クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

10-04 No.3

2010年04月04日 13時21分29秒 | Weblog
<harmonia mundi>
HMC 902051 \2450
オスヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン
(1376頃―1445):歌曲集
「事は起こった」、「心、精神、身体、魂」、「汝おそるべし天使よ」、
「いとしい人よ、来ておくれ」他
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
シールド・オブ・ハーモニー【キャスリーン・ディネーン(S, Hrp)、マルク
・レヴォン(G, Lute他)、
マルギット・ユーベルラッカー(ダルシマー)、
クロフォード・ヤング(指、Lute, G)】
録音:2009年6月
ショルの新譜は、西洋音楽史上もっとも謎めいた人物の一人、ヴォルケンシュ
タインの作品集。ドイツ文学のキーパーソンでもある彼は、15世紀のヨーロッ
パ中を旅し、様々なアンソロジーに自分の作品を掲載しました。ショルとその
仲間たちは、旅と歌をこよなく愛した遍歴騎士のテクストを読み込み、鮮やか
によみがえらせています。器楽パートはノスタルジック味満点で魅力的。ショ
ルの歌声はますます磨きがかかって透明度を増しており、ドイツ語の語感も大
変美しい秀逸の一枚です。

HMU 907548 \2450
マルコ・ダッラクイラ(ca.1480-1544):リュート作品集
リチェルカーレ、ファンタジア、サルタレッロ、ジョスカン・デ・プレの多声
部声楽作品のリュート編曲ほか
ポール・オデット(リュート)
録音:2009年8月
リュートの神様が今回の新譜で焦点を当てたのは、マルコ・ダッラクイラ
(1480頃-1544)。ダッラクイラは、ヴェネツィアで活躍したリュート奏者、作
曲家。中世の終り頃から、ルネッサンスの円熟した様式への過渡期に、リュ
ートに適した音型や響きを探求し広めたという重要な役割を果たし、その後
続くリュートの隆盛200年ほどの礎を築いたと言われています。どちらかとい
うとアグレッシヴな印象の作品が多く、楽器が豊かに鳴り響きます。
ちなみに、この録音は当初アクイラの町で行われる予定でした。しかし、
2009年4月に、アクイラの町を大きな地震が襲い、場所の変更を余儀なくされ、
アクイラの町から南へ45キロほど下ったところで行われました。ブックレッ
トには地震の被災者の方々へのメッセージも載せられています。

HMC 902039 2枚組 \3780
※通常仕様のご案内
ハイドン:「天地創造」
ユリア・クライター(S ガブリエル,エファ)
マキシミリアン・シュミット(T ウリエル)
ヨハネス・ヴァイサー(Br ラファエル,アダム)
ルネ・ヤーコプス(指)
フライブルク・バロックオーケストラ,RIAS 室内合唱団
録音:2009年1 月
2009年10月に発売されました、ヤーコプスの「天地創造」の限定バージョン
(品番:HMC 992039/2CD+ボーナスDVD付)が廃盤となりました。今後は、この
ご案内の品番の、ボーナスDVDなしの2CD商品として流通します。なお、限定
盤の廃盤に伴い、現在承っているご注文はすべてキャンセルとさせていただ
きます。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありませんが、よろしくお願い致
します。




<EGEA>
brunello series
SCA 156 3枚組 \2980
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
CD1: 第3番ハ長調 BWV.1009、第1番ト長調 BWV.1007
CD2: 第4番変ホ長調 BWV.1010、第5番ハ短調 BWV.1011
CD3: 第2番ニ短調 BWV.1008、第6番ニ長調 BWV.1012
マリオ・ブルネロ(Vc:1600年代製作の「マッジーニ」使用)
録音:2009年サンタ・チェチリア礼拝堂(ペルージャ)
イタリアの名匠マリオ・ブルネロ。溢れ出る音楽への意欲が、2008年イタリア
のジャズ・レーベルEGEAから新しくブルネロ・シリーズを立ち上げ、オデュシ
ア(SCA 138)とヴィヴァルディ:チェロ協奏曲集(SCA 147/KKC 5081)の2タイト
ルをリリース。そして2010年遂に待望のバッハ無伴奏を発売。
これまでブルネロは自然を愛するチェリストならではの発想で、富士山の山頂
やサハラ砂漠、ドロミテ山塊で演奏。完璧な静寂の中で演奏する事により自身
の内面からわき上がる音楽が表出するのであると語っています。そういった経
験によりブルネロは、バッハの無伴奏を再構築、再考しあらたな音楽作り上げ
ました。溌剌とした快活な音楽で話題を呼んだAGOLA盤(1993年ライヴ録音)と
は異なる顔を見せてくれます。
録音されたのは、ペルージャの歴史地区にあるサンタ・チェチリア礼拝堂で
行われました。5つのコンデンサー式パノラマイクを配置し、礼拝堂の響きを
生かしたナチュラル・サウンド。ブルネロの音楽観と同じく、楽器の音が明瞭
かつ自然な音で捉えられています。




<LABORIE>
LC 06 \2200
シューベルト:
(1)弦楽四重奏曲 ト短調 D173
(2)弦楽四重奏曲 ニ短調 D810「死と乙女」
モザイク四重奏団(エーリッヒ・ヘーバルト(Vn1)、
アンドレア・ビショフ(Vn2)、
アニタ・ミッテラー(Vla)、クリストフ・コワン(Vc))
録音:2009年
「死と乙女」の4人で奏でられる冒頭のdの音から、他とはちょっと違うな、と
思わされる演奏。美しく甘いハーモニーの場面でも、常に一定に保たれた厳し
い緊張が流れており、「死」というものが、恐ろしいものであると同時に、こ
の世の苦しみを見ることなく永遠の眠りにつけるという慰めでもある、という
両面を持ち合わせていて、シューベルト自身この「死」と格闘していることが
強く打ち出された演奏です。第2楽章の有名な歌曲「死と乙女」の旋律は、ほ
ぼノン・ヴィブラートで演奏されており、ものすごい説得力。年齢を重ねて深
みと味わいを増したメンバーによる、他に望みようのないくらいに高水準の
シューベルトとなっています。




<AMBROISIE>
AM 197 \2450
ショパン:作品集
3つの新しいエチュードより
(1)アンダンティーノ ヘ短調
(2)アレグレット 変イ長調
(3)アレグレット 変ニ長調
(4)バラード第2番 ヘ長調 op.38
(5)ピアノ・ソナタ第2 番 変ロ短調 op.35
(6)ワルツ第5番 変イ長調 op.42
(7)プレリュード 嬰ハ短調 op.45
(8)ワルツ第12番 ヘ短調 op.70-2
(9)バラード第3番 変イ長調 op.47
(10)ワルツ第7番 嬰ハ短調 op.64-2
(11)プレリュード第20番 ハ短調 op.28
エドナ・スターン(ピアノ/1842年プレイエル)
録音:2009年12月
イスラエル出身のピアニスト、エドナ・スターンが、詩情豊かな音色のプレイ
エルで紡ぐ魅力のショパン作品集。半音階が多用されているプレリュード
嬰ハ短調の夢のような美しさは見事です。ソナタ第1楽章のたっぷりとした歌
わせ方はスターンのセンスとプレイエルの音色の完璧な調和の賜物です。ショ
パン・イヤーに魅力的な1枚が加わりました。



<BIS>
BISDVD 1750(DVD-Video) \2500
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45
ソールヴェイ・クリンゲルボルン(Sop)、マリウシュ・クフィエチェン(Br)、
スウェーデン放送Cho、
ワレリー・ゲルギエフ(指)
ロッテルダム・フィル
[2008年5月25日/ロッテルダム、ドーレン・コンサート・ホールでのライヴ]
ついにゲルギエフがBIS登場です。それもDVDというこのレーベルの新機軸。
2008年5月25日に彼が13年務めたロッテルダム・フィル首席指揮者として最後
に行ったコンサートのライヴで、曲も彼としては珍しいブラームスの「ドイツ
・レクイエム」なのが非常に期待させられます。合唱が重要なこの作品のため
に、かのエリク・エリクソンが育てたスウェーデン放送合唱団が招かれ、水晶
のように清純な響きを聴かせてくれるのも魅力。ノルウェーのクリンゲルボル
ン、ポーランドのクフィエチェンも好演。合唱主体の宗教曲とはいえ、ゲルギ
エフならではの大きくて深い音楽を満喫させてくれます。

BIS SA 1788(SACD-Hybrid) \2500
ハイドン:
(1)ピアノソナタ第47番ロ短調Hob.XVI:32/(2)同第60番ハ長調Hob.XVI:50
(3)同第53番ホ短調Hob.XVI:34/(4)幻想曲ハ長調Hob.XVII:4
(5)アンダンテと変奏曲ヘ短調Hob.XVII:6
エフゲニー・スドビン(Pf)
BISが現在もっとも力を入れているピアニスト、エフゲニー・スドビン。これ
までメトネルやラフマニノフなど、ピアニズムを追及した作品をリリースして
きましたが、今回は意外な古典派ハイドン。これが実に端正で清潔の極みなの
に驚かされます。またユーモアの感覚も抜群で、スドビンが単なる剛腕ピアニ
ストではないことを示してくれます。恐るべし。

BIS SA 1719(SACD-Hybrid) \2500
マクミラン:
(1)幻日(2006)-無伴奏合唱のための
(2)墓参り(1992/3)-合唱と室内管弦楽のための
セルソ・アントゥネス(1)、ジェイムズ・マクミラン(2)(指)
オランダ放送Cho、オランダ放送室内PO.
宗教的、瞑想的な情緒と現代的リズムの融合が特徴のマクミラン。「墓参り」
は新約聖書でキリストが磔になった後、墓参りした3人の女性のエピソードを
描いた作品で45分の大作。幻日は現代作家マイケル・シモンズ・ロバーツの詩
に基づき、全編アカペラ合唱のみで演じられます。どちらもチベット仏教の
発声や奇声等、面白い声楽の技法を駆使していて興味津々です。

BIS 1623 \2450
C.P.E.バッハ:鍵盤独奏曲全集 Vol.20
1760-66年のソナタ
(1)ソナタ変ロ長調 Wq65/34(H152)/(2)同ニ長調Wq65/40(H177)
(3)同ト短調Wq62/23(H210)/(4)同ハ長調Wq65/41(H178)
(5)同変ロ長調Wq65/45(H212)/(6)同曲異版
ミクローシュ・シュパーニ(クラヴィコード)
シリーズ第20集は円熟期の作品。当時C.P.E.バッハはフリードリヒ大王のもと
を離れた頃で、さまざまなストレスから解放され、新しい試みも盛込むなど筆
致にますますの冴えを見せています。シュパーニの演奏も神業的と申せましょ
う。

BIS 1607/9 7枚組 \7080
グリーグ:歌曲全集
4つのドイツ語の歌 Op.2/6つのドイツ語の歌 Op.4/4つのデンマーク語の歌
Op.5/ロマンスとバラード Op.9/4つのデンマーク語のロマンス Op.10/4つ
のロマンス Op.15/9つのロマンスと歌 Op.18/4つの詩 Op.21/ペール・ギュ
ントからの3つの歌 Op.23/6つの詩 Op.25/5つの詩 Op.26/山の精にとらわ
れし者 Op.32/12の歌Op.33/6つのロマンス Op.39/山とフィヨルドの旅の思
い出 Op.44/6つのドイツ語の歌 Op.48/6つの詩 Op.49/ノルウェー Op.58
/悲歌的な詩 Op.59/5つの詩 Op.60/子供の歌 Op.61/山の妖精 Op.67/5つ
の詩 Op.69/5つの詩 Op.70/私の愛する君! EG127/兵士 EG125/涙 EG128
/ブロンドの少女 EG130&138(2種)/ため息 EG134/素朴な歌/狩人 EG157/
私は愛した EG153/クリスマスの子守歌 EG155/めでたし、海の星よ EG150
/王女様 EG133/オダリスクの歌 EG131/トンスベリの総領事へ EG136/復活
祭の歌 EG146/わたしの小さな鳥 EG126/ハマルの廃墟にて EG140/歌う会衆
EG122/教会へ彼女は歩いて行った EG123/少年EG129/クララの歌 EG124/
オールドミス EG142/クリスマス・ツリーの下で EG144/こけもも EG145/
L.M.リンデマンの銀婚式に EG135/白と赤のバラ EG137/学校での朝の祈り
EG139/ラインヒルド EG181/選挙の歌 EG149/悪魔へ EG154/イェンタ
EG141/祖国讃歌 EG151/ふつうの殿方 EG156/あなたは海を見ている EG121
/山の娘より6曲(雀/干草の山で/ヴェスレモイの旅/不運/ヴェスレモイ
の憧れ/牛を呼ぶ声)
モニカ・グロープ(Ms)、
ロジャー・ヴィニョールズ、イーモ・ランタ、ルーヴェ・デルヴィンエル(Pf)
グリーグにはオーケストラ曲やピアノ曲の人気に及ばないものの、宝石のよう
に美しい歌曲がたくさんあります。160曲に及ぶそれらをすべて網羅した夢の
セットが登場します。グリーグの歌曲の多くは歌手だった愛妻のためにつくら
れていて、彼ならではの優しく親密な雰囲気に満ちています。「君を愛す」
や「春」さらに「ソルヴェイグの歌」など代表作もしっかり収められていて
ぬかりなし。フィンランドの実力派グロープの落ち着いた声も作品の魅力を
あますことなく表現しています。各ご家庭に1セットは常備したい逸品です。




<Profil>
PH 09064 \2180
ヴィータウタス・ラウルシャス:
(1)ディスコルソ・コンチタート(2003)-チェロと管弦楽のための
(2)コンチェルト・ディ・コルデ(2005)-2本のチェロのための
(3)マドリガーレ・ストルメンターレ(2009)-
クラリネット、チェロ、ピアノのための
(4)コンチェルト・ダ・カメラ(2007)-チェロとチェロアンサンブルのための
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、
ギンタラス・リンキャヴィチュス(指)
リトアニア国立響(1)、ヴィータウタス・ソンデツキス(Vc)(2)、
アルギルダス・ブドリース(Cl)(3)、ピャトラス・ゲニューシャス(Pf)(3)、
ロベルタス・シャルヴェニカス(指)アルモナス・チェロアンサンブル(4)
リトアニア出身のゲリンガスは、同時代の故郷の作曲家たちに新作を多数委
嘱するなど積極的に紹介しています。ヴィータウタス・ラウルシャス(1930-)
はリトアニア作曲家同盟の議長を務める長老作曲家。ソ連時代にはカンディ
ンスキーの絵画を思わす強烈な色彩の急進的作風でならしましたが、近年は
ロマンティックな要素も感じさせる温和かつ感情的へと変化しました。これ
ら最近作をゲリンガスの至芸で聴けるのは本当に贅沢と申せましょう。




<SUPRAPHON>
SU 4020 \1480
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15
録音:1956年6月2日プラハ、
市庁舎スメタナ・ホール(プラハの春音楽祭ライヴ・モノラル)
ディレクター:アントニーン・シャトラ / エンジニア:アンナ・ポルステロ
ヴァー
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
録音:1962年6月21日プラハ、市庁舎スメタナ・ホール(ライヴ・モノラル)
ディレクター:イルジー・ヨナーク / エンジニア:イヴァン・ヴェセリー
リマスタリング・エンジニア:ヤン・ルジチャーシュ
スヴィヤトスラフ・リヒテル(P)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
カレル・アンチェル(指)
1950年の「プラハの春音楽祭」におけるモーツァルトのピアノ協奏曲第20番
に始まり、1993年のグリーグのピアノ協奏曲に至るまで、プラハでの演奏活
動はリヒテルの音楽人生の重要な部分を彩ってきました。
1956年と1962年に、いずれもアンチェル&チェコ・フィルとの顔合わせによ
りプラハで行われたベートーヴェンの協奏曲ライヴは、以前にも別のレーベ
ルでリリースされたことがありますが、すでに廃盤で長らく入手難となって
いたものです。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲のなかでも第1番と第3番のみを、リヒテルは
好んで取り上げて録音も数多く残されていることから、これらは練り上げら
れた極上のレパートリーといってよいでしょう。リヒテルは第1番を、ほかに
1956年のバカラ指揮ブルノ国立管、1960年のミュンシュ指揮ボストン響(日付
違いでセッションとライヴの2種あり)、1962年のコンドラシン指揮モスクワ
・フィル、そして1988年のエッシェンバッハ指揮シュレースヴィヒ=ホルシュ
タイン音楽祭管と録音しています。
さらに第3番は当録音を含めて8種におよび、ほかに1954年のアーベントロー
ト指揮ソビエト国立響、1954年のロヴィツキ指揮ワルシャワ・フィル、1956
年のバカラ指揮ブルノ国立管、1962年のザンデルリンク指揮ウィーン響、
1962年のペドロッティ指揮RAI響(未発)、1963年のコンドラシン指揮モスクワ
・フィル、1977年のムーティ指揮フィルハーモニア管との録音が知られていま
す。
このたびチェコ放送局収蔵のオリジナル・マスターテープより、あらたにリ
マスタリングが施されたことも相俟って、アンチェルとの熱のこもったやり
とりが楽しめる演奏内容がより身近になりました。

SU 3983 2枚組 \2960
ズデニェク・フィビヒ:オペラ「シャールカ」(全曲)
ヴァーツラフ・ベドナールシュ(Br 王子プシェミスル)
ルボミール・ハヴラーク(T ツチラト)
ヤロスラフ・ヴェヴェルカ(司祭ヴィトラツ)
マリー・ポドヴァロヴァー(S シャールカ)
マルタ・クラーソヴァー(A ヴラスタ)
ミラダ・シュブルトヴァー(S リビュナ)
ミロスラヴァ・フィドゥレロヴァー(S スヴァタヴァ)
ヤロスラヴァ・ヴィマザロヴァー(S ムラダ)
ルドミラ・ハンザリーコヴァー(Ms ラドカ)/
ズデンカ・フルンチロヴァー(Ms ラドカ*3幕のみ)
マリー・ザラバーコヴァー(Aホスタ)
ヤロスラヴァ・ドブラー(A チャスタヴァ)
プラハ国立劇場合唱団
ヤルミル・ブルグハウザー(合唱指揮)
プラハ国立劇場管弦楽団
ズデェニェク・ハラバラ(指揮)
録音:1953年3月18-27日プラハ、
ドモヴィナ・スタジオ(セッション・モノラル)
[2010年オリジナル・マスターテープよりリマスタリング
(ミロスラフ・マレシュ)]
フィビヒがチェコの神話に登場する女傑を題材に書き上げた「シャールカ」
は、彼の作品のなかでももっとも人気を博したオペラ。台本を手掛けた作家
アネシュカ・シュルツォヴァーはフィビヒのピアノの弟子で、フィビヒの代
表作であるピアノ曲集「気分、印象、思い出」は、彼女に対する愛の“日記”
として知られています。
「シャールカ」は、これらのピアノ曲からの主題素材の流用があることも特
徴的で、ちょうどスメタナにおける「リブシェ」にも関連する、神話を題材
に取りながらも、結果としてツチラトとシャールカによる憎悪から濃密な愛
へと転じる二重唱がドラマのおおきな中心となっているのも注目に値するポ
イントです。
自国のルーツをテーマにしたオペラだけに、表題役ポドヴァロヴァーほかハ
ラバラのチームによる演奏は強い説得力があり、名録音がこうしてお求めや
すい価格で入手できるようになったのは朗報といえます。



<Brilliant Classics>
BRL 9168 2枚組 \1080
ブリテン:弦楽四重奏曲全集
弦楽四重奏曲 ニ長調、シンプル・シンフォニーOp.4
ブリテン四重奏団

BRL 9173 \540
エルガー:ヴァイオリン協奏曲
ウォルトン:ヴァイオリン協奏曲
ルヴァトーレ・アッカルド(Vln)
リチャード・ヒコックス指揮、ロンドン交響楽団

BRL 9174 \540
ロスラヴェツ:室内楽曲集
三重奏曲第3番、アルトとピアノのためのソナタ第1番、第2番、
ピアノソナタ第5番、チェロソナタ第1番
モスクワ三重奏団

BRL 9175 \540
アルテュール・ルリエ:声楽曲集
ナタリア・ゲラシモバ(Sop)ロシア室内合唱団、他

BRL 9184 \540
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲(弦楽三重奏版)
アマティ弦楽三重奏団

BRL 94030 \540
ヴィヴァルディ:歌劇序曲集
忠実なニンフ、ポントの女王アルシルダ、バヤゼット、グリセルダ、
館のオットーネ、ファルナーチェ、ダリウスの戴冠、
エジプト戦場のアルミーダ、テンペのドリッラ より
モード・アンティクォ

BRL 94038 \540
チャイコフスキー:劇付随音楽「雪娘」
アンドレイ・チスチャコフ指揮
ロシア国立管弦楽団

BRL 94039 \540
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番、第2番
アムステルダム・ピアノ三重奏団

BRL 94042 \540
C.P.E.バッハ:4つのシンフォニア集Wq183
Wq43-4
ディディア・タルパイン指揮、ソラメンテ・ナトゥラリ

BRL 94064 3枚組 \1550
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
弦楽四重奏曲第12番-第16番、大フーガOp.133
ラサール弦楽四重奏団

BRL 94065 2枚組 \1080
シューマン:オラトリオ「楽園とペリ」
ジュゼッペ・シノーポリ指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
ジュリア・フォークナー、ハイディ・グラント・マーフィー(Sop)
フローレンス・クイヴァー、エリーザベト・ヴィルケ(MSop)
キース・ルイス、ロバート・スウェンセン(Ten)
ロバート・ヘイル(Br)




<Opus Arte DVD>
OA 1028(DVD-Video) \4550
OA 7061BD(Blu-ray) \5480
うたかたの恋 エドワード・ワトソン、マーラ・ガレアッツィ、他
振り付け:ケネス・マクラミラン
英国ロイヤルバレエ団2009

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