クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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08-05 No.20-2

2008年05月21日 19時55分21秒 | Weblog
HMG 501711 \1700
C.P.E.バッハ:
(1)シンフォニアWq179 (2)チェンバロ協奏曲Wq20 (3)シンフォニアWq 178
(4)チェロ協奏曲Wq170 (5)シンフォニアWq173
ラファエル・アルパーマン(チェンバロ)、ペーター・ブルンズ(チェロ)
ベルリン古楽アカデミー
録音:2000年1月
大バッハの次男で、ベルリンとハンブルクを中心に活躍したカール・エマヌエル
・バッハ(1714-1788)。彼が活躍した時代はバロック時代と古典派時代の境、
「疾風怒濤期」と呼ばれていた時期で、激しい感情表出、極端なクレッシェンド
やディクレッシェンドなど、実に刺激的な作品が多く書かれた時代。ここに収め
られた作品もどれも刺激的、しかも演奏するのはベルリン古楽アカデミーという
ことで、誰にも止められないまさに「疾風怒濤」の爆演となっております。協奏
曲でも、ソリストはオケのメンバーがどんなエネルギーで迫ろうとも流されず、
実にたっぷり聴かせており、その対比がまた一興。刺激的なだけじゃない、実に
楽しい1枚です。

HMG 501651 \1700
ドイツ・バロック・カンタータ集
(1)シュッツ:おおイエス、やさしき御名SWV 308
(2)トゥンダー:ああ主よ、あなたの愛する天使たちに命じて
(3)ヨーハン・クリストフ・バッハ:
哀歌「ああ、私の頭に涙がたくさんあったなら」
(4)トゥンダー:めでたし、イエスよ
(5)レグレンツィ:ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第5番
(6)ブクステフーデ:
哀歌「どんな堕落がもたらすことのないものを、死がもたらさなければならない
のだろうか?」
(7)エルレバッハ:おのが身を天に任せるものは
(8)シュッツ:おお主よ、私はあなたを心から愛する
(9)ブクステフーデ:主に向って喜びの叫びを上げよ
(10)アルベルティーニ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第4番
(11)シュッツ:どうなさったのですか
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
コンチェルト・ディ・ヴィオーレ、バーゼル・コンソート
録音:1997年10月
名実ともに世界一のカウンターテナー、アンドレアス・ショル。ドイツ人である
彼による、母国のバロック作曲家たちのカンタータ・アリア集です。一見渋いラ
インナップですが、ショルの清澄で深い歌声にうっとりとひらせてくれるもの
ばかりです。

HMG 507020 \1700
「気高きドイツ人」(ティオルバのドイツ人)
カプスベルガー:
(1)トッカータ・アルペジアータ、ガリアルダ第11番、トッカータ第5番、
アリア・ディフィオレンツァ(大公のバッロ)-1604年の曲集より〔キタローネ〕-
(2)トッカータ第1番、ガリアルダ第1番、コレンテ第1番、トッカータ第6番、
ガリアルダ第10番、コレンテ第7番-1611年の曲集より〔リュート〕-
(3)コレンテ第2番、チャコーネ-モデナ手稿より〔キタローネ〕
(4)トッカータ第15番、ガリアルダ第12番、コレンテ第12番、トッカータ第3番、
ガリアルダ第4番、コレンテ第11番-1611年の曲集より〔リュート〕-
(5)トッカータ第1番、コレンテ第2番、トッカータ第2番、ベルガマスカ、
カプスベルガー、コラシオーネ、カナリオ-1640年の曲集より〔キタローネ〕-
ポール・オデット(リュート、キタローネ)
録音:1989年11月
ヴェネツィアに生まれ、若くしてリュートの名手として“気高いドイツ人”と称
えられたカプスベルガー。自らの技巧の冴えを誇示しているかのようなヴィル
トゥオジティ、曲に生気を与えるたおやかかつ見事な装飾を、現代の名手オデッ
トが見事に再現しています。繊細なタッチと変幻自在の音色をたくみに捉えた秀
逸録音が、ここに収められた名曲により一層の深みと陰影を与えています。

HMG 50249 \1700
嘆きの歌-パーセル歌曲集
パーセル:
(1)嘆きの歌 (2)音楽は愛の糧 (3)恋の病から (4)美しい島 
(5)ばらの花よりも甘く (6)わが苦悩のすべて (7)幸福な恋人 
(8)夕べの賛歌 (9)ばら色のすみかから (10)おお、平和な物陰に 
(11)人の目を逃れて (12)しばしの間の音楽 (13)アストレアとの別れ 
(14)おお、孤独よ
アルフレッド・デラー(カウンターテナー)
録音:1979年7月
ハルモニア・ムンディの歴史を語る上で欠くことのできないアルフレッド・デラ
ー。もともと、創立者は彼の歌声を聴いて深い感銘を受け、クラシック音楽、と
りわけ古楽の録音に本格的に取り組むようになったのです。この盤は、デラーの
死のたった三ヶ月前に録音されたリサイタル。デラーが生涯をかけて取り組み続
けていた、パーセル作品の至上の姿がここにあります。

HMG 501380 \1700
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲集
(1)第1番「クロイツェル」 (2)第2番「内緒の手紙」
メロス弦楽四重奏団
録音:1991年5月
「1音1音の陰には、活き活きと力強い、愛すべき君がいるよ。君の体の香り、君
の口付け――いや、君のじゃなかった、僕のだね。僕のすべての音符が君のすべ
てに口付けしているよ。君を激しく必要としているんだ――。」ヤナーチェクが、
40歳年下の人妻に対して募る思いを込めて作曲された「内緒の手紙」。このメロ
ス弦楽四重奏団の演奏は、各パート奏者の濃密な音色と、きめ細かなアンサンブ
ルで、作曲者の妄想の官能世界を表現するのに成功しています。聴いているとど
うにかなってしまいそうな熱演です。

HMG 501698 \1700
「マグダラのマリアの歌」
アニェレッティ:グローリア(1673)
ルイジ・ロッシ:「マグダラのマリアの嘆き」
フレスコバルディ:
「どちらに消え去ったのだろう」、ハープによるトッカータとカンツォーナ、
「十字架のもとに悲しめるマグダラのマリア」
ミケランジェロ・ロッシ:チェンバロのためのトッカータ第7番
グラツィアーニ:モテット「主はわが光」
マッゾッキ:
「それでは主よあなたはどこに」「マグダラのマリアは再び泣いた」
「キリストの死についての考え」
カプスベルガー:リュートのためのトッカータ
ベルナベイ:「ああ、私はみすぼらしく不幸だ」
フェルラーリ:「これらの鋭い刺は」
マリア・クリスティーナ・キール(Sp)
ジャン=マルク・エーメ(指)コンチェルト・ソアーヴェ
録音:1999年5月
マグダラのマリアは、聖書に様々な重要エピソードがあり、イエスの復活を最初
に目の当たりにした人物でもあることから、聖書の中でも特別な存在の女性です。
彼女はまたキリストの磔刑も見守っており、ここに収められているのはそのとき
の彼女の嘆き。どの楽曲も、厳密な対位法ではなく、歌詞の表出性、表現性を重
視して書かれているため、マリアの心の嘆きが痛いほど伝わってきます。キール
のまっすぐな歌声が直接心に響き、打たれます。

HMG 501682 \1700
ルネサンスの哀歌-預言者エレミアの哀歌
ティブルツィオ・マッサイーノ:
聖週間における預言者エレミアの哀歌のための音楽(5声,1599)-
聖体の秘蹟制定の聖木曜日の第1課、第2課、第3課
ロバート・ホワイト:哀歌(5声)第1課、第2課
マルブリアヌス・デ・オルト:
預言者エレミアの哀歌(4声,1506)導入―アルフ―ベート―ギメル
ラッスス:
聖金曜日のためのエレミアの哀歌 第1哀歌、第2哀歌、第3哀歌(5声,1585)
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指)ウエルガス・アンサンブル
録音:1997年4月
エレミアの哀歌とは、旧約聖書にある預言者エレミアが、バビロン捕囚の時代に、
エルサレムの陥落を嘆いて詠んだもの。各連の冒頭の文字が、ヘブライ語のアル
ファベットの順番になっているのも特徴です。すべてエレミアが目撃して衝撃を
受けたことがそのまま詠まれているので、内容は実に壮絶で悲愴。想像を絶する
悲しみが歌われます。ウエルガス・アンサンブルの声楽と器楽が、深い悲しみの
表情を湛えた音色で聴かせる名盤です。

HMG 501753 \1700
シューマン:「女の愛と生涯」
(1)「女の愛と生涯」Op.42 
(2)「ミニョン」Op.79-29(子供のための歌のアルバムより) 
(3)「くるみの木」Op.25-3(「ミルテの花」より) 
(4)「ことづて」Op.77-5(リートと歌第3集より) 
(5)「はすの花」Op.25-7(「ミルテの花」より) 
(6)「セレナード」Op.36-2(6つのリートより) 
(7)「夜の歌」Op.96-1(リートと歌第4集より) 
(8)「眠りの精」Op.79-13(子供のための歌のアルバムより) 
(9)「捨てられし乙女」Op.64-2(ロマンスとバラード第4集) 
(10)「トランプ占いの女」Op.31-2(3つの歌より) 
(11)「レーナウ歌曲集」Op.90(レクイエムを含む)
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
ロジャー・ヴィニョールズ(ピアノ)
録音:2001年6月
深く美しい歌声で私たちを魅了し続けるベルナルダ・フィンクによるシューマン
歌曲集。シューマンの歌曲の魅力に、精神的深みが挙げられます。特に優れた作
品は、人の手による芸術で他に比肩しうるものがあるだろうか、と思わずにはい
られない高みを感じさせます。夜、ひとり静かにじっくりと味わって聴きたい
1枚です。



<BONGIOVANNI>
AB 20008(DVD-Video) \4950
字幕:伊英日
日本語字幕付き!
モーツァルト:
「フィンタ・センプリーチェ(見てくれの馬鹿娘)」
平川千志保(S ロジーナ)
レオナルド・コルテッラッツィ(フラカッソ)
ジョヴァンナ・ベレッタ(S ニネッタ)
カタリーナ・ニコリク(Ms ドンナ・ジャチンタ)
マウリツィオ・ミネッリ(T ドン・ポリドーロ)
ヤンソン・ヴァルディス(Bs ドン・カッサンドロ)
カルロ・ガブリエーレ・ニコリーニ(Bs シモーネ)
ファブリツィオ・ドルシ(指)A・ザネッラ交響楽団
演出、装置、衣装:サンドロ・サンティッロ
収録:2006年10月,ピアチェンツァ
「フィンタ・センプリーチェ」は、モーツァルトが12歳の時に作曲したオペラ。
「見てくれの馬鹿娘」というかなりヘンテコな邦題で知られています。話は、
ドン・カッサンドロとドン・ポリドーロの兄弟の監視下で窮屈な生活をしている
妹のジャチンタが、恋人のフラカッソの妹ロジーナをカマトト娘に仕立てあげて
兄弟を翻弄し、無事恋人と結ばれるというもの。CDもDVDも僅かしかないので、
このピアチェンツァでのライヴ映像は歓迎されるでしょう。ピアチェンツァ国立
音楽院に留学していた若いソプラノ、平川千志保が主役のロジーナを歌っている
のも注目。嬉しい日本語字幕付きです!

GB 2428 \2180
チマローザ:「アテネ建都」,「兵士達の合唱」
リンディータ・イスク(S アラウロ)
ノヴェッラ・バッサーノ(Ms チェクローペ)
アレッシア・デ・アミチス(S ニシア,預言者)
フランチェスコ・クワットロッキ(指)
アリオ・テンポーレ・アンサンブル,スコラ・カントルム・サン・シスト
録音:2007年
18世紀後半を代表するイタリアオペラの大作曲家、ドメニコ・チマローザ
(1749-1801)は、1787-92年の間、ロシアのサンクトペテルブルグでエカテリーナ
2世に仕えました。このCDに収録されているのその時期の声楽作品。「アテネ建
都」は、1時間を越すカンタータ。アテネの建都を題材に、サンクトペテルブル
グに栄光をもたらしたエカテリーナ2世を讃えるもの。「兵士たちの合唱」は、
10分弱の勇壮な小曲。解説は、ナポリ在住の日本人音楽学者、山田高誌氏が書い
ています(伊英語)。

GB 5152 \2180
ピアソラ:タンゴ組曲,タンゴの歴史
ファリャ:「恋は魔術師」-パントマイム,「はかない人生」-スペインの踊り
イヴァン・マンチネッリ(G,マンドリン) クリスティーナ・ショルン(G)
録音:2007年
ギター・デュオによるピアソラとファリャ。マンチネッリとショルンの冴えた腕
前が映えています。

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