野へ山へ

2004年~

テント干し

2016年10月19日 | 日々

帰宅した翌日は天気が良かったので、公園でテントやシュラフを干しました。






左:ステラリッジ1人用(私用) 右:クロノスドーム1人用(夫用)

(拾い物)
剱沢のテント場でペグを拾いました。
場所はテントサイト中ほどの平たく四角い岩の下です。


montbell 7.5cm アルミVペグ
去年までのステラリッジテントに付属していたペグだと思います。
(現行のは6.5cmで穴開き)
埋まっていた状況から10/8に幕営したと思われますが・・


先端をヤスリで上手に研いであるので、
山行(幕営)は高山が多く、山歴が長い方だと思います。

余談
紛失ペグと言えば「遠藤先輩」(学生時代の先輩)
を思い出さざるをえません。
合宿において一本でもペグを失くすと、全員に体罰が下されました。
昔は三角テントだったので、ペグ一本でも失くすとテントが立たない
からでした。
ゆえに私は今でも自分のペグにはナンバリングして管理をし、
一本でも見失うと必死で探してしまいます。
合宿時は軍曹みたいな厳しい先輩でしたが、本当は優しく良い先輩でした。

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△剱岳③

2016年10月19日 | 山行記

テントを撤収し、下山の朝。


左のかたまりは今回の山行で出たゴミ、
右のmont・bellマークは衣類を入れた圧縮パックです。
衣類を薄いシート状に圧縮するとザックの中にスペースが空き、
テント泊時は良い感じです。


名残惜しいですが、さよなら剱沢、さよなら△剱岳、出発の時。



剱御前小屋(つるぎごぜんごや)まで上がり、ザックをデポして
△立山別山(べっさん)へ。


快晴で、北アルプスが360度でした。
△立山三山の各小屋まではっきり。


再び△剱を見ながら稜線歩き


富山湾、富山の街がよく眺望出来ました。


枯れた葉っぱ一本一本が氷結していました。


△別山(祠) 2,874m 


硯ヶ池 日本第二位の高所池だそうです。(凍っていました。)


△別山北峰 2,880m
△剱の見納め



今回、私はお酒(日本酒・ワイン)とおつまみをたくさん担いで来ました。
(小屋がクローズでビールやお酒類が買えないことを予期していたのです。)

最後の△別山用に残しておいたでワインを空けて全瓶(ビン)完飲。


△富士


△鹿島槍


△五竜、△唐松、△白馬槍、△白馬 …後立山の峰々もすっきり望めました。
あの山の向こう側に原さん一家(お友達)があるんだなあ・・・と思いながら。


今度こそ、さらば△剱。
雷鳥沢を経て室堂へ向かいます。


さすが雷鳥沢。紅葉した低木の実を一生懸命ついばんでいました。
(すでに羽根が少し白くなっていました。)


ナナカマドが真っ赤でした。


初日はガスでまったく見えなかったので、ゆっくりと景色を見ながら歩きました。


みくりが池


汗臭い山行の身体を清めに・・・


昔、社員旅行で泊ったことを思い出しました。
旅行は色々な班に分かれての行動で、私は竜王岳アタック班でした。
すごい積雪でラッセルが
厳しかったこと、新人だったので交代してもらえず
辛かったこと・・・今は良い思い出です。


モンベルフレンドショップ
手ぶらで来ても、うっかりサンダルで来ても、ここでばっちり揃えられますね。

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立山ケーブル
ケーブルの滑車は、黒部ダム建設時、資材運搬用に使ったものだそうです。
ワイヤー一本で急傾斜を引っ張っていることに驚きます。


往路と同じく、富山地方鉄道に乗って富山へ。
各駅の趣、車窓からの眺めを楽しみました。

2016.10/8~10/11  
 △剱岳・△立山別山
行程:~剱沢までは①に記述
   10/10剱沢テント場ー△剱岳 往復
   10/11剱沢ー剱御前小屋ー△立山別山ー剱御前小屋ー雷鳥沢ーみくりが池温泉ー室堂
       =(立山高原バス)=美女平=(立山ケーブル)=立山/立山=富山地方鉄道富山駅
       /JR富山駅=(北陸新幹線 はくたか)=JR金沢=(サンダーバード)=JR大阪
地図:山と高原地図 『剱・立山』
メンバー:夫・私
☆懐古話ですが・・・
学生時代に夏の合宿で、
室堂ー剱ー立山三山ースゴー薬師岳ー雲ノ平ー三俣蓮華ー双六岳ー槍ヶ岳ー横尾ー上高地まで
縦走をしたことがあります。
今般の剱山行で久しぶりに思い出し、あらためて地図上で確認するに、
アルプスの名峰を巡る素晴らしい行程だったことに今更ですが気付きました。
長い合宿だっただけにザック(キスリング)は尋常でない重さだし、
汗と汚れと日焼けの層を成した皮膚は剥けて身体じゅうが汚く、

ゆえに「早く上高地に下りたい。お風呂!」それしか思いませんでした。
ですが、久しぶりにその合宿の写真を見ると、全ての日が良いお天気で、
私も仲間達も
皆笑顔で、どのスナップも懐かしいばかりでした。

剱・立山は紅葉が終盤、冬直前の様相でした。
晩秋の眺望と雄大なカルデラを目に納め、今般も良い山行に終わりました。


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