クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-07 No.23

2007年07月23日 15時33分29秒 | Weblog
★ご予約締切日:7月29日
※NAXOSレーベルは、9月以降取り扱い代理店が変更になるため、一時期商品
の入荷がとまる期間がございます。今回のご案内も、ご予約締切日までに
ご注文いただきますようお願いいたします。

<NAXOS> 各1枚 \880
8.555312-13 2枚組
モンテヴェルディ(1567-1643):
マドリガーレ集第6巻(1614)/アリアンナの嘆き(1623)/寄せ集めのマド
リガーレ集:出版された様々な作曲家による作品選集に印刷されたモンテヴェ
ルディのマドリガーレ全集 
※イタリア語歌詞、英語対訳付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます
歌・演奏/デリティエ・ムジケ、マルコ・ロンギーニ(指揮)
第1巻(8.555307)、第2巻(8.555308)、第3巻(8.555309)、
第4巻(8.555310)、第5巻(8.555311)に続く第6集は、「アリアンナの嘆き」
を筆頭に、「いとしい女の墓に注ぐ恋人の涙」ほか、文学的な志向の作品を集
めた歌曲集。また1623年になって出版されたもうひとつの「アリアンナの嘆き」
も収録しており、モンテヴェルディ・ファンであれば聴き逃せません。

8.557374
ベルク(1885-1935):弦楽四重奏曲/抒情組曲 
ヴォルフ(1860-1903):イタリア風セレナード
演奏/ニュージーランド弦楽四重奏団
豊潤なロマンをたたえた新ウィーン楽派の名作を、ニュージーランドのグルー
プが好演。ベルクの2曲に、作曲者の没後(1904年)になって初演されたヴォル
フの小品を加え、20世紀弦楽四重奏曲の古典と呼べる3曲を取り上げています。

8.557695
クレメンティ(1752-1832):<初期ピアノ・ソナタ集第2集>
ソナタOp.11/ソナタOp.1-2/ソナタOp.7-3/ソナタOp.9-3/ソナタOp.10-1
演奏/スーザン・アレグザンダー=マックス(フォルテ・ピアノ)
第1集(8.555808)に続くシリーズ第2弾は、18世紀の後半(1780年代)に作曲
された5つのソナタを収録。ニューヨーク生まれのフォルテピアノ奏者が研究を
重ね、自らライナーノートも執筆して、第1集に続き爽快な演奏を聴かせます。

8.557848
ブゾーニ(1866-1924):
ヴァイオリン・ソナタ第1番/ヴァイオリン・ソナタ第2番/バガテル集
演奏/ジョセフ・リン(ヴァイオリン)、ベンジャミン・ローブ(ピアノ)
ブゾーニの数少ない室内楽作品で、ドイツ・ロマン派の流れをくむ作風のヴァ
イオリン・ソナタ集には、ブラームスやR.シュトラウスに並ぶ魅力が。特にベ
ートーヴェンの後期作品を思わせる内省的な第2番は、もっと人気が出てもお
かしくない秀作です。

8.557904
リスト(1811-1886):<リスト・ピアノ曲全集第25集:ヴェルディの演奏会
用パラフレーズと編曲集>
リゴレット(演奏会用パラフレーズ)/アイーダ(聖なる踊りと終幕の二重
唱)/トロヴァトーレのミゼレーレ/「エルサレム」(第1回十字軍のロンバ
ルディア人)のめでたし、マリア/「ドン・カルロ」の祝典の合唱と葬送行
進曲/「シモン・ボッカネグラ」の回想/エルナーニ(演奏会用パラフレーズ)
演奏/アレクサンドレ・ドッシン(ピアノ)
シリーズ第25弾は、これぞリストの醍醐味!と声をあげたくなる超絶技巧が、
惜しげもなく披露されるオペラからの編曲。有名な「リゴレット・パラフレー
ズ」をはじめ、どれもが歌心と情熱を持った音楽であり、ブラジル生まれの
俊英が見事に弾ききります。

8.559180
コリリアーノ(1938- ):
スナップショット:1909年頃*/黒い11月の七面鳥*/弦楽四重奏曲 
フリードマン(1974- ):弦楽四重奏曲第2番* *印=世界初録音
演奏/コリリアーノ四重奏団
“遅れてきたロマン派"コリリアーノがエマーソン弦楽四重奏団のために書い
た「スナップショット」をはじめ、彼の弟子で現代のバルトーク的作風を持
つフリードマンの作品を収録。作曲者の名前を冠したグループによる、信頼
度の高い演奏です。

8.559328
タワー(1938- ):
メイド・イン・アメリカ*/タンボル*/管弦楽のための協奏曲 
*印=世界初録音
演奏/レナード・スラットキン(指揮)ナッシュヴィル交響楽団
ニューヨークを拠点に活動し、現代アメリカを代表する作曲家でもあるジョー
ン・タワー。調性音楽である3つのオーケストラ作品は彼女のオリジナリティ
を知る格好のものであり、アメリカ現代音楽の今を切り取る一枚だと言える
でしょう。

8.570110-11 2枚組
コルンゴルト(1897-1957):
映画音楽「シー・ホーク」(ジョン・モーガンによる復元スコア)/映画音楽
「愛憎の曲」(ジョン・モーガンによる復元スコア) 
※いずれも世界初全曲録音 
※歌詞は英語です、解説書に歌詞は付いておりません
演奏・歌/ウィリアム・T・ストロンバーグ(指揮)
モスクワ交響楽団&合唱団、
イリーナ・ロミシェフスカヤ(ソプラノ)、
アレクサンドル・ザゴリンスキー(チェロ)
没後50年を迎えたコルンゴルトですが、さらに高く評価されていいハリウッド
時代の音楽。中でもエロール・フリンが主演した「シー・ホーク」の音楽は、
これまで組曲などで知られてきた名作であり、その全貌がようやくおよそ120
分の全曲版として蘇りました。

8.570177J
大澤壽人(1907-1953):ピアノ協奏曲第2番/交響曲第2番 
*全曲世界初録 *録音・編集(24bit/48kHz)
※片山杜秀氏による日本語解説書付き
演奏/エカテリーナ・サランツェヴァ(ピアノ)
ドミトリ・ヤブロンスキー(指揮)
ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
「神風協奏曲」ほかを収録した第1弾(8.557416J)により、あらためてその名
前と作品がクローズアップされ、東京や大阪・兵庫では作品が蘇演された大澤
壽人。その第2弾となるのは前回同様にピアノ協奏曲と交響曲のカップリング
です。どちらの曲も1930年代中盤、パリでナディア・ブーランジェやポール・
デュカスに師事していた時代の名作であり、戦前モダニズムの粋が結晶化され
ています。

8.570352
ハウエルズ(1892-1983):
サー・パトリック・スペンス(世界初録音)/楽園への讃歌 
※英語歌詞付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます
演奏・歌/デーヴィッド・ヒル(指揮)
ボーンマス交響楽団、バッハ合唱団、
クレア・ラター(ソプラノ)、ジェームズ・ギルクリスト(テノール)、
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
ヴォーン・ウィリアムズやフィンジらと同じ作風を持つハウエルズは、CD時代
になって特にクローズアップされた存在。「楽園への讃歌」は大規模な声楽曲
の代表作であり、初録音となる「サー・パトリック・スペンス」は、ヴォーン
・ウィリアムズの作風に似ている作品です。

8.570410
S.S.ウェズリー(1810-1876):<オルガン作品集>
序奏とフーガ(改訂版)/ラルゲット(室内オルガンのための3つの小品第2集
より)/アンダンテ(室内オルガンのための3つの小品第2集より)/ヴォラン
タリー(グラーヴェとアンダンテ)/アンダンテ・カンタービレ/アンダンテ
(室内オルガンのための3つの小品第1集より)/合唱曲(室内オルガンのため
の3つの小品第1集より)/ミュージカル・スタンダードよりアンダンテ/アン
ダンテ ホ短調/ホルズワーシー教会の鐘(変奏付きエア)
演奏/ジェームズ・マクヴィニー(オルガン……イギリス、テンブリー、セン
ト・マイケルズ教会、ヘンリー・ウィリス神父製オルガン使用)
イギリスのオルガニスト一家に育ったサミュエル・セバスティアン・ウェズ
ーは、メンデルスゾーンと彼が発掘したJ.S.バッハなどに影響を受け、19世
紀イギリスを代表するオルガン曲を生み出しました。教会音楽の枠に囚われ
ず、純粋な器楽曲としてオルガン作品を生み出したことも評価されています

8.570414
フィンジ(1901-1956):<英国歌曲シリーズ第16集>
ある若者の訓戒/地球が朽ちるまで/おお眼にも美しい 
※英語歌詞付き、歌詞はwebsiteでもご覧いただけます
歌・演奏/ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、
イアン・バーンサイド(ピアノ)
詩人トマス・ハーディの世界観を音楽に仕立て上げたフィンジの歌曲集は、
まさにイギリスらしい抒情と、ときにシニカルな香りに包まれた名品。シュ
ーベルトの歌曲にも匹敵する名作を、エインズリーの新しい録音で。

8.570491
ヒル(1869-1960):<弦楽四重奏曲集第1集>
弦楽四重奏曲第1番「マオリ」/弦楽四重奏曲第2番「マオリ伝説の4つの場面」
/弦楽四重奏曲第3番「謝肉祭」
演奏/ドミニオン四重奏団
オーストラリアに生まれたヒルは、生涯を欧米以外で過ごしたせいかマイナー
な存在ですが、その音楽はドヴォルザークを思わせる美しい抒情に満ちあふれ、
どうしてこんな曲が埋もれているのかと驚くほど。ぜひこの一枚で、ブームを
巻き起こしてください。


<NAXOS HISTORICAL> 各1枚 \880
8.110998
<ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの商業録音集(1940-1950)第5集>
ブラームス(1833-1897):
交響曲第1番
録音:1947年11月17日-20日、ウィーン、楽友協会大ホール)
ハイドンの主題による変奏曲「聖アントーニのコラール」
(録音:1949年3月30日、4月2日、ウィーン、楽友協会大ホール)
演奏/ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウォード・マーストン復刻。交響曲第1番は戦後にHMV(EMI)と契約し、その
初期に録音した演奏。テスタメント・レーベルなどからも既出ですが、音質の
聴き比べもファンにとっては醍醐味でしょう。ハイドン変奏曲もセッション
録音であり、ライヴが多いフルトヴェングラーの録音の中で存在感を誇ってい
ます。

8.111095
<ロッテ・レーマンの歌曲録音集第4集(1941)>
ブラームス:
4つの歌Op.43-第2番「5月の夜」/49のドイツ民謡集-第2集第12番「かわいい
恋人よ、素足で来ないで」/同-第1集第2番「美しいおとめよ、私を許して」
/同-第1集第6番「谷の底では」/4つの歌Op.46-第4番「ナイチンゲールに寄
す」/低音のための5つのリート-第4番「墓地にて」/プラーテンとダウマー
によるリートと歌-第9番「ご機嫌いかが、私の女王様」/4つのリートOp.96
-第2番「われらはさまよい歩いた」/5つのリートOp.47-第3番「日曜日」/
同-第4番「おお、いとしい頬」/5つのリートOp.49-第4番「子守歌」/5つの
リートOp.106-第1番「セレナード」 
ワーグナー:
女声のための5つの詩(ヴェーゼンドンク歌曲集)-第1番「天使」/同-第3番
「温室にて」/同-第4番「悩み」/同-第5番「夢」 
ヴォルフ:
メーリケ詩集-第12番「世をのがれて」/同-第46番「ヴァイラの歌」/シェッ
フェル、メーリケ、ゲーテとケルナーによる6つの詩-第1番「憩え、憩え」/
スペイン歌曲集II(世俗歌曲)-第30番「誰があなたの足を傷つけたの?」 
ジーツィンスキー:わが夢の都ウィーン アルノルト:郊外のヴァハウでは 
シュトルツ:プラーターに再び花は咲き 
レオポルディ:ウィーン、我が夢の街 
ベナツキー:グリンツィングにもう一度行かなくちゃ 
J.シュトラウスII世(ドスタル編曲):
今日という日は世界が私にとって日曜日に見える 
※解説に歌詞は付いておりません、歌詞は独語です
歌・演奏/ロッテ・レーマン(ソプラノ)、
パウル・ウラノフスキー(ピアノ)
ウォルター・アンドリュース復刻、Romophoneで既発売の音源。ブラームス、
ワーグナー、ヴォルフという、レーマンが得意とした3人のドイツ音楽を堪能
できる一枚。米Columbiaへの録音を中心に、SPでは未発売だったトラックも
含まれています。


<CPO>
777150-2 \2100
J.C.F.フィッシャー(1656-1746):
春の日記(10曲の組曲)Op.1-組曲第1-4番、第6-8番
演奏/ミヒ・ガイック(指揮)
オルフェオ・バロック・オーケストラ 
「音楽のパルナッソス山」など鍵盤楽器の作品で知られ、フランス音楽のスタ
イルをドイツへと持ち込んだ一人として評価されているJ.C.F.フィッシャー。
この作品は数少ないアンサンブル曲であり、バロック音楽ファンにおすすめの
佳曲です。

777157-2 \1480
ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):<管楽協奏曲全集>
オーボエと小管弦楽のための牧歌(コンチェルティーノ)/ファゴットと小管
弦楽のための組曲(コンチェルティーノ)/イングリッシュ・ホルン、弦楽と
2つのホルンのための小協奏曲
演奏/ディエゴ・ディーニ=チアッチ(オーボエ&イングリッシュ・ホルン)、
パオロ・カルリーニ(ファゴット)、
ツォルト・ハマル(指揮)パドヴァ・ベネト管弦楽団
「聖母の宝石」間奏曲だけではない作曲家として、CPOの録音などにより徐々
にその全貌がわかってきたW=フェラーリですが、この一枚も大切な存在に。特
にイングリッシュ・ホルンの協奏曲は、演奏者・リスナー共に注目の1曲です。

777212-2 \1050
J.S.バッハ(1685-1750):<オルガン作品全集第20集:偽作集III>
8つの小前奏曲とフーガBWV.553-560/25のコラール変奏曲第11番「甘き喜びの
うちに」/5つのコラール・トリオ/3つのオルガン・コラールLM4843/2つの
オルガン・コラール/4声のコラール-古き年は過ぎ去り
演奏/ゲアハルト・ヴァインベルガー(オルガン……ドイツ、メヒテルシュ
テット、聖母マリア教会、カール・クリスティアン・ホフマン製[1770年製]
オルガン/ビュスレーベン(エルフルト近郊)、聖ペトリ教会、ゲオルク・ク
リストフ・シュテルツィング製[1702年製]オルガン) 
いよいよ大詰めになってきたシリーズ20枚目となる一枚は、18世紀の名オルガ
ンを演奏したものであり、偽作としながらもバッハ特有の威厳を保っている作
品集。落ち穂拾い的な内容ですが、バッハ・ファンには貴重な資料的価値もあ
るでしょう。

777249-2 \2100
テレマン(1681-1767):<3つのカンタータ>
偶像を打ち壊せ/私の話は悲しみに包まれた/あなたの傷は治らない
演奏・歌/シャレフ・アド=エル(指揮)
アカデミア・ダニエル、ドロテー・ミールズ(ソプラノ)、
クラウス・メルテンス(バス=バリトン)
70歳を過ぎたテレマンが書いた教会音楽は、どれもが確固たる存在感を誇り、
ドイツ・バロックの完成を宣言しているような威厳をたたえています。他の
レーベルではなかなか聴けないものであり、テレマン・ファンは必聴の一枚
だと言えるでしょう。

777273-2 2枚組 \2960
モーツァルト(1756-1791):ピアノ三重奏曲全集
演奏/トリオ・ストラディヴァリ(古楽器使用) 
ドレスデン版の「四季」(777037-2)などで名をあげたフェデリコ・グリエル
モらが結成したトリオによる、モーツァルトの名作三重奏曲集。しなやかに歌
う演奏で、モーツァルトの美しさを再認識できる全集です。

777303-2 2枚組 \4200
レハール(1870-1948):喜歌劇「ほほえみの国」
歌・演奏/カミラ・ニュルント、ユーリア・バウアー、ピョートル・ベツァー
ラ、アレクサンダー・カイムバッハー、アルフレート・ベルク、テーオドール
・ヴァイマー、ウルフ・シルマー(指揮)ミュンヘン放送管弦楽団、バイエル
ン放送合唱団(ミヒャエル・グレーザー合唱指揮)
「メリー・ウィドウ」など代表作に次ぐレハールの注目作として、録音だけ
でなく上演も多いオペレッタですが、このセットはウィーン国立歌劇場の常連
でもあるシルマーの指揮。オーストリア-ドイツ的な性格を見事に再現し、作
品のクオリティを再認識させてくれます。

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