クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-11 No.15

2010年11月16日 20時05分41秒 | Weblog
<PRAGA>
PRDDSD 250269(SACD-Hybrid) \2780
メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op.44-1
アンダンテ Op.81-1
スケルツォ Op.81-2
弦楽四重奏曲第5番 変ホ長調 Op.44-3
ツェムリンスキー四重奏団
録音:2010年5月31日、6月1、16、17日、プラハ
弦楽四重奏曲第1番+弦楽五重奏曲第1番(PRDDSD 250252)、弦楽四重奏曲第4番、
第6番(PRDDSD 250267)に続く、ツェムリンスキー四重奏団のメンデルスゾーン
弦楽四重奏曲集の第3弾。第3番と第5番はベートーヴェンの弦楽四重奏曲の影
響が濃い作品。1994年に結成されたツェムリンスキー四重奏団は、緻密なアン
サンブルで構成感をしっかり生かしつつ、スピード感ある清流の迸りのような
爽やかな演奏で音楽の魅力を引き出しています。

PRDDSD 250272(SACD-Hybrid) \2780
ハイドン:弦楽四重奏曲集Op.54「第1トスト四重奏曲集」
弦楽四重奏曲 ト長調 Op.54-1 Hob.III-58
弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.54-2 Hob.III-57
弦楽四重奏曲 ホ長調 Op.54-3 Hob.III-59
パルカニ四重奏団
録音:2010年5月17-19日、プラハ
「ロシア四重奏曲集」からの3曲(PRDDSD 250238)に続く、パルカニ四重奏団に
よるハイドンは「第1トスト四重奏曲集」全3曲。トストとは、エステルハージ
家の宮廷楽団のヴァイオリニストの名前。1788年頃の作品で、交響曲だと第90
番あたりの時代。ハイドンの充実ぶりが感じられる名曲です。前進であるオル
ランド弦楽四重奏団から数えると2011年で結成35年を迎えるパルカニ四重奏団
(しかもチェロ以外の三人は結成時のまま!)が、ベテランの技と味を遺憾なく
発揮した演奏です。

PRDDSD 250271(SACD-Hybrid) \2780
ブロッホ:チェロ作品集
ユダヤ人の生活から
ニーグン
ヘブライの瞑想曲
荒野の叫び
幻影と予言
無伴奏チェロ組曲第3番
ミハル・カニュカ(Vc)
ミゲル・ボルヘス・コエーロ(P)
録音:2010年2月11日、3月27、28日、プラハ
「シェロモ」で有名なエルネスト・ブロッホ(1880-1959)のチェロ作品を収録。
「荒野の叫び」は交響詩として知られていますが、これはチェロとピアノのた
めのオリジナルの形態。「幻影と予言」はそのうちの5楽章をピアノ独奏用に
縮小したもの。「ニーグン」はヨーゼフ・シュースターによるピアノ伴奏版。
いずれもどこか寂しげな郷愁を感じさせる音楽を、チェコの名チェリスト、
ミハル・カニュカが豊かに歌い上げています。

PRDDSD 250273(SACD-Hybrid) \2780
(1)ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番 ハ長調 op.87
(2)ブラームス:ピアノ三重奏曲 イ長調
プラハ・グヮルネリ・トリオ
録音:(1)2010年8月 (2)2009年6月
プラハ・グヮルネリ・トリオ最新盤。第2番の濃密な歌の絡み合いはさすが長
年のトリオだけあって、各人の音楽の振幅が見事にマッチ、増幅したうねりと
なって見事な迫力で迫ってきます。




<ARTACT>
AR 002 \2180
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」ヘ長調 op.24
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 op.30-3
ネマニャ・ラドゥロヴィッチ(ヴァイオリン)
スーザン・マノフ(ピアノ)
録音:2008年7月(ライヴ)
パワフルな表現と、決して乱れることのないテクニック、そして甘い音色で
ファンを虜にしているラドゥロヴィッチ待望の最新盤はベートーヴェン。耳
に吸いついてくるような少しコケティッシュで美しい音色、躍動感と瑞々し
さに満ちた歌がなんとも魅力的です。ピアニストを務めるのはスーザン・マ
ノフ。室内楽の分野で活躍めざましく世界中のアーティストから篤い信頼を
寄せられているマノフのサポートが光ります。ライヴ録音ならではの熱に満
ち、それでいて驚異的なまでに完璧な仕上がりに、ラドゥロヴィッチの底知
れぬ才能と実力を感じます。




<STUDIO FROHLA>
BB 2110 \2500
ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 op.47
ティエリー・フィッシャー(指揮)
北村朋幹(ピアノ/ラヴェル)
名古屋フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:日比浩一
録音:2010年5月17日(ライヴ/東京・サントリーホール)
1991年生まれ、愛知県出身の俊英・北村のピアノは圧巻。ラヴェルの協奏曲の
きらびやかな音色、軽やかなテクニック、そして巧みな語り口によるアダー
ジョ・アッサイの楽章の歌は一音も聴き逃せない吸引力です。スイス人フィッ
シャーの巧みな指揮から紡ぎだされるオーケストラの軽やかで美しい余韻に満
ちた響きが北村のピアノと見事にマッチします。つづくショスタコーヴィチの
交響曲は、荘重な出だしから、均整のとれた響きに驚かされます。第4楽章の
行進曲まで一気呵成に聴かせる、抜群のバランス感覚に満ちたショスタコー
ヴィチです。




<Arte Verum>
ARV 009 \2280
“主に喜び歌おう”
1. 伝承曲:マリアは赤ちゃんを産んだ
2.主は羊飼いのようにその群れを養い(ヘンデル:「メサイア」より)
3. 彼のもとに来なさい(ヘンデル:「メサイア」より)
4. 大いに喜べ、おおシオンの娘よ(ヘンデル:「メサイア」より)
5. これは何という子だ!
6. クリスマスの夜に
7. コヴェントリー・キャロル
8. ディン・ドン
9. グノー:アヴェ・マリア
10. レーガー:マリアの子守歌
11. ウェイド:美しい星
12. 美しい星
13. 立ちなさい、羊飼いたちよ、そしてついて来なさい
14. 主に喜び歌おう
15. おおエルサレム
16. アント・ザット・ア・ロッキン
17. 山の上から告げなさい
18. フランク:天使の糧
19. アダン:キリスト教徒のメヌエット
20. シューベルト:アヴェ・マリア
21. 初めてのクリスマス
22. グルーバー:きよしこの夜
23. 諸人こぞりて(ヘンデル)
バーバラ・ヘンドリックス(S)
ウルリカ・テンスタム(Ms)
ハラルド・ペターソン(ハーディガーディ)
アグネッタ・ヘルストレム(バグパイプ)
マツ・ベルイストレム(G)
ジョージ・リードル(Db)
ドロットニングホルム・バロックアンサンブル
ほか
録音:2010年9月1-4日,ストックホルム
名ソプラノ、バーバラ・ヘンドリクスがクリスマス歌曲を録音。おなじみの名
曲がズラリと並んでいますが、そこはヘンドリクス、月並みな季節ものには
なっていません。伴奏にはオルガン、ギターなどに加え、ハープ、ハーディガ
ーディ、ダブルベースなどを適宜選択し、それぞれの曲の個性を際立たせてい
ます。もちろんヘンドリクスの温かみのある歌はこれらの曲にピッタリ。今年
のクリスマスはこれが一押しです!




<K617>
K617 223 \2250
バッハ:6つのトリオ・ソナタ
トリオ・ソナタ第1番 変ホ長調 BWV525
トリオ・ソナタ第2番 ハ短調 BWV526
トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV527
トリオ・ソナタ第4番 ホ短調 BWV528
トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV529
トリオ・ソナタ第6番 ト長調 BWV530
ベンジャミン・リゲッティ(Org)
録音:2009年
バッハのオルガン曲の中でもこの6つのトリオ・ソナタは、派手さはないもの
の、いずれも味わい深い曲ばかりです。このCDには、1982年生まれの若いスイ
スのオルガニスト、ベンジャミン・リゲッティが、ローザンヌのサン・ポール
寺院、サン=レジエのラ・シエサ、そしてヌーシャテルのブドリ寺院のオルガ
ンを使用した演奏が収録されています。明るい音色の誠実な演奏で、安心して
聞き入ることが出来ます。




<LSO Live>
LSO 0694(SACD-Hybrid) \2180
ニールセン:
交響曲第4番Op.29, FS76「不滅」(1914-16)
録音:2010年5月6 & 9日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
交響曲第5番Op.50, FS.97(1920-22)
録音:2009年10月1 & 4日ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス&ニール・ハッチンソン
巨匠デイヴィスがLSOを率いてあらたにスタートさせる、ニールセンの交響曲
全曲シリーズ。注目の第1弾は全6曲中、もっとも有名な第4番「不滅」と、最
高傑作の呼び声高い第5番という組み合わせです。
「ニールセンは強迫観念にとり憑かれていて、本当に執拗なのです…シベリウ
スよりはるかにずっと狂気を孕んでいるのです」
インタビューでニールセンについてこのように述べ、シベリウス同様に長年、
ニールセンの音楽を激賞してきたデイヴィスですが、意外にもこれまでほとん
どどんな作品も指揮してきませんでした。それだけに、このたびの交響曲全集
プロジェクトにかける意気込みも一入といったところでしょう。
いま、とてつもなくパワフルな最高の手兵LSOを得て、デイヴィスがようやく
83歳にして初めて取り組むニールセンのプロジェクト。デイヴィスの熱くひた
むきな思いもまたまさに“消しがたきもの”にほかなりません。



<Dynamic>
CDS 667 \1950
バッハ:
協奏曲 ニ短調 BWV596(原曲ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ短調 Op.3-11)
協奏曲 ハ長調 BWV595(原曲 ザクセン=ワイマール公ヨハン・エルンスト作)
協奏曲 イ短調 BWV593(原曲 ヴィヴァルディ:協奏曲 ニ短調作曲 Op.3-8)
フーガの技法 BWV1080-コントラプンクトゥス1、コントラプンクトゥス3、
コントラプンクトゥス9
ヴィヴァルディ:
協奏曲 ト短調 RV157
協奏曲 ニ短調 RV153
協奏曲 ハ長調 RV443
イカルス四重奏団(リコーダー・アンサンブル)
録音:2009年5月
バッハ、ヴィヴァルディの協奏曲をリコーダー・アンサンブルで演奏していま
す。弦楽合奏主体の場合と比べ、旋律の絡みが一層くっきり明瞭になり、曲の
魅力を改めて感じることが出来ます。イカルス四重奏団は、ステーファノ・バ
リャーノ、ロレンツォ・カヴァサンティ、プリスカ・コンプロイ、マヌエル・
スタロポリの四人からなり、バロック音楽を積極的に取り上げている団体です。

CDS 537 2枚組 \2450
カヴァッリ:「ディドーネ」
クラロン・マクファッデン(S ディドーネ)
マグヌス・ステイヴランド(T エネア)
マヌエラ・クステル(Ms カッサンドラ)
マリーナ・デ・リーゾ(S エクバ)
ドナテッラ・ロンバルディ(S クレウザ)
ほか
ファビオ・ビオンディ(指)エウローパ・ガランテ
録音:2006年9月,ヴェネツィア,マリブラン劇場
2007年にDVDで発売され話題となったカヴァッリの「ディドーネ」(DYNDVD
33537)がCDになりました。しかも特別価格で、非常にお手頃です。モンテヴェ
ルディの高弟、フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676)は、音楽史では高名
な割に、そのオペラの上演や録音は多くありません。このCDで聞ける「ディド
ーネ」は1641年のカーニヴァルシーズンにヴェネツィアで初演されたオペラ。
パーセルのオペラやベルリオーズの「トロイアの人々」でもおなじみの、有
名なディドーとエネアスの物語です。この上演はフェニーチェ歌劇場の制作、
1650年のナポリ稿に基づいてビオンディ自らが校訂した楽譜を使用。クラロン
・マクファッデン、マグヌス・ステイヴランド、マヌエラ・クステル、マリー
ナ・デ・リーゾなど、バロックオペラに強い歌手を揃えて、この上なく充実し
た演奏になっています。
お求め安い値段で上質のカヴァッリのオペラを楽しめます!

●デリーツィエ・ムジカーリ・シリーズ
DM 8005 \880
サン・サーンス:
弦楽四重奏曲第1番 ホ短調 Op.112
弦楽四重奏曲第2番 ト長調 Op.153
ヴェネツィア弦楽四重奏団
録音:1997年5月,ジェノヴァ
旧CDS 179。なぜか録音の少ないサン=サーンスの弦楽四重奏曲。第2番は1918
年の作で、サン=サーンスはもう80歳ととうに越えていた頃の作品。この後サ
ン=サーンスは小品ばかり作曲しますので、サン=サーンスの最後の大作とい
ってよい傑作です。ヴェネツィア弦楽四重奏団は、ヴァイオリンのアンドレア
・ヴィオ、アルベルト・バッティストンのヴァイオリン、ヴィオラのルカ・モ
ラッスッティ、チェロのアンジェロ・ザニンから成る団体。

DM 8006 \880
ネグリ:「愛の感謝」
アンサンブル・ラ・フォリア
【パオロ・ビョルディ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) 
パオロ・ファルディ(フルート,ボンバルド) パオロ・ファンチュッラッチ
(コルネット,ヴィオローネ) マルツィオ・マッテオーリ(リュート) 
マウロ・モリーニ(テノール・トロンボーン) アンドレア・ペルージ
(チェンバロ) ダニエレ・ポーリ(ルネサンス・ギター)】
旧S2001。チェーザレ・ネグリ(1535-1604)は、ミラノ出身で16世紀後半に活動し
たイタリアの舞踊家。「愛の感謝」とは、ネグリが1602年に出版した舞踊理論
書の題名。それに基づいて、アンサンブル・ラ・フォリアが様々な舞曲を演奏
しています。

DM 8004 \880
ミシェル・ド・モンテクレール:コンセール集
コンセール第5番「戦争」
コンセール第4番
コンセール第3番
コンセール第6番「平和」
ガブリエーレ・カッソーネ(ナチュナルTp)
アントニオ・フリージェ(Cemb)
アンサンブル・ピアン&フォルテ
ルカ・マルツァーナ(ナチュナルTp)
ジョナサン・ピア(ナチュナルTp)
マウロ・ベルナスコーニ(ナチュナルTp)
録音:1998年11月,ジェノヴァ
旧CDS 229。ミシェル・ド・モンテクレール(1667-1737)は、17世紀末から18世
紀始めにかけて活躍したフランスの作曲家。雇用主からイタリア留学を命じら
れ、当時の最先端の音楽をパリにもたらした人物でした。このCDには、1725年
頃出版されたコンセール集から4曲が収録されています。

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