NGKの南側、道具屋筋界隈が注目のエリアである。
友だちから、この近くに後輩が開店したから行ってみて…と言われてから、
あれよあれよという間に有名になって行った、立ち飲み屋「丑寅」。
立つことを少しも厭わない人間なので、美味いものを出す立ち飲みに行くと、
居酒屋でわざわざ座るだけの理由が見つけられない。
だいたい日本人はすぐに座りたがっていけねぇ。
マカロニサラダ 250円
あまから手帖1月号で、ポテサラに関しておっさん方と討論会をしたが、
ポテサラ好きはマカロニサラダ好きでもある。
単にマヨネーズ好きというだけではないか、という疑念もあるが。
北新地の料亭主人は、マカロニを茹でる際、固形でもいいからブイヨンで茹でると
美味いとのこと。
牡蠣しょうゆ焼き 350円
酒場で思い出したことを・・・
ボクはBS-TBSで「酒場放浪記」というのをやってる吉田類って方が苦手だ。
気分良く常連たちが飲んでいる酒場に勝手に入って来て、気やすく話しかける。
主人にはずけずけと人気の料理を聞いたりする。 しばらく黙って見ていれば解る。
酒場では黒ずくめの異質な人間に、突然、話しかけてなど欲しくない。
この前、たまたま点いていて見たが、まだ無反省に治っていない様子。
というか、一層悪化の一途をたどっている。
勝手に入ってきた店で、常連たちに乾杯を強要していた。空気をよまないにもほどがあろう。
全員の支払いを持ってくれるのなら、ニコニコ乾杯に応じようが、そんなことはあるまい。
太田和彦(両者呼び捨てご容赦)の静かに、自分の食べたいものは自分で決めるという姿勢が
懐かしくもうるわしい。大人の酒徒ならばしごく当たり前の話である。
新参者は空気を乱してはならない。
常日頃、お店にたくさんお金を落としている先輩方に気遣いを。
それぐらいのマナーあってもよろしかろう。
こんな酒場のルール解っていないで、酒場通みたいな顔されちゃあ、旦那ぁ、いけませんや。
まぐろのづけ 350円
とりたてて常連にもならない。 だから引き止められたりするのもかなわない。
いつ飲み始めて、いつ帰ってもいい。 濃密ではない代わりに風通しがいい。
但し、安く飲ませてもらってるんだから、詰め合わせるなど、店への協力は惜しまない。
ああ、ぐちぐちと愚痴を言ってしまったぁ。
せせり塩焼き 350円
立ち飲みで何時間も立ってるのがいるが、あれも愚の骨頂。
ダラダラと飲んでたら、他の客に話しかけたりせねば間が持たない。
さっと来て、さっと切り上げるのが粋というものだろう。
丑寅とは、北東の鬼門かぁ。
京都の丑寅の方角に叡山があり、鬼門ゆえ、最澄は延暦寺を建て、鎮護国家の礎とした。
もう一軒、お気に入りのスタンディングへ。
アタシにとっちゃ、一軒で帰れないのが鬼門だな・・・
難波千日前にある、立ち飲み「ぶんちゃっ」。
屋号がふるってるね。ご主人もミュージシャン。
根菜の筑前煮 だったかな
ミュージシャンなんて不健康なもんだけど、ここはおでんとベジタブルの店。
裏に住んでるチーコが仕事終わりにへとへとで、「マスター、おでんあるう?」と、
すっぴんで訪ねてきたのに居合わせたことがある。
なんかのんびりさせてくれる立ち飲み。これはマスター夫婦のなせる技。
むかごの塩茹で
椅子もあるけど、やっぱりあたしゃ立つのが好き。
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