クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-01 No.27-2

2012年01月31日 20時21分02秒 | Weblog
<helicon>
HEL 029654 ¥2080
・シェーンベルク:ワルシャワの生き残りOp.46
 録音:2006年12月31日テルアビブ、マン・オーディトリアム
(ライヴ・ステレオ)
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
 録音:1995年3月テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ・ステレオ)
フリートへルム・エーベルレ(語り)
イスラエル・オペラ合唱団男声合唱
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
クルト・マズア(指揮)
1927年生まれの巨匠指揮者クルト・マズアがイスラエル・フィルを指揮してブ
ルックナーの第7交響曲を演奏したアルバムは、終身名誉客演指揮者就任から
3年目の1995年3月に行われたコンサートの模様をライヴ収録したものです。
イスラエル・フィルによるブルックナー録音といえば、1963年にライヴ収録さ
れた第9番(HEL029625)のほか、1987年にフランクフルトでライヴ収録された
第8番の映像作品、1989年にセッション録音された第0番と第8番くらいでごく
数点しかなく、これらはすべてメータ指揮によるものでした。
ブルックナーのおおきな魅力のひとつに、息の長い緩徐楽章の美しさが挙げら
れますが、そのままこれは優秀な弦楽セクションを誇るイスラエル・フィルに
とっておおいに真価を発揮する場面ともいえそうで、数多くブルックナーを
手掛けてきたマズアとの顔合わせはたいへん興味の尽きないものといえるで
しょう。
カップリングの「ワルシャワの生き残り」は、ベートーヴェンの第9交響曲と
ともに、イスラエル・フィル創立70周年を迎えた2006年のジルヴェスター・
ガラで演奏されたもの。
第2次大戦中のホロコーストという、ナチがおこなった未曾有の残虐行為を扱
った内容に対して、ここでイスラエルの演奏陣がみせる息詰まる音楽は想像以
上で、終盤、男声合唱が「聞け、イスラエル」という歌うくだりに至っては鬼
気迫るものがあります。
語りを担当するフリートへルム・エーベルレは1935年生まれのドイツの名優。
エーベルレは、マズアが1988年にグリーグの「ペールギュント」のセッショ
ン録音をおこなった際にも語りとして参加していました。

HEL 029639 2枚組 ¥2780
「チャイコフスキー:弦楽四重奏曲集 / イスラエル・フィルハーモニー・
リヒター四重奏団」
[CD 1]
・弦楽四重奏曲第1番ニ長調op.11
・弦楽四重奏曲第2番ヘ長調op.22
[CD 2]
・弦楽四重奏曲第3番変ホ短調op.30
・弦楽六重奏曲ニ短調op.70「フィレンツェの思い出」*
イスラエル・フィルハーモニー・リヒター四重奏団
イリヤ・コノヴァーロフ、シュムエル・グラセル(Vn)
ドミートリー・ラトゥシュ(Va)
フェリクス・ネミロフスキー(Vc)
ヴラディスラフ・ラトゥシュ(Va)* キリル・ミハノフスキー(Vc)*
録音:2010年9月12-15日テルアビブ、マン・オーディトリアム
(ライヴ・ステレオ)
イスラエル・フィルハーモニー・リヒター四重奏団は、その名の通りすべてイ
スラエル・フィルのメンバーで構成され、楽団がイタリア・ツアー中の2006年
5月にスポレート音楽祭でデビューを果たしたアンサンブル。結成にあたり、
惜しみない寄付と向こう10年間の活動のサポートを申し出た、イスラエル・
フィルハーモニー管弦楽団基金理事で後援会員のリヒター・ファミリーに謝意
を表して、その名を冠しています。
結成の目的として、オーケストラの芸術活動になくてはならない部分であった、
弦楽四重奏団の偉大なる伝統を継承することがありましたが、オーケストラの
募金活動やコンサート・ツアーと関連して、数多くのコンサートをイスラエル
国内にとどまらず海外でも精力的におこなっています。
イリヤ・コノヴァーロフは1977年ロシアのノヴォシビルスク生まれ。7歳で名教
師ザハール・ブロンに師事し、学生時代に全ロシア・ヴァイオリン・コンクー
ル、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞を果たしたコノ
ヴァーロフは、1997年よりイスラエル・フィルのコンサート・マスターを務め
ています。
リトアニアのヴィリニュスに生まれたシュムエル・グラセルは、1980年にイス
ラエルに移住し、1987年より楽団メンバーとなったイスラエル・フィルの第2
ヴァイオリン奏者。
1990年にロシアからイスラエルに移住したドミートリー・ラトゥシュは、2004
年よりイスラエル・フィル副首席ヴィオラ奏者を務めています。
チェロのフェリクス・ネミロフスキーは1963年ウズベキスタンの首都タシュケ
ントの生まれで、1992年よりイスラエル・フィルのメンバー。
イスラエル・フィルハーモニー・リヒター四重奏団は、すべて旧ソ連圏の生ま
れという点が共通し、さらにメンバーの2人がロシア出身ということで、幼い
頃よりチャイコフスキーの作品に寄せる共感の強さにはかなりのものがあると
おもわれるので、高水準の演奏内容が期待できそうです。


HEL 029649 2枚組 ¥2780
「妙なる時-イスラエル・フィル創立75周年記念アルバム」
[CD 1] 77’41”
・ヴェルディ:「運命の力」序曲/ズービン・メータ(指揮)[1986年]
・モーツァルト:「フィガロの結婚」序曲/ズービン・メータ(指揮)[1986年]
・ベートーヴェン:
交響曲第5番ハ短調「運命」-第1楽章/ズービン・メータ(指揮)[2009年]
・シューベルト
:交響曲第9番ハ長調「ザ・グレイト」-第2楽章
/ズービン・メータ(指揮)[2006年]
・ブラームス:
交響曲第3番ヘ長調-第3楽章/ズービン・メータ(指揮)[2009年]
・ドヴォルザーク:
スラヴ舞曲ホ短調Op.72-2/ズービン・メータ(指揮)[1996年]
・チャイコフスキー:
交響曲第6番ロ短調「悲愴」-第2楽章/クルト・マズア(指揮)[2008年]
・ドヴォルザーク:
交響曲第8番ト長調-第3楽章/ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)[2006年]
・ベルリオーズ:
「ファウストの劫罰」よりハンガリー行進曲
/ガリー・ベルティーニ(指揮)[1996年]
・マーラー:交響曲第2番ハ短
調「復活」-第2楽章/ジェイムズ・レヴァイン(指揮)[1989年]
・ハイドン:
交響曲第88番ト長調「V字」-フィナーレ/クルト・マズア(指揮)[2008年]
[CD 2] 79’06”
=ズービン・メータ(指揮)篇=
・J. S. バッハ:
カンタータ第140番「目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声」BWV140
-コラール/カレジエイト合唱団[2008年]
・ヴィヴァルディ:
2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV 522-第2楽章
/イツァーク・パールマン、ピンカス・ズッカーマン(Vn)[1996年]
・モーツァルト:
協奏交響曲変ホ長調K.364-第3楽章
/ハイイーム・タウブ(Vn)、ダニエル・ベンヤミニ(Va)[1968年]
・モーツァルト:
ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K 595-第3楽章
/ダニエル・バレンボイム(P)[1972年]
・ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調-第2楽章/ピンカス・ズッカーマン(Vn)[1989年]
・ブラームス:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調-第4楽章/ルドルフ・ブッフビンダー(P)[2009年]
・ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2番ハ短調-第1楽章/アリシア・デ・ラローチャ(P)[1987年]
・サン=サーンス:
ピアノ協奏曲第2番ト短調-第2楽章/イエフィム・ブロンフマン(P)[1991年]
・プロコフィエフ:
ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調-第3楽章/アイザック・スターン(Vn)[1975年]
・ブラームス:
ドイツ・レクィエム-第2曲
/ガリー・ベルティーニ・イスラエル合唱団[2009年]
・モーツァルト:
「ドン・ジョヴァンニ」-シャンペンの歌/ニコラ・ウリヴィエーリ[2009年]
以上すべてイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
※( )内は収録年、収録場所はすべてテルアビブ、マン・オーディトリアムに
おけるライヴ
「イスラエル・フィルのレーベル」ヘリコン・クラシックスが、2011年に同オ
ケが創立75周年を迎えたことを記念してリリースする企画アルバム。2011年12
月現在のカタログから、比較的収録時期の新しめのライヴ演奏の聴きどころを
CD2枚に凝縮しています。
おおよそ1枚目が交響曲、2枚目が協奏曲という構成で、全22トラックを彩る顔
触れは、終身音楽監督メータほか、ブロムシュテット、ベルティーニ、レヴァ
インといった指揮者陣、ブロンフマン、ブッフビンダー、バレンボイムらソリ
ストとも、さすがに世界有数のオケにふさわしく豪華なものとなっています。

HEL 029648 2枚組 ¥2780
・ベルリオーズ:劇的物語「ファウストの劫罰」Op.24
 ダーフィト・キュープラー(T;ファウスト)
 フランツ・グルントヘーバー(Br;メフィストフェレス)
 ベアトリス・ユリア=モンゾン(Ms;マルグリート)
 デニス・セドフ(Bs;ブランデル)
 クルージュ・トランシルヴァニア国立フィルハーモニー合唱団
 録音:1996年3月2日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
・ラヴェル:バレエ「ダフニスとクロエ」(ハイライト)
 リナト合唱団(イスラエル室内合唱団)
 録音:1974年1月1日テルアビブ、マン・オーディトリアム(ライヴ)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
ガリー・ベルティーニ(指揮)
2005年に世を去ったイスラエルの巨匠指揮者ガリー・ベルティーニは、なによ
りマーラーのエキスパートとしてのイメージが強烈に刻印されていますが、こ
のアルバムに収録されているふたりの作曲家、ベルリオーズとラヴェルの作品
を好んで実演で取り上げていました。
ベルリオーズのケースでは、幻想交響曲(1993年)や序曲「ローマの謝肉祭」、
「ベンヴェヌート・チェッリーニ」序曲(1994年)といった、死後に日の目を見
たケルン放送響とのライヴ録音などからもうかがえますし、ベルティーニはま
た、東京都交響楽団の音楽監督(1998-2005)として2003年11月、劇的交響曲
「ロメオとジュリエット」の公演を大成功に導き、大編成作品にみせるたしか
な手捌きも実証済みなので、イスラエル・フィル創立70周年にあたる2006年の
「ファウストの劫罰」でも充実した内容を期待できるのではないかとおもわれ
ます。
なお、併禄の「ダフニスとクロエ」について。ベルティーニは1989年に「ダフ
ニスとクロエ」組曲第2番(1989年)をケルン放送響とライヴ録音していますが、
ここではラヴェルによる組曲版ではなく、全曲版の第1部冒頭から第3部手前あ
たりまでを収めています。
ちなみに、ベルティーニ同様にやはりマーラー指揮者として評価の高いエリア
フ・インバルも、ラヴェルの管弦楽作品全集やベルリオーズの作品集成で知ら
れるように、ベルティーニとはレパートリーが重なるというのも興味深いとこ
ろで、両社は録音点数こそ対照的ながら、すぐれた内容で熱心なファンを獲得
している点でも通じるものがありました。




<KII>
KKC 5198(SACD-Hybrid) ¥3000
[HMF]HMU 807427
輸入盤・日本語解説書付
シューベルト:
(1)弦楽五重奏曲 ハ長調 D956
(2)弦楽四重奏曲第12 番ハ短調 D703「四重奏断章」
東京クヮルテット、デイヴィッド・ワトキン(チェロ)
録音:2010 年9 月/エア・スタジオ(ロンドン)

KKC 5199 2枚組 ¥3000
[Orfeo]ORFEO 828112
輸入盤・日本語解説書付
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲集
(1)第1番ニ短調 BWV1052 
(2)第2番ホ短調BWV1052
(3)第3番ニ長調BWV1054 
(4)第4番イ長調BWV1055
(5)第5番ヘ短調BWV1056 
(6)第6番ヘ長調BWV1057
(7)第7番ト短調BWV1058
コンスタンチン・リフシッツ(Pf)
シュトゥットガルト室内管弦楽団



<WAON RECORDS>
WAONXA 158(DVD-R) ¥3650
192kHz 24bit Recording/
High Resolution Audio Data 2.8224MHz DSDIFF(DSD-AUDIO)
「お気に召すまま Capriccio」
(1)ジロラモ・フレスコバルディ(1583-1643):戦いのカプリッチォ
(2)フレスコバルディ:フランドルの旋律に基づくカプリッチォ
(3)アレッサンドロ・ポリエッティ(?-1683):カッコウのカウリッチェット
(4)ポリエッティ:ロッシニョーロのカプリッチォ
(5)ディートリヒ・ブクステフーデ(c1637-1707):
ラ・カプリッチオーザ(BuxWV 250) 
(6)ニコラウス・アダム・シュトルンク(1640-1700):第一旋法のカプリッチォ
(7)ゲオルク・ベーム(1661-1733):カプリッチォ ニ長調
(8)ヨハン・ヨゼフ・フックス(1660-1741):カプリッチォ ト長調
(9)W.F.バッハ(1710-1784):カプリッチォ ニ短調
(10)J.S.バッハ(1685-1750):
カプリッチォ 最愛の兄の旅立ちに寄せて(BWV 992)
寺村朋子(チェンバロ)

WAONXA 208(DVD-R) ¥3650
192kHz 24bit Recording/
High Resolution Audio Data 2.8224MHz DSDIFF(DSD-AUDIO)
甘き喜びのうちに-In dulci jubilo 富山鹿島町教会 礼拝奏楽より
-アドヴェントからクリスマス- 
〈礼拝の開始と御言葉に耳を傾けられるようにとの祈り〉
1. 中世のキャロル:「甘き喜びのうちに」
2. J.M.バッハ:「甘き喜びのうちに」
3. J.C.H.リンク:「いとも尊いイエスよ、われらはここにて」 〈待望(I)〉
4. J.S.バッハ:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」
5. コラール:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」(和声:J.S.バッハ)
6. G.M.トラバーチ:第3旋法による3つの主題によるリチェルカータ 〈預言〉
7.コラール:「一輪のバラの花が萌え出で(エッサイの根より)」
8. J.ブラームス:「一輪のバラの花が萌え出で」 〈天使による良い知らせ〉
9. J.S.バッハ:「高き天よりわれは来たれり」 〈天使、羊飼いの讃美〉
10. C.ウェスレー:パストラーレ
11. 『讃美歌21』278番 「暗き闇に星光り」(松原葉子 編曲)
12. J.S.バッハ:「ほめ讃えられよ、汝イエス・キリストよ」
13. 『讃美歌21』259番「いそぎ来たれ、主にある民(神の御子は今宵しも)」
(松原葉子 編曲)
14. O.ギボンズ:ヴォランタリー
〈マリアの讃歌、すべてのものらの礼拝と讃美〉
15. D.ブクステフーデ:「マニフィカト(わが魂は主をあがめ)第9旋法」
16. 『讃美歌21』255番 「生けるものすべて」(松原葉子 編曲)
17. J.S.バッハ:「全能なる神に讃美あれ」
18. E.クレンケル:「いざ歌い、喜べ」
19. B.カー:シチリアの歌に基づく変奏曲より
20. O.アーベル:「われは汝の馬槽の前に立ち」〈待望(II)と成就〉
21. J.ボワヴァン:第4旋法による容易なプレリュード
22. 松原葉子:「久しく待ちにし」による前奏曲
23. 『讃美歌21』231番 「久しく待ちにし」 〈讃美と安らぎ、平和〉
24. G.P.チーマ:カンツォーン第4番「安らぎ」
25. 『讃美歌21』264番「きよしこの夜」(松原葉子 編曲)
松原葉子-リードオルガン
録音:2009年9月28日、12月7日、2010年5月6日、6月21日 
日本基督教団富山鹿島町教会礼拝堂(富山市)

WAONXA 108(DVD-R) ¥3650
192kHz 24bit Recording/
High Resolution Audio Data 2.8224MHz DSDIFF(DSD-AUDIO)
「光のしずく」
上畑正和作品集2
(1)光のしずく (2)白壁の町 (3)こもれび (4)かざぐるま (5)Galle 
(6)春の光 (7)夕暮れに (8)冬の海 (9)組曲:赤い月 (10)家路 
(11)落葉
上畑正和(リードオルガン)、崎川晶子(チェンバロ)、
橋本薫明(鳳笙)、亀井真知子(ハンドベル)




<RFP>
ロイヤル・フランダース・フィル(ROYAL FLEMISH PHILHARMONIC)の自主レーベ
ル≪RFP≫の取り扱いを開始します。

RFP 001 ¥2250
R.シュトラウス:アルプス交響曲 op.64
エド・デ・ワールト(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィル
録音:2010年5月14,15日
オーケストラ・ビルダーとして揺るぎない評価を得ているデ・ワールトが、機
動力に富んだロイヤル・フランダース・フィルを指揮する。しかも演目は
R.シュトラウス。これがよくないはずがない!管楽器が活躍する場面での巧み
なバランス采配、日の出での爆発的かつ輝かしい描写は見事。滝の場面でのキ
ラキラとした水しぶき、雷雨と嵐の場面の激しさ、最後の結末まで一息に聴か
せます。デ・ワールドとオーケストラの腕の確かさと相性のよさを実感できる
1枚です!

RFP 002 ¥2250
ジェフ・マース(1905-1996):協奏的序曲(1961年)
アルテュール・ミュールマンス(1884-1966):
オーケストラのための協奏曲第1番(1953年)
ノルベール・ルソー:
オーケストラのための協奏曲第1番op.37より第3楽章スケルツォ(1947年)
アルテュール・ミュールマンス:オーケストラのための協奏曲第2番(1956-7年)
マーティン・ブラビンス(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィル
録音:2011年2月10-12日、アントワープ
マーティン・ブラビンスは、2009年9月からロイヤル・フランダース・フィルの
首席客演指揮者を務めています。イギリスとロシアで研鑽をつみ、ムーシンに
も師事していたというだけあって、音楽を堅実に響かせるところが魅力のひと
つ。ここに収められているのは、協奏曲的な作品群。オーケストラの楽器間の
信頼感、それをまとめる指揮者の力量が問われる難曲ばかりですが、丁々発止
のアンサンブルは圧巻です。

RFP 003 ¥2250
ヴィム・ヘンデリクス(b.1962):作品集
Tejas(宇宙の音はどのように見えるのだろうか?)(2009)
Skriet(1993)
Le visioni di paura(1990)
ヴァリアシオン(1988)
マーティン・ブラビンス(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィル
録音:2010年6月23-25日、アントワープ、クイーン・エリザベスホール
1962年ベルギー生まれの作曲家、ウィム・ヘンデリクス。もともとは打楽器奏
者としてキャリアをスタートしており、ダルムシュタット音楽祭でも演奏して
いました。刻々と変わる色彩感と力強い表現に満ちた魅力的な作風で、ヨーロ
ッパを中心に数々の賞を受賞しています。ここに収められている作品のうち、
Tejasはオーケストランに捧げられたものというだけあって、気合いが感じら
れます。他の作品を合わせて聴くことにより、ヘンデリクスの作風を俯瞰する
ことができると同時にオーケストラの巧さを様々な角度から実感できる、興味
深い一枚です。

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