こんなお好み焼き屋が生き残っているとは、絶句してしまった。
友人に聞いて探して探して・・・諦めかけた辺りにある。
西国街道のさらに裏通りにあり、周辺は古い住居ばかり。
昔は子供の声があちこちから聞こえたんだろうな。
かつては駄菓子屋だったという、由緒正しいお好み焼き。
11時~16時 普通の人間はなかなか来れない。
豚玉 大650円 小500円
今みたいに一枚で食事となるお好み焼きではなく、小ぶりでかえって軽快。
バカでかい、何でも乗せようみたいなお好み焼きはどうもなぁ。
小さくて、腹にたまらないお好み焼きを食べ、ビール1本ぐらいが一番ぴったりくる。
今は使われていない、氷の冷蔵庫。
かき氷が評判だったという。昔のガラス器と匙を見せてもらった。
「今度、お餅持ってきたらいいわ、お好み焼きに入れたら美味しいよ」
今どきの創作メニューなんてやらない。
作りものではないアナクロニズム。
B級だかC級だか知らないが、ほんまもんだけが出せる味わい。
この佇まいである。
もう、懐かしくて涙が出そう・・・
時代を超えて、生き残って欲しいと祈るばかり。
屋号は伏せさせてもらうが、北摂にある骨董品的な一軒。
偶然、見つけた方はのどかな午後をお約束します。
昔はこういう店が何処の街にもあった。
「おばちゃ~ん」と駆け込んでくる小学生がいて、
買い食いしてるような子供にも、それなりに社会のルールを教える大人がいた。
昔の方が今よりはるかに豊かだったと思うんです。
原発やめたら江戸時代といった高学歴のバカがいましたが、
どうぞ戻せるものなら、戻していただきたい。
のんびり生きて行こうではありませんか。
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