マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

06.06.21  太陽と汗と大正ホルモン

2006-06-21 15:30:29 | 

 

          

大正というところ、駅前をちょっと裏に入っただけで昔の庶民の生活が残っていたりする。しもた屋風住まいもそこここに見られるのが懐かしい。
大正は大正時代に埋立地ができたことからその名がある。JR大正からどん突きの南恩加島辺りまでは、やたらバス交通が発達していて、とてもじゃないが歩けない。

南は工場地帯や。大正はもちろん地元衆も多いが、琉球からやってきた人も多い。
沖縄と大正を結ぶ航路があったことから、島々の労働力が大阪に集まり、日本のマンチェスターといわれた大阪の紡績産業に送り込まれた。しかも安く買い叩かれ、劣悪な労働条件だったという哀しい話もある。

ウチナンチュの食文化の名残りかもしれぬが、大正のホルモン焼きは豚が主体である。三泉商店街を北へ抜けた『まっちゃん』は43年続く、地元でも古参のホルモン焼き屋。夜ともなると、鉄板のグルリに男達が立ち、ホルモンの串を横咥えにして一杯傾けるのである。

ホルモンはテッチャンとキモ、アブラの3種。一口大に切った脂身を鉄板で炒めると、どんどんラードが染み出てくる。それを器で受けて、料理に使う。ホルモンは白い肉と赤い肉を組み合わせるのが常道。白だけではたよりなく、赤だけでは若干しつこい。てっちゃんは牛に較べてアッサリ食べやすい。アブラを塩で勧められる。この辺の餓鬼どもは「アブラ1本、塩で!」なんて抜かすらしい。ツウやのう。うむうむ、油っぽさが抜けて美味いでオッサン!額に汗して働いた後はやっぱりこれやがな。缶ビールではたよりないど!油をサッパリ流すには強いスピリット系が頂きたい。焼酎をもらおか。泡盛もええなぁ。

ここは沖縄そばの焼きそばや、チャンプルーなどのメニューもある。
千円でお釣りがジャラリ~ンと来る。 ええがな。This is 大正や。
まだ日は傾きかけたところ。 本ちゃんはコレカラやで!


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 06.6.19  北摂・中華の注目... | トップ | 06.6.26  トリロー・トレイ... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ようこ)
2006-06-23 19:35:57
おいしそーでござりまする。じゅる...

ホルモンLove!

アブラを塩で食べたい。



これは、炒めたやつを串に刺して売ってるんですか?
返信する
その通りざんす (マベサク)
2006-06-23 23:59:33
そう、そこで炒めたヤツを串に刺してくれるんでさ。

皿も出てこないので、食ってる最中の串を鉄板の端においていいかどうかは不明。

塩だの一味はパラパラと振りかけて、床に落としてました。



タン元をアブラと称する場合もあるけど、ここのはホンマもんの皮下脂肪。でもそれがしつっこくないねん。
返信する
ほんまうまそう (飲兵衛(修行中))
2006-06-24 00:34:58
うわ、「じゃりんこチエ」の世界ですね。

一度行ってみたい。

ほんで一升瓶からトクトクっと酒をコップについでもらって飲んでみたい。
返信する
飲兵衛さん (マベサク)
2006-06-25 23:03:55
よきでござんしょう?

じゃりんこチエの世界、そのものです。

大正にいていいのは、どこからともなく潮風が漂ってきたり、港湾関係の労働者がいたり、やっぱり海に近いんですな。



一升瓶からトクットクッと>

そうさねぇ、それが一番旨そうだわね。

コップにいっぱい表面張力するまで入れてもらって、受け皿にこぼしてもらったりするのもいいね~。

それも吟醸やらなんやらややこしいことは言わない。

酒といったら酒。しかも「冷や」といやぁ常温。そういう酒が似合うオヤジになりてぇなあ。そのためにゃなまくらなことやってずに、額に汗して働かなくてはいけません!
返信する

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事