知床二日目はアクティビティ(活動)を楽しみました。
3月8日(金)
【午前:知床五湖スノーシューハイク】
GPS軌跡(クリックで拡大されます。)
☆知床五湖スノーシューツアー(ガイドツアー)に参加し、
凍結した五湖を散策しました。
五湖へ向かう途中、車から写した流氷
知床五湖入口
ガイドさんに付いて参加者7名でスノーシューハイクへ出発。
このエリアはヒグマの生息地であり、木肌には多くの爪痕が
ありました。
写真はトドマツ、右の太いツルは山ぶどうとのこと。
ヤマブドウの実を食べる為に、熊はトドマツに登るのですね・・
ヤマブドウやサルナシのツルが絡まったトドマツには
たいてい爪痕があるそうです。
古い爪痕、新しい爪痕・・
「熊は臆病な生き物です、刺激しないことが大切です。」とお話されました。
ダケカンバ
森を抜け、五湖へ出ました。
「知床五湖は魚が居ません。何故なら、川の水が流れた歴史が無いからです。」
とのこと。
雪上には色々な動物の小さな足跡がありました。
イタチ、エゾクロテン(北海道の固有種)、ネズミ等、とのこと。
湖の中ほどは氷の薄い部分があるので、岸に近い、厚い場所を歩きました。
森の向こうに硫黄山1562m が見えました。
第一前衛峰、第二前衛峰、二つのピークから成る頂上は、
90年前の噴火で真ん中の部分が吹き飛んだということでした。
五湖→四湖へと進みます。
知床連山の全貌が見え始め、感動しました。
右は羅臼岳1660m
高架木道
展望所から流氷とエゾシカを望む
出発地へ戻り、スノーハイクが終わりました。
☆20年前の夏に訪れた折もガイドツアーに参加して
五湖を巡りました。その折の散策がとても勉強になり、
強い印象を受け、今も家族皆の良い思い出になっています。
今般、冬季の五湖へ訪れ、また無雪期とは違う貴重な体験が出来ました。
景色に見とれ、ガイド氏の説明でメモに書き損ねた事もあり、
それは反省のひとつですが・・・
雪に覆われた五湖と白い知床連山の眺めが今も忘れられません。
【午後:流氷ウォーク】
☆ウトロでお昼ご飯を食べ、一旦宿に戻って休憩を取った後、
流氷ウォークツアー(ガイドツアー)へ参加しました。
(参加者4名)
ドライスーツという頭から足先までが一体化した、
"濡れない、浮くつなぎ"を着て、ガイドさんに付いて出発!
間近に見る流氷は圧巻でした。
若くて可愛い女性のガイドさんはトコトコ、軽快に進みますが、
私、初めは怖くて、怖々怖々・・・進みます。
「ドライスーツを着ているので、万が一、落ちても大丈夫!」
とは言われるのですが・・。
2月の終わりに一旦、離岸してしまった流氷は、3月初めに大風と共に
再度着岸したそうです。
「その折に氷がダイナミックにぶつかり、この様なワイルドな氷山が
たくさん出来たのです!」とのことでした。
エゾシカの新しい頭蓋骨!
おそらくキツネが運んだそうです。そう言えばキツネが
流氷の上を歩いていました。エゾシカも歩きに来るそうです。
オホーツク海へドボン!
ガイドさんに指摘された、"ちょうど良い割れ目"へドボン!
初めは怖かったですが、不思議な感覚でぷかぷか浮きました。
「足でまさぐって氷の厚さを調べてみて下さい。」と言われ、
身体を九の字に曲げて足で氷を触ると、1m50cm~2m近くの厚みに
びっくり!
トドの様にオホーツク海から上がります。
ガイドさんが次はここで"滑り台"をしましょう!と。
「こうやって滑ってきてー!」と傾斜の付いた氷の上をス――ッと滑ります。
これも写真で見るより実際、怖いのです。氷の角に頭をぶつけそうで・・
やってみると、一瞬で滑り、割れ目に落ちました!
流氷ウォーク、氷上アクティビティも楽しく終わり、
再び宿へ送迎していただき、二日目の予定も無事、完遂です。
記事を読みながら流氷の上を歩く。スゲーな。
なになに、ドライスーツを着ているから落ちても大丈夫。なるほど。
オホーツク海へドボン! えっ?マジですか。
海にはまっている写真に目が点になりましたわ。
凄い体験をなさったんですね。さぞ、楽しかったのではないでしょうか。
では、お風邪など召されませんように。(笑)
流氷のアクティビティは数年前からずっと行きたかったので、
今般、実行出来てとても嬉しかったです。
20年ぶりでしたが、知床は本当に素晴らしい所で、またぜひ行きたいと思っています。