<SUPRAPHON>
SU 3922 \1780
(1)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
(2)ハース:弦楽四重奏曲第1番嬰ハ短調Op.3(1920)
(3)同:弦楽四重奏曲第3番Op.35(1938)
パヴェル・ハース四重奏団
録音:2007年6月1-2、29-30日&7月30日プラハ
2004年5月の「プラハの春」国際コンクール、同年6月のパオロ・ボルチアー
ニ・コンクール(世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつ)での相次ぐ優勝、
デビュー盤ヤナーチェクとハースの第2番(SU.3877)がBBC Music Magazineで
2007年の新人賞を獲得するなど注目を集める大器パヴェル・ハース・カルテッ
ト。アルバム第2弾は前作に引き続き、団体名の由来となった看板ハースの作
品と、その師ヤナーチェクの第1番という内容です。
アウシュヴィッツで最期を迎えたハースの2曲。第1番はまだブルノ音楽院の
学生だった1920年の作。幻想曲の様式で、演奏時間13分ほど単一のソナタ楽
章に特徴があります。そして、全3楽章のフィナーレが主題と変奏の形をと
る第3番は、創作活動のピークにあたる1938年に書かれたもの。悲劇的な音
楽が急速に台頭してきたナチの脅威という時代の空気を反映しています。
そして、このたび2曲揃って完結篇となるヤナーチェクの「クロイツェル・ソ
ナタ」。わずか九日間で一気に書き上げられた傑作は、ドロドロとしたエロ
チシズム漂う内容が若き情熱で溢れるいまの彼らにぴったりです。
SU 3924 4枚組 \5950
「バルトーク:ヴァイオリン作品全集 / ジェルトレル」
[CD 1]
(1)2つのラプソディSz.87、90
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112
(1)ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブルノ・フィルハーモニックO.
(2)カレル・アンチェル(指)チェコ・フィルハーモニックO.
[CD 2]
(1)44のデュオSz.98
(2)無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117
(1)ヨゼフ・スーク(Vn)
[CD 3]
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz.76
(3)コントラスツSz.111
(1)(2)(3)ディアネ・アンデルセン(P)(3)ミラン・エトリーク(Cl)
[CD 4]
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番Sz.36
(2)ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 遺作(1903)
(3)ジェルトレル編:トランシルヴァニアの民俗主題によるソナチネSz.55
(4)ジェルトレル編:ハンガリー民謡Sz.42
(1)ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブルノ・フィルハーモニックO.
(2)(3)(4)ディアネ・アンデルセン(P)
以上すべてアンドレ・ジェルトレル(Vn)
録音:1962-65年プラハ&ブルノ
ついに出ました!マリピエロ&カゼッラの協奏曲(SU.3904)に次ぐ、ジェルト
レル生誕100周年記念リリースは代表的録音バルトーク。じっさいに作品の多
くを初演し、1925年から38年にわたりコンサートで作曲者との共演を重ねた
ジェルトレルはバルトークのエキスパートとしてあまりに有名です。新マス
タリングで音質も極上となって不滅の名盤がよみがえります。
<CASCAVELLE>
VEL 3114 \1680
オルフ:カルミナ・ブラーナ(2台ピアノ&パーカッション版)
ブリジット・フルニエ(S)ペーテル・ジグリスト(T)
ミシェル・ブロダール(Br)
カメダ・マユミ&ジャン=ジャック・バレ(P)
ベルナール・エリティエ(指)
ジュネーヴ・パーカッション・アンサンブル
ノヴァンティクァ・ド・シオンCho.
スコラ・デ・プティ・シャントゥール・ド・シオン
録音:1990年
オルフ最大の傑作で、映画やTVでも多用されいまやすっかりポピュラーにな
った「カルミナ・ブラーナ」。ここでは作曲者自身の編曲版による演奏。ク
ロマータ・アンサンブル盤(BIS.734)でも知られるように、打楽器の迫力が
強調されオケ版にも負けないパワーに、原色のひびきともいえる味わいがま
た新たな魅力です。ミドル・プライス再発(旧品番VEL.1009)。
VEL 3115 5枚組 \3050
シューベルト:弦楽四重奏曲全集
シネ・ノミネ四重奏団
CASCAVELLEのみならず、Clavesにも数多くの録音があるスイスの名門シネ・
ノミネ四重奏団。彼らの代表的録音シューベルト全集が、これまでのフルプ
ライス分売(VEL.1041-1045)からスリムボックス仕様のセットになって、価
格も3分の1以下とお得になりました。親しい仲間との団欒のために作曲され
たものに始まり、第8番以降の高度な書法による作品まで、歌ごころあふれる
シネ・ノミネの演奏はいまなお新鮮です。
<TDK>
TDKAD 024 \2450
モーツァルト:交響曲第31番ニ長調K. 297パリ」
ハイドン:
交響曲第83番ト短調Hob.I-83「雌鶏」、交響曲第86番ニ長調Hob.I-86
(アンコール/モーツァルト:交響曲第31番ニ長調K. 297「パリ」第2楽章
2nd ver.)
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2007年6月29日 東京・浜離宮朝日ホール(ライヴ)
音声収録編集:櫻井卓
今年で6年目を迎えたオーケストラ・リベラ・クラシカの第18回演奏会より、
ハイドンの「パリ交響曲」から2曲を、モーツァルトの「パリ」とともに収録
しています。
完成度が高くアイデア満載の「パリ交響曲」を、長年培ったOLCのサウンドが
最良のかたちで表現された演奏です。またパリの大きなオーケストラでの演
奏のため書かれたかなりの規模をもった交響曲「パリ」では、新メンバー4人
も加わり当時の熱狂した聴衆を追体験するような、エネルギーに満ちた演奏
を聴かせています。この作品の第2楽章には、依頼人の要望で書き換えた別バ
ージョンがあり、アンコールとしてこの録音に収録されています。
<audite>
AU 95584 \2280
ハイドン:
(1)交響曲第44番ホ短調Hob.I-44「悲しみ」
(2)交響曲第98番変ロ長調Hob.I-98
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ケルン放送SO.
録音:(1)1953年(2)1952年ケルン(ライヴ)
J.S.バッハからB.A.ツィンマーマンまで広範なレパートリーを誇った名指揮
者フリッチャイ。1947年ザルツブルク音楽祭でクレンペラーに代わり、アイ
ネムのオペラ「ダントンの死」初演を成功させたエピソードは有名で、同時
代作品のエキスパートとして注目されました。師バルトークとコダーイや、
ストラヴィンスキーの音楽を広めたのも大きな功績です。1950年代初めケル
ン放送響にひんぱんに登場した彼は、シンフォニー・コンサートで、また録
音目的で同時代の作曲家の作品を取り上げていますが、そのなかにはハイド
ンも含まれていました。
このたびauditeのフリッチャイ・シリーズに登場する内容はすべて初出。快
速なテンポとクリアな響き、引き締まったフォルムの美しさが、この頃のフ
リッチャイのスタイルをよく伝えています。“簡潔ゆえにかえって演奏がむ
ずかしい”といわれるハイドン。当時のコンサート・プログラムではどちら
かといえば無視されていたハイドンに着目しているのもフリッチャイの見識
の高さを示しています。WDRアーカイヴからの復刻で音質もたいへん良好。
<Profil>
PH 04066 \2180
ショパン:ワルツ集
第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」/ 第2番変イ長調Op.34-1「華麗な
る円舞曲」/ 第3番イ短調Op.34-2「華麗なる円舞曲」/ 第4番ヘ長調Op.34-3
「華麗なる円舞曲」/ 第5番変イ長調Op.42 / 第6番変ニ長調Op.64-1「小犬」
/ 第7番嬰ハ短調Op.64-2 / 第8番変イ長調Op.64-3 / 第9番変イ長調Op.69-1
「別れ」/ 第10番ロ短調Op.69-2 / 第11番変ト長調Op.70-1 / 第12番ヘ短調
Op.70-2 / 第13番変ニ長調Op.70-3 / 第14番ホ短調 / 第16番変イ長調 /
第15番ホ長調 / 第19番イ短調 / 第18番変ホ長調 / 第17番変ホ長調 /
第2番変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」[初稿]
エフゲニー・ムルスキー(P)
PH 04069 2枚組 \4360
ショパン:ポロネーズ集
第1番嬰ハ短調Op.26-1 / 第2番変ホ短調Op.26-2 / 第3番イ長調Op.40-1
「軍隊」/ 第4番ハ短調Op.40-2 / 第5番嬰ヘ短調Op.44 / 第6番変イ長調
Op.53「英雄」/ 第7番変イ長調Op.61「幻想」/ 第8番ニ短調Op.71-1 /
第9番変ロ長調Op.71-2 / 第10番ヘ短調Op.71-3 / ト短調 / 変ロ長調 /
変イ長調 / 嬰ト短調 / 変ロ短調 / 変ト長調 / アンダンテ・スピアナート
と華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
エフゲニー・ムルスキー(P)
2010年のアニヴァーサリーに向けてProfilで進行中のムルスキーによるショ
パン・シリーズ。ムルスキーは1975年ウズベキスタンのタシケント生まれ。
ガヴリーロフやリュビーモフ、シチェルバコフを教えた名教師レフ・ナウモ
フに師事、コブリンとは同門にあたります。1994年ロンドン国際ピアノ・コ
ンクール第1位。そして、過去6年間に2000年にオスロで開かれた権威あるグ
リーグのコンクールほか、2001年にはブレーメン・ピアノ・コンクール、
2002年にナポリ・デンツァ・ピアノ・コンクールと幅広く賞を獲得していま
す。第1弾のバラード集(PH.04065)もそうでしたが、抜群のテクニックであ
ざやかに聴かせます。
PH 07071 \2180
「バッハ・リフレクションズ」
(1)J.S.バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV.830
(2)同:平均律クラヴィーア曲集第2巻より前奏曲とフーガ第22番変ロ短調
BWV.891
(3)ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87より第24番ニ短調
(4)リスト:バッハの主題による変奏曲
デイヴィッド・テオドール・シュミット(P)
1982年エルランゲン生まれの気鋭シュミットによるアルバムは、この若さで
彼自身が人生の一部と語るバッハと、その影響を受けた後世の作曲家たちの
ピアノ曲を収めています。幼少より慣れ親しんだバッハでの共感に満ちた演
奏からは、未来の大器を予感させます。
<KII>
KDC 5030/31(SACD-Hybrid) 2枚組 \5400
日本語解説・訳詞付
BIS
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232
キャロリン・サンプソン、レイチェル・ニコルズ(Sop)、
ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ (Bs)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
4909346 001350
SACDハイブリッド盤。バッハ演奏で世界の注目を集めるBCJが、四大宗教曲の
最後にして最高峰「ロ短調ミサ」を遂に録音しました。バッハ生涯の総決算
として、あらゆる創作技法と驚くべきエネルギーが凝縮された難曲を、精鋭
18名の合唱がBCJならではの見事なハーモニーで歌い上げます。サンプソンは
じめ世界屈指のソリストと器楽陣による、厳しいまでに純化されたロ短調ミ
サに感動させられます。
KDC 5027 \2580
日本語解説書付
harmonia mundi France
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61
ヴァイオリンソナタ第9番イ長調 作品47「クロイツェル」
イザベル・ファウスト(Vn)、
アレクサンドル・メルニコフ(P)
イルジー・ビェロフラーベク(指)
プラハ・フィル
今年11月の来日公演が大いに期待されるイザベル・ファウスト。若い世代で
もっとも注目される彼女が、ベートーヴェンのヴァイオリン2大傑作に挑戦し
ました。その格調の高さ、スケールの大きさ、音楽性の深さいずれも女王の
風格。「クロイツェル・ソナタ」ではメルニコフがピアノパートを担当。火
花が飛び散るようなやりとりを楽しめます。
KDC 5028(SACD-Hybrid) \2650
日本語解説書付
BIS
ロドリーゴ:パストラール協奏曲
イベール:フルート協奏曲
ボルヌ:カルメン幻想曲
シャロン・ベザリー(Fl)、
ジョン・ネシリング(指)サンパウロ交響楽団
フルートの美神ベザリーが近代の難曲として知られるロドリーゴとイベール
に挑戦しました。サンパウロ交響楽団が南米ならではのラテン的情熱を込め
たバックを務めているのも魅力。鮮烈さと生命力にあふれています。
KDC 5029 \2580
日本語解説書付
harmonia mundi France
クープラン:
神秘的なバリケード/ティク・トク・ショック/クープラン/信心女たち/
さまよう亡霊たち/編み物をする女たち/シテール島の鐘/居酒屋のミュ
ゼット/葦/アタラント/パッサカリア/プラチナ色の髪のミューズ/奇術
/闘いの響き/子守歌/空想にふける女/ロジヴィエール/双生児/かわい
い子供/デュフリ
アレクサンドル・タロー(P)
490ロココ調チェンバロ芸術の魅力の頂点に位置するクープラン。これをタロ
ーがピアノで手掛けると、まるでラヴェルのような極彩色になるから驚き。
タッチはあくまで繊細にして透明ながら、強い意志に満ちた硬派演奏です。
タロー恐るべし。
<harmonia mundi>
HMC 901975 \2450
ヴィヴァルディ:協奏曲集
(1)弦楽合奏のための協奏曲RV 156ト短調
(2)二つのオーボエのための協奏曲RV 535ニ短調
(3)「調和の霊感」op.3より第12番RV 265ホ長調
(4)2つのチェロのための協奏曲RV.531ト短調
(5)2つのヴァイオリンのための協奏曲RV.522イ短調
(6)ヴァイオリン、2本の狩猟用ホルン、2本のオーボエとファゴットのため
の協奏曲 RV 574ヘ長調
ベルリン古楽アカデミー
好評だった「ハンブルク・オペラの序曲集(HMC 901852)」に引き続きベルリ
ン古楽アカデミーがお届けするのは、「赤毛の司祭」ヴィヴァルディの協奏
曲集。ヴィヴァルディは、様々な楽器がソロとして活躍する協奏曲を書いた
ことで、音楽史上に大きな足跡を残していますが、そんな彼の手によるとり
わけ華やかな作品ばかりが並べられたこのディスクでは、様々な楽器のヴィ
ルトゥオーゾ性が光っています。二重協奏曲は、二人のソリストを擁するコ
ンチェルト二人のソリストのかけあいや重奏、オーケストラとのかけあいと、
見どころ聴きどころ満載です。
<FM東京>
TFMC 0021/22 2枚組 \4750
ステレオ
正規盤初出
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ラヴェル:夜のガスパール
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)
録音:1973年10月29日東京文化会館(ライヴ)
巨匠ミケランジェリといえば大変なキャンセル魔ですが、この録音も当初予
定していたリサイタルをキャンセルされ、かろうじて録音が許されたのがこ
の日のリサイタル。しかし録音していみるとFM東京の録音陣を気に入った様
子で当時のプロデューサー東条碩夫(現音楽ジャーナリスト)氏の談話による
とかなり協力的で大変満足なものであったようです。NHKにはリサイタルの録
音は既に残っていないので日本における唯一のオリジナルテープが現存する
リサイタル録音がこれと申せましょう。その貴重な音源を復刻するにあたっ
てはアナログからデジタルへの変換に通常以上に時間をかけキングスタジオ
に残るこれも日本で唯一の現役稼動しているテレフンケンのオープンリール
再生機で丁寧にオリジナルのアナログテープをトランスファーいたしました。
SU 3922 \1780
(1)ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
(2)ハース:弦楽四重奏曲第1番嬰ハ短調Op.3(1920)
(3)同:弦楽四重奏曲第3番Op.35(1938)
パヴェル・ハース四重奏団
録音:2007年6月1-2、29-30日&7月30日プラハ
2004年5月の「プラハの春」国際コンクール、同年6月のパオロ・ボルチアー
ニ・コンクール(世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつ)での相次ぐ優勝、
デビュー盤ヤナーチェクとハースの第2番(SU.3877)がBBC Music Magazineで
2007年の新人賞を獲得するなど注目を集める大器パヴェル・ハース・カルテッ
ト。アルバム第2弾は前作に引き続き、団体名の由来となった看板ハースの作
品と、その師ヤナーチェクの第1番という内容です。
アウシュヴィッツで最期を迎えたハースの2曲。第1番はまだブルノ音楽院の
学生だった1920年の作。幻想曲の様式で、演奏時間13分ほど単一のソナタ楽
章に特徴があります。そして、全3楽章のフィナーレが主題と変奏の形をと
る第3番は、創作活動のピークにあたる1938年に書かれたもの。悲劇的な音
楽が急速に台頭してきたナチの脅威という時代の空気を反映しています。
そして、このたび2曲揃って完結篇となるヤナーチェクの「クロイツェル・ソ
ナタ」。わずか九日間で一気に書き上げられた傑作は、ドロドロとしたエロ
チシズム漂う内容が若き情熱で溢れるいまの彼らにぴったりです。
SU 3924 4枚組 \5950
「バルトーク:ヴァイオリン作品全集 / ジェルトレル」
[CD 1]
(1)2つのラプソディSz.87、90
(2)ヴァイオリン協奏曲第2番Sz.112
(1)ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブルノ・フィルハーモニックO.
(2)カレル・アンチェル(指)チェコ・フィルハーモニックO.
[CD 2]
(1)44のデュオSz.98
(2)無伴奏ヴァイオリン・ソナタSz.117
(1)ヨゼフ・スーク(Vn)
[CD 3]
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番Sz.76
(3)コントラスツSz.111
(1)(2)(3)ディアネ・アンデルセン(P)(3)ミラン・エトリーク(Cl)
[CD 4]
(1)ヴァイオリン協奏曲第1番Sz.36
(2)ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 遺作(1903)
(3)ジェルトレル編:トランシルヴァニアの民俗主題によるソナチネSz.55
(4)ジェルトレル編:ハンガリー民謡Sz.42
(1)ヤーノシュ・フェレンチク(指)ブルノ・フィルハーモニックO.
(2)(3)(4)ディアネ・アンデルセン(P)
以上すべてアンドレ・ジェルトレル(Vn)
録音:1962-65年プラハ&ブルノ
ついに出ました!マリピエロ&カゼッラの協奏曲(SU.3904)に次ぐ、ジェルト
レル生誕100周年記念リリースは代表的録音バルトーク。じっさいに作品の多
くを初演し、1925年から38年にわたりコンサートで作曲者との共演を重ねた
ジェルトレルはバルトークのエキスパートとしてあまりに有名です。新マス
タリングで音質も極上となって不滅の名盤がよみがえります。
<CASCAVELLE>
VEL 3114 \1680
オルフ:カルミナ・ブラーナ(2台ピアノ&パーカッション版)
ブリジット・フルニエ(S)ペーテル・ジグリスト(T)
ミシェル・ブロダール(Br)
カメダ・マユミ&ジャン=ジャック・バレ(P)
ベルナール・エリティエ(指)
ジュネーヴ・パーカッション・アンサンブル
ノヴァンティクァ・ド・シオンCho.
スコラ・デ・プティ・シャントゥール・ド・シオン
録音:1990年
オルフ最大の傑作で、映画やTVでも多用されいまやすっかりポピュラーにな
った「カルミナ・ブラーナ」。ここでは作曲者自身の編曲版による演奏。ク
ロマータ・アンサンブル盤(BIS.734)でも知られるように、打楽器の迫力が
強調されオケ版にも負けないパワーに、原色のひびきともいえる味わいがま
た新たな魅力です。ミドル・プライス再発(旧品番VEL.1009)。
VEL 3115 5枚組 \3050
シューベルト:弦楽四重奏曲全集
シネ・ノミネ四重奏団
CASCAVELLEのみならず、Clavesにも数多くの録音があるスイスの名門シネ・
ノミネ四重奏団。彼らの代表的録音シューベルト全集が、これまでのフルプ
ライス分売(VEL.1041-1045)からスリムボックス仕様のセットになって、価
格も3分の1以下とお得になりました。親しい仲間との団欒のために作曲され
たものに始まり、第8番以降の高度な書法による作品まで、歌ごころあふれる
シネ・ノミネの演奏はいまなお新鮮です。
<TDK>
TDKAD 024 \2450
モーツァルト:交響曲第31番ニ長調K. 297パリ」
ハイドン:
交響曲第83番ト短調Hob.I-83「雌鶏」、交響曲第86番ニ長調Hob.I-86
(アンコール/モーツァルト:交響曲第31番ニ長調K. 297「パリ」第2楽章
2nd ver.)
鈴木秀美(指)
オーケストラ・リベラ・クラシカ
録音:2007年6月29日 東京・浜離宮朝日ホール(ライヴ)
音声収録編集:櫻井卓
今年で6年目を迎えたオーケストラ・リベラ・クラシカの第18回演奏会より、
ハイドンの「パリ交響曲」から2曲を、モーツァルトの「パリ」とともに収録
しています。
完成度が高くアイデア満載の「パリ交響曲」を、長年培ったOLCのサウンドが
最良のかたちで表現された演奏です。またパリの大きなオーケストラでの演
奏のため書かれたかなりの規模をもった交響曲「パリ」では、新メンバー4人
も加わり当時の熱狂した聴衆を追体験するような、エネルギーに満ちた演奏
を聴かせています。この作品の第2楽章には、依頼人の要望で書き換えた別バ
ージョンがあり、アンコールとしてこの録音に収録されています。
<audite>
AU 95584 \2280
ハイドン:
(1)交響曲第44番ホ短調Hob.I-44「悲しみ」
(2)交響曲第98番変ロ長調Hob.I-98
フェレンツ・フリッチャイ(指)
ケルン放送SO.
録音:(1)1953年(2)1952年ケルン(ライヴ)
J.S.バッハからB.A.ツィンマーマンまで広範なレパートリーを誇った名指揮
者フリッチャイ。1947年ザルツブルク音楽祭でクレンペラーに代わり、アイ
ネムのオペラ「ダントンの死」初演を成功させたエピソードは有名で、同時
代作品のエキスパートとして注目されました。師バルトークとコダーイや、
ストラヴィンスキーの音楽を広めたのも大きな功績です。1950年代初めケル
ン放送響にひんぱんに登場した彼は、シンフォニー・コンサートで、また録
音目的で同時代の作曲家の作品を取り上げていますが、そのなかにはハイド
ンも含まれていました。
このたびauditeのフリッチャイ・シリーズに登場する内容はすべて初出。快
速なテンポとクリアな響き、引き締まったフォルムの美しさが、この頃のフ
リッチャイのスタイルをよく伝えています。“簡潔ゆえにかえって演奏がむ
ずかしい”といわれるハイドン。当時のコンサート・プログラムではどちら
かといえば無視されていたハイドンに着目しているのもフリッチャイの見識
の高さを示しています。WDRアーカイヴからの復刻で音質もたいへん良好。
<Profil>
PH 04066 \2180
ショパン:ワルツ集
第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」/ 第2番変イ長調Op.34-1「華麗な
る円舞曲」/ 第3番イ短調Op.34-2「華麗なる円舞曲」/ 第4番ヘ長調Op.34-3
「華麗なる円舞曲」/ 第5番変イ長調Op.42 / 第6番変ニ長調Op.64-1「小犬」
/ 第7番嬰ハ短調Op.64-2 / 第8番変イ長調Op.64-3 / 第9番変イ長調Op.69-1
「別れ」/ 第10番ロ短調Op.69-2 / 第11番変ト長調Op.70-1 / 第12番ヘ短調
Op.70-2 / 第13番変ニ長調Op.70-3 / 第14番ホ短調 / 第16番変イ長調 /
第15番ホ長調 / 第19番イ短調 / 第18番変ホ長調 / 第17番変ホ長調 /
第2番変イ長調Op.34-1「華麗なる円舞曲」[初稿]
エフゲニー・ムルスキー(P)
PH 04069 2枚組 \4360
ショパン:ポロネーズ集
第1番嬰ハ短調Op.26-1 / 第2番変ホ短調Op.26-2 / 第3番イ長調Op.40-1
「軍隊」/ 第4番ハ短調Op.40-2 / 第5番嬰ヘ短調Op.44 / 第6番変イ長調
Op.53「英雄」/ 第7番変イ長調Op.61「幻想」/ 第8番ニ短調Op.71-1 /
第9番変ロ長調Op.71-2 / 第10番ヘ短調Op.71-3 / ト短調 / 変ロ長調 /
変イ長調 / 嬰ト短調 / 変ロ短調 / 変ト長調 / アンダンテ・スピアナート
と華麗なる大ポロネーズ変ホ長調Op.22
エフゲニー・ムルスキー(P)
2010年のアニヴァーサリーに向けてProfilで進行中のムルスキーによるショ
パン・シリーズ。ムルスキーは1975年ウズベキスタンのタシケント生まれ。
ガヴリーロフやリュビーモフ、シチェルバコフを教えた名教師レフ・ナウモ
フに師事、コブリンとは同門にあたります。1994年ロンドン国際ピアノ・コ
ンクール第1位。そして、過去6年間に2000年にオスロで開かれた権威あるグ
リーグのコンクールほか、2001年にはブレーメン・ピアノ・コンクール、
2002年にナポリ・デンツァ・ピアノ・コンクールと幅広く賞を獲得していま
す。第1弾のバラード集(PH.04065)もそうでしたが、抜群のテクニックであ
ざやかに聴かせます。
PH 07071 \2180
「バッハ・リフレクションズ」
(1)J.S.バッハ:パルティータ第6番ホ短調BWV.830
(2)同:平均律クラヴィーア曲集第2巻より前奏曲とフーガ第22番変ロ短調
BWV.891
(3)ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87より第24番ニ短調
(4)リスト:バッハの主題による変奏曲
デイヴィッド・テオドール・シュミット(P)
1982年エルランゲン生まれの気鋭シュミットによるアルバムは、この若さで
彼自身が人生の一部と語るバッハと、その影響を受けた後世の作曲家たちの
ピアノ曲を収めています。幼少より慣れ親しんだバッハでの共感に満ちた演
奏からは、未来の大器を予感させます。
<KII>
KDC 5030/31(SACD-Hybrid) 2枚組 \5400
日本語解説・訳詞付
BIS
J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調 BWV232
キャロリン・サンプソン、レイチェル・ニコルズ(Sop)、
ロビン・ブレイズ(A)、
ゲルト・テュルク(Ten)、ペーター・コーイ (Bs)、
鈴木雅明(指)バッハ・コレギウム・ジャパン
4909346 001350
SACDハイブリッド盤。バッハ演奏で世界の注目を集めるBCJが、四大宗教曲の
最後にして最高峰「ロ短調ミサ」を遂に録音しました。バッハ生涯の総決算
として、あらゆる創作技法と驚くべきエネルギーが凝縮された難曲を、精鋭
18名の合唱がBCJならではの見事なハーモニーで歌い上げます。サンプソンは
じめ世界屈指のソリストと器楽陣による、厳しいまでに純化されたロ短調ミ
サに感動させられます。
KDC 5027 \2580
日本語解説書付
harmonia mundi France
ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品61
ヴァイオリンソナタ第9番イ長調 作品47「クロイツェル」
イザベル・ファウスト(Vn)、
アレクサンドル・メルニコフ(P)
イルジー・ビェロフラーベク(指)
プラハ・フィル
今年11月の来日公演が大いに期待されるイザベル・ファウスト。若い世代で
もっとも注目される彼女が、ベートーヴェンのヴァイオリン2大傑作に挑戦し
ました。その格調の高さ、スケールの大きさ、音楽性の深さいずれも女王の
風格。「クロイツェル・ソナタ」ではメルニコフがピアノパートを担当。火
花が飛び散るようなやりとりを楽しめます。
KDC 5028(SACD-Hybrid) \2650
日本語解説書付
BIS
ロドリーゴ:パストラール協奏曲
イベール:フルート協奏曲
ボルヌ:カルメン幻想曲
シャロン・ベザリー(Fl)、
ジョン・ネシリング(指)サンパウロ交響楽団
フルートの美神ベザリーが近代の難曲として知られるロドリーゴとイベール
に挑戦しました。サンパウロ交響楽団が南米ならではのラテン的情熱を込め
たバックを務めているのも魅力。鮮烈さと生命力にあふれています。
KDC 5029 \2580
日本語解説書付
harmonia mundi France
クープラン:
神秘的なバリケード/ティク・トク・ショック/クープラン/信心女たち/
さまよう亡霊たち/編み物をする女たち/シテール島の鐘/居酒屋のミュ
ゼット/葦/アタラント/パッサカリア/プラチナ色の髪のミューズ/奇術
/闘いの響き/子守歌/空想にふける女/ロジヴィエール/双生児/かわい
い子供/デュフリ
アレクサンドル・タロー(P)
490ロココ調チェンバロ芸術の魅力の頂点に位置するクープラン。これをタロ
ーがピアノで手掛けると、まるでラヴェルのような極彩色になるから驚き。
タッチはあくまで繊細にして透明ながら、強い意志に満ちた硬派演奏です。
タロー恐るべし。
<harmonia mundi>
HMC 901975 \2450
ヴィヴァルディ:協奏曲集
(1)弦楽合奏のための協奏曲RV 156ト短調
(2)二つのオーボエのための協奏曲RV 535ニ短調
(3)「調和の霊感」op.3より第12番RV 265ホ長調
(4)2つのチェロのための協奏曲RV.531ト短調
(5)2つのヴァイオリンのための協奏曲RV.522イ短調
(6)ヴァイオリン、2本の狩猟用ホルン、2本のオーボエとファゴットのため
の協奏曲 RV 574ヘ長調
ベルリン古楽アカデミー
好評だった「ハンブルク・オペラの序曲集(HMC 901852)」に引き続きベルリ
ン古楽アカデミーがお届けするのは、「赤毛の司祭」ヴィヴァルディの協奏
曲集。ヴィヴァルディは、様々な楽器がソロとして活躍する協奏曲を書いた
ことで、音楽史上に大きな足跡を残していますが、そんな彼の手によるとり
わけ華やかな作品ばかりが並べられたこのディスクでは、様々な楽器のヴィ
ルトゥオーゾ性が光っています。二重協奏曲は、二人のソリストを擁するコ
ンチェルト二人のソリストのかけあいや重奏、オーケストラとのかけあいと、
見どころ聴きどころ満載です。
<FM東京>
TFMC 0021/22 2枚組 \4750
ステレオ
正規盤初出
シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化
ショパン:ピアノ・ソナタ第2番
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ラヴェル:夜のガスパール
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(P)
録音:1973年10月29日東京文化会館(ライヴ)
巨匠ミケランジェリといえば大変なキャンセル魔ですが、この録音も当初予
定していたリサイタルをキャンセルされ、かろうじて録音が許されたのがこ
の日のリサイタル。しかし録音していみるとFM東京の録音陣を気に入った様
子で当時のプロデューサー東条碩夫(現音楽ジャーナリスト)氏の談話による
とかなり協力的で大変満足なものであったようです。NHKにはリサイタルの録
音は既に残っていないので日本における唯一のオリジナルテープが現存する
リサイタル録音がこれと申せましょう。その貴重な音源を復刻するにあたっ
てはアナログからデジタルへの変換に通常以上に時間をかけキングスタジオ
に残るこれも日本で唯一の現役稼動しているテレフンケンのオープンリール
再生機で丁寧にオリジナルのアナログテープをトランスファーいたしました。