クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-02 No.6

2012年02月07日 17時40分55秒 | Weblog
<harmonia mundi>
HMU 807567(SACD-Hybrid) ¥2500
ヴォーン・ウィリアムズ:
(1)ロンドン交響曲(交響曲第2番) 
(2)音楽へのセレナード(1939年オリジナル版)
ジュリアーナ・アタイデ(Solo Vn)、
クリストファー・シーマン(指揮)、
ロチェスター・フィルハーモニー管弦楽団、
マーキュリー・オペラ・ロチェスター
録音:2011年3月、コダックホール(ニューヨーク)
演奏するのは円熟の名指揮者シーマン率いるロチェスター・フィルハーモニー
管弦楽団。2010-2011年のシリーズを最後に、30年に及ぶ音楽監督の席を退任
したシーマン。2011年3月に録音された本CDは、音楽監督としての締めくくり
となる演奏の1つといえましょう。オーケストラを長きにわたって指揮してき
たシーマンだからこそ成せる、オケと作品を完全に手中におさめた名演です!




<Mirare>
MIR 169 ¥1980
(1)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行 
(2)スクリャービン:左手のための前奏曲嬰ハ短調Op.9-1 
(3)ラフマニノフ:絵画的練習曲変ホ短調op.39-5 
スクリャービン:(4)前奏曲ホ長調op.15-4 (5)練習曲嬰ハ短調op.2-1
(6)ボロディン:スケルツォ 変ロ長調 
(7)ラフマニノフ:「ひな菊」op.38-3 
(8)チャイコフスキー:無言歌イ短調op.40-6 
(9)スクリャービン:練習曲嬰ニ短調「悲愴」op.8-12 
(10)チャイコフスキー:無言歌ヘ長調op.2-3 
(11)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 op.3 
(12)スクリャービン:マズルカ変ニ短調op.3-5 
(13)チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォop.7
(14)スクリャービン:前奏曲変ロ短調op.16-4 
(15)ラフマニノフ:前奏曲ト短調op.23-5 
ムソルグスキー:(16)子供の遊び (17)涙 
(18)スクリャービン:詩曲「炎に向かって」 op.72
クレール・マリ=ル・ゲ(Pf)
録音:2011年10月11-14日、Le Temple de l’Annonciacion(パリ)
2012年のラ・フォル・ジュルネのテーマは「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」!
開催地を熱狂の渦に巻き込む一大イベントを直前に控え、クレール・マリ=ル
・ゲがロシアをテーマとしたピアノ小品集をリリースします!19世紀から現代
にいたる激動の時代を生きた音楽家たちの珠玉の作品の数々を収録した本CD、
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの開催前には是非とも聴いておきたい1枚
です。ひとえにロシア音楽と言っても、その魅力は決して一言で語りつくせる
ものではありません。「ロシアへの旅」と題した本CDにおいて、ル・ゲは多彩
な作品を選曲、収録しています。超絶技巧作品、優雅かつ抒情的な舞曲、寂寥
感にあふれた詩曲…聴き応え十分のプログラムとなっています!作曲家ごと、
作品ごとに異なる多様な曲調を聴き比べながらロシア音楽の奥深い魅力に酔い
しれる、おすすめ盤です!
清澄な音色と抜群の表現力で高い評価を受けるフランス人ピアニスト、クレー
ル・マリ=ル・ゲ。幅広いレパートリーのピアノ作品を演奏することに積極的
な彼女は、これまでモーツァルトからリストにわたる様々な時代の作品の演奏、
録音に取り組んできました。よく練られた独自の解釈から生まれる彼女の演奏
には他の演奏家とは一味違う魅力があり、多くの注目を集めています。本CDで
は1曲目の「熊蜂の飛行」から卓越した演奏技術を披露。難曲であることを全
く感じさせない安定した演奏と、情感あふれる表現力に圧倒される名盤です!

MIR 165 ¥2500
プロコフィエフ:
(1)トッカータ op.11 (2)10の小品 op.12 
(3)ピアノ・ソナタ 第2番 ニ短調 op.14 (4)風刺 op.17 
(5)つかの間の幻影 op.22
アブデル・ラーマン・エル・バシャ(Pf)
録音:2011年7月12-15日、ヴィルファヴァール農場(リムザン、フランス)
圧倒的存在感のある質実剛健な演奏で多くの名演を残してきた世界的ピアニス
ト、エル・バシャが待望の新譜をリリースします。今回収録したのはプロコ
フィエフのピアノ独奏作品集!エル・バシャと言えば、デビュー直後にリリー
スした名盤ピアノ独奏曲全集、2004年に大野和士と共に行ったピアノ協奏曲全
集録音など、常にプロコフィエフ演奏の第一線に立ってきたピアニストといっ
ても過言ではないでしょう。本CDの5作品はすべて、1912年から1917年にかけ
て、若きプロコフィエフがアメリカへ亡命する以前、ロシア革命前夜の激動期
に作曲されたもの。初期の作品にしてすでに、プロコフィエフの本質ともいえ
る、メカニカルなリズム、グロテスクな表現、人を食ったような軽妙さといっ
た、個性が開花した内容を備えていることから、等しく重要作とされています。
エル・バシャの演奏は相変らず抜群の安定感。力強いフォルテと芯のある繊細
なピアノのコントラストが素晴らしく、プロコフィエフの音楽世界へとぐぐっ
と引き込まれる名演です。「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」がテーマである
ラ・フォル・ジュルネ2012を前に必聴のおすすめ盤です!
録音場所はフランス、リムザン地方にあるヴィルファヴァール農場。農家の納
屋を改築したような小さな演奏会場ですが、その音響の素晴らしさから多くの
録音が行われている会場として知られています。素晴らしい音響環境の下で行
われた良録音により、エル・バシャの明晰かつ流麗なピアノの音色の魅力を存
分に感じられるCDです!

MIR 171 ¥2500
ストラヴィンスキー:
(1)春の祭典 (2)ペトルーシュカ (3)5つのやさしい小品 
(4)3つのやさしい小品
リディヤ・ビジャック(Pf)、サーニャ・ビジャック(Pf)
録音:2007年11月、パリ国立高等音楽院
新進気鋭の姉妹デュオ、リディヤ&サーニャ・ビジャックによるストラヴィン
スキー連弾作品集!「春の祭典」がラ・フォル・ジュルネ2012のテーマ「サク
レ・リュス(ロシアの祭典)」の由来に選ばれたこともあり、今年ますます注目
されること必至の作曲家ストラヴィンスキー。大作「春の祭典」「ペトルー
シュカ」に小品集を合わせて収録した本CDは、20世紀にセンセーショナルを巻
き起こした彼の音楽を存分に堪能することが出来る1枚といえましょう。「春
の祭典」「ペトルーシュカ」はどちらもロシア・バレエのために作曲された
管弦楽曲の連弾編成版。大編成のオーケストラによって壮大に展開される原曲
の魅力が、ピアノ2台にぎゅっと凝縮されています。原曲が持つ独特のリズム
感や流麗な旋律をそのままに、2台のピアノが織りなすアンサンブルが美しい
作品です。ビジャック姉妹の息の合ったアンサンブルは圧巻。連弾作品屈指の
難曲に、若き姉妹デュオが挑みます!
リディヤ&サーニャ・ビジャック姉妹はセルビア生まれのピアニスト。以前は
ソリストとして活動していましたが、2002年にデュオを結成。ベオグラード・
フィルハーモニー管弦楽団とのデビュー演奏が話題となり、ヨーロッパ各地で
幅広く活躍しています。ラ・フォル・ジュルネで来日経験もあり、近年はアジ
アにも活躍の幅を広げているビジャック姉妹。可憐な容姿とは裏腹に、明瞭か
つ力強いタッチで我々の耳を圧倒する演奏を聴かせてくれます!

MIR 170 ¥2500
(1)ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」 
(2)メトネル:追憶のソナタ イ短調 op.38-1(忘れられた調べ)第1集より  
(3)タニェエフ:前奏曲とフーガ 嬰ト短調 op.29
ダヴィッド・カドゥシュ(Pf)
録音:2011年10月28-28日、Le Temple de l’Annonciation(パリ)
期待の若手としてフランスを中心に注目を集めている新進気鋭のピアニスト、
ダヴィッド・カドゥシュによるピアノ独奏作品集。2012年のラ・フォル・ジュ
ルネのテーマ「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」に合わせ、19~20世紀を代表
するロシアの作曲家のピアノ独奏作品が収録されています。ムソルグスキーの
代表作「展覧会の絵」を全曲、さらにメトネルとタニェエフの小品も合わせて
収録しました。「展覧会の絵」は若々しい活気にあふれる溌溂とした演奏。全
体的にもたれることのないすっきりとしたテンポで、フォルテとピアノの対比
が印象的です。力強い音の後にふっと現れる繊細な弱音のギャップがたまりま
せん。組曲に続くメトネルとタニェエフの作品は、どちらもふくよかな響きと
抒情的な旋律が美しい作品。「追憶ソナタ」とも呼ばれるメトネルの小品では、
哀しくも甘美な旋律に冒頭から引き込まれます。カドゥシュの情感あふれる表
現力がいかんなく発揮された名演です!
ダヴィッド・カドゥシュは1985年フランス生まれ。13歳でI.パールマン(指揮)
とメトロポリタンホールで共演を果たした他、今日に至るまで数々のコンクー
ル入賞経歴を持つ若手実力派ピアニストです。2010年にはニューヨークでリサ
イタル・デビュー。2011年6月には来日公演も行っており、日本においても今
後ますます注目が高まる若手アーティストの一人といえましょう!




<VDE GALLO>
GALLO 1248 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.1
(1)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調BWV1003(1963年録音) 
(2)ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調(1960年録音)
(3)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調K.378(1969年録音)
(4)バルトーク:ラプソディ第1番(1969年録音)
ウルズラ・バグダザルヤンツ(ヴァイオリン)
(2)ルチアーノ・スグリッツィ(ピアノ) 
(3)(4)フェルナンド・ケーザー(ピアノ)
[リマスタリング2008年]

GALLO 1249 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.2
オトマール・シェック(1886-1957):
変奏ソナタOp.22、ヴァイオリン・ソナタ ニ長調Op.16、
ヴァイオリン・ソナタホ長調Op.46
ウルズラ・バグダザルヤンツ(ヴァイオリン)
ギーゼラ・シェック(ピアノ)
録音:1961年[リマスタリング2008年]

GALLO 1250 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.3
(1)シェック:ヴァイオリン協奏曲作品21変ロ長調(1970年録音)
(2)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲(1960年録音)
ウルズラ・バグダザルヤンツ(ヴァイオリン)
(1)フランチェスコ・ダヴァロス(指揮)ルガーノ放送管弦楽団
(2)レオポルド・カゼッラ(指揮)ルガーノ放送管弦楽団
[リマスタリング2008年]

GALLO 1251 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.4
(1)ウルズラ・バグダザルヤンツ:ヴァイオリンとピアノのためのポエム
(2)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタK.378より第1楽章
(3)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
(4)ナルディーニ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調より第1楽章
(5)パガニーニ:ヴァイオリン・ソナタ作品12-3
ウルズラ・バグダザルヤンツ(ヴァイオリン)
(2)フェルナンド・ケーザー(ピアノ) (3)(5)ブルーノ・サラディン(ピアノ) 
(4)ルチアーノ・スグリッツィ(ピアノ)
録音1960-1969年 [リマスタリング2008年]

GALLO 1352 ¥1880
ウルズラ・バグダザルヤンツVo.5
(1)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.301(1963年録音)
(2)ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」 作品47 イ長調 
(1964年ライヴ録音)
(3)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調Op.108(1964年ライヴ録音)
(1)ルチアーノ・スグリッツィ(ピアノ) 
(2)(3)ブルーノ・サラディン(ピアノ)
[リマスタリング2011年]
非常に力強く、そして優美に歌いあげるスイスの女流ヴァイオリニスト、ウル
ズラ・バグダザルヤンツの貴重な録音5タイトルを一挙ご紹介。ルーマニア人
の父とスイス人の母のもとに1934年スイスのヴィンタートゥールに生まれたバ
グダザルヤンツは、ヴァイオリニストであった母に手ほどきを受け、幼少の頃
よりその才能を開花させてきました。10歳の時には舞台にたちベートーヴェン
のロマンス第2番を弾き周囲を驚かせました。バグダザルヤンツの演奏はとて
もあたたかく、存在感のある音色そしてストレートな解釈が特徴で、聴き手に
心地よさを与えます。一音一音の粒立ちのよさとフレージングの大きさは彼女
の特質と言えましょう。レパートリーはJ.S.バッハからモーツァルト、バルト
ークと広く、また、オトマール・シェックをはじめとする生まれ故郷のスイス
の作曲者の作品(オトマールの娘、ピアニストのギーゼラとも度々共演)も積極
的に演奏、録音してきました。今回のCDリリースにあたりリマスタリングもさ
れました。バグダザルヤンツの全盛期を知れる貴重なシリーズと言えましょう。

GALLO 1354 ¥1880
ロッシーニ:
七重奏(2つのフルート、クラリネットと弦楽四重奏)[世界初録音]
幻想曲(クラリネットとフォルテピアノ)
“やれやれ!小さなえんどう豆よ”~「老年のいたずら」第5集より
(フォルテピアノ)
アンダンテと主題と変奏 ヘ長調(フルート、クラリネット、バスーン、ホルン)
セビーリャの理髪師、ウィリアム・テル、タンクレディからのアリア
(2つのクラリネット) 
湖上の美人より(2つのフルート)
セレナード(フルート、オーボエ、クラリネット、弦楽四重奏)
イタリアン・クラシカル・コンソルト[エンリコ・グロッポ(vn)
アブラモ・ローレ(vn)クラウディオ・アンドリアーニ(va)、
アレッサンドロ・アンドレアーニ(vc)、ジャンバティスタ・コロンブロ(fl)、
ダロルサ・デルヴィーシ(fl)、
ルイジ・マジストレッリ(cl)、ステファーノ・フリーニ(cl)、
ルカ・アヴァンツィ(ob)、デボラウ・ヴァリーノ(bassoon)、
ガブリエリ・ロッケティ(hr)、キアーラ・ニコラ(fp)]
録音:2009年12月、2010年1月、4月イタリア、ミラノ
クラリネット奏者、ルイジ・マジストレッリが所属するイタリアン・クラシカ
ル・コンソルトの新譜登場。当団体はモーツァルトの弟子ジュスマイヤーのク
ラリネット協奏曲(GALLO 1353)を録音するなど、音楽史上有名な作曲家でも知
られざる名曲を積極的に演奏・録音してきました。期待の本アルバムはオペラ
の作曲家として有名なロッシーニの室内楽曲集です。なかでも注目は世界初録
音となった七重奏(2つのフルート、クラリネット(c、c flat)と弦楽四重奏)で
す。いかにもロッシーニのオペラを思わせる華やかなメロディでヴァイオリン、
フルートが輪唱形式になるところはソロの歌手たちがかけ合いをしているよう
です。この他セビーリャの理髪師、ウィリアム・テル、タンクレディからの場
面を2つのクラリネットで演奏しているものや、声楽小品「老年のいたずら」
のフォルテピアノのソロ版などロッシーニ・ファン、室内楽ファンにはたまら
ない内容です。

GALLO 1355 ¥1880
A.M.スミス(1839-1884):クラリネットとピアノのためのソナタ[世界初録音]
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル(1805-1847):
トラウム(クラリネット編)[世界初録音]
C.クレーマー・シュライヒャー(1794-1850):ソナチネ(1825)[世界初録音]
M.M.A.ボッティーニ(1802-1858):
アダージョ(クラリネット協奏曲より)[世界初録音]
マリー・グランヴァル(1830-1907):2つの小品[世界初録音]
カミラ・デ・ロッシ:“Abramo nell’addormentarsi”[世界初録音]
オーガスタ・ホームズ(1847-1903):モルト・レント、幻想曲[世界初録音]
アンナ・アマリア・フォン・ザクセン・ヴァイマル:
ディヴェルティメント[世界初録音]
サラ・フェイギン(1928-):幻想曲
ルイジ・マジストレッリ(クラリネット)、
クラウディア・ブラッコ(ピアノ;ベーゼンドルファー、チェンバロ)、
キメラ修道院アンサンブル
録音:2010年8月、サント・ステーファノ・ティチーノ
これはクラリネット・ファン、女性作曲家ファン必聴盤です!あのメンデルス
ゾーンの姉ファニー・メンデルスゾーンなど、知られざる女性作曲家の作品ば
かりを集めたアルバムが登場しました。ファニー・メンデルスゾーンはすぐれ
たピアニストで、管弦楽曲、室内楽曲など約400曲を残し、弟のフェリックス
にも多大な影響を与えた作曲家の一人です。この他、どの曲も女性らしいしな
やかでやさしさとあたたかさを感じる曲ばかりです。演奏はGALLOレーベルに
録音を残している実力派クラリネット奏者ルイジ・マジストレッリです。彼の
卓越した演奏技術と音楽解釈が曲の素晴らしさをいっそう引き出しております。

GALLO 1343 ¥1880
ジョゼフ・ジョンゲン:ゆるやかな踊り Op.56bis
ニーノ・ロータ:フルートとハープのためのソナタ
オネゲル:ロマンス
ラヴィ・シャンカル:L’AUBE ENCHANT?E SUR LE RAGA 「TODI」
宮城道雄:春の海
ジュリアン・フランソワ・ツビンデン:序奏とスケルツォ・ワルツ
ピアソラ:タンゴの歴史
イザベル・バンディ(フルート)、ローラ・エルマコーラ(ハープ)
録音:2010年
ピアソラやニーノ・ロータからシタール奏者の神、ラヴィ・シャンカル、日本
の宮城道雄、そして、ジャズ・ピアニストだったジュリアン・フランソワ・ツ
ビンデンの作品などをスイスを中心に活躍するイザベル・バンディ(フルート)
&ローラ・エルマコーラ(ハープ)のデュオが演奏した録音です。宮城道雄の
「春の海」では尺八に似せた音色を見事に表現し、演奏技術の高さを証明して
います。まるで音楽の世界旅行のような興味深い内容です。




<Cascavelle>
VEL 3163 ¥2080
リスト:
悲しみのゴンドラ S134
6つのコンソレーション「慰め、6つの詩的思考」S172
 第1番ハ長調(原曲;ホ長調)
 第4番変ニ長調
 第2番イ長調(原曲;ホ長調)
 第3番ホ長調(原曲;変ニ長調)
 第5番ト長調(原曲;ホ長調)
 第6番ハ長調(原曲;ホ長調)
エレジー第1番S130
エレジー第2番S131
忘れられたロマンスS132
忘れられたワルツ第1番 S215
「ノンネンヴェルト島の僧房」 S382
「夕べの鐘、守護天使への祈り」
クリストフ・パンティロン(チェロ)、マルク・パンティヨン(ピアノ;YAMAHA)
録音:2011年8月6,7日、ウィーン、ヤマハ・ホール
編曲作品を含むリストのチェロ作品集です。その内容は第3番が有名なコンソ
レーション全6曲やブゾーニ編曲の忘れられたワルツ第1番などで、リストなら
ではの美しいメロディを低音のチェロが担当することにより非常に落ち着いた
説得力のあるものとなっております。このチェロ編曲を聴けばリストの作品の
新たな魅力に気づかされるでしょう。演奏のパンティロン兄弟はこれまでに多
くの録音を残し、ヨーロッパを中心に活躍しております。ふたりの端正な演奏
には定評があり、このアルバムでも兄弟ならではの息のぴったりとあった演奏
を披露しております。




<PREISER>
=クラシック・セレクション=
PRCD 90808 ¥2080
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第20番イ長調D. 959
ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D. 960
シュテファン・ヴラダー(P)
録音:2011年10月17-19日ウィーン、カジノ・バウムガルテン、
プライザー・レコーズ・スタジオ(セッション・ステレオ)
ウィーン生まれのピアニスト、シュテファン・ヴラダーがアーティスティック
・ディレクターを務めるPREISERのシリーズ「クラシック・セレクション」最新
アルバム。
近年、歳を重ねるごとに円熟味を増し、表現の幅を一段と拡げているヴラダー
が、じっくりとセッションを組んで取り組んだのはシューベルト。とめどない
歌にあふれ、しんとした表情が印象深いピアノ・ソナタ最後の2曲に対して、
ヴラダーは粒立ちのよい美しい音色とゆたかな詩情で満たし、シューベルトの
辿り着いた澄み切った境地を味わい深く聴かせてくれます。
ヴラダーは、2012年3月のウィーン放送響来日公演のソリストにも予定されて
おり、その近況をうかがい知るうえで注目の内容といえるでしょう。
シュテファン・ヴラダー…1965年ウィーン生まれのピアニスト。6歳でピアノ
のレッスンを始める。1973年よりウィーン国立音楽大学で、レナーテ・クラマ
ー=プライゼンハマー、ハンス・ペーターマンドルに師事する。ルドルフ・ハ
イドナー・ピアノ・コンクールで第1位ほか、オーストリア国内のピアノ・コ
ンクールで数多くの賞を獲得したのち、1985年にウィーン国際ベートーヴェン
・コンクールで第1位。以後、ピアニストとして世界的に活躍するほか、近年
は指揮者としても精力的に活動しており、2002年よりグラーツ管弦楽団の首席
指揮者、2008年よりウィーン室内管弦楽団の首席指揮者を務めている。
1999年にウィーン国立音楽大学の教授に任命され、2009年にオーストリア共和
国より、有功栄誉金章星付を受勲される。




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2075 ¥2250
(1)サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」
(2)ショーソン:交響曲 変ロ長調 作品20
(3)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ポール・パレー(指揮)、デトロイト交響楽団
(1)マルセル・デュプレ(オルガン)
録音:(1)1957年10月12日、フォード・オーディトリアム 
(2)1956年3月24日、旧オーケストラ・ホール 
(3)1955年12月3、4日、旧オーケストラ・ホール
録音方式:ステレオ(セッション)
使用音源:Mercury(U.S.A.)
(1)STC-90012(オープンリール・テープ、4トラック、19センチ)
(2)MDS5-26(オープンリール・テープ、2トラック、19センチ)
(3)MBS5-8(オープンリール・テープ、2トラック、19センチ)
■制作者より
大好評の「パレー/フランス管弦楽曲集」(GS 2051)に続くオープンリール・
テープ復刻の第2弾です。今回の内容は、マルセル・デュプレがオルガンをつ
とめたサン=サーンス:交響曲第3番 「オルガン付き」、ショーソンの交響曲、
そしてドビュッシーの牧神の午後への前奏曲です。今回もテープの持つのびや
かな音質をたっぷりと味わえます。
■解説書の内容
GS 2051に続き沼辺信一氏にたいへんに充実した解説を書き下ろしていただき
ました。また、テープのバックカードに記載されていたテクニカル・ノートの
全訳も掲載しており、まさに読みごたえたっぷりです。
(以上、平林 直哉)




<ALTUS>
ALT 227/8 2枚組 ¥3150
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲全曲
[CD1]
1.-4.ブランデンブルク協奏曲第1番 ヘ長調BWV1046
5.-7.ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調BWV1047
8.-10ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調BWV1048
[CD2]
1.-3.ブランデンブルク協奏曲第4番 ト長調BWV1049
4.-6.ブランデンブルク協奏曲第5番 ニ長調BWV1050
7.-9ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
ゲルハルト・ボッセ(指揮)、 神戸市室内合奏団
[客演奏者:コンサートマスター:白井圭(vn)、
平尾雅子&瀬田麗(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、花崎薫(vc)、
北谷直樹(チェンバロ)、白尾彰(fl)、古部賢一、森枝繭子&多田敦美(ob)、
岩佐雅美(fg)、
太田光子&宇治川朝政(ブロックフレーテ)、垣本昌芳&永武靖子(hr)、
高橋敦(tr)]
録音:2011年3月10日神戸文化ホール 中ホール(ライヴ録音)
「これだけ客演奏者たちに恵まれ、彼らと、私の秘蔵っ子、神戸市室内合奏団
の面々が一体となり、躍動感あふれるアンサンブルを創り出してくれた。この
2011年の「ブランデンブルク協奏曲全6曲」は、私の日本での音楽活動の集大
成であり、神戸市室内合奏団とのここ17年間で最高の演奏会となった。私の今
までの音楽人生で何度も演奏し、録音もしてきた「ブランデンブルク」の最も
良い演奏になったと自負している。この録音を聴くたび、あの日のことを思い
出すだろう。愛する人を亡くし、家を失い、故郷まで失って傷ついた人々の心
が、J.S.バッハの音楽家から何かを受け取ろうとする時、私たちの演奏が少し
なりともその仲立ちになれるなら、これほどの喜びはない。」ゲルハルト・ボ
ッセ-ライナーノーツより

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