジュリアード音楽院で長
らく教鞭を執った。そんな彼の弟子の作品を含むピアノ作品集。パーシケッティ
自身は新古典主義の傾向が見られるが弟子たちの作品は様々な様相を呈している。

TROY1311 ¥1980
「アルベニス風に」-クリス・バックホルズ、トロンボーン・リサイタル
シチェドリン(b.1932):アラ・アルベニス
ビュッセル(1872-1973):12の旋律的なウ゛ォカリーズ練習曲より(4曲)
ジャン・オーバン(b.1928):アリア、スケルツォとフィナーレ
ヒンデミット(1895-1963):アルト・ホルンのためのソナタ
レオン・ステッケ(1904-1942):嬰ヘ調の変奏曲
ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品
ガーデル・シモンズ(1878-1945):ゴンドラの船頭
クリス・バックホルズ(Trb)、
ジーン・ボトキン(Pf)
ブックホルズはクラシックとジャズの世界で活躍しトニー・ベネット、ナタリ
ー・コールとも共演する一方、ピッツバーグ響、デトロイト響。ボストン・ポ
ップス、シンシナティ・ポップスとも度々共演しているベテラン。甘い音色と
朗々としたメロディの歌いまわしが魅力。

TROY1312 ¥1980
ジャック・ビーソン(1921-2010):
(1)歌劇「ハイデッガー博士の不老泉」
(シェルドン・ハーニック台本)
(2)室内歌劇「おーい助けてくれ」
(1)C.ウィルコックス、J.クリスティンほか、
トーマス・マーティン指揮室内管弦楽団
(2)J.リアードン(Br)、L.ガブリエル(S)、
フレデリック・ウォルトマン指揮
コロンビア室内管弦楽団
ビーソンはイーストマン音楽院とコロンビア大学で学び、多くのオペラ、歌曲、
室内楽を作曲し、アメリカ・ローマ大賞を受賞している。幾分ベルクを思わせ
るシリアスな「ハイデッガー博士の不老泉」、メノッティを思わせる親しみや
すい「おーい助けてくれ」と対照的な2つのオペラを収録。

TROY1313 ¥1980
「転換」-トロンボーンのための音楽
(1)フィッシャー・タル:変奏(ディヴァージョン)
(2)サイモン・ウィルズ:トロンボーン四重奏のためのソナタ
(3)ジャック・カステレード:前奏曲と舞曲
(4)エリック・エワゼン:ダンツァ・デラ・ヴィータ
(5)アンソニー・バーフィールド:独白
(6)マイケル・ダイヴァーズ:主題によるディヴァージョン
ステントリアン・コンソート:
【デイヴィッド・ベノチェ(Trb)、ブレント・フィリップス(Trb)、
ジョナサン・ホワイテイカー(Trb)、バーニー・マッコラム(B.Trb)】
(1)(5)ジョセフ・アレッシ(Trb)、
(1)ピーター・エルフソン(Trb)、
(3)エルヴィア・プッチネッリ(Pf)、
(3)トッド・ミーハン&ティム・タル(Perc)
ステントリアン・コンソートは2003年に結成以来、数々の音楽祭、大学のセミ
ナーなどに招かれコンサートを行っている。ニューヨーク・フィルの首席トロ
ンボーン奏者ジョセフ・アレッシとも度々共演しここでも息の合ったところを
聴かせている。

TROY1314 ¥1980
「ハート・オン・ザ・ウォール」
-アフリカ系アメリカ人によるアート・ソング集
ロバート・オーウェン:ハート・オン・ザ・ウォール
ジュリアス・P.ウィリアムズ:歴史の神話
ロバート・L.モリス:抒情組曲
ヌケイル・オコイェ:ハリエット・タブマン歌曲集
ルイーズ・トッピン(Sop)、
ジュリアス・P.ウィリアムズ指揮
ドヴォルザーク交響楽団
録音:2006-7年
クラシック系音楽の分野で活躍するアフリカ系アメリカ人作曲家によるオーケ
ストラ伴奏つき歌曲集をまとめたもの。いずれも素朴で力強いメロディと繊細
な情感にあふれた生命力のある作品が揃っている。ソプラノのルイーズ・トッ
ピンはアメリカ、ヨーロッパ、日本などで活躍するオペラ歌手で当ALBANYには
スティルの歌劇ほか複数の録音がある。このCDのプロデュースも自ら手掛けて
いる。

TROY1315/16 2枚組 ¥3960
ステファン・ワイスマン:歌劇「ダークリング」
-台本:アンナ・ラヴィノヴィッツ
M.ヘグルンド(S)、ハイ-ティン・チン(MS)、
J.ガリソン(T)、M.ウーレマン(B,Br)、
ブライアン・デマリス(指揮)、弦楽四重奏団、ほか
ワイスマンはニューヨークを中心に活動する若手作曲家で作曲をデイヴィッド
・ラングらに師事した。両大戦間の不況と混迷のアメリカを舞台にしたこの歌
劇はアメリカン・オペラ・プロジェクトの委嘱により作曲された。数人の歌手
と語り手、それに弦楽四重奏という極めて切り詰められた編成で淡々と進めら
れるモノクロームの人間模様。弦楽四重奏は無調から当時の流行音楽のスタイ
ルまで幅広く取り込む。

TROY1317 ¥1980
「錬金術」-ジャン・クルジウィキ(b.1948)作品集
(1)寓話/(2)パルティータ
(3)錬金術/(4)5つの詩曲
(5)夕べの影に
(1)(2)スーザン・ノウィキ(Pf)、(1)リン・クロック(バリトンSax)、
(2)フレデリック・T.コーエン(Ob)、(3)マシュー・ベングトソン(Pf)
(4)ジェフリー・カナー(Fl)、(4)チャールズ・アブラモヴィッツ(Pf)
(5)スーザン・ナルッキ(S)、J.ヴィオー(G)、岡浩乃(Vn)、
レイチェル・ク(Va)、ユミ・ケンドール(Vc)
録音:2007年8月
ジャン・クルジウィキはフィラデルフィアを中心に作曲のほか、指揮者、教育
者として、また音楽祭の企画など多彩な活動を行っている。作風はヨーロッパ
の前衛に近い位置を保っており、その厳しい姿勢に他のアメリカの作曲家には
ない品格が感じられる。声楽曲「夕べの影に」は厳しい表現のなかに象徴主義
的なほの暗いロマンティシズムが感じられる傑作。

TROY1318 ¥1980
「フリー・フライング」
(1)ジョン・スティーヴンス:トロンボーン・ソナタ(2002)
(2)スティーヴ・ラウズ:フライング・ボーイ(2005)
(3)フレデリック・スペック:自由落下
(4)スタンリー・フリードマン:トロンボーン・ソナタ(1999)
(5)ポウル・ブリンク:トロンボーンとバンドのための変奏曲
ブレット・シャスター(Trb)、
(1)(3)(4)クリスタ・ウォレス=ボーズ(Pf)、
(2)ルイスヴィル大学金管五重奏団、
(5)フレデリック・スペック指揮ルイスヴィル大学ウィンド・アンサンブル
ブレット・シュスターはニュー・イングランド音楽院、アリゾナ州立大学で学
び、現在フィラデルフィアを拠点に活動している。ソリストとしてオーケスト
ラとの共演も多く、ルイスヴィル響、サンディエゴ響とも共演。数々のワーク
ショップ、音楽祭にも招かれている。このCDは彼名義の初のソロ・アルバムで
あり、ピアノ伴奏によるものから大規模なウィンド・アンサンブルを従えたも
のまでヴァラエティ豊か。

TROY1326/27 2枚組 ¥3960
ヴィクター・ハーバート(1859-1924):
歌劇「占い師」
スティーヴン・バイエス指揮オハイオ・ライト・オペラ
エイミー・マップルス、スティーヴン・フォーク、ほか
ハーバートはアイルランド出身で後にアメリカに帰化し、当時ライト・オペラ
と呼ばれた創成期のミュージカルの基礎を築いた重要な作曲家です。チェロ奏
者としてヨハン・シュトラウスIIの楽団に在籍しシュトラウスのスタイルを吸
収し後に自分の音楽へ昇華させます。ハーバートのチェロ協奏曲はドヴォルザ
ークに霊感を与え、チェロ協奏曲作曲を決心させたとも言われています。しっ
かりとした構成と美しい旋律と管弦楽法は今聴いても色褪せません。オペラ・
ファン、ミュージカル・ファンはぜひお聴き下さい。

TROY1328 ¥1980
「天使と悪魔」-チューバのための作品集
アルフレッド・リード:二重奏のファンタジア
バーバラ・ヨーク:天使のためのエレジー
ジョン・スティーヴンス:「サルヴェ・ヴェネーレ、サルヴェ・マルテ」
ブラームス:永遠の愛を、歌の調べのように/シューマン:異郷にて
ファーラー・フェラン:堕ちた天使のソナタ
ジェームズ・グラント:
ワルツ・フォー・ベッツ/アンソニー・プロッグ:3つの細密画
エンニオ・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ
ジェームズ・ミードア:黙示録的声/ニールセン:カント・セリオーソ
ティム・バズビー:チューバ吹きのサガ(伝説)
ティム・バズビー(Tuba)、
フェイス・デボウ(Pf)
録音:2010年7月
吹奏楽関係者の間では有名なチューバ奏者ティム(ティモシー)・バズビーは前
回も古今のオーケストラ名曲のトロンボーン・チューバ・パートだけを集めた
CD(TROY1282)で話題となったが、こちらはチューバのためのオリジナル作品
(一部編曲物あり)を中心にしたアルバム。バズビーは最近メルボルン響の首席
チューバ奏者に就任した他、ソリストとしても各国のオーケストラを共演し活
動の幅を広げている。

TROY1329 ¥1980
「回想」-アメリカのフルート音楽
(1)ジョセフ・シュワントナー:回想(2009)
(2)エリオット・カーター:私は風に描く(1991)
(3)ドナルド・マルティーノ:クォドリベッツ(1954)
(4)ヴィンセント・パーシケッティ:寓話(アルト・フルートのための)(1965)
(5)ロバート・ディック:魚は跳ね上がる(1999)
(6)サミュエル・バーバー:カンツォーネ(1959)
(7)ロバート・ビーサー:水の中で自分自身を賞賛する老人(1986)
(8)ジョセフ・シュワントナー:黒いイソギンチャク(1982)
レナード・ギャリソン(Fl)、
(1)(6)-(8)ジェイ・マウチェリー(Pf)
録音:2011年5月
ギャリソンはワラ・ワラ響の首席フルート奏者でモンタナ・レッド・ロッジ音
楽祭の音楽監督を務め、ソリストとしてはシカゴ響とも共演したことがある実
力派。20世紀の様々な傾向のフルート作品を収録。

TROY1330 ¥1980
「クラリネット・コレクティヴ」
(1)レイモン・ガロワ・モンブラン(1918-94):6つの音楽的エチュード(1955)
(2)フランク・ウィリー(b.1949):起動と精霊の踊り(2000)
(3)アラン・ストート(b.1932):ムーヴメント(2000)
(4)マリー・アン・グリーブリング(b.1936):四大元素
(5)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(Cl&Pfのための編曲版)
(6)ドビュッシー:4つの歌曲(Cl&弦楽四重奏のための編曲版)
(7)ケント・ケンナン(1913-2003):哀歌
(8)モーツァルト:4つの教会ソナタ(Cl、木管八重奏&コントラバス版)
デニス・ナイグレン(Cl)、
(1)(8)ワイン・ゴーダー指揮(1)ガロワ・モンブラン・アンサンブル、
(3)(6)エイデン弦楽四重奏団、
(4)(5)ジェリー・ワン(Pf)、(8)モーツァルト・アンサンブル
ナイグレンはミシガン州立大学で学び、現在ケント州立大学でクラリネットの
教授を行う傍ら、主にソリストとして吹奏楽の分野で活躍し近現代の作品の演
奏に定評がある。本CDでは特にドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」と
「4つの歌曲」におけるナイグレンの極めて繊細な表現に驚かされる。

TROY1331/32 2枚組 ¥3960
サリヴァン(1842-1900):喜歌劇「ペンザンスの海賊」
J.リン・トンプソン指揮オハイオ・ライト・オペラ
ニコラス・ウーアーマン、カーラ・ヒューズ、スティーヴン・フォーク、
テッド・クリストファー、ほか
「ペンザンスの海賊」はイギリスの喜歌劇作曲家アーサー・サリヴァンの代表
作で1879年、作曲者自身の指揮でニューヨークの五番街劇場で初演され、今日
のいわゆるミュージカルの祖となった。孤児の集団で作られた海賊たちとやた
ら人のよい船長たちが出会う人々との涙あり笑いありのラヴ・コメディ。親し
みやすい楽しい旋律満載で今日いまだ根強い人気を誇っている名作。オハイオ
・ライト・オペラの歌手たちの安定した歌唱で思わず引き込まれる。

TROY1333 ¥1980
「エヴリウェア・エンタングルド」
ブレーク・ウィルキンス(b.1965):蛇との踊り
スティーヴン・A.テイラー(b.1965):エヴリウェア・エンタングルド
クリストファー・ディーン(b.1957):たてがみのスクロール
エドガー・ヴァレーズ(1883-1965):イオニザシオン
スティーヴン・ゴーボス(b.1978):プッシュ
後藤洋(b.1958):見えざる者が通り過ぎる
スティーヴン・ハートキ(b.1952):パーコレーション・プロセシズ
デイヴィッド・クラム(b.1962):キネティクス
ジャスティン・メリット(b.1975):疾風怒濤
ブレーク・ウィルキンス指揮
ヒューストン大学打楽器アンサンブル
録音:2011年5月
打楽器アンサンブルの古典的名作ヴァレーズのイオニゼーションから最新の作
品までを収録。新ロマン主義なもの、ラテン的なノリのよいもの、ミニマル・
ミュージック風なものまで多種多様。

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