先日行った茨木の『Jade Garden~翡翠園』という店。地元の寿司屋「魚庵すし若」の姉妹店だけに魚には自信あり。隣り合う寿司店に大きなイケスがあり、そこの中の魚を自由に使えるというわけだ。黒板に今日のお勧め料理があり、鯛の片身を薄造りにして黒酢ソース、ナッツや揚げ春巻を砕いたのを和えた広東風刺身、片方はジャスミン茶の香り蒸し、なんちう大技もあるが、高級感ある料理はとりあえずパス。
まずはすっぱ辛い「酸辣油」。こういうスープが夏場どんよりとした心身をシャッキリさせてくれる。これで猛然と食欲がわいてくる。「車海老のレモンソース」がなんとも快適ぞよ!カリッと揚がった海老にとろりレモンソースが爽やか。
同系では海老のマヨネーズやモッツァレラチーズ炒めもあって、どれも食いたい衝動にかられた。車海老3種のソースなんてできないものか?自家製蒸しパンが付くが上品過ぎる。小さい。そんなことを言うオレも小せぇなぁ、もう。
「鶏と茄子の豆鼓炒め」を経て、ホテル出身松井シェフのスペシャリテ、「上海蟹味噌煮込みそば」。実はこれを食いたくてノコノコ茨木にやってきた。上海蟹の旬は秋口だが、ここでは味噌を季節に取り出し、年中味わえるようにしてある。最後に卵黄と生クリームを使うカルボナーラ風。これが1500円。季節になったら値上げしてもいいから、上海蟹の身や味噌をゴロゴロ入れてもらいたい。
最後に「ジェイド炒飯」を。鮭・中国ハム・叉焼・海老・ササミ・玉子・大根の漬物・ネギ・レタスが入る。あとで魚の風味がしますが…と聞くと、魚を発酵させた調味料(魚醤にあらず、名前失念)を使うとのこと。パラパラだがシトッとして複雑な味がする。腹いっぱい、結構なりぃ。炒飯・餃子・ラーメンに留まらぬ中華料理屋ができるのは大歓迎だ。
美味いですよねぇ~。
八方師いわく「八光、これを食わすために
お前を芸能界入れたんや~。」名言です。
松井シェフ、まだいろんな技を持ってそうですね。まだまだしゃぶり応えのある料理人と見ました。
おもろい冷麺とか作ってほしいね。冷たい中華茶漬けとか。