<Hyperion>
CDA 67537 \2080
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第40集 ――
アンリ・エルツ(1803-1888):
ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.87/同第4番ホ長調Op.131/同第5番へ短調Op.180
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、タスマニア交響楽団
19世紀フランスの作曲家であるアンリ・エルツは著名で人気のあったヴィルトゥ
オーゾだったともされており、作曲と演奏の両面で実力を発揮してきた音楽家
である。また、パリ音楽院でピアノ科の教授をつとめるかたわら、ピアノ製作
にも興味を示し自分で工場を建設、経営までしてしまったというのだから驚き
である!
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第40集としてのリリースと
なる今回は、同じくシリーズの第35集としてリリースされ好評を得た前作
(CDA 67465)に続く第2巻となり、収録されている3曲のピアノ協奏曲はすべ
て世界初録音である。
シェリー&タスマニア響のコンビは、既にエルツのピアノ協奏曲集第1巻やモ
シュレスのピアノ協奏曲集などで抜群のコンビネーションを披露しており実力、
実績共に申し分の無い強力タッグ。リリースの度に必ず大きな話題を呼ぶロマ
ンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ。第40集となる今回も大いにご
期待いただきたい!
CDA 67521 \2080
イグナツ・モシュレス(1794-1870):
チェロ・ソナタ ホ長調Op.121、
Melodisch-contrapunktische Studien Op.137より
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778-1837):
チェロ・ソナタ イ長調Op.104
イルジー・バールタ(チェロ)、ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
リストが登場する以前のピアノのヴィルトゥオーソとしても名高いモシュレス
とフンメルのチェロ・ソナタアルバム!カップリングされているモシュレスの
「Melodisch-contrapunktische Studien Op.137」はバッハの平均律クラヴィ
ーア曲集をモシュレスが10の前奏曲として編曲した作品であり、ここでは第4
番、第8番、第9番の3曲が収録されている。
演奏には次代のチェコを担う若手随一のチェリストと称される名手、イルジー
・バールタがハイペリオン初登場!バールタは日本へも来日してコンサートを
行うなど、その類まれなる才能を存分に発揮し聴衆を魅了し続けている。
チェコ出身のバールタがヘイミッシュ・ミルンのサポートを得て、同郷となる
モシュレスとフンメル(現在のスロバキア出身)のチェロ作品をどのように仕
上げてくるのか。期待を上回るパフォーマンスを披露してくれることは間違い
なし!
CDA 67538 \2080
C・サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.18/同第2番ホ短調op.92
フロレスタン・トリオ
ハフのピアノ協奏曲全集(CDA 67331/2)、ナッシュ・アンサンブルによる室
内楽作品全集(CDA 67431/2)などリリースされているディスクが何れも好セ
ールスを記録しているハイペリオンのサン=サーンスの作品集。今回そのライ
ンナップにフロレスタン・トリオの演奏によるピアノ三重奏曲集という強力な
タイトルが加わることに。
イギリスの常設ピアノ・トリオの代表格として内外に広く認知されているフロ
レスタン・トリオ。既にハイペリオンからはベートーヴェンのピアノ三重奏曲
全集、ブラームス、シューマン、シューベルト、メンデルスゾーン、そしてフ
ランス作品集と数多くのリリースを行っており、ハイペリオンを代表するピア
ノ・トリオとして高い評価と名声を誇る。
CDA 67575 \2080
我らの時代の子供たち ――
アントニー・ピッツ(1969):Thou knowest my lying down
マイケル・ティペット(1905-1998):
《我らの時代の子供たち》より 5つの黒人霊歌
ニコラス・オニール(1970-):アヴェ・ヴェルム・コルプス
ルース・バークモア(1966-):夜の静けさ
マーク・エッグレイ・スミス(1955-):
e e cumingsの詩による5つのマドリガル
エウヘニオ・マヌエル・ロドリゲス(1961-):Eres
フランシス・ポット(1957-):Amore langueo
ジェレミー・サマーリー(指揮)、
スコラ・カントルム・オブ・オックスフォード
マイケル・ティペットが編曲を行った「《我らの時代の子供たち》より 5つの
黒人霊歌」を中核として6人の作曲家たちによる新しい作品を集めた合唱作品
集。「《我らの時代の子供たち》より 5つの黒人霊歌」がまとまった形で収録
されている録音は貴重である。
スコラ・カントルム・オブ・オックスフォードは若手声楽家たちによる新進気
鋭の合唱団。ティペットの5つの黒人霊歌や新作を録音してくるという意欲的
な選曲とあわせてその歌声にも注目したい。
●Hyperion dyad
CDD 22048 2枚組 \2080
トマソ・アルビノーニ(1671-1751):
6つのソナタ・ダ・キエザOp.4/室内での和声の楽しみOp.6
ロカテッリ・トリオ
アルビノーニの重要レパートリーにおけるロカテッリ・トリオの名演が復活再
リリース。CDA 66831/2からの移行再発売。
<Helios>
CDH 55199 \1200
セシル・シャミナード(1857-1944):ピアノ作品集Vol.3 ――
前奏曲ニ短調/リゴードン/牧神Op.60/ワルツ=バレエOp.112/気がかり/
アラベスクOp.61/Troisieme valse brilliante/ピアノ・ソナタ ハ短調Op.21
/牧歌/ガヴォット/ロンドー/東洋風に/オーバード/パトロール
/ヴィラネル/タランテラ/ラ・パッセ/スペイン風セレナードOp.150/
ワルツ第4番Op.91/行列Op.143
ピーター・ジェイコブ(ピアノ)
数多くの作品を残したフランスの才女によるピアノ作品の数々。
CDA 66846からの移行再発売。
CDH 55207 \1200
ベラ・ドムナ-中世の女王 ――
マルティン・コダス(13世紀):カンティガスとアミーゴ
作曲者不詳(13世紀):Domna, Pos Vos Ay Chausida
作曲者不詳(13世紀):王宮のエスタンピー第3番
リシャール・フルニヴァル(1201-1260):
Onques n'amai tant que jou fui amee
作曲者不詳(13世紀):王宮のエスタンピー第6番
作曲者不詳(13世紀):王宮のエスタンピー第4番
ラ・コムテス・ダ・デイ(12世紀後半):
A chantar m'er do so qu'ieu non volria
作曲者不詳:王宮の舞曲第2番
作曲者不詳(14世紀前半):Lasse, pour quoi refusai
シンフォニエ
中世の秘められし作品たちが美しきの音楽として現代に甦る。
CDA 66283からの移行再発売。
CDH 55237 \1200
戦争のもえさし ――
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):Only A Man Harrowing Clods
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):
二羽のカラス、Black Stitchel、Blaweary、ドゥーニーのフィドル、
草原でお休み
アーネスト・ファーラー(1885-1918):
さすらい人の歌、静かな真昼、道端の火
アイヴァー・ガーニー:船
W・デニス・ブラウン(1888-1915):アラビア、ディアフィニア
アイヴァー・ガーニー:
The boat is chafing、Cathleen ni Houlihan、エドワード,エドワード、
The night of trafalgar、Thou didst delight my eyes
アーネスト・ファーラー:バイオレットへ、最後の時間
W・デニス・ブラウン:サラシエル・パヴィのエピタフ
ジョージ・バターワース(1885-1916):鎮魂の辞
W・デニス・ブラウン:To Gratiana Dancing and Singing
マイケル・ジョージ(バス)、マーティン・ヒル(テノール)、
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、クリフォード・ベンソン(ピアノ)
ハイペリオンの実力派アーティストたちが贈るイギリスの情緒あふれる歌曲集。
CDD 22026からの編集再発売。
<Sterling>
CDS 1068-2 \2180
ベルナルド・ツウェールズ(1854-1924):交響曲第1番ニ短調
ダニエル・デ・ランゲ(1841-1918):交響曲第1番ハ短調Op.4
エド・スパニャールド(指揮)、アンソニー・ホルステッド(指揮)、
オランダ放送室内管弦楽団
「交響曲第2番」を収録した前作(CDA 1061-2)が反響を呼んだ19世紀オランダ
の作曲家ツウェールズの作品集の続編がスターリングより登場!
アムステルダムに生まれたツウェールズは1881年から1883年までライプツィヒ
で作曲を学び、1895年から晩年の1922年までアムステルダム音楽院で作曲の教
師をつとめていたとう経歴を持つ。1881年に作曲された「交響曲第1番」はハイ
ドン、ベートーヴェン、メンデルスゾーンの影響が色濃く見られ、特に第2楽章
の美しく流れるようなアダージョは逸品!
カップリングのダニエル・デ・ランゲは同じオランダの都市ロッテルダムの音
楽一家に生まれ、1875年にはライデン音楽合唱団を創設。1894年には仲間と共
にアムステルダム音楽院の創設するなど作曲家、教育者としてもオランダ音楽
の歴史に名を残す音楽家である。
ツウェールズは現在リンブルフ交響楽団の主席指揮者をつとめるスパニャール
ド、デ・ランゲではホルンの名手としても活躍し現在は指揮者として活動中の
ホルステッドが指揮を振っている。19世紀オランダの知られざる交響曲を表舞
台に登場させることになるであろうリリースに要注目!
<Brass Classics>
BC 3003 \2180
オン・ザ・タウン ――
J・S・バッハ(E・クリース編曲):幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
エリック・クリース(1952-):コンホバルの誕生
F・リスト(E・クリース編曲):バッハの名による前奏曲とフーガ
L・バーンスタイン(E・クリース編曲):
《オン・ザ・タウン》より ダンス・エピソード
エリック・クリース(指揮)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツ
あのフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルで活躍していたトランペ
ット奏者ポール・アーチボールトが設立したブラス・クラシックスの第3弾は、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツによって2005年6月に行
われたコンサートのライヴ録音。
22人の金管奏者と打楽器奏者で構成されているコヴェント・ガーデン王立歌劇
場ブラス・ソロイスツ。指揮者として指揮台に立つのはこちらもかつてフィリ
ップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルでトロンボーン奏者として活躍して
いたエリック・クリース。
フィリップ・ジョーンズ自身は残念ながら他界してしまったがフィリップ・ジョ
ーンズ・ブラス・アンサンブルの息吹きは様々な形で受け継がれているという
ことを実感させてくれるめぐり合わせである。
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツは今回の録音を皮切りに
ブラス・クラシックスから継続したリリースが予定されており今後の活躍が期
待される。
<Timpani>
1C 1096 \2180
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):
ミュージック・ホールの印象/ヴァイオリンと管弦楽のための《バスク風ファ
ンタジー》/管弦楽のための組曲《Izeyl》/牧歌風の主題によるディヴェル
ティスメント
フィリップ・コッホ(ヴァイオリン)、
ブランウェル・トヴェイ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
1863年にフランス、メッツで音楽家の両親のもとに生まれたガブリエル・ピエ
ルネ。マスネに作曲を、フランクにはオルガンを師事し、1882年にはカンター
タ《エディート》でローマ大賞を受賞するなど華々しい活躍を見せた。ピエル
ネの作品には、パリ音楽院時代の友人でもあったドビュッシーらフランス印象
派の作品とは一味違い、ロマン派の雰囲気も併せ持っているという特徴がある。
ヴァイオリンのフィリップ・コッホはアルテュール・グリュミオーの下でヴァ
イオリンを学び、現在はルクセンブルク・フィルでコンサート・マスターをつ
とめている実力者。一連のクセナキス作品集の演奏ですっかりお馴染みとなっ
たルクセンブルク・フィルが、2002年より音楽監督とつとめるトヴェイとのコ
ンビがピエルネの世界を見事に描いてくれる。
<Daphne>
DAPHNE 1024 \2180
ヴォカリーズ-チェロのための小品集 ――
S・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
P・I・チャイコフスキー:カプリッチョ風小品
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):ばらに寄せて
エヴェルト・トーブ(1890-1976):ギターとチェロのための《夜想曲》
I・アルベニス:アストゥリアス、キューバ、セビーリャ
S・プロコフィエフ:行進曲
G・フォーレ:シシリエンヌ、子守歌、夢のあとに
マッツ・ロンディン(チェロ)、スタファン・シェーヤ(ピアノ)、
マッツ・ベリストレム(ギター)、ヤン=エーリク・グスタフソン(チェロ)
スウェーデンのチェロ奏者、室内楽奏者として名を馳せるマッツ・ロンディン
が贈る優美な小品集。ジャケットからも音楽からも深い安らぎと味わいを感じ
させてくれるアルバムに仕上がっている。
<APR>
APR 5517 \1750
ウラディーミル・ホロヴィッツ-ザ・ソロ・ヨーロピアン・レコーディングス
1930-36 Vol.2 ――
D・スカルラッティ:ソナタ ロ短調、ソナタ ト長調
J・S・バッハ(ブゾーニ編曲):
《いざ喜べ、尊きキリストのともがらよ》BWV.734
J・ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI-52
L・V・ベートーヴェン:自作の主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80
R・シューマン:
プレスト・パッショナート ト短調WoO.5-2、アラベスク ハ長調Op.18、夢のも
つれOp.12-7、トッカータ ハ長調Op.7
C・ドビュッシー:練習曲第11番《組み合わされたアルペッジョのために》
F・プーランク:パストゥレル、《3つの小品》より トッカータ
N・リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編曲):熊蜂の飛行
I・ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》より ロシアの踊り
S・ラフマニノフ:前奏曲第6番ト短調Op.23-5
S・プロコフィエフ:トッカータ ニ短調Op.11
ウラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ)
APR 5540 \1750
ヨハン・シュトラウス・トランスクリプションズ&パラフレーズ ――
アルフレート・グリュンフェルト編曲:
《ジプシー男爵》より(録音:1912年)、
ウィーンの夜会(録音:1926年-27年)
ゴドフスキー編曲:喜歌劇《こうもり》による交響的変容(録音:1928年)
ローゼンタール:
《美しく青きドナウ》によるパラフレーズ(録音:1928年5月8日)
/他 全11曲
アルフレート・グリュンフェルト(ピアノ)、
カルル・シュレーター(ピアノ)、セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)、
モーリツ・ローゼンタール(ピアノ)、他
APR 5560 \1750
フィオレンティーノ・エディション第6巻 ――
R・シューマン:幻想曲ハ長調Op.17/アラベスク ハ長調Op.18/ノヴェレッテ
第1番ヘ長調Op.21-1/ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22/ロマンス第2番嬰へ
長調Op.28-2/フィオレンティーノ編曲:はすの花Op.25-7、君に捧ぐOp.25-1
セルジオ・フィオレンティーノ
APR 5611 \1750
コール・デ・フロート・コレクション第1巻(録音:1940年、1951年、1974年)
M・ラヴェル:
鏡/夜のガスパール/ピアノ協奏曲/ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
コール・デ・フロート(ピアノ)、ジェラルド・ヴァン・ブレーク(ピアノ)、
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム(指揮)、
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
APR 7037 2枚組 \3500
エドワード・キレニー・Patheレコーディングス1937-39 ――
F・ショパン:12の練習曲集Op.10、マズルカ第13番、ピアノ・ソナタ第2番
F・リスト:
《ヴェネツィアとナポリ》より、ハンガリー狂詩曲第8番、ハンガリー狂詩曲
第15番、メフィスト・ワルツ、死の舞踏、ハンガリー幻想曲、さすらい人幻想曲
エドワード・キレニー(ピアノ)
CDA 67537 \2080
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第40集 ――
アンリ・エルツ(1803-1888):
ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.87/同第4番ホ長調Op.131/同第5番へ短調Op.180
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)、タスマニア交響楽団
19世紀フランスの作曲家であるアンリ・エルツは著名で人気のあったヴィルトゥ
オーゾだったともされており、作曲と演奏の両面で実力を発揮してきた音楽家
である。また、パリ音楽院でピアノ科の教授をつとめるかたわら、ピアノ製作
にも興味を示し自分で工場を建設、経営までしてしまったというのだから驚き
である!
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第40集としてのリリースと
なる今回は、同じくシリーズの第35集としてリリースされ好評を得た前作
(CDA 67465)に続く第2巻となり、収録されている3曲のピアノ協奏曲はすべ
て世界初録音である。
シェリー&タスマニア響のコンビは、既にエルツのピアノ協奏曲集第1巻やモ
シュレスのピアノ協奏曲集などで抜群のコンビネーションを披露しており実力、
実績共に申し分の無い強力タッグ。リリースの度に必ず大きな話題を呼ぶロマ
ンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ。第40集となる今回も大いにご
期待いただきたい!
CDA 67521 \2080
イグナツ・モシュレス(1794-1870):
チェロ・ソナタ ホ長調Op.121、
Melodisch-contrapunktische Studien Op.137より
ヨハン・ネーポムク・フンメル(1778-1837):
チェロ・ソナタ イ長調Op.104
イルジー・バールタ(チェロ)、ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
リストが登場する以前のピアノのヴィルトゥオーソとしても名高いモシュレス
とフンメルのチェロ・ソナタアルバム!カップリングされているモシュレスの
「Melodisch-contrapunktische Studien Op.137」はバッハの平均律クラヴィ
ーア曲集をモシュレスが10の前奏曲として編曲した作品であり、ここでは第4
番、第8番、第9番の3曲が収録されている。
演奏には次代のチェコを担う若手随一のチェリストと称される名手、イルジー
・バールタがハイペリオン初登場!バールタは日本へも来日してコンサートを
行うなど、その類まれなる才能を存分に発揮し聴衆を魅了し続けている。
チェコ出身のバールタがヘイミッシュ・ミルンのサポートを得て、同郷となる
モシュレスとフンメル(現在のスロバキア出身)のチェロ作品をどのように仕
上げてくるのか。期待を上回るパフォーマンスを披露してくれることは間違い
なし!
CDA 67538 \2080
C・サン=サーンス:ピアノ三重奏曲第1番ヘ長調Op.18/同第2番ホ短調op.92
フロレスタン・トリオ
ハフのピアノ協奏曲全集(CDA 67331/2)、ナッシュ・アンサンブルによる室
内楽作品全集(CDA 67431/2)などリリースされているディスクが何れも好セ
ールスを記録しているハイペリオンのサン=サーンスの作品集。今回そのライ
ンナップにフロレスタン・トリオの演奏によるピアノ三重奏曲集という強力な
タイトルが加わることに。
イギリスの常設ピアノ・トリオの代表格として内外に広く認知されているフロ
レスタン・トリオ。既にハイペリオンからはベートーヴェンのピアノ三重奏曲
全集、ブラームス、シューマン、シューベルト、メンデルスゾーン、そしてフ
ランス作品集と数多くのリリースを行っており、ハイペリオンを代表するピア
ノ・トリオとして高い評価と名声を誇る。
CDA 67575 \2080
我らの時代の子供たち ――
アントニー・ピッツ(1969):Thou knowest my lying down
マイケル・ティペット(1905-1998):
《我らの時代の子供たち》より 5つの黒人霊歌
ニコラス・オニール(1970-):アヴェ・ヴェルム・コルプス
ルース・バークモア(1966-):夜の静けさ
マーク・エッグレイ・スミス(1955-):
e e cumingsの詩による5つのマドリガル
エウヘニオ・マヌエル・ロドリゲス(1961-):Eres
フランシス・ポット(1957-):Amore langueo
ジェレミー・サマーリー(指揮)、
スコラ・カントルム・オブ・オックスフォード
マイケル・ティペットが編曲を行った「《我らの時代の子供たち》より 5つの
黒人霊歌」を中核として6人の作曲家たちによる新しい作品を集めた合唱作品
集。「《我らの時代の子供たち》より 5つの黒人霊歌」がまとまった形で収録
されている録音は貴重である。
スコラ・カントルム・オブ・オックスフォードは若手声楽家たちによる新進気
鋭の合唱団。ティペットの5つの黒人霊歌や新作を録音してくるという意欲的
な選曲とあわせてその歌声にも注目したい。
●Hyperion dyad
CDD 22048 2枚組 \2080
トマソ・アルビノーニ(1671-1751):
6つのソナタ・ダ・キエザOp.4/室内での和声の楽しみOp.6
ロカテッリ・トリオ
アルビノーニの重要レパートリーにおけるロカテッリ・トリオの名演が復活再
リリース。CDA 66831/2からの移行再発売。
<Helios>
CDH 55199 \1200
セシル・シャミナード(1857-1944):ピアノ作品集Vol.3 ――
前奏曲ニ短調/リゴードン/牧神Op.60/ワルツ=バレエOp.112/気がかり/
アラベスクOp.61/Troisieme valse brilliante/ピアノ・ソナタ ハ短調Op.21
/牧歌/ガヴォット/ロンドー/東洋風に/オーバード/パトロール
/ヴィラネル/タランテラ/ラ・パッセ/スペイン風セレナードOp.150/
ワルツ第4番Op.91/行列Op.143
ピーター・ジェイコブ(ピアノ)
数多くの作品を残したフランスの才女によるピアノ作品の数々。
CDA 66846からの移行再発売。
CDH 55207 \1200
ベラ・ドムナ-中世の女王 ――
マルティン・コダス(13世紀):カンティガスとアミーゴ
作曲者不詳(13世紀):Domna, Pos Vos Ay Chausida
作曲者不詳(13世紀):王宮のエスタンピー第3番
リシャール・フルニヴァル(1201-1260):
Onques n'amai tant que jou fui amee
作曲者不詳(13世紀):王宮のエスタンピー第6番
作曲者不詳(13世紀):王宮のエスタンピー第4番
ラ・コムテス・ダ・デイ(12世紀後半):
A chantar m'er do so qu'ieu non volria
作曲者不詳:王宮の舞曲第2番
作曲者不詳(14世紀前半):Lasse, pour quoi refusai
シンフォニエ
中世の秘められし作品たちが美しきの音楽として現代に甦る。
CDA 66283からの移行再発売。
CDH 55237 \1200
戦争のもえさし ――
ジェラルド・フィンジ(1901-1956):Only A Man Harrowing Clods
アイヴァー・ガーニー(1890-1937):
二羽のカラス、Black Stitchel、Blaweary、ドゥーニーのフィドル、
草原でお休み
アーネスト・ファーラー(1885-1918):
さすらい人の歌、静かな真昼、道端の火
アイヴァー・ガーニー:船
W・デニス・ブラウン(1888-1915):アラビア、ディアフィニア
アイヴァー・ガーニー:
The boat is chafing、Cathleen ni Houlihan、エドワード,エドワード、
The night of trafalgar、Thou didst delight my eyes
アーネスト・ファーラー:バイオレットへ、最後の時間
W・デニス・ブラウン:サラシエル・パヴィのエピタフ
ジョージ・バターワース(1885-1916):鎮魂の辞
W・デニス・ブラウン:To Gratiana Dancing and Singing
マイケル・ジョージ(バス)、マーティン・ヒル(テノール)、
スティーヴン・ヴァーコー(バリトン)、クリフォード・ベンソン(ピアノ)
ハイペリオンの実力派アーティストたちが贈るイギリスの情緒あふれる歌曲集。
CDD 22026からの編集再発売。
<Sterling>
CDS 1068-2 \2180
ベルナルド・ツウェールズ(1854-1924):交響曲第1番ニ短調
ダニエル・デ・ランゲ(1841-1918):交響曲第1番ハ短調Op.4
エド・スパニャールド(指揮)、アンソニー・ホルステッド(指揮)、
オランダ放送室内管弦楽団
「交響曲第2番」を収録した前作(CDA 1061-2)が反響を呼んだ19世紀オランダ
の作曲家ツウェールズの作品集の続編がスターリングより登場!
アムステルダムに生まれたツウェールズは1881年から1883年までライプツィヒ
で作曲を学び、1895年から晩年の1922年までアムステルダム音楽院で作曲の教
師をつとめていたとう経歴を持つ。1881年に作曲された「交響曲第1番」はハイ
ドン、ベートーヴェン、メンデルスゾーンの影響が色濃く見られ、特に第2楽章
の美しく流れるようなアダージョは逸品!
カップリングのダニエル・デ・ランゲは同じオランダの都市ロッテルダムの音
楽一家に生まれ、1875年にはライデン音楽合唱団を創設。1894年には仲間と共
にアムステルダム音楽院の創設するなど作曲家、教育者としてもオランダ音楽
の歴史に名を残す音楽家である。
ツウェールズは現在リンブルフ交響楽団の主席指揮者をつとめるスパニャール
ド、デ・ランゲではホルンの名手としても活躍し現在は指揮者として活動中の
ホルステッドが指揮を振っている。19世紀オランダの知られざる交響曲を表舞
台に登場させることになるであろうリリースに要注目!
<Brass Classics>
BC 3003 \2180
オン・ザ・タウン ――
J・S・バッハ(E・クリース編曲):幻想曲とフーガ ト短調BWV.542
エリック・クリース(1952-):コンホバルの誕生
F・リスト(E・クリース編曲):バッハの名による前奏曲とフーガ
L・バーンスタイン(E・クリース編曲):
《オン・ザ・タウン》より ダンス・エピソード
エリック・クリース(指揮)、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツ
あのフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルで活躍していたトランペ
ット奏者ポール・アーチボールトが設立したブラス・クラシックスの第3弾は、
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツによって2005年6月に行
われたコンサートのライヴ録音。
22人の金管奏者と打楽器奏者で構成されているコヴェント・ガーデン王立歌劇
場ブラス・ソロイスツ。指揮者として指揮台に立つのはこちらもかつてフィリ
ップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルでトロンボーン奏者として活躍して
いたエリック・クリース。
フィリップ・ジョーンズ自身は残念ながら他界してしまったがフィリップ・ジョ
ーンズ・ブラス・アンサンブルの息吹きは様々な形で受け継がれているという
ことを実感させてくれるめぐり合わせである。
コヴェント・ガーデン王立歌劇場ブラス・ソロイスツは今回の録音を皮切りに
ブラス・クラシックスから継続したリリースが予定されており今後の活躍が期
待される。
<Timpani>
1C 1096 \2180
ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):
ミュージック・ホールの印象/ヴァイオリンと管弦楽のための《バスク風ファ
ンタジー》/管弦楽のための組曲《Izeyl》/牧歌風の主題によるディヴェル
ティスメント
フィリップ・コッホ(ヴァイオリン)、
ブランウェル・トヴェイ(指揮)、
ルクセンブルク・フィルハーモニック管弦楽団
1863年にフランス、メッツで音楽家の両親のもとに生まれたガブリエル・ピエ
ルネ。マスネに作曲を、フランクにはオルガンを師事し、1882年にはカンター
タ《エディート》でローマ大賞を受賞するなど華々しい活躍を見せた。ピエル
ネの作品には、パリ音楽院時代の友人でもあったドビュッシーらフランス印象
派の作品とは一味違い、ロマン派の雰囲気も併せ持っているという特徴がある。
ヴァイオリンのフィリップ・コッホはアルテュール・グリュミオーの下でヴァ
イオリンを学び、現在はルクセンブルク・フィルでコンサート・マスターをつ
とめている実力者。一連のクセナキス作品集の演奏ですっかりお馴染みとなっ
たルクセンブルク・フィルが、2002年より音楽監督とつとめるトヴェイとのコ
ンビがピエルネの世界を見事に描いてくれる。
<Daphne>
DAPHNE 1024 \2180
ヴォカリーズ-チェロのための小品集 ――
S・ラフマニノフ:ヴォカリーズ
P・I・チャイコフスキー:カプリッチョ風小品
ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル(1867-1942):ばらに寄せて
エヴェルト・トーブ(1890-1976):ギターとチェロのための《夜想曲》
I・アルベニス:アストゥリアス、キューバ、セビーリャ
S・プロコフィエフ:行進曲
G・フォーレ:シシリエンヌ、子守歌、夢のあとに
マッツ・ロンディン(チェロ)、スタファン・シェーヤ(ピアノ)、
マッツ・ベリストレム(ギター)、ヤン=エーリク・グスタフソン(チェロ)
スウェーデンのチェロ奏者、室内楽奏者として名を馳せるマッツ・ロンディン
が贈る優美な小品集。ジャケットからも音楽からも深い安らぎと味わいを感じ
させてくれるアルバムに仕上がっている。
<APR>
APR 5517 \1750
ウラディーミル・ホロヴィッツ-ザ・ソロ・ヨーロピアン・レコーディングス
1930-36 Vol.2 ――
D・スカルラッティ:ソナタ ロ短調、ソナタ ト長調
J・S・バッハ(ブゾーニ編曲):
《いざ喜べ、尊きキリストのともがらよ》BWV.734
J・ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調Hob.XVI-52
L・V・ベートーヴェン:自作の主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80
R・シューマン:
プレスト・パッショナート ト短調WoO.5-2、アラベスク ハ長調Op.18、夢のも
つれOp.12-7、トッカータ ハ長調Op.7
C・ドビュッシー:練習曲第11番《組み合わされたアルペッジョのために》
F・プーランク:パストゥレル、《3つの小品》より トッカータ
N・リムスキー=コルサコフ(ラフマニノフ編曲):熊蜂の飛行
I・ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》より ロシアの踊り
S・ラフマニノフ:前奏曲第6番ト短調Op.23-5
S・プロコフィエフ:トッカータ ニ短調Op.11
ウラディーミル・ホロヴィッツ(ピアノ)
APR 5540 \1750
ヨハン・シュトラウス・トランスクリプションズ&パラフレーズ ――
アルフレート・グリュンフェルト編曲:
《ジプシー男爵》より(録音:1912年)、
ウィーンの夜会(録音:1926年-27年)
ゴドフスキー編曲:喜歌劇《こうもり》による交響的変容(録音:1928年)
ローゼンタール:
《美しく青きドナウ》によるパラフレーズ(録音:1928年5月8日)
/他 全11曲
アルフレート・グリュンフェルト(ピアノ)、
カルル・シュレーター(ピアノ)、セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)、
モーリツ・ローゼンタール(ピアノ)、他
APR 5560 \1750
フィオレンティーノ・エディション第6巻 ――
R・シューマン:幻想曲ハ長調Op.17/アラベスク ハ長調Op.18/ノヴェレッテ
第1番ヘ長調Op.21-1/ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22/ロマンス第2番嬰へ
長調Op.28-2/フィオレンティーノ編曲:はすの花Op.25-7、君に捧ぐOp.25-1
セルジオ・フィオレンティーノ
APR 5611 \1750
コール・デ・フロート・コレクション第1巻(録音:1940年、1951年、1974年)
M・ラヴェル:
鏡/夜のガスパール/ピアノ協奏曲/ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
コール・デ・フロート(ピアノ)、ジェラルド・ヴァン・ブレーク(ピアノ)、
エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム(指揮)、
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
APR 7037 2枚組 \3500
エドワード・キレニー・Patheレコーディングス1937-39 ――
F・ショパン:12の練習曲集Op.10、マズルカ第13番、ピアノ・ソナタ第2番
F・リスト:
《ヴェネツィアとナポリ》より、ハンガリー狂詩曲第8番、ハンガリー狂詩曲
第15番、メフィスト・ワルツ、死の舞踏、ハンガリー幻想曲、さすらい人幻想曲
エドワード・キレニー(ピアノ)