<RELIEF>
CR 991093 \2300
ラフマニノフ:「アレコ」
エギルス・シリンズ(Br アレコ)
マリア・ガヴリーロワ(S ゼムフィーラ)
アレキサンドラ・ドゥルスネワ(Ms ジプシーの老婆)
アンドレイ・ドゥナエフ(T 若いジプシー)
ほか
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2006年11月4日
「アレコ」は、ラフマニノフがモスクワ音楽院の卒業作品として作曲したもの
で、当時まだ19歳でした。原作はプーシキンの散文詩「ジプシー」。物語の舞
台は南ベッサラビア(現在のモルドバ共和国南部)。文明生活に飽き飽きした青
年アレコは、ジプシーの集団に身を投じ、ゼムフィーラを妻にした。しかし自
由を愛する彼女は、若いジプシーと浮気をしている。アレコはゼムフィーラの
愛を取り戻そうとするが、ついに嫉妬のあまり若いジプシーとゼムフィーラを
刺し殺してしまう。ゼムフィーラの父はアレコを追放し、アレコはすべてを失
ったことを嘆く。自由なジプシーに憧れながらも、旧態の社会観を捨てられな
いアレコの破滅を描いた物語です。
この録音は、先日の来日公演が大成功に終わったフェドセーエフとモスクワ放
送チャイコフスキー交響楽団による充実した演奏。チャイコフスキーも絶賛し
たという若きラフマニノフの豊かなロマンティシズムがフェドセーエフによっ
て見事に引き出されています。アレコを歌うエギルス・シリンズは、1961年リ
トアニアのリガ出身のバリトン。ウィーン、ベルリンなどドイツ語圏で幅広く
活躍しています。マリア・ガヴリーロワはロシアのソプラノ、暗くドラマティ
ックな声が魅力です。
<medici arts>
30 78388(DVD-Video) \3750
字幕:英独仏
ヤナーチェク:「利口な女狐の物語」
+ボーナス
ジェラール・モルティエ,アンドレ・エンゲル、
エレナ・ツァラゴワと共に巡るパリ・オペラ座のバックステージ
エレナ・ツァラゴワ(S女狐ビストロウシカ)
ユッカ・ラジライネン(Bs 森番)
ミシェル・ラグランジュ(S 森番の妻,フクロウ)
デイヴィッド・キューブラー(T 校長)
ローラント・ブラハト(Bs 牧師)
ポール・ゲイ(Bs-Br ハラシタ)
ハナ・エステル・ミヌティルロ(Ms 雄狐)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)パリ・オペラ座管弦楽団
パリ・オペラ座アトリエ・リリク合唱団
オー=ド=セーヌ聖歌隊
パリ・オペラ座児童合唱団
演出:アンドレ・エンゲル
収録: 2008年10月23,29日,11月4日,パリ,バスティーユ劇場
近年たいへんに人気の高いヤナーチェクの「利口な女狐の物語」、その中でも
大きな話題になったパリ・オペラ座のプロダクションがDVDになりました。フラ
ンス人演出家アンドレ・エンゲルは、舞台をローカル線の小さな駅の近辺に据
えています。森番は捕まえた女狐に恋をしてしまい、そこから彼を取り巻く世
界が混乱し、村に棲む動物たちは外見を残しつつ擬人化され、動物の世界だか
人間の世界だか分からない不思議な世界になります。この独特な感覚と、素敵
なセンスの衣装、舞台を彩るフランスらしい鮮やかな色彩が、見事に一体化し
た見応えのある「女狐」です。モデルかと思うほどのロシア美人、ツァラゴワ
の女狐や、日本でもおなじみのラジライネンの風格ある森番など、歌手も非常
に充実しています。
特典映像では、舞台裏でのメイクの様子など、貴重な映像を収録。
30 78178(DVD-Video) \2900
ヴェルビエ・フェスティヴァル2008(ハイライト)
(1)ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏 ト短調Op.57-第1、2&3楽章
(2)ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」-第3楽章
(3)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」-第2楽章
(4)ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」-第1楽章
(5)プロコフィエフ:
ピアノ組曲バレエ「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op.75より
モンターギュー家とキャピュレット家/ロメオとジュリエットの別れ
(6)ドホナーニ:ピアノ六重奏ハ長調Op.37-第4楽章
(7)ラヴェル:ラ・ヴァルス
(8)リムスキー・コルサコフ/シフラ編:熊蜂の飛行
(9)ブラームス:ピアノ四重奏ハ短調Op.60-第3楽章
(10)ブルッフ:コル・ニドライ
(1)マルタ・アルゲリッチ(P)、ジョシュア・ベル(Vn)、
ヘニング・クラッゲルード(Vn)、ユーリ・バシュメット(Va)、
ミッシャ・マイスキー(Vc)
(2)イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、アレキサンダー・マッジャー(P)
(3)エベーヌ四重奏団【ピエール・コロンべ(Vn)、
ガブリエル・ル・マガドゥール(Vn)、マテュー・エルゾグ(Va)、
ラファエル・メルラン(Vc)】
(4)マンフレッド・ホーネック(指) UBSヴェルビエ・フェスティヴァル管
(5)ニコライ・ルガンスキー(P)
(6)ニコラ・アンゲリッシュ(P)ジュリアン・ラクリン(Vn)
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)ローレンス・パワー(Va)
マルティン・フロスト(Cl)ダヴィッド・ゲリエ(Hrn)
(7)(8)ユジャ・ワン(P)
(9)メナヘム・プレスラー(P)サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
アントワーヌ・タメスティ(Va) ゴーチェ・カプソン(Vc)
(10)ミッシャ・マイスキー(Vc)UBSヴェルビエ・フェスティヴァル管
収録:2008年7月18日-8月3日ヴェルビエ・フェスティヴァル・ライヴ(ヴェルビ
エ、スイス)
スイスのリゾート地ヴェルビエで毎年夏に行われる「ヴェルビエ音楽祭」。
1993年に始まったこのイベントは、アルプスの山々に囲まれた美しい景色の中、
クラシック界の大物が集まり、若手の育成に力を注いだコンセプトに基づき、
多彩な演奏会を開いています。2008年の音楽祭の見所、聴き所満載の映像で楽
しむことができます。
冒頭のショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲は20世紀の室内楽曲を代表する名
曲。盟友ミッシャ・マイスキー、現代最高のヴィオラ奏者ユーリ・バシュメッ
ト、名手ジョシュア・ベル、ヘニング・クラッゲルードと共にアルゲリッチ節
が炸裂!また強靭タッチで難曲も軽々と弾きこなすルガンスキー。ドラマティ
ックな表現と音のコントラストが抜群なユジャ・ワンによるラ・ヴァルスなど
素晴らしい音楽祭の雰囲気が存分に楽しめるハイライトDVDになっています。
<naive>
OP 30478 \2280
ヴィヴァルディ(1678-1741):オーボエ協奏曲集
(1)RV447 ハ長調 (2)RV455 ヘ長調 (3)RV451 ハ長調 (4)RV463 イ短調
(5)RV457 ヘ長調 (6)RV453 ニ長調 (7)RV450 ハ長調
アルフレート・ベルナルディーニ(オーボエ、指揮) ゼフィーロ
録音:RV447, 451,457,450=2008年/RV455, 463, 453=1994年
ベルナルディーニのオーボエ・ソロによるヴィヴァルディのオーボエ協奏曲集。
どの曲も、切れ味鋭い超絶技巧の見せ場満載、それでいて情感たっぷり色彩豊
か。毎度ながら、ヴィヴァウルディの作品の面白さ、多様性に驚かされます。
17世紀中ごろにフランスで確立された楽器、オーボエ。ヴェネツィアでオーボ
エに関する記述が見られる最古の資料は1692年のものだといいます。当時比較
的新しい楽器だったオーボエをソロ楽器として抜擢、楽器のもつ可能性を限界
まで書きつくしたヴィヴァルディの才には、驚嘆するほかありません。
E 8925 \2280
『オルフェオの声』
第1部”Amor che deggio far”
(1)エドゥアルド・エグエス:シンフォニア-
ベネデット・フェッラーリ(1603-1681):私は金色の髪の乙女に恋をした
(2)フランチェスコ・ラージ(1574-1621):私のピュリス、愛しいピュリス
(3)トルカート・タッソ(1544-1595):愛は私に翼をあたえ
(4)シギスムント・ディンディア(1582-1629):
おおピュリスよ、お前にキスをしよう
(5)エグエス:パッサメッツォ
(6)、(7)カッチーニ(1546-1618):いと甘き溜め息、東の門より
第2部”Vedr? il mio sol”
(8)エグエス:シンフォニア (9)モンテヴェルディ:天のバラよ
(10)(11)(12)ラージ:私の心は幸せ、むごく非道な死、わが心をなぐさめよ
(13)モンテヴェルディ:歌劇「オルフェーオ」よりハープ・ソロ
(14)ディンディア:私の親愛なるリラよ (15)カッチーニ:私は太陽を見る
(16)(17)ラージ:一目見よ/私は何を見るのか
第3部”Vettene pur crudel”
(18)エグエス:シンフォニア (19)モンテヴェルディ:これは事実だった
(20)リヌッチーニ:私の心の病みが 昨ディンディア:夏の日が、他
エドゥアルド・エグエス(アーチリュート、リュート、テオルボ、バロック・
ギター&指揮)、フーリオ・ザナージ(Br)、ジューリオ・カサーティ(語り)
ラ・キメーラ【サビーナ・コロンナ=プレティ(Gamb、リローネ)、
マリーナ・ボネッティ(トリプル・ハープ)】
フランソワ・フェルナンデス(Vn)
録音:2009年1月
モンテヴェルディの『オルフェーオ』初演でタイトルロールを務めたとされて
いるラージの作品を中心とした、オルフェオの悲劇をめぐる音楽物語。鬼才エ
グエスが奏でるリュートは、神話の神々を虜にしたオルフェオの竪琴の音色を
連想させます。ザナージの歌声も知的で実に素晴らしく、二人が奏でるハーモ
ニーは、まるで神話の世界からオルフェオが現代によみがえったかのように響
きます。ラージの師であったカッチーニや、ラージと親交のあったモンテヴェ
ルディ、その他同時代の作曲家たちの作品が、オルフェオの物語、オルフェオ
の人間としての側面に光を当てた秀逸の1枚。
<Medici arts>
MM 037 \2080
ステレオ
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
オットー・クレンペラー(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958年4月17日ストックホルム・コンサートハウス(ライヴ・ステレオ)
モーツァルト:交響曲第29番イ長調KV 201
オットー・クレンペラー(指)
バイエルン放送交響楽団
録音:1956年4月15日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・モノラル)
かつてない驚異的な高音質でよみがえったことから、いまやmedici MASTERSの
大看板となりつつあるクレンペラーのライヴ録音。このたび登場する「エロイ
カ」は、1947年以来となるロイヤル・ストックホルム・フィルとのライヴ。巨
匠が心身ともに充実していた時期のものだけに、あざやかな対位法処理や雄渾
な造形の打ち出しといった、クレンペラー美学の真骨頂ともいえる演奏が期待
されるところです。なお、ライヴということもあり、スケルツォとフィナーレ
が速めのほかは、1959年10月のフィルハーモニアとのセッション録音と基本的
にテンポ設定は概ね同じとなっています。
カップリングのモーツァルトは、既出のブルックナーの第7交響曲(MM.030)と同
日におこなわれたもので、「エロイカ」同様に冷静かつバランスのとれたアプ
ローチが特徴といえるでしょう。リマスタリング担当はトニー・フォークナー。
MM 036 \2080
モノラル
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
レオン・フライシャー(P)
ハンス・ロスバウト(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1957年11月18日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
レオン・フライシャー(P)
オットー・クレンペラー(指)
ケルン放送交響楽団
グルック(ワーグナー編):歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲
オットー・クレンペラー(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1956年2月27日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)
WDRアーカイヴからの正規音源復刻。近年、奇跡の復活を遂げたヴィルトゥオー
ゾ・ピアニスト、フライシャー。巨匠クレンペラー、ロスバウトとの顔合わせ
も注目されるベートーヴェンのコンチェルトは、かれが焦点性失調症により右
手の自由を失う以前、そのキャリアの絶頂期に弾いたもので、真に衝撃かつ貴
重な内容といえるでしょう。師シュナーベルから薫陶を授けられたベートー
ヴェンは、優雅で知的なアプローチに、温かみと感覚美を備えた音色の魅力を
強く感じさせるものとなっています。
さらにフィルアップがまた超強力。ベートーヴェンの第4協奏曲と同日の録音
で、クレンペラー好きのあいだではつとに名高い、あの「アウリスのイフィゲ
ニア」序曲が聴けるのですからこれは見逃せません。セッション録音同様に、
スケール、迫力、美感のすべてにおいて、破格の演奏を聴かせてくれるものと
おもわれます。
MM 035 \2080
モノラル
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30
アルヴィン・バウアー(Vc)、パウル・シュレーアー(Va)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1959年9月7日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)
WDRアーカイヴからの正規音源復刻。メンデルスゾーンの「スコットランド」&
「宗教改革」(MM.014)に次ぐミトロプーロス第2弾は、かれが世を去る前年に行
なったシュトラウスの放送用スタジオ・ライヴ。録音の存在は知られていまし
たが、驚異的なクオリティでついにその全貌が明らかになりました。マーラー
のスペシャリストとして記憶されるミトロプーロスはシュトラウスも得意とし
ており、ここでの内容はその絢爛たる色彩感と力強い音楽運びでファンをとり
こにするのは必至とおもわれます。ちなみに当日のオール・シュトラウス・プ
ログラムでは、アストリッド・ヴァルナイの独唱で楽劇「エレクトラ」よりモ
ノローグも演奏されています。
CR 991093 \2300
ラフマニノフ:「アレコ」
エギルス・シリンズ(Br アレコ)
マリア・ガヴリーロワ(S ゼムフィーラ)
アレキサンドラ・ドゥルスネワ(Ms ジプシーの老婆)
アンドレイ・ドゥナエフ(T 若いジプシー)
ほか
ウラディーミル・フェドセーエフ(指)
モスクワ放送チャイコフスキー交響楽団
録音:2006年11月4日
「アレコ」は、ラフマニノフがモスクワ音楽院の卒業作品として作曲したもの
で、当時まだ19歳でした。原作はプーシキンの散文詩「ジプシー」。物語の舞
台は南ベッサラビア(現在のモルドバ共和国南部)。文明生活に飽き飽きした青
年アレコは、ジプシーの集団に身を投じ、ゼムフィーラを妻にした。しかし自
由を愛する彼女は、若いジプシーと浮気をしている。アレコはゼムフィーラの
愛を取り戻そうとするが、ついに嫉妬のあまり若いジプシーとゼムフィーラを
刺し殺してしまう。ゼムフィーラの父はアレコを追放し、アレコはすべてを失
ったことを嘆く。自由なジプシーに憧れながらも、旧態の社会観を捨てられな
いアレコの破滅を描いた物語です。
この録音は、先日の来日公演が大成功に終わったフェドセーエフとモスクワ放
送チャイコフスキー交響楽団による充実した演奏。チャイコフスキーも絶賛し
たという若きラフマニノフの豊かなロマンティシズムがフェドセーエフによっ
て見事に引き出されています。アレコを歌うエギルス・シリンズは、1961年リ
トアニアのリガ出身のバリトン。ウィーン、ベルリンなどドイツ語圏で幅広く
活躍しています。マリア・ガヴリーロワはロシアのソプラノ、暗くドラマティ
ックな声が魅力です。
<medici arts>
30 78388(DVD-Video) \3750
字幕:英独仏
ヤナーチェク:「利口な女狐の物語」
+ボーナス
ジェラール・モルティエ,アンドレ・エンゲル、
エレナ・ツァラゴワと共に巡るパリ・オペラ座のバックステージ
エレナ・ツァラゴワ(S女狐ビストロウシカ)
ユッカ・ラジライネン(Bs 森番)
ミシェル・ラグランジュ(S 森番の妻,フクロウ)
デイヴィッド・キューブラー(T 校長)
ローラント・ブラハト(Bs 牧師)
ポール・ゲイ(Bs-Br ハラシタ)
ハナ・エステル・ミヌティルロ(Ms 雄狐)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指)パリ・オペラ座管弦楽団
パリ・オペラ座アトリエ・リリク合唱団
オー=ド=セーヌ聖歌隊
パリ・オペラ座児童合唱団
演出:アンドレ・エンゲル
収録: 2008年10月23,29日,11月4日,パリ,バスティーユ劇場
近年たいへんに人気の高いヤナーチェクの「利口な女狐の物語」、その中でも
大きな話題になったパリ・オペラ座のプロダクションがDVDになりました。フラ
ンス人演出家アンドレ・エンゲルは、舞台をローカル線の小さな駅の近辺に据
えています。森番は捕まえた女狐に恋をしてしまい、そこから彼を取り巻く世
界が混乱し、村に棲む動物たちは外見を残しつつ擬人化され、動物の世界だか
人間の世界だか分からない不思議な世界になります。この独特な感覚と、素敵
なセンスの衣装、舞台を彩るフランスらしい鮮やかな色彩が、見事に一体化し
た見応えのある「女狐」です。モデルかと思うほどのロシア美人、ツァラゴワ
の女狐や、日本でもおなじみのラジライネンの風格ある森番など、歌手も非常
に充実しています。
特典映像では、舞台裏でのメイクの様子など、貴重な映像を収録。
30 78178(DVD-Video) \2900
ヴェルビエ・フェスティヴァル2008(ハイライト)
(1)ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏 ト短調Op.57-第1、2&3楽章
(2)ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調Op.47「クロイツェル」-第3楽章
(3)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D.810「死と乙女」-第2楽章
(4)ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」-第1楽章
(5)プロコフィエフ:
ピアノ組曲バレエ「ロメオとジュリエット」からの10の小品 Op.75より
モンターギュー家とキャピュレット家/ロメオとジュリエットの別れ
(6)ドホナーニ:ピアノ六重奏ハ長調Op.37-第4楽章
(7)ラヴェル:ラ・ヴァルス
(8)リムスキー・コルサコフ/シフラ編:熊蜂の飛行
(9)ブラームス:ピアノ四重奏ハ短調Op.60-第3楽章
(10)ブルッフ:コル・ニドライ
(1)マルタ・アルゲリッチ(P)、ジョシュア・ベル(Vn)、
ヘニング・クラッゲルード(Vn)、ユーリ・バシュメット(Va)、
ミッシャ・マイスキー(Vc)
(2)イリヤ・グリンゴルツ(Vn)、アレキサンダー・マッジャー(P)
(3)エベーヌ四重奏団【ピエール・コロンべ(Vn)、
ガブリエル・ル・マガドゥール(Vn)、マテュー・エルゾグ(Va)、
ラファエル・メルラン(Vc)】
(4)マンフレッド・ホーネック(指) UBSヴェルビエ・フェスティヴァル管
(5)ニコライ・ルガンスキー(P)
(6)ニコラ・アンゲリッシュ(P)ジュリアン・ラクリン(Vn)
レオナルト・エルシェンブロイヒ(Vc)ローレンス・パワー(Va)
マルティン・フロスト(Cl)ダヴィッド・ゲリエ(Hrn)
(7)(8)ユジャ・ワン(P)
(9)メナヘム・プレスラー(P)サルヴァトーレ・アッカルド(Vn)
アントワーヌ・タメスティ(Va) ゴーチェ・カプソン(Vc)
(10)ミッシャ・マイスキー(Vc)UBSヴェルビエ・フェスティヴァル管
収録:2008年7月18日-8月3日ヴェルビエ・フェスティヴァル・ライヴ(ヴェルビ
エ、スイス)
スイスのリゾート地ヴェルビエで毎年夏に行われる「ヴェルビエ音楽祭」。
1993年に始まったこのイベントは、アルプスの山々に囲まれた美しい景色の中、
クラシック界の大物が集まり、若手の育成に力を注いだコンセプトに基づき、
多彩な演奏会を開いています。2008年の音楽祭の見所、聴き所満載の映像で楽
しむことができます。
冒頭のショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲は20世紀の室内楽曲を代表する名
曲。盟友ミッシャ・マイスキー、現代最高のヴィオラ奏者ユーリ・バシュメッ
ト、名手ジョシュア・ベル、ヘニング・クラッゲルードと共にアルゲリッチ節
が炸裂!また強靭タッチで難曲も軽々と弾きこなすルガンスキー。ドラマティ
ックな表現と音のコントラストが抜群なユジャ・ワンによるラ・ヴァルスなど
素晴らしい音楽祭の雰囲気が存分に楽しめるハイライトDVDになっています。
<naive>
OP 30478 \2280
ヴィヴァルディ(1678-1741):オーボエ協奏曲集
(1)RV447 ハ長調 (2)RV455 ヘ長調 (3)RV451 ハ長調 (4)RV463 イ短調
(5)RV457 ヘ長調 (6)RV453 ニ長調 (7)RV450 ハ長調
アルフレート・ベルナルディーニ(オーボエ、指揮) ゼフィーロ
録音:RV447, 451,457,450=2008年/RV455, 463, 453=1994年
ベルナルディーニのオーボエ・ソロによるヴィヴァルディのオーボエ協奏曲集。
どの曲も、切れ味鋭い超絶技巧の見せ場満載、それでいて情感たっぷり色彩豊
か。毎度ながら、ヴィヴァウルディの作品の面白さ、多様性に驚かされます。
17世紀中ごろにフランスで確立された楽器、オーボエ。ヴェネツィアでオーボ
エに関する記述が見られる最古の資料は1692年のものだといいます。当時比較
的新しい楽器だったオーボエをソロ楽器として抜擢、楽器のもつ可能性を限界
まで書きつくしたヴィヴァルディの才には、驚嘆するほかありません。
E 8925 \2280
『オルフェオの声』
第1部”Amor che deggio far”
(1)エドゥアルド・エグエス:シンフォニア-
ベネデット・フェッラーリ(1603-1681):私は金色の髪の乙女に恋をした
(2)フランチェスコ・ラージ(1574-1621):私のピュリス、愛しいピュリス
(3)トルカート・タッソ(1544-1595):愛は私に翼をあたえ
(4)シギスムント・ディンディア(1582-1629):
おおピュリスよ、お前にキスをしよう
(5)エグエス:パッサメッツォ
(6)、(7)カッチーニ(1546-1618):いと甘き溜め息、東の門より
第2部”Vedr? il mio sol”
(8)エグエス:シンフォニア (9)モンテヴェルディ:天のバラよ
(10)(11)(12)ラージ:私の心は幸せ、むごく非道な死、わが心をなぐさめよ
(13)モンテヴェルディ:歌劇「オルフェーオ」よりハープ・ソロ
(14)ディンディア:私の親愛なるリラよ (15)カッチーニ:私は太陽を見る
(16)(17)ラージ:一目見よ/私は何を見るのか
第3部”Vettene pur crudel”
(18)エグエス:シンフォニア (19)モンテヴェルディ:これは事実だった
(20)リヌッチーニ:私の心の病みが 昨ディンディア:夏の日が、他
エドゥアルド・エグエス(アーチリュート、リュート、テオルボ、バロック・
ギター&指揮)、フーリオ・ザナージ(Br)、ジューリオ・カサーティ(語り)
ラ・キメーラ【サビーナ・コロンナ=プレティ(Gamb、リローネ)、
マリーナ・ボネッティ(トリプル・ハープ)】
フランソワ・フェルナンデス(Vn)
録音:2009年1月
モンテヴェルディの『オルフェーオ』初演でタイトルロールを務めたとされて
いるラージの作品を中心とした、オルフェオの悲劇をめぐる音楽物語。鬼才エ
グエスが奏でるリュートは、神話の神々を虜にしたオルフェオの竪琴の音色を
連想させます。ザナージの歌声も知的で実に素晴らしく、二人が奏でるハーモ
ニーは、まるで神話の世界からオルフェオが現代によみがえったかのように響
きます。ラージの師であったカッチーニや、ラージと親交のあったモンテヴェ
ルディ、その他同時代の作曲家たちの作品が、オルフェオの物語、オルフェオ
の人間としての側面に光を当てた秀逸の1枚。
<Medici arts>
MM 037 \2080
ステレオ
モノラル
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
オットー・クレンペラー(指)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1958年4月17日ストックホルム・コンサートハウス(ライヴ・ステレオ)
モーツァルト:交響曲第29番イ長調KV 201
オットー・クレンペラー(指)
バイエルン放送交響楽団
録音:1956年4月15日ミュンヘン、ヘルクレスザール(ライヴ・モノラル)
かつてない驚異的な高音質でよみがえったことから、いまやmedici MASTERSの
大看板となりつつあるクレンペラーのライヴ録音。このたび登場する「エロイ
カ」は、1947年以来となるロイヤル・ストックホルム・フィルとのライヴ。巨
匠が心身ともに充実していた時期のものだけに、あざやかな対位法処理や雄渾
な造形の打ち出しといった、クレンペラー美学の真骨頂ともいえる演奏が期待
されるところです。なお、ライヴということもあり、スケルツォとフィナーレ
が速めのほかは、1959年10月のフィルハーモニアとのセッション録音と基本的
にテンポ設定は概ね同じとなっています。
カップリングのモーツァルトは、既出のブルックナーの第7交響曲(MM.030)と同
日におこなわれたもので、「エロイカ」同様に冷静かつバランスのとれたアプ
ローチが特徴といえるでしょう。リマスタリング担当はトニー・フォークナー。
MM 036 \2080
モノラル
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19
レオン・フライシャー(P)
ハンス・ロスバウト(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1957年11月18日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
レオン・フライシャー(P)
オットー・クレンペラー(指)
ケルン放送交響楽団
グルック(ワーグナー編):歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲
オットー・クレンペラー(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1956年2月27日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)
WDRアーカイヴからの正規音源復刻。近年、奇跡の復活を遂げたヴィルトゥオー
ゾ・ピアニスト、フライシャー。巨匠クレンペラー、ロスバウトとの顔合わせ
も注目されるベートーヴェンのコンチェルトは、かれが焦点性失調症により右
手の自由を失う以前、そのキャリアの絶頂期に弾いたもので、真に衝撃かつ貴
重な内容といえるでしょう。師シュナーベルから薫陶を授けられたベートー
ヴェンは、優雅で知的なアプローチに、温かみと感覚美を備えた音色の魅力を
強く感じさせるものとなっています。
さらにフィルアップがまた超強力。ベートーヴェンの第4協奏曲と同日の録音
で、クレンペラー好きのあいだではつとに名高い、あの「アウリスのイフィゲ
ニア」序曲が聴けるのですからこれは見逃せません。セッション録音同様に、
スケール、迫力、美感のすべてにおいて、破格の演奏を聴かせてくれるものと
おもわれます。
MM 035 \2080
モノラル
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」Op.35
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30
アルヴィン・バウアー(Vc)、パウル・シュレーアー(Va)
ディミトリ・ミトロプーロス(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1959年9月7日ケルン、WDRフンクハウス、第1ホール(モノラル)
WDRアーカイヴからの正規音源復刻。メンデルスゾーンの「スコットランド」&
「宗教改革」(MM.014)に次ぐミトロプーロス第2弾は、かれが世を去る前年に行
なったシュトラウスの放送用スタジオ・ライヴ。録音の存在は知られていまし
たが、驚異的なクオリティでついにその全貌が明らかになりました。マーラー
のスペシャリストとして記憶されるミトロプーロスはシュトラウスも得意とし
ており、ここでの内容はその絢爛たる色彩感と力強い音楽運びでファンをとり
こにするのは必至とおもわれます。ちなみに当日のオール・シュトラウス・プ
ログラムでは、アストリッド・ヴァルナイの独唱で楽劇「エレクトラ」よりモ
ノローグも演奏されています。