年末から堺の実家に戻ったのだが、正月は正直気が重い。
我が家のおせち問題は非常に切実な問題をはらんでいる。
年の瀬、帰った時にはすでに三段のお重におせちが出来上がっていた。これ全て親爺が作るのである。
いいではないか。何がいかんのだ。 慌てなさんな。新鮮な厳選された食材を清潔な工程と共に作られたのならば何の文句もない。この真逆なのだから始末が悪い。実家の冷蔵庫は賞味期限がとっくに切れた食品のオンパレードなのである。
どうせ元旦の儀礼的なものに過ぎないのだから、少しありゃ充分。錦市場で買い集めてきますと言っているのに、重箱びっしり出来上がっていて、食えと言う。よく見りゃ煮〆の蓮根にカビが来てたりするわけよ、クリスマス頃にはもう完成してあるわけだから。もうアウト。古い食材だからと拒絶すると「出て行け!」みたいな騒ぎとなる。
だからといって、親爺とちがい、こちとらそういう食品に対して抗体を持ち合わせていない。持参したお重で元旦を迎えることになる。料理なんぞ一切せず、掃除だけでもやってくれれば百倍快適に過ごせるだろうに、そんな人の気持ちを思んばかる人格ではない。人間というのは年齢と共に丸くなるというのはウソだ。
というわけで、目をつぶれるところはつぶるのだが、我々が数日過ごせる空間は確保せねばいけないので、年末ぎりぎりの超特大大掃除となるのだ。ああ、近い将来ゴミ屋敷老人にならないことを祈るばかりだ。
年の瀬は小生作の鶏つくねちゃんこ。雑煮は義姉作のすまし。(残したつくねを入れてみた)そして我が家に戻っての白味噌仕立て。
酒は元天野酒の西條さんが堺の地酒復活を夢見ておくり出す「夢衆」。(難波新地「山三」で呑めます)
そんな訳で、正月のダメージからなかなか立ち上がれない。
まだ、幸せそうな他人の正月を見るとムカムカするのである。
(mixiからの転載)
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確かにそういう方もおられます。
けどその逆もまた然り。
あなたの老父、私の老母は、その典型かも。
お重、「教えて」とか何とか言って、一緒に作ったら?
「材料だけ買ってくから」「親父の味を盗みたい」と、とにかく一人で作らせない。
なんなら、クリスマスにはシュトーレンでも焼かせて。
これなら日持ちするし。
が、大変な掃除でエネルギーを持っていかれ、共作などの余力が残っていないのが現実。
母のいる頃だとそんなことも出来たんでしょうけど。
キッチンの状況など気にしない人ならば、一緒に教えて~などと言ってできるんでしょうけどね。
来年は分担を決めて、などと言うので、一切こちらに
任せて!と申しておりますが。
たぶん、師走の声を聞くと忘れて勝手に作り出しそうな気がします。勧めなきゃよしとしませう。
シュトーレンやらパネトーネ作るほどのタマぢゃなし。
おかんも頑固ですかい?